香港ワーホリに興味があるけれど、「ビザの取得方法は?」「現地での生活費は?」「仕事は見つかる?」と疑問を抱えていませんか?
本記事では、香港ワーホリのビザ申請方法、費用、仕事の探し方から生活のリアルまでを詳しく解説します。
海外就職を目指す方にも役立つ内容なので、ぜひ最後までご覧ください!
執筆者QQEnglish編集部
フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。
監修者斉藤淳
フィリピン留学協会会長
2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。
香港ワーキングホリデービザとは?
申請資格と発給要件
香港のワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)は、日本国籍を持つ18歳以上30歳以下の人が対象です。
発給要件として、経済的に自立していること、犯罪歴がないこと、ビザの目的が主に休暇であり、短期的な就労が認められています。
香港のワーホリビザは1年間有効で期間内であれば現地での就労ができますが、特定の職種や長期就業には制限があります。
どんな人におすすめ?香港ワーホリの特徴
香港ワーホリにおすすめな人をみてみましょう。
- 海外就職を視野に入れている人:香港はアジアの経済拠点であり、ワーホリを機にキャリアを築くことができます。
- 英語や広東語を学びながら働きたい人:実践的な語学環境で、ビジネス英語や広東語を習得できます。
- 海外での実務経験を積みたい人:日系企業やローカル企業でのインターンシップ・アルバイトを通じて、国際的な職場環境を経験できます。
- 短期間でも海外生活を楽しみたい人:1年間の滞在期間で、仕事だけでなく観光や文化体験もできます。
香港で働くために英語は必要?
香港は公用語が英語と広東語であり、ビジネスシーンでは英語が頻繁に使用されます。ワーホリで働く際にも、最低限の日常英会話やビジネス英語が求められます。
英語が必要な理由
- 職場の共通言語が英語
香港のオフィスワークや日系企業の現地支社でも社内の公用語は英語が一般的です。英語ができることで現地のスタッフやクライアントと円滑にコミュニケーションが取れるようになります。
- 接客業や観光業でも英語が必要
飲食店やホテル、ツアーガイドの仕事では、観光客や海外の顧客と接する機会が多いため、英語での接客スキルが求められます。
- 英語力があると高時給の仕事に就ける
英語が話せると時給が高い仕事がとれやすいです。
例:外資系のコールセンター、バイリンガルの事務職、日本語教師など。
英語力が不十分な場合、応募できる仕事の幅が狭くなってしまうため、香港ワーホリ前に英語のスキルを身につけましょう。
ワーホリビザの必要書類一覧と取得方法
2025年1月17日より、香港のワーキングホリデービザ申請はオンラインでの手続きが義務化されました。
オンライン申請の手順:
- 必要書類の準備:
- 申請書(ID 936A):香港入国管理局の公式サイトからダウンロードし、必要事項を記入します。
- パスポートのコピー:有効期限が申請時点で1年以上あることを確認し、写真および個人情報のページをコピーします。
- 顔写真:55×45mmのカラー写真を用意します。
- 渡航予定の詳細:航空券の予約確認書などを準備します。
- 資金証明:最低20,000HKD以上の残高証明書(英文)を取得します。
- 海外旅行保険の加入証明書:滞在期間をカバーする保険に加入し、英文の証明書を用意します。
- オンライン申請の実施:
- 上記の必要書類をデジタル形式(スキャンや写真)で用意します。
- 香港入国管理局の以下のいずれかのプラットフォームにアクセスします:
- ImmDモバイルアプリケーション
- ImmDウェブサイト
- GovHKウェブサイト
- オンライン申請フォームに必要事項を入力し、準備した書類をアップロードします。
- 申請費用の支払い:
- 申請費用は約230HKD(約4,000円)です。
- オンライン申請時にクレジットカードなどの方法で支払いを行います。
- 審査と結果通知:
- 通常、審査期間は4〜6週間です。
- 審査結果はオンラインで確認でき、承認後にビザ発給通知を受け取ります。
- 渡航とビザの有効化:
- ビザ発給通知を受け取った後、香港へ渡航します。
- 到着後、ビザを有効化し、香港IDカードの取得も推奨されます。
注意点:
- オンライン申請が義務化されたため、郵送や対面での申請は受け付けられません。
- 申請前に最新の情報を確認し、必要書類や手続きに変更がないか注意してください。
この新しいオンライン申請プロセスにより、申請者は物理的な入国管理局への訪問が不要となり、手続きがより効率的になりました。
ビザの有効期限と更新ルール
香港ワーホリビザの有効期限は12ヶ月ですが、一度発給されると延長はできません。
ワーホリ期間を終了後も香港での滞在を希望する場合は就労ビザ、学生ビザ、投資ビザなどの別のビザに切り替える必要があります。
香港IDカードの取得方法と必要性
