2025.02.02
フィリピン留学といえばセブ島留学を真っ先に思い浮かべがちですが、実はセブ島以外にも様々な地域に語学学校があり、海外から留学生を受け入れています。バコロドも、その一つです。
「バコロドとセブ島のどちらに留学すればいいのかな?」と迷っている方もおられることと思います。
そこで、フィリピン留学の経験が豊富なプロが、あなたの悩みを解決します!
この記事では主に、
についてお答えしていきます。バコロド留学に興味がある方は、ぜひ目を通してくださいね。
この記事であなたの次の悩みが解決します。
バコロドは「City of Smiles(微笑みの街)」と呼ばれ、フレンドリーな住民が多く、平和で落ち着いた生活環境を特徴としています。
治安が良く、生活コストも比較的安いため、留学生にとって魅力的な留学先といえます。ここではバコロドの特徴について詳しくご紹介します。
バコロドは、フィリピン中部にあるネグロス島の北西部に位置するネグロス・オクシデンタル州の州都です。
ちょうど海を挟んでセブ島の対岸に位置しており、他の主要な島々へのアクセスも容易なことから、古くからビジネスや観光・農業の面でも重要な地域として栄えてきました。
ネグロス島の豊かな自然と農業地帯に囲まれながらも、地理的に重要な拠点として発展してきたバコロドは、都市としての利便性も兼ね備えています。
地方都市ではあるものの、バコロド留学であれば勉強に集中しながら都会らしい快適な生活を送ることを期待できます。
バコロドは人口約60万人を抱えるネグロス島最大の都市です。
商業や農業の中心地として発展してきたバコロドは、フィリピン国内でも4番目に大きな都市にあたるため、ドゥマゲッティなど他の地方都市に比べると都会らしい雰囲気を感じられます。
それでもマニラやセブのような大都会とは異なり、都市部はコンパクトにまとまっています。ほとんどの主要施設や観光スポットへは、タクシーやジプニーを使うことで10分前後で移動できます。
大都市でありながらも騒がしさや混雑は少なく、街を短時間で移動できることから、利便性に優れた都市といえます。
また、街全体が穏やかでフレンドリーな雰囲気に包まれていることも、バコロドの特徴です。
フィリピン中部に位置するバコロドは、典型的な熱帯モンスーン気候に属しています。年間を通して気温が高く、平均気温は25℃~30℃程度と常夏のような気候が続きます。
季節は乾季(11月~5月)と雨季(6月~10月)の2つに分かれ、乾季には晴天が多く、雨季には短時間のスコールがよく見られます。雨季でも一日中雨が降り続くわけではなく、降雨後はすぐに快晴になることが一般的です。
生活環境としては、大都市としての利便性に優れています。ショッピングモールやレストラン、カフェなども充実しており、生活に必要なものはすべて揃います。
ことに地元の市場へ行けば、新鮮な野菜やフルーツを安価に購入できます。外食も簡単に行えるため、留学中に日常生活で困ることはまずありません。
バコロドはフィリピン留学の選択肢として人気がありますが、いくつかのデメリットも存在します。
特に、アクセスの不便さや娯楽施設の少なさ、語学学校の数の少なさが、留学生にとって不満となる場合があります。
ここでは、バコロド留学における具体的なデメリットについて詳しく説明します。
バコロドには国際空港がないため、日本からの直行便はありません。マニラまたはセブを経由して国内線でバコロド・シライ空港に飛ぶ必要があります。マニラからは飛行機で約1時間、セブからは約30分かかります。
単に移動時間だけではなく、直行便のあるマニラやセブと比べて乗り継ぎのための待ち時間が発生するため、バコロドへのアクセスはやや不便です。
さらに、バコロド・シライ空港の規模が小さく、国内線の便数が限られていることもデメリットです。特にピークシーズンや大型イベントが開催される時期にはフライトが満席になることもあり、航空券がとれないこともあります。
