2025.03.05
究極のジンベイザメツアーについてお話しします
セブ島と言えばジンベイザメです。フィリピンの観光省イチ押しで、セブ島の空港にもジンベイザメの写真がデカデカとあります。
車で4~5時間、セブ市から南に130キロほど行ったオスロブという場所で、いつでもジンベイザメが見られるのです。
なんと、なんと、私は、100回は大げさですが、50回以上はジンベイザメを見に行っています。今は、法律でできなくなってしまいましたが、昔、フィリピン人の先生と一緒に行くスタディーツアーを開催していたのです。
毎週末、学校のバンやバスを使い、英語でゲームをしたり、それぞれの地域の特徴などを習いながら行くツアーをジンベイザメ以外もいろいろやっていました。
今日は私のおすすめする究極のジンベイザメツアーについてお話ししますね。
まず、結論から言うと、ジンベイザメツアーは何を組み合わせるかが重要です。
片道4~5時間かけてジンベイザメだけを見るのはもったいなさすぎです。おすすめの行き方と、最高の組み合わせをお話ししますね。
まずは、セブ島のジンベイザメツアーについて簡単に説明させてください。
ジンベイザメはいつでもいますが、午前中しか見られません。必ず早起きをして参加するツアーです。
昔は朝の6時ごろに集合して行けば見られましたが、今は大混雑しているので朝の2時~3時ごろに出発して現地で並ばなければはいけなくなっています。
しかし、しかし、これだけ身近にたくさんのジンベイザメが見られる場所は世界中にありません。セブ島に来たら一番のおすすめツアーです。
ジンベイザメは英語でホエールシャークと言います。クジラサメと言われるぐらいでっかいサメで魚類では世界最大と言われています。
なんと、なんと大人のジンベイザメは体長6メートルを超えるそうです。
セブ島のオスロブで見られるジンベイザメは子供ジンベイザメで体長2メートルから3メートルですが、触れられるほど近くで、毎回10匹以上大量にみられるので大迫力です。
それも岸から20メートルから30メートルととても近く、ダイビングをしなくてもシュノーケリングで見られてしまうのです。
ジンベイザメをそんな近くで見て大丈夫かという話もありますが、ジンベイザメはプランクトンしか食べないので、口はメッチャでかいですが、人間がかじられてしまうとか、食べられてしまう危険はありません。
オスロブは岸近くでプランクトンが大量発生するため、ジンベイザメがたくさん集まります。
では、どのようにしてセブ市内から120キロも離れたオスロブのジンベイザメツアーに行けばいいのかをお話しします。
いろいろあるので、それぞれの違いと問題点、最後に私のおすすめの行き方を書いてみました。
最安値のジンベイザメツアーは、公共交通機関を使って自力で行くことです。セブ市の中心から少し南に、サウスバスターミナルという巨大なバスステーション(Google Maps)があります。
一番安く行くにはそこまでタクシーで行き、サウスバスターミナルから公共の黄色いバスで行くのがオスロブに最安の方法です。往復でも2,000円位ではないでしょうか。
しかし、メッチャ上級者用で、バックパッカーのプロフェッショナルぐらいでないと難しいです。
下手をするとエアコンがないバスに4~5時間揺られることになりますし、初めてだとどこで降りたらいいかもわからないと思います。一番安く行けますが、おすすめはしません。
次はネットでジンベイザメツアーを探すときのポイントをお話しします。絶対にやってはいけないのが、値段だけで選ぶことです。
安いツアーだと、運転手が短時間で仕事を終わらせようと無茶苦茶な運転をします。スピードを出し過ぎで事故を起こし、死者がでたこともあるツアーなのです。
私はネットだけで経営している、現地にオフィスがないツアー斡旋会社ではなく、ちゃんとリアルに顔の見えるツアー会社に直接申し込むのが良いと思います。
日系の旅行会社やダイビングショップでもやっているので、比べると少し高く思うかもしれませんが、私なら日本人が経営しているツアーを選びます。
そして、ツアーには大きく分けて2種類あります。行先が同じでも、専用車でいくのか、乗り合いの車でいくのかの違いです。私は値段が多少高くなっても、友達をさそって専用車のツアーをおすすめします。
距離が長いので、人数が多くなりがちな乗り合いツアーはしんどいです。だいたいの費用の目安はオプションのツアーによりますが、一人あたり1~3万円ぐらいです。
最後に、私がおすすめする究極のジンベイザメツアーについてお話しします。
まず、絶対に土日は外す。英会話学校の留学生の方には難しい提案ですみません。
しかし、QQEnglishなら授業日程を自由に選べるので調整してください。
土日の授業は追加料金がかかりますが、その追加料金以上に平日のジンベイザメツアー利点が大きいです。
次は仲間を数人集めて運転手付きのハイエースをチャーターします。そして自由にスケジュールを組むのです。
