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英検®6級・7級新設から広がる「子どもの英語の未来」

20260109 134214| 英検®6級・7級新設から広がる「子どもの英語の未来」

小学校での英語教育が本格化してから数年が経ち、保護者の方から寄せられる声も変わってきました。

「英語は好きみたい。でも、このまま伸ばしていけるのか不安で」

―そうした言葉を聞くたびに、小学生期こそが大きな分岐点なのだと感じます。

2025年11月27日、日本英語検定協会から大きな発表がありました。

2027年1月(2026年度第3回検定)から、英検®に6級と7級が新設されることが決定したのです。これは単なる「試験が増えた」という話ではなく、小学生の英語学習にとって大きな転換点になるかもしれません。

QQキッズで多くの子どもたちと接してきた経験から、今回は「英検®の新設が、なぜ子どもたちの英語の未来を変える可能性があるのか」についてお話ししたいと思います。

1. 英検®6級・7級って、どんな試験? 何が変わる?

まず、7級は小学校中学年、6級は小学校高学年〜中学入門レベルを想定しています。

これまで、英検®は5級(中学初級程度)からスタートしていたため、小学生にとっては最初のハードルが少し高い印象がありました。

なぜ今、新しい級が導入されるのか

背景には、2020年度から実施された学習指導要領の改訂があります。

小学3年生から外国語活動が始まり、5・6年生では英語が正式な教科として評価されるようになりました。

この変化に伴い、子どもたちの学習進度に合わせた「細かい階段」が必要になったのです。

これまでとの違い「到達点が細かい階段に」

これまでは、小学生向けの英語力チェックテストである「英検Jr.®(ブロンズ・シルバー・ゴールド)」から、いきなり英検®5級(中学初級レベル)へ進むという、大きなジャンプがありました。

英検Jr.®はリスニング中心で合否判定がなく、5級は読み書きも含めて合否が出るため、その間のギャップが大きかったのです。

これからは、

英検Jr.®

英検®7級(最初の検定に挑戦しやすい入口)

英検®6級(基礎的な読み書きが定着する段階)

英検®5級(「中1レベル」の本格的な壁)

と、段階を踏んで進めるようになります。

英検®全体としても、従来の8段階(5級〜1級)から10段階(7級〜1級)へと拡充されることになります。

到達点が細かく設定されることで、子どもたち自身が「できた!」を感じやすくなるはずです。

英語教育において最初の成功体験は、火種のようなものです。燃え上がる前に風が途切れれば、火は簡単に消えてしまいます。

でも、たった一つの「合格できた!」が、子どもの自信を何年も支え続けます。

6級・7級の新設は、まさにその“火を落とさないための仕組み”なのだと、私は受け止めています。

2. 段階が増えることで小学生の英語はどう変わる?

では、この変化は具体的にどんな影響をもたらすのでしょうか。

一番大きな変化は、子どもたちが途中で英語を嫌いにならずに済む可能性が高まったことにあります。

今までは、多くの小学生にとって最初の挑戦が5級でした。「初めての英検®が中1レベル」なのですから、その負担は想像以上です。

実際に小学3年生ほどの子へ「受けてみる?」と声をかけると、『5級は…まだ無理かも』と肩をすぼめる姿を、私は何度も見てきました。

実際に試験を受けてみても、「できなかった・読めなかった・書けなかった」という悔しさを最初に味わってしまうと、英語そのものが苦手科目として脳に刻まれることもあります。

