立ち止まらないセブ—台風25号と地震を乗り越え、支え合う力

本日の18時半から、テレビ東京系列で、先日取材があった「教えて、ガッポリ日本人」が放送されます。
日曜プラチナアワー(旧日曜ビックバラエティ)の特別番組なので明るく前向きな内容で構成されていると思います。
しかし、今回の放送は、セブ島での大きな自然災害が注目される中での放送になってしまいました。
実は撮影が行われた10月1日の前日に、マグニチュード6.8の巨大地震があり、そして、放送日の数日前には巨大台風の直撃です。
NHKをはじめいろいろなメディアで、被災状況が報告される中での放送なので、複雑な気持ちでいます。
現在セブ日本人会の会長をやっています。被災状況をしっかりと把握したうえで言わなくてはいけないことがあるので聞いてください。
セブ島が大きな被害を受けたことが事実ですが、全域が被災する壊滅的な被害ではなく、マスメディアで放送されているエリアと、被害が少なかったエリアがあるという事です。
幸い、今回の台風ではリゾートエリアの被害は少なく、ほとんどのホテルは営業を続けています。
市内もQQEnglishがあるITパークやマクタンでは倒木などの軽微な被害にとどまり、大きな被害はでていません。
今、一番危惧しているのは風評被害でセブ島への観光客が減ってしまう事です。
支援が必要な地域も多く存在しますが、自分たちで立ち上がり、ビジネスを継続している会社も多いのです。
300万人が暮らすセブ島は、名古屋市(約230万人)や大阪市(約280万人)を超える人たちが生活している、フィリピン第2の都市圏です。
援助も必要ですが、観光が大きな収入源になっているセブ島では、ビジネスを止めないことも重要なのです。
QQEnglishでは停電どころかインターネットもしっかりとつながる状況なので、現在は、セブ島留学だけでなく、毎日3万レッスン行われているオンライン英会話も平常運転できています。
教師が3000名、スタッフが500名、生徒さん300名の全てが普通に生活できています。
ご心配いただいた多くの皆さまに、心から感謝申し上げます。
そして今、QQEnglishが必死に取り組んでいるのは、被災した先生やスタッフの家族の支援です。家が流されてしまって住む場所がないとか、食べるものがないと言った状況も事実だからです。

しかし、私たちは自立して助け合える体制を整えており、会社全体で支え合いながら、着実に生活の再建を進めています。
QQEnglishとしての運営や生活に支障はありませんので、どうぞご安心ください。
QQEnglishには、東京だけでなく、中国、韓国、モンゴル、タイ、アメリカ、ブラジルなどフィリピン以外でも、たくさんのスタッフが働いています。
金銭的なご支援のお声を多数いただいておりますが、現在、全社体制を整えておりますので、辞退をさせていただいております。
その代わり、今一番うれしいのは、セブ島留学に来ていただくことや、オンラインレッスン授業の受講をしていただくことです。皆さまの学びと応援が、私たちの力になります。
因みにQQEnglishの入っているインテリジェントビルはとても災害に強いビルです。
マグニチュード8の地震でも、前回直撃した905ヘクトパスカル、最大瞬間風速95メートルのスーパー台風でもびくともしない学校なのです。
もし、「セブ島のために何かできることはないか」と思っていただけたなら、セブ島で活動しているボランティア団体に支援して頂けると嬉しいです。
そして、被災の暗いニュースが多いので、今晩18時半からテレビ東京系列で放送される日曜プラチナアワーの特別番組を見て笑ってください。

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