2025.02.11
「海外の農業を学んでみたいとは思うけれど、農業で留学って何するの?」「農業留学の魅力は何?」実際、農業留学では何をして、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
本記事では、農業留学で学べる農業の種類や農業留学のメリット、そしておすすめの国についてわかりやすく解説します。
これを読めば、農業留学とは何かがわかり、新たな一歩を踏み出すためのヒントを得られますよ。農業留学で世界の技術を体感しましょう。
農業留学とは、海外で生活しながらその土地の農業を学ぶことをいいます。
農業留学にもいろいろありますが、実際に現地の人たちと一緒に農作業をしながら学ぶというスタイルが一般的ですね。
座学だけでは得られない、その土地の農業技術や知識、人々の農業に対する考え方等を体感的に習得する、それが農業留学です。
大規模農業やスマート農業、有機農業など、農業留学で学ぶことのできる農業は数多くあります。ファームステイやシェアハウスなど留学中の生活スタイルもさまざまです。
ここでは、農業留学の内容について紹介します。
国により異なりますが、農業留学で学べる農業の例として以下のようなものがあります。
野菜や果樹、花などの園芸作物だけでなく、酪農や養豚といった畜産農業もあり、自分の学びたい分野を選択できます。
日本と同じ作物や家畜でも、栽培および飼育の方法や技術、販売方法などその国や地域により異なる部分は多いでしょう。
個人農家と大規模農業企業とでは人材の使い方や働き方も異なりますよね。そのため、農業留学での学びの数は計り知れません。
農業留学中の生活スタイルもさまざまです。これも利用するプログラムや国、学習を行う農場により異なります。
仕事も生活も農家の方と共にするファームステイ、農家が提供する寮で他のスタッフと共に生活もしくは1人暮らし、シェアハウス等自分で部屋を借りて農場へ通うなどといった方法が一般的でしょう。
普段の生活の中にもたくさんの学びがあるため、留学先を選ぶ際、生活スタイルにこだわってみるのもいいですよ。
農業留学中は、基本的に朝が早いです。日の出と共に起き、日暮れと共に休む、農家らしい生活スタイルですね。
休日は農家により異なります。日曜祝日休みと固定されているところもあれば、繁忙期は一か月程まとめて働き、その後数週間まとめて休むというところもあります。
以下、一日のスケジュール例を紹介します。
■日曜、祝日休み
■生活スタイル:シェアハウス、自炊
4:30 | 起床弁当準備・朝食・身支度 |
5:30 | 出発 |
6:00 | 午前の作業開始(休憩あり) |
12:00 | 昼食・休憩 |
13:00 | 午後の作業開始 |
18:00頃 | 作業終了(日によって異なる) |
18:30頃 | 帰宅、シャワー |
19:00頃 | 夕食 |
19:30 | 自由時間 |
22:00 | 就寝 |
■不定休(2週間の内で2、3日程休みあり)
■生活スタイル:ファームステイ、農家さん家族と共に家事
5:40 | 起床、身支度 |
6:00 | 朝の作業 |
8:30 | 朝食づくり、朝食 |
9:30 | 午前の作業開始 |
11:30 | 昼食づくり、昼食、休憩 |
13:30 | 午後の作業開始 |
19:00 | 夕飯づくり・夕飯 |
20:30 | 作業終了 |
20:30 | シャワー、自由時間 |
22:00 | 就寝 |
農業留学では技術や知識を学べるだけではなく、人々との触れ合いを通して考え方の違いを知ることや語学の上達を図ることもできます。
ここでは具体的なメリットについて紹介します。
農業留学のメリットは、実践を通じて農業の技術や知識を習得できることです。
大型の機械を使用しての収穫作業、最先端技術を導入した栽培管理など、日本ではまだ見たことのない技術を使用して作業を行うこともあります。
座学だけでは習得できない、「使える力」を身につけられることが農業留学の魅力といえるでしょう。
農業留学では、海外の技術を習得するだけでなく、海外と日本の農業の違いを知ることができます。
そうした中で、日本農業の魅力を再発見できることも農業留学のメリットの一つだといえるでしょう。
日本農業の魅力に気づき、強みを活かす!これは日本農業の発展に向けて重要なことですよね。
現地の人たちと農作業を共にする中で、人々の働き方に対する考え方の違いを感じられることがあるでしょう。
「働くこと自体を美徳」とする風潮のある日本に対し、仕事は「休みを満喫するための手段」という考え方を持つ国は少なくありません。
