英語を活かせる仕事17選|職業別に必要な英語レベルを解説

「英語を使う仕事に就きたい」「英語力を仕事で活かしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、英語を活かせる仕事を17種類紹介します。
人と関わる仕事から、英語を書く仕事まで幅広くまとめているので、あなたにぴったりの職種がきっと見つかります。
英語を活かせる代表的な仕事
キャビンアテンダントや翻訳者など、英語を活かせる仕事にはさまざまな種類があります。ここでは、英語を使う機会が多い職種をタイプ別に紹介します。
あわせて、それぞれの職種に求められるTOEICスコアの目安(満点900点中)や平均年収もまとめました。
人と接することが多い仕事9選
パイロット
| TOEICスコア | 700〜800点以上 |
| 平均年収 | 1600.3万円前後 |
パイロットは、国内線でも英語で管制官とやりとりを行います。
これは、海外の航空機とも情報を共有するためです。
英語は「航空英語」と呼ばれる定型表現が多いですが、トラブル時には状況を説明する力も求められます。
JALでは、英語力の目安としてCEFRのB2レベル(TOEIC700〜800点程度)が推奨されています。
キャビンアテンダント
| TOEICスコア | 600点以上 |
| 平均年収 | 449.7万円 |
キャビンアテンダント(CA)は、機内サービスや保安業務を通して乗客の快適な空の旅を支える仕事です。
食事や飲み物の提供だけでなく、急病人への対応や緊急時の誘導も行います。
英語力は必須で、海外の乗客や外国人クルーとのコミュニケーションに欠かせません。
ANA・JALではTOEIC600点以上が目安ですが、外資系航空会社では700〜800点を求められる場合もあります。
グランドスタッフ
| TOEICスコア | 500点以上 |
| 平均年収 | 484.8万円 |
グランドスタッフは、空港のカウンターで搭乗手続きや案内を行う仕事です。
出発・到着時のサポートや搭乗口での誘導などを担当し、国際線では外国人旅客と英語でやりとりする機会も多いため、一定の英語力が求められます。
航空管制官
| TOEICスコア | 700点以上 |
| 平均年収 | 579.8万円 |
航空管制官は、空港の管制塔などで勤務し、飛行機の安全かつ効率的な運行を支える仕事です。
レーダーや無線を使って航空機の位置や高度を把握し、パイロットに適切な指示を出します。
国家試験に合格する必要があり、英語の聞き取りや面接も行われます。
そのため、TOEIC700点以上、または英検®準1級程度の英語力が求められます。
実際の業務では、海外のパイロットとのやり取りや緊急時の対応などで、確かな英語運用力が欠かせません。
通訳者
| TOEICスコア | 950点以上 |
| 平均年収 | 579.8万円 |
通訳者は、異なる言語を使用する人々の間で意思疎通をサポートする専門職です。
国際的なビジネスシーンや会議、テレビ中継などで活躍し、単なる翻訳ではなく、話し手の意図や感情まで正確に伝える力が求められます。
通訳案内士
| TOEICスコア | 900点以上 |
| 平均年収 | 382万円 |
通訳案内士は、日本を訪れる外国人観光客に向けて、文化や歴史、観光地などを外国語で紹介する「日本の魅力を伝えるプロ」です。
旅行会社や観光団体に所属するほか、フリーランスとして活動する人もいます。
観光地の案内だけでなく、交通の利用方法や日本の習慣なども説明し、快適な旅をサポートします。
テーマパークスタッフ
| TOEICスコア | 500点以上 |
| 平均年収 | 350.7万円 |
テーマパークスタッフは、遊園地やテーマパークでお客様が快適に楽しめるようサポートする仕事です。
案内や受付、アトラクションの運営、グッズ販売など業務は多岐に渡ります。
特に海外からの来場者が多い施設では英語力が重視され、英語で問い合わせや返品対応を行う場面もあります。
英語ができると応募できる職種の幅が広がります。
ホテルマン(ホテルスタッフ、ホテリエ)
| TOEICスコア | 500点以上 |
| 平均年収 | 314.8万円 |
お客様が快適に過ごせるよう、チェックイン・チェックアウトの対応や館内のご案内などを行うのがホテルスタッフの仕事です。
外国からの宿泊客も多く、英語でのコミュニケーション力が大切。
笑顔や気配り、そして異文化を理解する姿勢が求められます。
英語を活かしながら、人との出会いを楽しめる職場です。
ツアーコンダクター
| TOEICスコア | 600点以上 |
| 平均年収 | 381.9万円 |
ツアーコンダクターは、旅行参加者が安心して旅を楽しめるようサポートする「旅の案内人」。
旅程の進行管理から宿泊・観光の手配まで幅広く対応します。
海外ツアーでは、英語でのコミュニケーション力が大いに活かされる仕事です。
人に教える仕事3選
英会話スクール講師
| TOEICスコア | 850点以上 |
| 平均年収 | 383.8万円 |
英会話スクール講師は、英語を学びたい人に「話せる英語」を身につけさせる仕事です。
子供から社会人まで幅広い年代の生徒に向けて、レベルに応じたレッスンを行います。
英語での表現力や発音指導などを通じて、生徒が自信を持って英語を話せるようサポートします。
人に教えることが好きな人や、教育分野で英語力を活かしたい人におすすめです。
中学校・高校英語教師
| TOEICスコア | 730点以上 |
| 平均年収 | 739.7万円(中学校)677.5万円(高校) |
中学校・高校の英語教師は、生徒に英語の基礎から実践的なコミュニケーションまでを指導する仕事です。
