2017.04.23
セブでは巡回医療と言う仕組みがあります。マニラから日本人のお医者さんが定期的に来て話を聞いてくださるのです。私はセブ日本人会副会長をしているので先生とお昼を一緒に取ることができました。色々とフィリピンの医療事情についてお話を聞けたのでご報告しますね。
【フィリピン医療の弱点】
フィリピンの医療で一番日本と違うのは検査の濃さだそうです。一つの病気の診断をするのに日本なら20ぐらいの検査をするとするとフィリピンでは4~5の検査で判断をしなくてはならないそうです。それは検査をするコストが高いので一般的ではないからです。
持病などの治療法がわかっているものは良いのですが、大病が疑われる場合は日本に帰ってでも検査を受けた方が良いと仰っていました。
【フィリピンでの治療した時に気を付けるポイント】
フィリピンで診療をして薬をもらって3日経って症状が改善しない場合はその治療方法を疑った方が良いそうです。どんな薬でも3日で変化が出なかったら効いていない、すなわち病気と薬が合っていないからです。
【フィリピンと日本の医療の違い】
日本の場合は病気によってかかる費用は一緒です。東京であろうが北海道であろうが、大ベテランの先生だろうが、新人の先生であろうが変わらないと言う事です。
フィリピンは先生によって同じ病気でも値段が違います。良い先生に診て欲しかったら高いお金を払わなくてはならないのです。アメリカと一緒ですね。
【世界に冠たる日本の医療システム】
先生がつくづく仰っていたのは日本の医療ステムの良さです。海外にいると特に感じます。日本中どこにいても均一で質の高い医療を安価で受けることができるからです。
フィリピンではお金がないと一流の治療を受けることができません。保険制度もしっかりしていないので貧しい家の人が体調を壊すと大変です。大概治療できずに我慢するしかないのです。平均寿命が短いのはそのためです。
【QQEnglishでは】
私は全ての従業員を正社員で雇うことにしています。先生だけでなく受付スタッフも掃除のスタッフもドライバーも正社員です。それは正社員だと家族を含めて社会保険に入れるからです。コストはかかりますがどうしても維持したいと思っています。