海外の人の、どれだけ早く作業を終わらせられるかに重点を置いた仕事スタイルには、日本人の想像をはるかに超えるほどの迫力があります。
そうした価値観の違いを感じられることもまた魅力の一つです。
農業と語学の両方のスキルを同時に身につけられることも農業留学の魅力の一つです。
現地の人たちと生活や作業を共にするうえで、「会話」は欠かせませんよね。海外の人たちは積極的に話しかけてくれるので、話す機会は必然的に多くなります。
また、「せっかく海外まで来たのだから、より多くのことを学んでやる」と、高いモチベーションを維持することでよりスキルは身につきやすくなるでしょう。
農業技術と知識、農業用語や日常会話など、農業留学では将来役に立つスキルを一度に身につけることができます。
ヨーロッパの国々やオーストラリア、アメリカなど農業留学できる国はたくさんあります。ここでは、おすすめの国を3つ紹介します。
農業留学におすすめの国の一つ目は、オランダです。オランダは、日本の九州と同程度の国土面積ながら、食糧輸出量世界第2位を誇る農業大国ですね。
ここでは、主にスマート農業について学ぶことができます。生産から流通、販売に至るまで、あらゆる場面でコンピュータ技術が駆使されているオランダの農業には、きっと驚かされることでしょう。
小さい面積で高い生産性を実現させるための技術や工夫が詰まったオランダで、農業を学んでみるのはいかがでしょうか。
畜産農業を学びたい人には、デンマークがおすすめです。
北欧の最南端に位置するデンマークは、土地が平たんなことから畜産業に優れており、大規模な酪農や近代的な養豚経営等について学ぶことができます。
デンマークの国土面積も日本の九州と同程度と小さいながら、その土地に適した農業に特化したことにより、大規模な農業生産を可能にしています。
小さな国デンマークで、豊富な技術や知識を学んでみるのもいいですよね。
オーストラリアも、農業留学におすすめの国です。オーストラリアは大規な農業大国であり、東京ドーム10個分、東京ディズニーランド5個分といった規模で農業が行われています。
オーストラリアといえば、オージービーフのイメージがありますが、果樹や野菜の生産も盛んです。
マンゴーやバナナ、ブルーベリーにライチ、ジャガイモ、トマト、落花生などさまざまな種類の作物を体験できることもオーストラリアに農業留学する魅力の一つですね。
また、場所にもよりますが、オーストラリアは比較的治安もよく、日本人の移住者も多いため、海外で暮らすことに不安がある人にもおすすめですよ。
農業留学は、農業を勉強している学生や将来農家として活躍したいと考えている人、農業や食に興味のある人、語学と農業を同時に学びたい人におすすめです。
現地の優れた技術や知識、物事に対する価値観の違いを体感的に学ぶことができますよ。
農業留学では、言葉や文化などに慣れない環境下で、実際の農業現場での農作業に挑戦します。そのため、想像以上に体力と精神力が必要とされることでしょう。
困難な状況でも果敢に挑んでいける人、またそういった力を身につけたい人はぜひ、農業留学に挑戦してみてください。
ここでは、農業留学のよくある質問について回答します。
求められる学歴は、利用するプログラムや国により異なります。高校卒業以上の学歴があると、学びの幅は広がるでしょう。
プログラムによっては大学もしくは専門学校で学んでいる在学生、大学もしくは専門学校卒業後2年以内の人といった条件を定めている場合もあります。
興味のある農業留学の参加条件を確認してみましょう。
日常会話がなんとかできるくらいの語学力がある方がよいと思います。
現地の農業者の話す言葉は、知っている単語でも癖が強すぎて聞き取れないということが多いです。そのため、語学力がゼロに等しい状態で理解することは難しいでしょう。
ただし、言葉は触れるうちに身につくものなので、できないことを理由に留学をあきらめる必要はありません。
プログラムによっては語学学習期間が含まれているものもあるので、自分に合った留学スタイルを探してみてくださいね。
海外で農業を学ぶ人を対象にした国からの補助金制度がいくつかあります。
例えば、農林水産省の「農業教育高度化事業」では最大60万円(返済不要)が支給されます。交付条件等については農林水産省のホームページから確認してください。
農業留学では、実践を通じて現地の農業技術や知識、人々の考え方等を学ぶことができます。実際に体験するからこそ得られる学びの数は計り知れません。
ぜひ、農業留学で世界の農業を体感してみてはいかがでしょうか。この記事を参考にして、自分に合った留学スタイルを選んでみてくださいね。