セブ島のトイレはこんなに違う!旅行・留学前に知っておきたい現地の常識とは? | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】

セブ島観光

2025.07.12

セブ島のトイレはこんなに違う!旅行・留学前に知っておきたい現地の常識とは?

7 1| セブ島のトイレはこんなに違う!旅行・留学前に知っておきたい現地の常識とは?

フィリピン・セブ島で、意外と戸惑う場面のひとつが「トイレ事情」です。

日本のような清潔な公共トイレや、当たり前のように備わっているウォシュレット・便座・トイレットペーパーは、セブ島にはないことが多く、現地特有のスタイルに驚く人も少なくありません。

本記事では、現地でのトイレの呼び方や利用方法、紙の扱い方から清潔度の目安、持参すべきアイテム、そして不安なくトイレを使うための心構えまで、初めての人でも安心できるよう分かりやすく解説します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

セブ島のトイレで知っておきたい基本ルール

セブ島と日本のトイレ事情は大きく異なります。

事前に現地のトイレ事情を知っておくことで、慌てずに対応でき、ストレスの少ない滞在が可能になります。

ここでは基本的なマナーや注意点をまとめました。

CR(Comfort Room)という名称で通じる

フィリピンではトイレのことを「CR(Comfort Room)」と呼ぶのが一般的です。

セブ島でも「Where is the CR?」と尋ねれば、ほぼ間違いなく通じます。

ですが、モールやホテルなど観光客の多い施設では「Restroom」「Toilet」なども併記されていることが多く、英語表記ならほとんどの場所でこれらの言い方でも問題ありません。

トイレットペーパーは常備されていない

セブ島の多くの公共トイレには、個室内にトイレットペーパーが設置されていないケースが多いです。

設置されている場合でも、洗面台付近にロールが備え付けられており、必要な分をあらかじめ取ってから個室に入る方式が一般的です。

そのため、携帯用ティッシュペーパーや芯なしのミニトイレットペーパーを常に持ち歩く習慣をつけておくと安心です。

ペーパーは流さずゴミ箱に捨てる

フィリピンでは排水管が細く、水圧も低いため、トイレットペーパーをトイレに流すと詰まる原因になります。

そのため、多くのトイレではペーパー類は備え付けのゴミ箱に捨てるルールになっています。

このシステムは、モールやホテルなど整備された施設でも同様な場合があるため、案内表記に従ってください。

便座がない場合がある

格安のレストランや一部の公共施設では、便座が取り外されていることがよくあります。理由は、衛生面や盗難防止のためです。

便器の上に直接腰かけず、中腰姿勢(空気イス)で使用するのが現地での一般的な利用方法です。

観光客向けの施設では便座付きのトイレが増えてはいるものの、事前の心構えがあると安心です。

ウォシュレットや音姫は基本なし

日本で一般的なウォシュレットや、排泄音を隠す「音姫」のような装置は、セブ島ではほぼ見かけません。

また、流水音で音をカモフラージュする文化もないため、特に女性は最初は戸惑うかもしれません。

気になる人は携帯用消音グッズや、スマホで音楽を流す、あらかじめ音が目立たないBGM付きのトイレを探すなどの工夫も有効な方法です。

日本人旅行者が避けたいトラブル回避と快適利用術

セブ島のトイレは、日本の清潔で整った環境とは異なる点が多く、慣れていない旅行者は戸惑うこともあります。

ここでは、現地でありがちなトラブルや不快感を回避し、快適にトイレを使うための工夫を紹介します。

鍵や扉の不具合に注意

古い施設や簡易的なトイレでは、ドアの鍵が壊れていたり、しっかり閉まらなかったりする場合があります。

特にローカルの食堂やバスターミナル、公園などではその傾向があります。

トイレに入る前に、扉がきちんと閉まるか、鍵が掛かるかを確認しましょう。

どうしても不安な場合は、フロントにトイレの状況を尋ねるのもひとつの方法です。

水の流し方が施設によって異なる

日本ではレバーをひねるだけで水が流れますが、セブでは水を流す方法が場所によって違います。

  • レバーハンドル式:ホテルや新しいカフェなどに多く、日本と似た操作で使用できます。
  • バケツで流す方式:バケツに水を汲み、手桶で便器に流すスタイル。

水道から直接水が出ない場合や、節水の目的で採用されています。

  • シャワー(水洗ビデ)で流す:便器の脇にシャワーが付いていて、それで流すタイプ。

床が濡れている場合が多く、滑らないよう注意が必要です。

このように、いくつかの方法があるため、慣れない操作に戸惑わないよう、使い方を事前に確認しておくことをおすすめします。

洗面台に石鹸・ペーパーがないことも

手を洗いたいと思っても、洗面台に石鹸がない、あるいはハンドペーパーが補充されていないことも少なくありません。

セブ島では、石鹸の代わりに液体ボトルが置かれているケースもありますが、空だったり水で薄められていることもあります。

そのような場合に備えて、携帯用アルコールスプレーや除菌ウェットティッシュを持ち歩くと安心です。

特に公共施設では清潔感に不安を感じることもあるため、衛生グッズの携行はトイレ対策の基本といえます。

セブ島の施設タイプ別トイレ事情

セブ島のトイレ環境は、場所によって大きく異なります。

ここでは観光客や留学生がよく利用する施設ごとに、トイレの清潔度や使い勝手の目安をご紹介します。

高級ホテル

シャングリ・ラホテルやクリムゾンなどのリゾートホテル、ラディソンブルなどの高級ホテルでは、トイレットペーパーや便座の設置はもちろん、清掃が行き届いており快適に利用できます。

