2016.09.03
銃で撃たれたことがある社員さん
大手新聞社のマニラ支局長だった四倉さんと久しぶりに再会しました。昨夜は自宅に招いての飲み会でした。
最後にマニラでお会いしたのは、もう4~5も年前ですね。時間が経つのは早いものです。マニラ支局から福島支店に移り、今年の5月から東京に戻って来たそうです。
今回、時間が合ったのでお会いすることができました。
マニラ支局長時代は飲み仲間でした。マニラに行くとよくお会いして頂いていたのです。
四倉さんは社員が5000人以上いる大手新聞社に在籍していますが唯一、銃で撃たれたことがある社員さんです。10年ほど前ですがパキスタンに派遣されていた時、タリバンの取材に行き、撃たれてしまったのです。今でも足に銃弾の後が残っています。
当時は大きなニュースになり、四倉さんのライバル紙では一面のトップに乗ったそうです。自分の新聞は社会面の一部だったと笑っていました。
取材中、タリバンの裏切りに合い、車ごと蜂の巣にされたそうです。車の後部座席の間に身を伏せて難を逃れたのですが結構銃弾は当らないものだと仰っていました。生きていたから笑い話ですが身を伏せた方向が逆だったら銃弾は足ではなく頭に当たっていたわけですから強運の持ち主です。
東京に戻ってから行った病院での話はバカうけでした。
受付の看護婦さんに「今日はどうなさいました?」と明るく聞かれたそうです。
正直に「銃で撃たれた傷を見てもらう為です」と答えたら看護婦さんは絶句したそうです。
銃で撃たれた患者さんは基本来ないので看護婦さんの気持ちがわかります。
しかし、パキスタンでの病院は余裕だったそうです。
「さすがメイドインJapanの骨だね。中国製の安い弾より丈夫だよ」
病院が場慣れしている国もどうかと思いますが。
四倉さんが凄いのは完治したらすぐにパキスタンに戻ったことです。こんな方が世の中にはいるのですね。
昨夜は久しぶりだったので話は尽きませんでした。昔話や、世界情勢、歴史の話、色々盛り上がりました。第一線で活躍する記者さんとお話するととても面白いですね。久しぶりに楽しい夜を過ごしました。