しかし、いきなり5級ではなく、6級7級と段階的に上がっていくことで、このような悪循環を断ち切ることができます。

英検Jr.®は主にリスニング中心ですが、6級・7級では簡単な読み書きも含まれる予定です。

「聞く・話す」から「読む・書く」への移行が、無理なく段階的に進められるようになるのは、保護者の方にとっても安心材料ではないでしょうか。

3. でも実は…学校の英語だけでは「話せる状態」になりにくい

20260109 134211| 英検®6級・7級新設から広がる「子どもの英語の未来」

ここまで聞くと、「じゃあ、学校と英検®対策だけで大丈夫そうだね」と思われるかもしれません。

でも、実はそこに大きな落とし穴があります。

小学校の授業は週2コマほど。月に換算すると、触れているのはわずか約6時間です。言語習得には「触れている時間の総量」が何より重要なのですが、この時間だけでは圧倒的に不足しているのが現実です。

さらに、英検®は「学習の成果」を測るテストであり、「実際に英語を使う力」を直接測るものではありません

つまり、英検®に合格したからといって、それがそのまま「英語で会話できる」ことを意味するわけではないのです。

「単語も覚えた、文法もわかった。でも、いざ外国人の前に立つと、言葉が何も出てこない」—こうした”覚えたのに話せない問題”は、多くのお子様にみられる現象です。

それは決して、お子様の能力不足から起きている問題ではありません。英語を使う経験が、不足しているだけなのです。

なぜこれが起こるのか。それは、「知っている」と「使える」の間には、大きな隔たりがあるからです。

サッカーのルールを完璧に暗記しても、それだけでは試合で活躍できないのと同じです。

4. 「英語が伸びる子」の共通点

QQキッズで子どもたちと接してきたなかで、私は一つだけ確信していることがあります。「英語が伸びる子は、特別に才能がある子ではない」という事実です。

では、英語が伸びる子の共通点とは何でしょうか?

それは、「英語が楽しい」と感じられる瞬間を、ちゃんと持てている、ということです。

子どもは「やりなさい」では動きません。「できた!」の一言があった日だけ、自分から動き出します。親御さんであれば、誰もがよく、ご存じのことだと思います。

英語も同じです。伸びる子の共通点は実にシンプルです。

・英語に触れる時間が、ほんの少し多い
・「話せた」「伝わった」という経験が、ちゃんと心に残っている
・その経験を、親がそっと喜んであげている

反対に、途中で英語が苦手になってしまった子の背景には、こんな姿がありました。

・「間違えたら恥ずかしい」という思いが大きくなりすぎた
・周りと比べて「自分はできない」と決めつけてしまった
・最初の挑戦で心が折れるような思いをしてしまった

英語が好きなまま成長できるかどうかは、最初の数年で決まります。

英語が伸びた子に共通していたのは、「努力」でも「根性」でもなく、その子の心が「またやりたい」と思ったからなのです。

そして、その「またやりたい」の火種を、親が消さずに受け止めていたことでした。

「できたね」
「楽しかった?」

その一言が、英語の未来を変えます。

5. 親子留学・ジュニアキャンプに注目が集まる理由

ここ数年、QQキッズには小学生のお子様と一緒に留学を希望されるご家庭が、本当に増えました。

以前は「留学=高校生以上」というイメージが一般的でしたが、最近では「小学生のうちに、一度“英語が生きている場所”を見せてあげたい」、そう考える親御さんが増えています。