ウォシュレットこそありませんが、手洗い場には石鹸とペーパーが完備され、旅行者でも安心して使えるレベルです。

宿泊者でなくても、レストランやカフェ利用時にトイレを借りることが可能な施設もあります。

主要モール(アヤラ/SMシティなど)

アヤラモール、SMシティセブといった大型商業施設のトイレは、比較的新しく清潔な印象です。

ただし、同じモール内でも、場所により多少トイレの新しさや清潔度に違いがあります。

例えば、SMシティでは、ノースウィングのトイレは新しいですが、メインウイングのトイレは、少し古く清潔度も下がります。

個室内には紙がないことも多いため、入り口付近や洗面台の横にある「共用トイレットペーパーディスペンサー」で、使う分だけ取る必要があります。

女性用トイレは混み合う時間帯もあるため、時間に余裕をもって利用すると安心です。

ローカルモールや路上のトイレ

ロビンソンズやガイサノなどのローカルモールや、バスターミナル、マーケット周辺の公共トイレでは、設備が古く、清潔感に欠けるトイレも見られます。

便座がなかったり、扉が壊れていたりすることもあるため、なるべく他の施設を利用することをおすすめします。

カフェやレストラン

スターバックスやBo’s Coffeeといったチェーン店のトイレは比較的安定しています。

小規模ローカルカフェや観光客向けではないローカル食堂の場合は、トイレの有無自体が不明なこともあるため、外観や店内の清潔感を目安に判断するとよいです。

清潔なカフェを見つけたら、飲み物を頼んでトイレも済ませるのが良い方法です。

追加で知っておくと役立つ豆知識

セブ島滞在中に快適にトイレを使うためのちょっとしたコツや知識をご紹介します。

知っておくだけで、いざというときに慌てずに済みます。

清潔なトイレを確保する方法

外出時は、モールやホテル、チェーン店のカフェなど、比較的清潔な施設で用を済ませておくのがベストです。

特に長時間の移動や観光の前後には、出かける前に必ずトイレを済ませておく習慣をつけましょう。

ローカル施設では紙や水の不足、衛生面の問題が起こることもあります。

また、日本のようにコンビニのトイレを利用することができず、長距離移動の場合でも、道の駅のようなトイレを使える施設もないため、必要なタイミングでトイレが見つかりにくいこともあります。

赤ちゃん・家族連れ向け情報

アヤラモールやSMシティなどの大型モールでは、授乳室やベビーベッド、オムツ交換スペースが備わっていることがあります。

施設の公式サイトやフロアガイドで事前に確認しておくと安心です。

バス旅行中のトイレ事情

長距離バスにはトイレが設置されていない場合が多く、途中の休憩所での利用が基本です。

移動前にはモールやホテルでトイレを済ませておき、ティッシュ・除菌グッズを携行しておくと安心です。

トイレットペーパーの購入事情

フィリピンのトイレ事情に合わせ、セブ島のスーパーやコンビニでは芯なしタイプのトイレットペーパーが手軽に購入できます(1ロール20~40ペソ/約50~100円)。

ローカルの人も常にバッグに入れて持ち歩いている人が多いです。

滞在先や外出用に確保しておくと便利です。

トイレは余裕を持って済ませる

モールなど広い施設だとトイレを見つけるのに時間がかかったり混んでいる、また、清掃中やメンテナンス中で使えないこともあります。

そのため、トイレには、行きたくなってからギリギリで行くのではなく、少し余裕を持って行くようにすると安心です。

現地ならではのトイレ文化に驚かないために

セブ島では、日本人が思わず驚いてしまうような「トイレの常識の違い」に出会うことがあります。

たとえば、公共トイレで隣の個室から突然会話が聞こえてくることがあります。

実際に現地では、用を足しながら友人同士で普通に会話を続ける人も多く、「トイレ=静かに済ます場所」という日本の感覚とは大きく異なります。

また、トイレ後に手を洗わずにそのまま出ていく人も一部に見られ、衛生意識にも差があります。

中には、トイレ内で歌を口ずさむ人もいて、これも現地では珍しくありません。

こうした文化の違いに驚くかもしれませんが、「そういうもの」と割り切って受け止めることで、ストレスを感じることはないでしょう。

安全・快適に使うためのチェックリスト

セブ島のトイレ事情に慣れていない人でも、事前に準備をしておけば安心して利用できます。

以下のチェックポイントを参考に、快適にトイレを利用できるように備えて下さい。

トイレットペーパーを常備

個室内に紙がないことが多いため、ロールタイプやポケットティッシュを持参する。

鍵とドアの状態を確認

古い施設では鍵の不具合もあるため、使用前に開閉確認をする。

流し方を事前にチェック

レバー式、水くみバケツ式、シャワー式など、方式を確認し使い方を把握しておく。

衛生用品を持参

携帯用アルコールやウェットティッシュがあると洗面台が不衛生でも安心できる。

便座や音対策を理解しておく

便座がない場合の“空気椅子”スタイルや、音姫がない前提での利用の心構えも大切。

まとめ

セブ島のトイレ事情は、日本とは異なる点が多く、初めて訪れる人にとっては戸惑うことも少なくありません。

ですが、基本的なルールや使い方を事前に知り、必要な準備をしておけば、現地で安心してトイレを利用できます。

特に、紙や衛生用品の持参、トイレの見極めポイントを押さえることで、清潔かつ快適な旅行・留学生活が実現できます。

小さな備えですが、トイレ事情を事前に知り、対策をしておけば、セブでの滞在がより快適になるでしょう。

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