2025年9月30日に発生したセブ島地震とセブ島留学の経過報告

セブ島大震災から10日以上過ぎました。
震源地から100㎞ほど離れているセブ市内は平常と変わらない生活をしていますが、震源地に近い町はいまだに復興の途中にあります。
オンライン英会話の生徒の皆さまや、セブ島留学の卒業生から、多くの安否を心配するメッセージを頂きありがとうございました。
すべてにお返事できておりませんが、この場を借りて、現状をご報告いたします。
QQEnglishの現状
まず、QQEnglishの教師3,000人とスタッフ500人、そして、生徒さん400名とセブ市内の二つの校舎は被害から免れています。
QQEnglishの校舎はセブ島で一番安全な経済特区にあるインテリジェントビルにあります。
経済特区内のビルは、全て国際基準で建てられているので、マグニチュード8の地震でもびくともしない設計です。日本の高層ビルのように、免震構造にはなっていませんが、耐震基準はとても高いです。
実際に私の目でビルを借りるときに、耐震基準証明書を確認しているので、将来セブ島留学を考える生徒さんは、安心してください。
セブ島北部の現状

しかし、セブ島北部の町はかなり大きなダメージを受けてしまいました。
QQEnglishの2つの校舎に教師用の寮があり、約2,300人の教師が校内で生活しています。
私たちはセブ島だけに限らず、フィリピン全土から優秀な教師を採用しているため、震源地が近いセブ島北部出身の教師も多く在籍しています。
今回の地震では245名の教師の実家が被災していました。
多くの死者を出した大震災でしたが、幸い教師の家族は全員無事でした。しかし、住んでいる家の被災や、食べるものが全く手に入らないという連絡がきていたのです。

セブ市内の2つの校舎は全く無傷でしたので、震災翌日から震災先の支援を開始することができました。
発災直後は、セブ市内でも食料や飲料水が一時的に品薄になりました。
被災地からの水と食料を求める声に応えるべく、私たちは校舎内で飲料水を製造し、物資として北部へ送る体制を整えました。

家の復興の資材も足りていなかったので、トラック3台を使いピストン輸送で支援していたのです。
北部へ通じる道も被災していて、大渋滞していました。本来であれば3~4時間で行ける場所に、片道10時間以上かけて物資を運んでいたのです。
地震発生から10日が経過し、ようやく皆さまに現状をお伝えできる状況となりました。
↓支援の様子を動画にまとめました
震災直後から、多くの支援の申し出がありましたが、QQEnglishは全て辞退しています。
QQEnglishはセブ島で日本人が一番初めに作った英会話学校です。もう16年もセブ島で運営しているのです。自分たちのことは自分たちで対処できなくてはいけないと思っています。
もし、QQEnglishの教師に何かしたいと思って頂いたら、授業を受けて頂ければ、それが私たちにとって何よりの励ましであり、支援となります。
パンデミックの時もそうでしたし、3年前のセブ島観測史上最大の台風で学校が壊滅的な被害を受けた時も支援金は頂きませんでした。
経営的にはとても厳しかったのですが、生徒さんがたくさん授業を受けてくださり、そして、教師を直接励まして頂けたので、乗り切ることができたのです。
今回も、オンライン英会話やセブ島留学の生徒さんが授業を受けてくださるので、QQEnglishは大丈夫です。
しかし、復興はまだまだ始まったばかりなので、もし、セブ島の支援を希望している方がいたら、現地で活動しているボランティア団体をご紹介させてください。
普段はセブ市内で貧困層の子供たちに教育支援をしている、DAREDEMO HEROというNPO法人です。
内山代表自ら現地に入り、きめ細かい支援をしているので少しでも協力して頂ければと思います。
最後に

今回はいろいろな温かいメッセージや、支援の申し出を頂きありがとうございました。
今後とも、QQEnglishはしっかりと生徒さんや教師、スタッフを守りながらセブ島で頑張っていきます。
最後に、セブ島留学を心配してくださる方、セブ市内は無傷で普段と変わりません。安心してセブ島にいらしてください。
オンライン英会話を続けている生徒さん、これからも末永くよろしくお願いいたします。
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