2025.01.25
元フィリピン大統領であったドゥテルテ氏がかつて市長を務め、治安対策を強化したことにより、フィリピン国内でも特に安全な都市とされているのがダバオです。
また、ダバオには手つかずの自然が多く残されており、リフレッシュのための観光地も豊富です。語学留学先としてダバオには大きな魅力があります。
そんな「ダバオとセブ島のどちらに留学すればよいのかな?」と迷っている方も多いようです。
そこで、フィリピン留学の経験が豊富なプロが、あなたの悩みを解決します!
この記事では主に、
についてお答えしていきます。
ダバオ留学に興味がある方は、ぜひ目を通してくださいね。
この記事であなたの次の悩みが解決します。
ダバオはフィリピンでも屈指の治安の良さと自然環境が整った都市です。
安心して生活できる都市として世界的に高く評価されているため、ダバオ留学であれば快適に留学生活を送ることができそうです。
ここではダバオの特徴について紹介します。
ダバオはフィリピン南部のミンダナオ島に位置する都市です。ダバオ市はミンダナオ島の南東部にあり、首都マニラやセブ島と比べると日本からの距離はやや遠く、アクセスにはやや時間がかかります。
ダバオはミンダナオ島最大の都市であり、ミンダナオ島の経済的・文化的な中心地です。ダバオには主要なビジネスや商業施設が多く集まっています。
ダバオはマニラ、セブに次いでフィリピンで3番目に大きな都市とされているだけに、非常に広大な市域を擁しており、なおかつ近代的な都市機能を備えています。
人口は約180万人を超え、商業やビジネスの拠点として発展しています。
市内にはショッピングモールや飲食店も多く、生活に必要なものはほぼすべて揃います。都市の利便性は高く、特に長期滞在の留学生にとって快適な生活環境が確保されています。
一方、マニラやセブのような混雑はなく、街全体に自然があふれていることもダバオの特徴です。公園や緑地がよく整備されており、落ち着いた生活を送れる環境が備わっています。
自然と都会的な利便性が共存する都市ダバオは、静かに学業に集中したい留学生にとって理想的な環境といえます。
年間を通じて温暖な気候に恵まれているのがダバオです。ダバオには雨季や乾季がなく、気温は年間を通して平均26~30℃、年平均降水量は2,000mmと安定しているため、かなり過ごしやすいです。
また、他の地域と比べてダバオは台風の影響を受けにくい特徴をもっています。台風の被害をほとんど受けないのは、台風が発生する海域より、ダバオはさらに南に位置しているためです。
フィリピンは台風の通り道と呼ばれるほど台風がよく発生します。台風の直撃によって停電が数日間も続いたり、断水になる地域もあるなか、ダバオ留学であれば台風災害によってインフラが止まる心配は、ほぼありません。
自然環境についても、ダバオは恵まれています。都市中心部から海沿いのリゾートエリアまで距離があるマニラやセブとは異なり、ダバオは中心部からも郊外からも海が近く、街中でもリゾート感を味わえます。
美しいビーチが複数あることで有名なサマル島へは、ダバオからフェリーで10分ほどの距離です。フィリピンで標高が一番高いアポ山にも、多くのアクティビティが用意されています。
気候が安定しており自然環境が充実していることは、ダバオの特徴のひとつです。
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ダバオはフィリピンでも治安の良さや自然環境に恵まれた都市として注目されています。しかし、その一方で留学先としていくつかのデメリットも抱えています。
ここではダバオ留学のデメリットについて、正直にお伝えします。
ダバオ市は治安の良さと安全な生活環境が特徴ですが、治安を維持するために厳格な規制が多く設けられていることには注意が必要です。ダバオで日々を過ごすからには、留学生といえども数々の規制を守る義務が課せられます。
特にお酒とタバコに対する規制には厳しいものがあります。たとえば、深夜帯(通常は午前1時から午前8時)にはアルコールの販売が禁止されており、公共の場での飲酒も制限されています。これにより夜間の騒音やトラブルを防ぐことにつながり、ダバオ市の安全な環境が保たれています。
喫煙については、路上や公共の場所での喫煙が全時間帯で禁止されています。指定された喫煙エリア以外での喫煙は罰則の対象となるため、細心の注意を払った方がよいでしょう。
