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「but」の使い方完全整理|「しかし」だけではない英語の「but」

but| 「but」の使い方完全整理|「しかし」だけではない英語の「but」

英語の「but」は、中学英語の早い段階で登場する基本語ですが、大学生・社会人になってからも「実はよく分かっていない」「なんとなく使っている」という声が非常に多い表現です。

多くの学習者は「but」を「しかし」「でも」と訳して理解していますが、それだけでは 英語らしい「but」の使い方の半分も捉えきれていません

実際の英語では、「but」は単なる逆接以上に、

  • 相手への配慮を示す
  • 話の流れをコントロールする
  • 否定をやわらかく伝える

といった、非常に重要なコミュニケーション機能を担っています。

この記事では、「but」の基本から一歩踏み込み、

  • 文法的な役割
  • ニュアンスの違い
  • 「however / although」との比較
  • 大学生・社会人が間違えやすいポイント

を整理しながら、「使える but」を身につけることを目指します。

「but」の基本的な使い方とは?

英語の「but」は「しかし」「でも」と訳されることが多く、学校英語でも早い段階で学ぶ基本的な接続詞です。

ただし、実際の英文では単なる「逆接」以上の役割を持ち、文脈や前後関係によって微妙なニュアンスの違いを表します。

このセクションでは、「but」の基本的な使い方を押さえつつ、「どんな場面で使うのが自然なのか」「日本語のでもとどう違うのか」といったポイントを、例文とともにわかりやすく解説していきます。

「but」は「逆接」を表す接続詞

「but」の最も基本的な役割は、前後の内容を逆接(対立・対照)でつなぐことです。

例文:I like the design, but it’s too expensive.
(そのデザインは気に入っているけれど、値段が高すぎる。)

前半で肯定的な内容を述べ、後半でそれとは反対・制限となる内容を続けています。

ここで重要なのは、「but」は単に「反対のことを言う」のではなく、前の内容を一度受け止めた上で、別の視点を提示するという働きをしている点です。

前後の内容を対比させる役割があります

「but」がつなぐのは、必ずしも「肯定 vs 否定」だけではありません。

例文
He is young, but very experienced.
(彼は若いが、とても経験豊富だ。)
The task was difficult, but interesting.
(その課題は難しかったが、面白かった。)

このように、一見相反する特徴を並べることで、人物や物事を立体的に描写することもできます。

文と文をつなぐ「but」の使い方

英語の「but」は、文章の中で文と文をつなぐときにもよく使われる基本的な接続詞です。

前の文で述べた内容を受け止めつつ、次の文で反対の意見や追加の情報を示す役割があります。

このセクションでは、文と文をつなぐ「but」の使い方を例文とともにわかりやすく解説し、自然な英文を書くコツを押さえていきます。

肯定文+but+否定的な内容の基本パターン

最もよく使われるのが、次の形です。

肯定的な評価・事実 + but + 問題点・制限

例文
The idea is good, but it needs more data.
(そのアイデアは良いが、もっとデータが必要だ。)
She works hard, but she lacks experience.
(彼女は一生懸命働くが、経験が不足している。)

この構文は、

  • 相手を一度評価する
  • その上で課題を指摘する

という流れを作るため、ビジネスやアカデミックな場面で非常に重要です。

カンマ(,)を使う位置に注意しましょう

「but」で 2つの独立した文(SVがそろった文) をつなぐ場合、通常はカンマを置きます。

例文:I wanted to join the meeting, but I had another appointment.
(ミーティングに参加したかったが、別の予定があった。)

一方、後半が単語やフレーズの場合は、カンマは不要です。

このカンマの使い分けは、大学生・社会人ともに意外と見落としがちなポイントです。

例文:He is strict but fair.
(彼は厳しいが、公平だ。)

「but」が持つ意外なニュアンス

英語の「but」は単なる「しかし」という逆接の意味だけでなく、前の内容を一度受け止めたうえで、微妙なニュアンスや追加の情報を示す役割も持っています。

このセクションでは、日常会話やビジネス英語でよく使われる「but」の意外なニュアンス を例文とともに解説し、単純な「反対」を超えた自然な表現の使い方を押さえていきます。

否定をやわらげる「but」の使い方

「but」は、否定的な内容を ストレートに言いすぎないためのクッション としてよく使われます。

例文:It’s a good proposal, but we need to consider the cost.
(良い提案ですが、コストも考慮する必要があります。)

ここに「but」がなければ、「We need to consider the cost.」だけになり、やや冷たく・批判的に聞こえます。

「but」を入れることで、否定しているのではなく、建設的に補足しているという印象を与えることができます。

前置きとして使われる but の役割

会話では、文頭の「but」も非常によく使われます。

例文
But I thought you already knew.
(でも、あなたはもう知っていると思っていたよ。)

