QQEnglish代表 藤岡頼光より2026年新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。
昨年は、まさに成長の年でした。オンライン英会話もセブ島留学も、利用者数は前年比で倍近くまで伸びました。
15年以上続けてきたビジネスが、たった1年でここまで成長できたのは、生徒さんをはじめ、パートナーの皆さま、そして何より、日々現場で踏ん張ってくれた全スタッフのおかげです。
改めて、心から感謝申し上げます。
2026年のテーマ
「万仞之巅推千钧(商品・サービスを磨き上げる)」と「不可胜者在于己(負けない状態をつくる)」です。
2025年が「拡張の年」だったなら、2026年は「鍛え直しの年」。急成長したからこそ、足元を締め直し、もう一段上の成長に耐えられる“強い基礎”を作ります。
万仞之巅推千钧(万丈の頂から千鈞の巨石を押し出す)
この言葉は、劉潤(リウ・ルン)氏の著書『トレンド配当』に出てきます。
ビジネスは「価値をつくる」と「価値を届ける」の2段階で構成されています。
価値をつくるとは、プロダクトやサービスを磨き上げ、組織の強さで差をつけることです。言い換えれば、重たい巨石を、気の遠くなるような山頂まで押し上げる作業です。
地味で、きつくて、成果が見えにくい。でも、ここで“勢い(勢能)”を貯めた企業だけが、次に大きく飛べるのです。
そして価値を届ける段階では、その巨石を山頂から押し下ろすことになります。
マーケティング、チャネル、ブランド、口コミ、紹介、法人提携……。抵抗を減らし、勢いをユーザーに届く推進力へ変えていくのです。
私はこの言葉がとても好きです。
なぜならQQEnglishは、創業以来「押し上げる時期」と「押し下ろす時期」を何度も繰り返し、そのたびに学び、改善し、ここまで来た会社だからです。
2026年は、この“押し上げ”の精度を、もう一段上げます。伸びた分だけ発生する摩擦や乱れを、構造から整える年にします。
不可胜者在于己(負けない状態をつくる)
孫子の言葉に「負けない態勢は自分でつくれる。勝てるかどうかは相手(外部)の隙次第」という考え方があります。
いまの時代は、外部環境が本当に読めません。世界情勢、為替、景気、SNSの流れ、AIの進化、教育の価値観……。どれも一晩で空気が変わります。
だからこそ、私たちが握れるハンドルは何かを考える必要があるのです。外の状況ではなく、私たちが自らコントロールできる「中身」を強くすることに集中します。
2026年に鍛え直すのは、次の6つです。
- サービス品質(学びやすさ、継続しやすさ、満足度)
- 教師の育成と評価(成長の仕組みと、現場での再現性)
- オペレーションの強さ(ミスを減らし、体験を安定させる)
- スピードと議論の深さ(早く動き、深く考え、やり切る)
- 事故を起こさない仕組み(安全・信頼・コンプライアンス)
- 学習成果を出す再現性(誰が受けても成果に近づける設計)
結局、ここが固まっていない会社は、どんな追い風が吹いても長くは続きません。
2026年は、自分自身を徹底的に鍛え直します。つまり、鉄のように強い内功をつくる年にします。
日本フィリピン国交正常化70周年
そして2026年は、日本とフィリピンが国交正常化して70周年という、大きな節目の年でもあります。
この70年で積み上がったのは、単なる交流の回数ではありません。人が行き来し、学び合い、働き合い、互いの文化を理解していくための「信頼の土台」です。
私は、この土台の上で、次の世代がもっと自由に世界へ出ていけるようにしたい。そのために、私たちが果たすべき役割があると思っています。
そして、そのど真ん中にあるのが「英語」です。
未来の70年へ
英語は、ただの教科ではありません。世界へつながるための「Gateway(入口)」です。
世界の情報に触れる。海外の人と出会う。仕事をつくる。夢を実行に移す。
その一歩目を踏み出すための、現代のパスポートが英語だと私は考えています。
QQEnglishのミッションは「To be the Gateway to the World」です。
私たちはこのGatewayを、もっと多くの人が“当たり前に使えるもの”にしていきたいと思っています。
そのために今年は、ただレッスン数を増やすのではなく、迷わず学べて、続けられて、きちんと成果が出る仕組みを、愚直に、徹底的に磨き続けます。
今年も一緒に、素晴らしい一年にしましょう。
2026年も、QQEnglishをどうぞよろしくお願いします。

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