日程に余裕のない短期留学をする場合は、移動時間や乗り換えが多いバコロド留学には、細心の注意が必要です。
バコロドへのアクセスには一定の不便さを伴うものの、都市自体には快適で安全な生活環境が整っています。
バコロド留学の大きなデメリットとして、フィリピンの他の留学先と比較すると語学学校の数が少ないことをあげられます。
ことに多くの語学学校が集まるセブやマニラと比べると、その数は圧倒的に少なく、規模も小さいため、語学学校の選択肢は限られます。
ビジネス英語力を高めたい、あるいはTOEICやIELTSなどの試験対策を行いたいなど特定のニーズや目的に合わせたコースを希望する場合は、選択肢が少ないだけにバコロド留学は不向きといえそうです。
逆に基本的な英会話やマンツーマンによる短期集中型のコースを選びたい場合は、カリキュラムやコースにこだわる必要はないため、バコロド留学でも十分に満足できます。
バコロドは地方都市としては発展していますが、セブやマニラのような大都市と比べると娯楽施設やナイトライフの選択肢が限られます。
留学中でも息抜きとして都会的な娯楽や刺激を求めたい場合は、バコロドでは物足りないと感じるかもしれません。
バコロドにはバーやカフェはそれなりに揃っていますが、華やかなクラブはありません。夜遅くまでナイトライフを楽しみたくても、選択肢は限られます。
また映画館やレジャースポット、商業施設やショッピングモールはあるものの、セブやマニラのような大きな規模の娯楽施設はわずかしかありません。多様なアクティビティを求めるには無理があります。
バコロド留学には多くのメリットがあります。フィリピンのなでも治安が良く、物価が安いことから、留学生にとって安心して生活できる環境が整っていることは、最大のメリットです。
都会の喧騒を離れ、落ち着いた静かな街で学業に集中できる環境が揃っていることも魅力です。ここでは、バコロド留学の具体的なメリットについて解説していきます。
バコロドはフィリピン国内でも治安の良い都市として知られています。
また、住みやすい都市としても有名です。フィリピン政府が実施する「最も住みやすい都市」調査にて、バコロドは1位に選ばれたこともあります。その理由として最も多かったのが「犯罪率が低いから」です。
大都市の割りに犯罪率が低いのは、セブのような大都会に比べて観光客や外国人留学生の数が少なく、窃盗や強盗などの軽犯罪に巻き込まれるリスクが低いためといわれています。
それでも夜間の外出や人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な安全対策を講じる必要があります。
油断は禁物ですが、それでも初めての留学や海外生活に不安を抱えている人にとっては、犯罪に巻き込まれるリスクが相対的に低いバコロドは、留学先として安心です。
日本人が少ないことは、バコロド留学の大きなメリットの一つです。
バコロド留学は日本ではまだ馴染みが薄いため、セブやマニラと比べると日本人留学生の数が少なく、授業や日常生活において日本語を使う機会はほとんどありません。
そのため、バコロドでは現地の人々や日本人以外の留学生との交流が中心となり、自然と英語を使う機会が増えます。英語漬けの環境に身をおくことで、実践的な英語力がつくことを期待できます。
また、娯楽施設が少なく、ナイトライフも限定されることから、バコロドには英語学習に集中できる環境が整っています。
実践的な英語力を磨き、短期間で英語力を効果的に伸ばしたいのであれば、バコロド留学は魅力的です。
物価が安いことで知られるフィリピンですが、バコロドは地方都市だけにフィリピンのなかでも、さらに物価が際だって安いことで知られています。
家賃や食費、交通費などの生活費全般がかなり低いため、余裕をもって生活することができます。
コストパフォーマンスに優れるバコロド留学は、低予算で留学を検討している人にとって最適な環境といえます。
バコロドは都市としての利便性を保ちながらも、自然豊かな環境に囲まれており、リフレッシュできる観光スポットを数多く抱えています。