ではなぜ、これほど多くの家庭が“早い留学”を選ぶのでしょうか。

理由はただ一つ。子どもが「英語を使わざるを得ない瞬間」を経験できるからです。

単語を覚えた・文法がわかった、という「知識」ではなく、

「お水が欲しい」
「もう一回やりたい」
「今日、楽しかったよ」

そういった、自分の気持ちを英語で伝えようとした瞬間に、子どもの目が変わります。

親子留学は、その最初のステップとして非常に安心感があります。親がそばにいるから、子どもは怖がらず挑戦できます。

一方でジュニアキャンプは、子ども同士で1日中英語を使いながら生活し、成功も失敗も、全部自分の体験として積み重なっていく場所です。

留学というと「英語力を伸ばす手段」と考えられがちですが、私はむしろ逆だと感じています。

留学の本当の価値とは、英語を勉強したいと思う理由が、心の中に初めて生まれることです。

「伝わった」
「伝わらなかった」

その両方が、子どもにとっては宝物になります。

そして保護者の方から、帰国後によくこんな声を聞きます。

「自分から英語を開くようになったんです」
「“もっと話したい”と言い出したのは初めてでした」

子どもが自分の意思で動き出すには、動き出したくなる理由が必要です。

親子留学やジュニアキャンプは、その「理由」を子どもの心に宿す最もわかりやすい入り口だと、私は思っています。

6. 練習ばかりでなく、試合を経験することの大切さ

英検®6級・7級ができたことで、小学生が”合格できた”という喜びを早く手にできるようになりました。これは英語学習を続けるうえで、とても大切な追い風になります。

ただ、教育の現場に長く立つ私には、どうしても伝えたいことがあります。

練習だけでは、子どもの英語は伸びきらない。試合の経験があって、初めて”伸びる理由”が心に宿る、ということです。

スポーツでも同じです。基礎練習は必須ですが、それだけでは「もっとやりたい」という心は生まれません。

つまり、ただ上手になるだけでは、子どもが自分から「もっとやりたい」と言い出す日は来ません。最初の試合に立った瞬間にこそ—

・思うようにいかなかった悔しさ
・伝わった時の誇らしさ
・自分から次の練習を求めるエネルギー

それらが一気に芽生えます。

練習は、技術を伸ばします。試合は、心を動かします。ほとんどの人にとって、英語の学習に不足しているのは、実は後者のほうなのです。

学校の授業も、家庭学習も、そして英検®も、基本的には練習の領域にあります。単語を覚える、文法を理解する、問題を解く—これらはすべて、大切な「準備」です。

でも、準備だけでは「英語を使いたい」という本当の意欲は湧いてきません。

子どもたちが驚くように変わる瞬間——、それは”英語が生きている場”に一度触れた時です。

私はその瞬間を何度も見てきました。

ある小学5年生の男の子は、フィリピンでのジュニアキャンプから帰ってきた時、最初の数日は悔しさで何も話しませんでした。でも1週間後、彼は自分から英語のテキストを開き、こう言ったんです。

「次に行く時までに、絶対これ言えるようになりたい」

別の女の子は、親子留学で初めて外国人の先生と1対1で話した後、お母さんにこう伝えたそうです。

「ママ、私の英語、通じた! もっと話せるようになりたい!」

こうした変化は、机の上では生まれません。

・言葉が出てこなくて、悔しくて涙が出た
・先生に気持ちが伝わって、笑顔が返ってきた

「試合に立つ経験」こそが、お子様の心を内側から動かします。

英語は練習だけでは続きません。試合を経験した子は、自分の意思で練習を続けられます。それを知っているだけで、これから選ぶ道が変わってくるはずです。

英検®で基礎を固めるのも大切。でも同時に、「英語が通じる喜び」や「伝わらない悔しさ」を体験する機会を、どこかで用意してあげることも大切です。

その両輪があって初めて、英語学習は子ども自身のものになっていくのだと、私は確信しています。

7. まとめ|6・7級はゴールではなく“世界へのチケット”

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英検®6級・7級の新設は、小学生の英語学習に新しい可能性を開きました。

2027年1月からの導入により、英検®は従来の8段階から10段階へと拡充され、小学校中学年から段階的に挑戦できる環境が整います。

でも、それはゴールではありません。むしろ、世界へのチケットを手に入れるようなものです。

小学生のうちに「英語って楽しい」を残せるかどうかが、その子の未来を変えます。そして、留学は、その気持ちを行動に変える舞台の一つです。

もし、「うちの子にはどんな舞台が合うんだろう?」と思われたら、まずは相談できる場をご用意しています。お子様の今の状況や、ご家庭の希望に合わせて、一緒に考えていきましょう。

英語の未来は、小さな一歩から始まります。

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