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2022.09.02

コロナ禍の乗り越え方〜ろう城生活下でのスポーツフェスティバル〜

コロナ禍の乗り越え方〜ろう城生活下でのスポーツフェスティバル〜

2020年のコロナパンデミックによってフィリピン留学の受け入れが一切できなくなり、売上の半分が消失したことにより苦境に陥ったQQEnglishが、どのように活路を開いたのかについて前回はご紹介しました。
前回の記事はこちら

今回はその続きとして、学校での教師たちとのろう城生活について振り返ってみます。

学校で教師たちとのろう城生活

QQEnglishシーフロント校

前回述べたように、留学生が宿泊する施設はロックダウンと同時に手放してしまったため、ろう城生活ができる場所はシーフロント校だけでした。

しかし、生徒さんが泊まれる設備は350名分しかなかったため、とても足りません。そこで大量の2段ベッドを買い込み、全てのシングルベッドを2段ベッドに置き換えました。さらに、学校内のミーティングルームやラウンジにまでベッドを入れることで、宿泊できる人数を増やしました。

学校内に長期滞在するためには、先生以外にもナースやガードマンをはじめキッチンチームやハウスキーパーチーム、そしてメンテナンスチームも必要でした。

学校で教師たちとのろう城生活 シーフロント校は生活に必要な全ての施設を学校内に持っています。キッチン、食堂、保健室だけでなく、ランドリーショップや水の浄水施設もあります。さらにトレーニングジムやプール、カラオケをする部屋まであります。

さらに特筆すべきは、目の前にセブの透き通った海がいつでも広がっていることです。シーフロント校は最高の景色を見ながら長期滞在できる場所だったのです。

もっとも、先生と一緒にろう城生活を始めて1週間もすると海の景色には飽きてしまい、目にしても何も感じなくなりました。

セブの素晴らしい海を間近に見られる場所で生活をしながら、もったいないですよね。でも、観光客が誰もいないため、海に浮かんでいる船の向きすら変わりません。

全く同じ景色を見続けていると、それがどれだけの絶景であったとしてもマヒしてしまうようです。

運動不足にならないように、シーフロント校のトレーニングジムを使った筋トレは毎日続けていました。その甲斐あって、一時は体脂肪率が9%を切っていたほどです。今は12%に戻ってしまいましたが、先生と一緒に行っていた筋トレはストレス発散にもとても良いものでした。

なかには運動を一切しない先生もいました。というよりも、実は何の運動もしない先生がほとんどだったのです。その結果、先生たちには思いがけない災厄が降りかかってきました。

隔離中のスポーツフェスティバル

隔離中のスポーツフェスティバル

それがわかったのは、ろう城生活が半年ほど過ぎた頃に、オンライン英会話の生徒さんからあるコメントが寄せられたからです。

「先生がみんな太っている……」

このコメントに先生たちは初め大笑いしていましたが、そのうち心配になったのか我先にと体重を量り出しました。

すると、平均して6キロも体重が増えていることがわかったのです!これには焦りました。

ろう城生活の肝は健康管理です。このままではコロナウイルスに感染しなくても、体調を崩す先生が出てしまいます。そこで、先生たちに嫌でも運動をしてもらうために、スポーツフェスティバルが企画されました。

隔離中のスポーツフェスティバルでしたが、とても盛り上がりました。
その後、定期的に運動するように気をつけながら、泊まり込みで授業をする生活が続きました。

1300名を一人も解雇することなく乗りきれました

1300名を一人も解雇することなく乗りきれました

ろう城生活は当初の予想を超え、2年も続きました。その間、私や先生たち、スタッフは学校内から一歩も出られない奇妙な生活を強いられました。

ストレスがたまり、フラストレーションが高じる生活でした。それでもその間にオンライン英会話の生徒さんがどんどん増えていっことは、大きな励みでした。だからこそ私たちは頑張れたのだと思います。

今やオンライン英会話の生徒さんは、コロナ前の3倍になりました。なにはともあれ、結果良しです。

そしてついに2022年7月に2年3ヵ月ぶりにフィリピン留学が再開されました。

先生たちやスタッフみんなで、留学生が戻ってくるまで頑張ろうと励まし合ってきた苦労が、ようやく報われました。パンデミックにより留学途中で帰国した生徒さんからも、たくさんの問い合わせが来ています。再び、キャンパスで会える日が待ち遠しくて仕方ありません。

QQEnglishは1300名のスタッフを誰一人解雇することなく、生き残ることができました。
これもすべて、パンデミックの間、QQEnglishを使って学習してくださった皆さんのおかげです。そして、一緒に残って仕事を続けてくれたフィリピン人の先生やスタッフたちにも感謝の気持ちでいっぱいです。
授業を受けてくださった生徒さん、助けてくださったみなさん、本当にありがとうございました。

QQEnglishはこれからも、さらなる成長を続けていきます。