留学の合間に大自然を満喫し、フィリピンの美しい風景を楽しめるのは、バコロド留学の大きな魅力です。
たとえば、バコロドから車で1時間ほどの距離にある「マウンテンリゾート・マンブカル」は、人気の高い自然リゾートです。
温泉やプール、滝があり、トレッキングやハイキングを楽しむことで、勉強に疲れた身体も心もリフレッシュできます。リゾート周辺には豊かな森林が広がっており、フィリピンならではの自然を体験できます。
またバコロドはフィリピン最大の砂糖生産地としても有名です。周辺に足を伸ばせば、どこまでも広がるサトウキビ畑を見ることができます。ハシエンダ(大農場)やコロニアル様式の邸宅など、その歴史や文化を感じることができる観光スポットも数多くあります。
他にもリゾート地もあればビーチも豊富にあり、シュノーケリングやダイビングを楽しんだり、アウトドアアクティビティを思いっきり興じることもできます。
バコロド留学であれば、勉強と遊びのバランスを取りながら充実した留学生活を送ることができそうです。
フィリピン留学を検討する際、バコロドとセブ島のどちらに留学すればよいのか迷う人も多いことでしょう。どちらの都市もそれぞれ異なる魅力を持ち、留学スタイルや目的によって最適な留学先が変わってきます。
バコロドとセブ島のどちらが自分に合っているかを判断するためには、留学に何を求めるのか、どのような環境を希望するのかを明確にすることが大切です。
ここではバコロドとセブ島のそれぞれの特徴やメリットを比較し、どちらが自分に合った留学先かを見極めるコツを紹介します。
バコロドは治安の良さや物価の安さ、落ち着いた生活環境が魅力です。特にコストを抑えながら安全に留学生活を送りたい方にとって、最適な留学先といえます。
また、都会の喧騒を離れ、自然豊かな環境で勉強に集中したい方や、日本人が少ない環境で英語漬けの留学生活を送りたい方にとっても、理想的な留学先です。
バコロドはフィリピンのなかでも治安が良い都市として知られており、犯罪発生率が低く、留学生にとって安心して生活できる環境が整っています。
セブ島の治安も高く、安心して暮らせますが、初めての留学や海外生活に不安を感じている方で、より治安に優れた留学先を選びたいのであれば、バコロドの方が向いています。
生活費を抑えたい留学生にとって、セブよりも物価が安いバコロドは理想的です。生活費を少しでも抑えたいのであれば、バコロド留学に軍配が上がります。
バコロドには日本人留学生が少ないため、日本語でコミュニケーションのとれるシーンは、ほぼありません。英語を日常的に使わざるを得ない環境に身を置けるため、実戦的な英語力が自然に身につきます。
短期間で英語力を効率的に伸ばしたい方や、国際的な環境で勉強したい方にはバコロドは適しています。
セブに比べて娯楽やナイトライフの少ないバコロドは、自然に学業に集中できる環境が整っています。あえて誘惑を断ちきり集中して学びたい方には、バコロドの落ち着いた環境が最適です。
セブ島は語学学校の数が多く、コースの多様性が豊富です。語学学校の選択肢が多いことは、セブ留学の魅力です。
また、都会的な刺激やアクティビティ、ナイトライフを楽しみながら、勉強とリフレッシュのバランスを取りたい方であれば、セブ島留学の方が向いています。
セブ島は日本からの直行便が運航されているため、アクセスが非常に便利です。一方、バコロドは直行便がないため、セブやマニラで国内線を乗り継ぐ必要があります。
乗り継ぎ便の数も少ないため、セブ島に到着する時間の倍以上の移動時間を要することも珍しくありません。短期間の留学や頻繁に帰国したい方、移動のストレスを減らしたい方であれば、セブ島留学の方が便利です。
セブ島は語学学校が豊富なため、さまざまなカリキュラムやプログラムを選べます。自分の学習スタイルや目標に合った学校を選びたいのであれば、セブ島留学が向いています。
バコロドは語学学校の数が少ないため、選択肢が限られてしまいます。