語学学校でも、ほとんどの場合敷地内での喫煙は禁止されています。また、タバコを販売する店舗も限られており、日本のように手軽にタバコを入手できないため、喫煙者にとっては不便を感じるようです。
さらに夜間の外出に関しても、一部のエリアで制限が設けられていることがあります。ダバオでは安心して暮らせる反面、生活スタイルが制約されることを事前に理解しておくことが重要です。
ダバオ留学のデメリットとして、語学学校の数が少ないことをあげられます。フィリピン第3の都市でありながら、マニラやセブと比較してダバオには語学学校がわずかしかありません。
選択肢が限られることは、大きなデメリットです。
選択肢が少ないため、自分の学習目的や希望に完全に合致する学校を見つけることは難しいかもしれません。
たとえば特定の試験対策や専門的な英語スキルを習得したいと考えても、対応するコースを提供している学校が見つからない可能性もあります。
また、実際に通ってみて学校の雰囲気や教育方針が自分に合わないと感じた場合、転校先の選択肢も少ないため、柔軟な対応が難しいことも考えられます。
そのため、留学前に各学校のカリキュラムや教育方針を十分に調査し、自分の目的や希望に最も適した学校を慎重に選ぶことが大切です。
日本からの直行便がないこともダバオ留学のデメリットのひとつです。現在、日本からダバオ市にあるフランシスコ・バンゴイ国際空港への直行便は運航されていません。
そのため、ダバオへ渡航する際には、マニラやセブでの乗り継ぎが必要となります。移動時間としては、日本からマニラまでのフライトが約4~5時間、マニラからダバオまではさらに約1時間45分程度かかります。
実際には乗り継ぎのための待ち時間が加わるため、ダバオへ到着するには、おおよそ8時間ほどが必要です。移動にほぼ一日を要すと考えた方がよいでしょう。
また、特に初めての海外渡航や英語に不慣れな方にとっては、乗り継ぎ手続きや待機時間が負担となる可能性があります。
乗り継ぎの際にフライトが遅延したりキャンセルされたりするリスクもあるため、ダバオ留学を計画する際には、余裕をもったスケジュールで移動計画を立てるようにしてください。
ダバオ留学には治安の良さや物価の安さ、自然環境の豊かさなど、多くのメリットをあげられます。ここでは、ダバオ留学の主な利点を詳しく解説します。
ダバオ留学の大きなメリットの一つは、安全で安心な生活環境が整っていることです。ことに世界的にも評価される治安の良さは、留学生にとって魅力的です。
ダバオ市の治安の良さは高く評価されており、世界各国の都市別生活情報を提供するデータベース「Numbeo」の2023年の調査によれば、ダバオ市は1位のタイ・チェンマイ市に次いで、東南アジアで2番目に安全な都市としてランクインしています。
ダバオの治安が向上したのは、元フィリピン大統領のロドリゴ・ドゥテルテ氏が市長となった際、犯罪抑制のための厳しい政策を実行に移したからです。
公共の場での喫煙禁止、深夜の酒類販売の制限、スピード違反の厳格な取り締まりなど、市民の安全を守るための多くの規制が施行されたことにより、かつては治安が悪かったダバオが、みるみるうちに安全な都市へと変わっていきました。
ドゥテルテ氏の政策により、ダバオ市内では犯罪発生率が大幅に低下し、市民や訪問者が安心して生活できる環境が整えられたのです。留学生にとっても、これらの厳格な治安管理によって安心感がもたらされ、学業に専念できる大きな要因となっています。
ダバオは物価や生活費が他の都市に比べて非常に安く、学費もリーズナブルであることから、留学費用を抑えたい人にとって魅力的な選択肢となっています。
語学学校の費用も比較的安価で、宿泊費や食事代込みの1か月の学費は10~20万円程度が相場になっています。マンツーマンレッスンが主流であるため、費用に対して充実した学習環境が提供されているといえます。ダバオ留学であれば、少ない予算で高品質な教育を受けられることを期待できます。
物価にしてもマニラやセブといったフィリピンの他の都市に比べると安いため、日常の生活費を大幅に節約できます。留学中に費用を抑えたい方にとっては、生活費が少なくて済むダバオは理想的な都市といえそうです。
また、ダバオは地元の農産物が豊富で、新鮮な食材が安価で手に入ります。食費を抑えながら健康的な食生活を維持できることも、ダバオ留学の大きなメリットです。