But wait, there’s one more thing.
(ちょっと待って、もうひとつあるよ。)

この「but」は、必ずしも「逆接」を明確に示すわけではなく、

  • 話題転換
  • 注意喚起
  • 軽い異議申し立て

といった 会話上の合図 として機能します。

「however」や「although」との違いを理解しましょう

英語では「but」のほかに、「however」や「although」も逆接の意味でよく使われます。

しかし、それぞれ使い方やニュアンスには微妙な違いがあります。

このセクションでは、「but」「however」「although」の違いを具体的な例文とともに解説し、適切な場面で自然に使い分けられるポイントを押さえていきます。

「but」と「however」の使い分け

「but」と「however」は、どちらも「逆接」を表しますが、役割とフォーマル度が異なります。

  • but:口語的・直接的
  • however:書き言葉寄り・論理的

例文
The plan is risky, but it could work.
(その計画はリスクがあるが、うまくいくかもしれない。)

The plan is risky; however, it could work.
(その計画はリスクがある。しかし、うまくいくかもしれない。)

「however」は文と文の関係を論理的に整理する役割が強く、レポートや論文で好まれます。

「but」と「although」の文構造の違い

「although」は接続詞ですが、従属節を作る点が「but」と大きく異なります。

例文:Although the plan is risky, it could work.
(その計画はリスクがあるけれど、うまくいくかもしれない。)

この場合、「although 節」は主節を補足する立場になります。

一方、「but」は 対等な2つの情報 を並べます。

この構造の違いを理解していないと、文が不自然になりやすいので注意が必要です。

大学生・社会人が間違えやすいポイント

英語の「but」は基本的でよく使われる接続詞ですが、大学生や社会人でも意外と間違いやすいポイントがあります。

例えば、カンマの有無や文のつなぎ方、ニュアンスの微妙な違いなど、ちょっとした使い方の差で文章や会話の印象が変わってしまいます。

このセクションでは、実務や学業でよくある「but」の間違い例と正しい使い方をわかりやすく解説していきます。

日本語の「でも」をそのまま当てはめるミス

日本語の「でも」は非常に万能で、

  • 逆接
  • 話題転換
  • 前置き

などを一語でカバーします。

これらすべてを「but」で置き換えてしまうと、英語では文章の論理が雑に感じられたり、子供っぽい印象を与えてしまうことがあります。

フォーマルな文章での注意点

ビジネス文書やレポートなどのフォーマルな文章では、文頭に「but」を置いたり、「but」を多用することは避けたほうが無難です。

理由は、口語的・カジュアルな印象を与えてしまい、文章全体の論理的な流れが弱く感じられることがあるからです。

その場合は、「however」「nevertheless」「on the other hand」などの接続表現を使い分けることが重要です。

  • however:前の文と対照的な内容を述べるときに使う、最も一般的でフォーマルな表現
  • nevertheless:前の文の内容を認めつつ、それに反する情報を強調したいときに使う
  • on the other hand:二つの意見や事柄を比較・対比する場合に使う

これらを適切に使うことで、文章の論理が明確になり、読み手により丁寧で説得力のある印象を与えることができます。

例文で理解する「but」の使い方

英語の「but」は、文の意味やニュアンスを大きく変える重要な接続詞です。

基本的な逆接の使い方から、否定をやわらげる表現や文頭での会話的な用法まで、例文を通して具体的に理解することが上達の近道です。

このセクションでは、さまざまな例文を使って「but」の使い方を実践的に学びましょう。

日常会話でよく使われる例文

日常会話では、「but」は単なる「しかし」以上に、気持ちや状況の対比を自然に表現するために柔軟に使われます。

例文
I want to go, but I’m too tired.
(行きたいけれど、疲れすぎている。)
It’s simple, but effective.
(シンプルだけれど、効果的だ。)

このように、日常会話では「but」を使うことで、文の流れを自然にしたり、柔らかく意見を伝えたりすることができます。

ビジネスシーンで使える例文

「but」はビジネスのシーンでも使われることがあります。

前半で評価や感謝を伝え、「but」でつなぐことで後半の判断や条件を柔らかく伝えるのが定番の構造です。

例文
The results are promising, but further analysis is required.
(結果は有望ですが、さらに分析が必要です。)

We appreciate your suggestion, but we have decided to take a different approach.
(ご提案ありがとうございます。しかし、別の方法を採用することに決めました。)

まとめ

「but」は単なる「しかし」ではなく、

  • 対比を示す
  • 否定を和らげる
  • 会話をスムーズにつなぐ

といった多機能な接続詞です。

日本語の感覚だけで使うのではなく、相手にどう伝わるかという視点で「but」を使えるようになると、英語は一段と自然で洗練されたものになります。

英語学習は、日々の小さな積み重ねが大きな力になります。

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