大都市であるセブには、ショッピングモールやレストラン、カフェ、映画館など、都会的な施設が充実しています。
留学生活の傍らで娯楽やナイトライフを楽しみたい方、活気ある街での生活を求める方には、セブ島留学が最適です。
セブ島にもバコロドにも観光スポットやアクティビティが充実していますが、その多彩さを比べれば、セブが勝ります。
週末や休日にリフレッシュしながら、飽きの来ない多彩な観光を楽しみたいのであれば、セブ島留学がおすすめです。
セブ島は観光地としても留学先としても人気があり、世界中から多くの留学生や観光客が集まります。
多国籍な環境で異文化交流を楽しみながら英語を学びたいのであれば、セブ島は理想的な留学先です。
バコロド留学を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
フィリピン留学は手頃な価格にて効果的な英語学習環境が得られることで、近年非常に人気が高まっています。
特にマンツーマンレッスンが充実している点は大きな特徴です。マンツーマンレッスンは短期間で集中的に英語力を伸ばしたい人にとって理想的な学習スタイルです。
英語はフィリピンの公用語であるため、日常生活でもフィリピン人と英語を使ってコミュニケーションをとる機会が多く、学んだ知識をすぐに実践で活かすことができます。
欧米への留学に比べると、授業料や生活費をかなり安く抑えられることもフィリピン留学の人気が高い原因のひとつです。
フィリピンには語学留学に向いている街が複数ありますが、都会としての利便性を確保しつつも静かな落ち着いた環境で勉強に集中したい人、留学費用をできるだけ抑えたい人にはバコロド留学がおすすめです。
温かくフレンドリーな住民が多くいること、治安が良いことなど、バコロドには留学生にとって安全で住みやすい環境が整っています。
他のフィリピンの大都市に比べて物価が安いことも、バコロド留学のおすすめできるポイントです。
生活費のなかで大きな割合を占める家賃は、セブやマニラの半分ほどの予算で済ませる留学生が多くいます。相場としては1ヶ月あたり約10,000~15,000ペソ(約26,000~39,000円)ほどです。
食費も安く、ローカルの食堂や市場を利用することで、1食あたり50~100ペソ(約130~260円)もあれば十分です。
バコロド市内の移動にはジプニーやトライシクル(バイクタクシー)が使われており、感覚としては1回の乗車あたり10~20ペソ(約26~52円)ほどと非常に安価です。市内はコンパクトにまとまっているため、主要な施設や観光地へも短時間でアクセスできます。
バコロドには便利な都市生活と静かな雰囲気が共存しています。大都会のような喧噪からは離れることができるため、静かで落ち着いた環境のなか、集中して勉強に励むことができます。
治安の良さ、物価の安さ、そして自然豊かな環境が揃ったバコロドは、フィリピンでの留学先として優れた選択肢です。
さらにバコロドは「微笑みの街」として親しまれており、住民がフレンドリーで温かく、外国人でも過ごしやすい環境が整えられています。
バコロドは地方都市とはいえフィリピンで4番目に大きな都会にあたり、都会としての利便性も有しています。生活に必要なものは、何でも揃っている印象です。とはいえ大都会のような騒がしさはありません。
街中は混雑することもなく、静かで落ち着いた環境を保っています。勉強の合間に娯楽やナイトライフをそこそこ楽しみつつ、勉強に集中できます。
物価が安く、コストパフォーマンスに優れていることもバコロド留学のメリットです。安全で経済的な生活を送りたい方は、バコロド留学を検討してみてください。
もしバコロドでの留学が自分に合わないと感じる場合は、セブ島での留学を検討することをおすすめします。セブ島にはバコロドとは異なる多くの魅力があるため、別の角度からフィリピン留学を楽しめることでしょう。
事前にしっかりと情報収集を行い、自分にぴったりの留学先を選ぶことで、より楽しく有意義な留学生活を実現してくださいね。