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2016.03.14

レイテ島ボランティア

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昨晩、船に乗ってレイテ島に来ました。今日は定期的に行っているQQEnglishのボランティアです。私達はトロッサと呼ばれる村で活動をしています。2013年11月8日に台風ハイエン、フィリピン名ヨランダがレイテ島に上陸してから続けているのです。観測史上最大と言われた台風は895ヘクトパスカルで最大瞬間風速105メートルでした。NHKの天気予報で見る強風域が風速15メートル、暴風域が風速25メートルですからどれだけ凄い台風だったか想像できると思います。
被災直後、ITパーク校に色々なメディアが来ていました。ITパーク校はネット回線が強いのでNHKさんを始め、TBSさん、テレビ朝日さん、共同通信さんがQQEnglishの中にオフィスを作って日本につないでいたのです。また取材でレイテ島に行くのもセブから船で渡っていました。


当時、各社に先生を秘書としてつけ、物資の手配や情報収集のお手伝いをしていました。そして取材でレイテ島に入る時はレイテ島出身の先生がガイド役を務めていたのです。レイテ島はセブとは言葉が違いワライ語を使っています。英語だけでは通じないのでガイドが必要だったのです。略奪や強盗などが多発していた時期なので大変でした。

今日はテレビ朝日さんに秘書兼ガイド役として付いていたジョス先生とレイテに来ています。



2013年からなのでもう何回来たかわかりませんがどんどん復興しています。既に一部の地域以外ではわからいぐらいです。

3.11が東日本大震災記念日だったので比べてしまいました。

私達が支援しているレイテ島のトロッサ村も8メートルを超える高潮と強風で村は壊滅しました。何もかも無くなっていたと言って良いと思います。しかし今では村に人が戻り家も建って人々は普通に暮らしています。もともと貧しい村なので直せない建物もありますが無いは無いなりで生活しているのです。



台風で6000名を超える方々が亡くなりました。しかしトロッサ村は壊滅したのですが死者は一人も出なかったのです。優秀なリーダーが全員を非難させていたからです。

今でも随時避難訓練を行い、台風の恐怖を伝え続けています。レイテ島は太平洋に直接面しているので高潮や台風の被害が多くあります。村は壊れたらまた作ればいいと言う考え方なのです。人の命さえ大丈夫であれば村は何回でも作り直せるのと思っているのでしょう。

大きな防潮堤を作り災害から身を守るのも一つの考え方ですが、災害が起こる事は当たり前と考え、災害が起こった時にしっかりと身を守る教育をするのも一つの考え方だと思います。



今、被災した村の海に来ています。ここには大きな防潮堤は無く穏やかな海が広がっています。トロッサ村にとって海の存在は生活そのものです。海が無くては生きていけません。

彼らはお金が有っても決して防潮堤は作らないでしょう。自然と共存するというのは防潮堤で仕切ってしまう事ではないからです。

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自然は時には牙をむきます。多くの死者を出す事もあります。だからと言って自然を壊し自然を遠のけてしまっていいのでしょうか?自然の怖さを伝え自然と共存しながら災害から身を守るすべはないのでしょうか?



もう一度言います。2013年11月8日観測史上最大の台風がレイテ島を襲いました。死者6000人を超える大被害を出したのです。しかし、その中心にあったトロッサ村は一人の死者も出しませんでした。

人の命なので綺麗ごとは言えません。それぞれ状況が違うので比べる事は出来ないのかもしれません。でも何か答えがあるような気がします。



日本は災害の多い国です。今はお金をかけて色々な事ができます。しかしいつまでもお金持ちの国でいられるかはわかりません。何とか日本人の英知を振り絞りお金をかけずに災害から身も守る方法を考えられないでしょうか?

その誇れる技術とアイディアを世界に広めていければそんなに嬉しい事はありません。

当時行ったボランティアの映像があります。

良かったら見てください。



https://www.youtube.com/watch?v=R8ObOJmo5E0