授業のほかにも、教材の作成や学校行事の運営、生徒指導など、学校生活全体を支える役割も担います。
英語教師になるには、教員免許の取得と教員採用試験への合格が必要です。
試験ではリスニングやスピーチ、英語面接などが行われるため、高い英語力と指導力が求められます。
予備校講師
| TOEICスコア | 900点以上 |
| 平均年収 | 418万円 |
英語の力で、生徒の未来をサポートする仕事です。
大学受験を控えた高校生や浪人生に向けて、受験英語の指導を行います。
授業のほか、進路相談や模試の採点など、生徒一人ひとりの成長を支える役割も。
「教える」ことを通して、自分自身の英語力もさらに磨かれます。
英語を書く仕事2選
翻訳家
| TOEICスコア | 900点以上 |
| 平均年収 | 697.6万円 |
外国語で書かれた文章を日本語に、または日本語を外国語に訳す「言葉の架け橋」となる仕事です。
書籍や雑誌を扱う「出版翻訳」、ビジネス文書やマニュアルなどを扱う「産業翻訳」など、活躍の場はさまざま。
正確な語学力だけでなく、文章表現力や専門知識も求められます。
自分の訳した言葉が、世界中の人々の理解や感動を生むーーそんなやりがいのある仕事です。
英文事務員
| TOEICスコア | 600点以上 |
| 平均年収 | 400万円 |
英文事務員は、英語を使って企業の事務処理を行う仕事です。
海外とのやりとりが多い職場で活躍し、英文での見積書・納品書の作成や、輸出入に関する書類の準備・送付などが主な業務。
海外企業とのメール対応や発注手続きなど、日常的に英語を扱う機会が多い職種です。
海外とつながる仕事3選
経営コンサルタント
| TOEICスコア | 700点以上 |
| 平均年収 | 780.9万円 |
企業の成長戦略を支える経営コンサルタント。
海外市場の調査やグローバル企業とのミーティングなど、国境を越えた案件に関わる場面も多くあります。
英語を使いこなすことで担当できるプロジェクトの幅が広がり、キャリアアップのチャンスが増えるのが魅力です。
外資系企業の社員
| TOEICスコア | 700点以上 |
| 平均年収 | 800万円 |
外資系企業では、部署にもよりますが、海外の同僚とのやり取りや英語での会議が日常的に発生します。
メールやチャット、ミーティングなど、英語を使うシーンは一般企業よりも多め。
そのため、英語力はコミュニケーションだけでなく、業務全般をスムーズに進めるための重要なスキルと言えるでしょう。
商社の社員
| TOEICスコア | 730点以上 |
| 平均年収 | 1,400万円 |
グローバルに活躍したい人に人気の商社。
担当するのは、商品の輸送手段の手配や通関・保険など、取引が滞りなく進むよう全体をコーディネートする仕事です。
海外の取引先とやりとりする場面が多いため、英語力は欠かせないスキル。
世界を舞台にビジネスを動かしたい人にピッタリの職種です。
仕事で役立つ英語力を身につけるには?
この章では、将来の仕事で活かせる「実践的な英語力」を身につけるための方法をご紹介します。
海外留学やインターンシップなど、大学生活のうちに挑戦しやすい取り組みを中心にまとめました。
海外留学にチャレンジする
海外留学は、英語力を大きく伸ばせる代表的な学習方法です。
授業はもちろん、友人との会話や日常生活の中で自然と英語を使う機会が増えるため、実践的な力がしっかり身につきます。
ホームステイを選べば、現地の文化を肌で感じられ、視野を広げるきっかけにもなります。
英語が飛び交う環境に身を置くことで、上達のスピードを一気に高められるのが魅力です。
また、当社が運営するフィリピン・セブ島の語学学校「QQEnglish」(https://qqenglish.jp/)では、最短1日から参加できる短期留学プログラムをご用意しています。
リーズナブルな費用で質の高いマンツーマン授業を受けられるため、効率よく「使える英語力」を養うことができます。
週末だけの受講もできるため、忙しい学生や社会人でも気軽に挑戦できます。
英語を使ったインターンシップに挑戦する
海外インターンシップは、現地企業で働きながら実践的なビジネス英語を身につけられる貴重なチャンスです。
ネイティブスピーカーと日常的に関わることで、教科書にはない自然な表現や、発音が習得できるのも魅力。
ただし、職種や受け入れ先によっては一定の英語力が必要で、欧米企業の場合はTOEIC700点以上を求められるケースもあります。
しっかり準備して臨みましょう。
英語に関する資格を取得する
TOEICや英検®、TOEFLなどの英語資格は、学生のうちに取得しておくと将来の進路選択に役立ちます。
資格はあなたの努力を客観的に示してくれますが、スコアだけで実力の全てが測れるわけではありません。
資格学習と並行して、日常の中で英語に触れる習慣作りを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「英語を活かせる仕事」には、英語力のレベルや求められるスキルが職種ごとに大きく異なります。
たとえば、日常会話レベルで対応できるものから、高度な専門知識やビジネス英語が必須になる仕事までさまざまです。
英語力だけでなく、コミュニケーション力、専門性、これまでの経験との相性も大切なポイント。
まずは「自分の強みをどんな場面で活かしたいか」を考えながら、興味のある職種を具体的にリサーチしてみてください。
きっと、自分に合った「英語を活かせる仕事」が見つかるはずですよ。



留学品質のレッスンをオンラインで
こども専用オンライン英会話
英語コーチング