2017.04.08
『世の中に絶えて桜のなかりせば、成田の空港はのどけからまし』
この世の中にまったく桜がなかったのならば成田の空港はのんびりとするだろうにと思っています。
在原業平も生きていたらこう詠ったに違いありません。
【凄すぎです】
何なんでしょうか、、、成田空港に人が多すぎです。こんなにもたくさんの外国人が日本に来ていたとは、、、
どうも花見の為に日本に来ているようです。これほどまでに日本の花見が世界で有名になっていたとは思いもよりませんでした。
【集団感染】
日本人は3月になると麻疹に集団感染したかのように桜が気になります。テレビの天気予報では桜前線なるものが出て来て桜の開花予想が毎日行われるようになるのです。そして話題は桜中心になり「つぼみが膨らんだ」とか「少し開いてきた」とか言いながら桜が咲くのをワクワクしながら待つようになります。
【たった1週間のイベント】
桜が咲く日数は1週間ちょっとです。満開は数日しかありません。週末にしか花見ができないのでベストの花見は1年で一回しかないのです。その週末が雨になるようならもう1年待たなければならない、恐ろしくドキドキするイベントなのです。
【4月は入ると忘れる】
日本の花見は麻疹に似ています。なぜなら、あれだけ話題にした桜の話を花が散ってしまうと、全くしなくなってしまうからです。
花見と言う集団感染は4月になるとケロッと治ってしまいます。そして、翌年の3月までけっして発病しないのです。
【不思議の国のJAPAN】
日本人は数千年の間桜が好きすぎて、あちらこちらに植えまくってきました。しかし、桜は花が散った後は毛虫くらいしか関心を示さない木なのです。外国人からしたらメッチャ不思議な習慣だと思います。
もしかすると桜を見に来ているのではなく、発病して浮かれている日本人を観察しに来てるのかもしれませんね(笑)
セブに帰りま~す。