ダバオは生活費や学費などのコストパフォーマンスに優れた留学先として注目されています。
ダバオはまだ留学先としての認知度が低いため、日本人留学生の数が比較的少ない状況が続いています。
日本人が少ない環境では日常生活や学習の場で英語を使用する機会が自然と増えます。クラスメートやルームメイトが他国の留学生であれば、共通言語として英語を使うことになるからです。
これにより、英語でのコミュニケーション能力が向上し、実践的な英語力を身につけることができます。
ダバオの語学学校では他国からの留学生も多く、多様な文化背景をもつ人々と交流する機会が豊富に用意されています。異文化理解を深め、国際的な視野を広げながら英語漬けの毎日を送れることが、ダバオ留学の大きなメリットです。
豊富な自然環境と多彩なアクティビティを楽しめることも、ダバオ留学の魅力です。週末にはリフレッシュできるスポットが数多くあり、海や山でのアクティビティも充実しています。
たとえばダバオ市内には自然とふれあえるリフレッシュスポットが豊富に用意されています。
例えば、エデン・ネイチャー・パーク&リゾートは市内から約1時間半の距離にあり、広大な敷地内で自然散策や釣り、乗馬など多彩なアクティビティを楽しめます。
フィリピン・イーグル・センターでは、絶滅危惧種であるフィリピンワシを間近で観察でき、環境保護について学ぶこともできます。
海と山に囲まれたダバオならではの多彩なアウトドアアクティビティも楽しめます。サマル島はダバオ市からフェリーで約10分の距離にあり、美しいビーチでのシュノーケリングやダイビングが人気です。また、アポ山はフィリピン最高峰の山であり、トレッキングやハイキングを通じて大自然を満喫できます。
自然豊かな環境と多彩なアクティビティは、学業の合間に心身をリフレッシュさせ、充実した留学生活を送れることに役立ちます。
ダバオとセブ島は、どちらもフィリピン留学で人気の都市ですが、それぞれ異なる特徴やメリットをもっています。
ダバオは治安が良く、物価も安いため、安心して勉強に集中できる環境が整っています。一方、セブ島は語学学校が多く、留学の選択肢が豊富で、日本人留学生にも馴染み深い都市です。
ここでは、それぞれの都市の特性や生活環境を比較しながら、自分に合った留学先を見つけるための参考になる情報を提供します。
ダバオ留学に向いているのは治安の良さを優先し、安全で安心な生活環境のなか、集中して英語漬けになれる学習環境を求める人です。また、留学中の費用をできるだけ抑えたい人にとっても向いています。
ダバオは厳格な治安管理と市民の協力により、国内でも特に安全な都市として知られています。
公共の場での喫煙禁止や深夜の酒類販売の制限など厳しい規制が施行されていますが、喫煙や飲酒の習慣がない方であれば、なにも問題ありません。治安の良さを第一に考えるのであれば、ダバオ留学はおすすめです。
また、ダバオは他の主要都市と比較して観光客が少なく、落ち着いた雰囲気が保たれています。治安の良さと静かな環境を求める方にとって、ダバオは理想的な留学先といえるでしょう。
セブと比較してみるとダバオの物価は全体的に低く、生活費や学費を大幅に節約できます。ダバオでの外食費用はセブと比較して約20~30%安く、500円以内で食事ができるレストランも多く存在します。
生活費は、1ヶ月あたり約17,000ペソ(約44,500円)から34,000ペソ(約89,000円)とされています。これは他の都市と比べても、非常にリーズナブルな水準といえます。
留学費用をできるだけ抑えながら効果的に英語を学びたい方には、ダバオが向いています。
日本人が少ない環境で英語を学びたい方にとって、ダバオは理想的な選択肢です。セブ島とは異なり、ダバオは日本人留学生の割合が低く、英語漬けの生活を送りやすい環境が整っています。
そのため、日本語に頼ることなく、英語力を伸ばしたいと考える方には非常に適しています。
フィリピン留学では日本人同士で日本語を話す機会が多いことにより、英語力が十分に伸びないケースもあります。しかし、ダバオ留学であれば、その心配はほとんどありません。
セブ島留学は語学学校の選択肢が豊富で、サポート体制が整っている点が魅力です。初めての留学で安心感を重視したい方や、観光地としても有名な環境で学びたい方には、セブ島留学が向いています。時間を効率よく使うことで、短期留学でも成果を上げたい方にも、セブ島留学がおすすめです。
