2025.02.10
イギリスは英語発祥の国であり、首都ロンドンは歴史や文化だけでなく現代のビジネスやファッション、芸術などの中心を担っています。
観光地としても有名ですが、語学留学にも人気があり、世界各国から多くの人々が集まっています。
今回はそんなロンドン語学留学のメリット・デメリットやかかる費用について解説します。
ロンドンは世界三大都市の1つとして知られていますが、ニューヨークや東京のようにビルが多くそびえ立っているイメージとは違います。
ロンドンの中心街には数多くの歴史ある建造物が残っており、散歩をしているだけでヨーロッパならではの雰囲気を存分に味わえます。
ショッピング街や中心街、ビジネス街に足を運べば、近代的な建物や文化もしっかりと感じられ、どこを歩いても魅力満載の都市です。
ロンドンは日本より緯度が高い位置にありますが、日本同様に四季を楽しめます。また、ロンドンの天候は年間を通して雨が多く、日本でいう北陸地方の「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉が思い出されます。
魅力たっぷりのロンドンには、語学留学をするメリットが数多くあります。
その中でも今回は4点に絞って紹介します。
イギリス英語は「クイーンズイングリッシュ」と呼ばれており、アメリカ人の中にはイギリス英語に憧れている人もいるくらい、品があって奥ゆかしい言語です。
日本の教育ではアメリカ英語をベースに学びますが、英語のオリジンであるイギリス英語を身につけることによって、周囲から一目置かれるようになります。
また、アメリカ英語とイギリス英語の違いを感じられることで英語の歴史について興味を持ったり、英語の奥深さも感じられたりして、より英語学習に対してのモチベーションが上がります。
ロンドンには魅力的な観光名所がたくさんあります。
イギリスの国会議事堂で有名なビッグベン(時計台の名称はエリザベスタワー)をはじめ、ゴッホのひまわりやダ・ヴィンチの岩窟の聖母などの有名な絵画がたくさん展示されているナショナルギャラリー、大英博物館、バッキンガム宮殿、グリニッジ天文台などここでは書き出せないほど数多くの魅力溢れる名所ばかりです。
名所だけでなく、ミュージカルを観たり世界各国のレストランがあったりと、いろんな文化や体験も楽しめます。
ロンドンに留学すれば、毎日飽きることなくいろんな場所をめぐれるので毎日楽しく刺激を感じながら過ごせます。
ロンドンは東京や大阪などの都市部のように地下鉄が走っています。
地上でも日本のJRのように電車が走っていますし、ダブルデッカー(ロンドンバス)も数多く走っており、日本と同じような感覚で公共交通機関を利用できます。
また、「オイスターカード」という日本のSuicaやICOCAと同様の交通カードがあります。これを持っていればバスでも電車でも使えるのでとても便利です。
ロンドンからオックスフォードやリバプールなどの郊外へ行く際には、ヴィクトリアコーチステーションから出ている高速バスに乗って行くことも可能です。
また、セントパンクロス駅から出ているユーロスターに乗ればパリまで2〜3時間で遊びに行けます。
ロンドンには世界各国の人々が多く集まっているため、語学学校ではいろんな国の人と話せます。
日本人とは違う価値観に触れることで、自分の視野を広げられます。
フランスやイタリアなどの近隣諸国の人々は、長期ホリデーを利用して語学留学に訪れることもあるので、ヨーロッパの人との交流できる機会が多いでしょう。
また、街で働いている人々の出身地もイギリスだけでなく、さまざまな国である場合があります。
ショッピングや食事しに行く時には、英会話力を上げる一環として出身地を聞いてみると会話が広がり楽しいかもしれません。
ロンドン語学留学はメリットが多く感じられますが、デメリットもわずかながらあります。
ここではそのデメリットについて紹介します。
イギリスは日本よりも物価が高いです。近年は円高の影響もあり、用意する費用がこれまでよりもかさんでしまうことがひとつあります。
しかし、ロンドン語学留学で得られる経験値は、自分の人生において大きな価値を生み出します。
ロンドンへ行く時には、為替レートを意識しながら行くタイミングをうかがったり、換金・入金したりしましょう。
英語にはアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など、方言のようなものがあり、アメリカ英語に慣れている日本人にとっては、イギリス英語に慣れるまで少し苦戦するかもしれません。
これまで習ったワードがイギリスに行くと違うワードを使っていたり、スペルや発音の違いがあったりするので、ロンドン留学に行く前には事前にイギリス英語について調べたり、イギリス映画やSNSの動画などを観たりしてイギリス英語に触れておくと、現地に行った時に対応しやすくなります。
ロンドンは世界中から人が多く集まる人気の大都市であるため、日本からも多くの人が訪れます。そのため、日本人と出会う確率は高くなります。
日本人との交流は、いざ困ったことがあった時や悩みがある時などに、お互いに助け合えることがメリットです。
しかし、語学留学ですから日本語が飛び交う環境ではなく、積極的に英語に触れられる環境に身を置きたいと考える場合、デメリットにもなりうるでしょう。
語学学校を選択する時には、学校側に「日本人の生徒はどのくらいいるか」を聞いてみるとしっかりと回答してくれるので、事前に連絡を取ってみるのも良いでしょう。
ロンドン語学留学で1ヶ月あたりにかかる費用の平均を調べました。
学費 | 15~30万円 |
家賃 | 8~10万円 |
渡航費 | 10~20万円 |
食費 | 4~7万円 |
娯楽費 | 5~8万円 |
これら以外にも、海外保険費や通信費などがプラスしてかかることを想定すると、費用の合計金額の平均は「40~80万円」ほどになります。
6ヶ月未満の短期留学であれば、事前にビザを発行する必要がないので費用はかかりません。イギリスの空港の入国審査場で「Short-tern-abroad」と伝えればパスポートに証明の印を押してもらえます。
このように費用を抑えられることもあるので、事前に調べておくことが大切です。
為替変動もあるので、少し多めに見積もっておくと、何かトラブルがあった時に安心して対応できます。
ロンドンは常に世界から注目を浴びており、留学、観光、ビジネスなどにおいてとても人気です。
そんな大都市で語学留学をすることで、英語を習得するだけでなく、自分自身のこれまでの人生やこれからの人生に対しての価値観を深く考えられるきっかけにもなります。
語学留学を考えている方は、ぜひロンドンも候補の1つにしてもらえたら幸いです。
「短期集中で語学力を上げたい」「費用をなるべく抑えたい」という方は、フィリピンもおすすめします。
フィリピン語学留学のメリットとしては、
などが挙げられます。
語学留学は目的が大切です。自分はなぜ留学に行くのかを明確にして、その目的に合う行き先を見極めましょう。