ジンベイザメだけを見るのではなく、いろいろな観光を加えていくのが良いと思います。
できればクーラーボックスを準備して、ビールなどの飲み物やお菓子を持っていくのがおすすめです。運転手付きのレンタカーは12時間借りて3~4万円ですが、参加者で割るとお得です。
そうそう、忘れてはいけないのが現地費用です。環境を維持するためと、ジンベイザメを正しく見るための説明会の費用が含まれます。一人1,000ペソ、すなわち2,500円から3,000円位必要です。ツアーに参加していれば、この費用はツアー代金に含まれていることが多いです。
次は、ジンベイザメツアーに何を組み合わせればいいかをお話しします。
インターネットをみると大きく3つのオプションがあります。
1, スミロン島ツアー
2, カワサン滝ツアー
3, ツマログ滝ツアー
それぞれの特徴を簡単に説明します。
オスロブから船で20分~30分のところにある、スミロン島ブルーウォーターホテルの日帰りツアーです。
プライベートビーチ&リゾート施設が使え、ホテルのランチビュッフェがあったり、カヤックなどのアクティビティがあり充実しています。
しかし、私はオスロブまできてホテルリゾートをしなくても良いと思っているので却下です。
オスロブから1.5時間~2時間の所にあるエメラルドグリーンの美しい滝ツアーになります。滝を滑り降りたり、飛び込んだりなどのアクティビティや、竹のいかだで滝下まで行けたりとユニークな体験ができます。
しかし、オスロブから行くのに2時間近くかかるのと、更に遠くになります。
オスロブから10分~15分のところにある、落差30mの幻想的なカーテン状の滝です。滝つぼの水が浅いので泳げたり、滝の真下にまで入れるのでマイナスイオンに包まれてリラックスできます。
私はジンベイザメツアーの後はツマログ滝をおすすめします。わざわざ滝だけを見に行くのはもったいないですが、ジンベイザメツアーで海水に浸かった後、ツマログ滝で泳ぐと塩を流せて気持ちいいです。
そして、そして、一般的なジンベイザメツアーの組み合わせで出てきませんが、私はシマラ教会の見学をおすすめします。セブ市とジンベイザメツアーのオスロブ市とのちょうど中間あたりにあります。
シマラ教会はセブ島で最も美しいと言われる教会の一つで、まるでお城のような荘厳な建物で、写真映えするスポットです。そこには奇跡の聖母マリア像が祀られていて、病気が治った・願いが叶ったなど、多くの「奇跡」が報告されているフィリピン有数のパワースポットでもあるのです。
観光地と言うより、フィリピン全土から祈願の為にたくさんの人が来る場所です。フィリピン人の気質を理解するためにもおすすめします。
しかし、ドレスコードがあるので気を付けてください。サンダルは大丈夫ですが、短パン・ミニスカート・肩出しはNGです。
ジンベイザメと同じぐらい重要な食事についても紹介しますね。
ジンベイザメツアーは朝が早いので空いているお店が少ないのと、オスロブまではお店が少ないのでジョリビーの朝ごはんがおすすめです。
セブ市から40キロちょっとなので3分の1ぐらいのところにあります。せっかくのフィリピンなのでフィリピンの国民食を食べてみてください。
ドイツ人が経営している眺めがよく、ビールに合う食事が多いレストランです。
オスロブから30キロ弱なので少し遅い昼食になりますが、ジンベイザメツアーやツマログ滝で泳いだ後なので、ビールを飲みながらの食事は最高です。観光ガイドに載っていない私のおすすめのレストランです。
最後にジンベイザメツアーのスケジュールをご紹介しますね。
05:00 セブ市内集合
06:30 カルカル市のショッピングセンター内にあるジョリビーで朝食とトイレ休憩
10:00 オスロブ着
10:30 入場料を払い説明を聞いてジンベイザメ見学スタート
11:00 ジンベイザメ見学終了
11:30 ツマログの滝着
12:30 ツマログの滝終了
13:30 Seaview Moonrise Café & Resortレストランで遅めの昼食
14:30 レストラン出発
15:30 シマラ教会見学
16:30 シマラ教会出発
19:00 セブ市内到着
ジンベイザメは地元では「トゥキ」と呼び、観光資源になるとだれも思っていませんでした。
15年ほど前にオーストラリア人のダイバーがジンベイザメを見つけて、アドバイスをしたと聞いたことがあります。
今ではたくさんの観光客が訪れ、地元の良い収入源になりました。そして、今、地元住民は持続可能な観光にしようと頑張っています。
ツアーに参加する際は、環境保護と安全のためのルールを守ってくださいね。
例えば、ジンベイザメに触れたり、フラッシュ撮影を行うことは禁止されています。また、日焼け止めは環境に優しいものを使用するなど、海洋生態系への配慮が求められます。
観光客と地元住民が協力して、ジンベイザメツアーを発展させていければ良いなと思っています。
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