セブ島留学は、語学学校の選択肢を重視する方に特におすすめです。セブ島には多種多様な語学学校があり、目的やニーズに応じて最適な学校やコースを選ぶことができます。
英語のスキルアップに特化した集中コースやビジネス英語、資格試験対策、人気が高まっているカランメソッドなど、さまざまなプログラムが用意されており、希望に合った学び方が可能です。
また、観光地としても人気が高く、多くの留学生が集まるセブ島は、日本人向けのサポート体制も充実しています。
初めての留学で不安がある方や現地でのサポートを重視したい方には、セブ島の多様な選択肢が心強い味方になることでしょう。
日本からのアクセスの良さを重視する方にはセブ島留学が向いています。セブには日本からの直行便が複数運航しており、成田・関西・中部などの主要空港から直行便で約4~5時間で到着できます。
この短時間でのアクセスは、初めての留学や頻繁な帰国を予定している方にとって非常に便利です。
また、直行便があることで、日本の家族や友人が訪問しやすい点もメリットの一つです。急な帰国や家族の訪問が必要になった際もセブであればスムーズに対応できるため、留学中も安心して過ごせる環境が整っています。
留学中も都会的な生活やナイトライフを楽しみたい方には、セブ島留学が向いています。セブ島には多くのショッピングモール、レストラン、カフェ、バーが集中しており、仕事や学習後にリフレッシュできるスポットが豊富に用意されています。
特にナイトライフの充実ぶりは、地方都市に過ぎないダバオとは格段の差があります。セブであれば夜遅くまで営業しているお店も多く、留学中に都会的なリフレッシュの機会を求めている方にとって理想的といえます。
ダバオ留学を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
フィリピン留学は手頃な価格にて効果的な英語学習環境が得られることで、近年非常に人気が高まっています。特にマンツーマンレッスンが充実している点は大きな特徴です。
マンツーマンレッスンは短期間で集中的に英語力を伸ばしたい人にとって理想的な学習スタイルです。
英語はフィリピンの公用語であるため、日常生活でもフィリピン人と英語を使ってコミュニケーションをとる機会が多く、学んだ知識をすぐに実践で活かすことができます。
欧米への留学に比べると、授業料や生活費をかなり安く抑えられることもフィリピン留学の人気が高い原因のひとつです。
フィリピンには語学留学に向いている街が複数ありますが、治安の良さを何よりも優先したい方、留学費用をできるだけ抑えたい人にはダバオ留学がおすすめです。
ダバオでの生活環境は、日本人にとって安心で快適なものです。ダバオはフィリピン第3の都市として都市の利便性を保ちながらも、豊かな自然が共存しています。
街中には高層ビルが少なく、観光客も少ないため、都会でありながらも落ち着いた環境が整っています。
ダバオの治安はフィリピン国内でトップレベルです。現地の人々の協力や行政の厳しい治安管理により、犯罪発生率が非常に低く保たれています。
これにより、安心して学業に専念できる環境が整っています。台風による災害のリスクが少ないことも、安全な生活環境に繋がっています。
その上、物価も安いため、勉強と生活のバランスを取りやすい都市として注目されています。
ダバオ留学はコストパフォーマンスに優れており、安全で安定した環境で英語を学びたい方には、特におすすめです。ダバオであれば日本人留学生が少ないため、日本語に頼らず英語漬けの環境で学ぶことが可能です。
さらに治安面においても、ダバオはフィリピンの他の都市と比べて非常に安全です。市内の厳しい規制が効果を上げているため、安心して勉強に集中できる環境が整っています。
勉強に疲れた際は、豊かな自然環境やリフレッシュスポットにてリラックスできる点も魅力です。たとえばサマル島のビーチやアポ山の登山など、さまざまなアクティビティを楽しめます。
都会の喧騒を離れた落ち着いた環境のなか、コストを抑えつつしっかりと学びたい方にとって、ダバオ留学はおすすめです。
なお、ダバオでの留学が自分に合わないと感じた場合は、セブ島での留学を検討するのも良い選択です。セブ島にはダバオとは異なる魅力が多く、フィリピン留学の別の側面を楽しむことができます。
留学先を決める際には事前の情報収集をしっかりと行い、自分に合った場所を選ぶことで、より充実した楽しい留学生活を送ってくださいね。