香港に到着後、ワーホリビザを有効化するために香港IDカード(HKID) の取得が推奨されます。HKIDがあると銀行口座の開設や就労時の手続きがスムーズになります。
取得の流れ:
- 香港入境後、30日以内に移民局(Immigration Department)へ申請
- 申請書類(パスポート・ワーホリビザ)を提出
- 指定のオフィスで写真撮影・指紋登録を実施
- 約2週間後、HKIDカードを受け取る
HKIDを持つことで香港での生活がよりスムーズになり、ワーホリ期間中の活動の幅が広がります。
香港ワーホリにかかる費用の全体像
渡航前にかかる費用(ビザ・航空券・初期費用)
香港ワーホリに出発する前にビザ申請費用、航空券代、初期の生活費がかかります。
- ビザ申請費用:約230HKD(約4,000円)
- 往復航空券:エコノミークラスで約50,000〜100,000円
- 海外旅行保険:1年間で約50,000〜150,000円
- 最初の1ヶ月分の生活費(家賃・食費・交通費):約100,000〜200,000円
渡航前には最低でも30万〜50万円程度の資金を準備しておきましょう。
滞在費・生活費(家賃・食費・交通費)
香港での生活費は日本よりも高めです。家賃は高騰しており、シェアハウスやゲストハウスを利用する人が多いです。
- 家賃(ルームシェア):5,000〜10,000HKD(約90,000〜180,000円)
- 食費(外食中心):3,000〜5,000HKD(約54,000〜90,000円)
- 交通費(MTR・バス利用):約500HKD(約9,000円)
生活費を抑えるためには、ルームシェアや自炊を活用するのがおすすめです。
節約術!生活費を抑えるコツ(ルームシェア・格安スーパー)
香港での生活費を抑える方法をまとめました。
- ルームシェアを活用:家賃を半分以下に抑えることが可能
- 格安スーパーを利用:パークン(ParknShop)やウェルカム(Wellcome)でまとめ買い
- 外食はローカルフード中心に:ローカル食堂やフードコートを活用すれば食費を節約
香港ワーホリでできる仕事一覧
ワーホリビザで働ける職種(飲食店・ツアーガイド・事務・日本語教師)
香港ワーホリビザを取得すると短期間の就労ができます。主な職種をまとめました。
- 飲食店スタッフ:レストランやカフェでの接客・キッチン業務
- ツアーガイド:日本人観光客向けの現地ツアーガイド
- 事務職:日系企業や外資系企業でのアシスタント業務
- 日本語教師:語学学校やプライベートレッスンの講師
職種によって求められるスキルや語学力が異なるため、事前に求人情報を確認し、自分に合った職場を探しましょう。
香港の平均給与・最低賃金・時給相場
香港の最低賃金は2024年で時給40HKD(約720円)ですが、職種や経験によって給与は大きく変わります。
- 飲食店スタッフ:時給50〜70HKD(約900〜1,260円)
- ツアーガイド:日給600〜1,200HKD(約10,800〜21,600円)
- 事務職:月給15,000〜25,000HKD(約270,000〜450,000円)
- 日本語教師:時給150〜300HKD(約2,700〜5,400円)
仕事の探し方(求人サイト・フリーペーパー活用法)
香港での仕事探しは色々な方法があります。
- 求人サイトの活用:「jobsDB」「CTgoodjobs」「Indeed Hong Kong」など
- 日系求人エージェントを利用:「Pasona」「RGF Hong Kong」など
- フリーペーパーやSNSの求人情報をチェック:「香港ポスト」「MixB」など
短期間の仕事を探す場合、日系飲食店や観光業関連の求人が多いため、ワーホリ向けの情報を定期的にチェックしましょう。
効率的な応募方法と面接対策
- 英文と日本語の履歴書を用意する(フォーマットはシンプルに)
- メールでの応募時は、簡潔な自己紹介を添える
- 面接時のポイント:明るくハキハキと話し、英語・広東語の基本的なフレーズを使う
日系企業では日本での勤務経験や接客経験が重視されるため、自己PRをしっかり準備しておくと良いでしょう。
先輩たちの体験談から学ぶ!
【体験談】仕事を通して学んだ香港の文化と働き方
香港でワーホリを経験した人々の多くが、働きながら現地の文化を学び、価値観が変わったと語っています。
飲食店やオフィスワークを通じて、香港特有のスピード感やビジネス文化に触れることができ、日本とは異なる働き方ができます。
香港では結果重視の仕事文化が根付いており、効率を求める姿勢が強いのが特徴です。また、チップ文化があるため、接客業ではサービスの質によって収入が変わります。
住宅事情とルームシェア生活のリアル(家賃・契約の注意点)
香港は家賃が非常に高く、一人暮らしをするよりもルームシェアが一般的です。
ワーホリ経験者の多くは、シェアハウスやゲストハウスを利用し、費用を抑えながら生活しています。九龍エリアや新界エリアでは比較的安価な物件が見つかるため、ワーホリ中の滞在には人気の地域です。
ただし、契約時にはデポジット(敷金)が家賃の1〜2ヶ月分必要になることが多いため、お金をしっかり準備しておきましょう。
まとめ|香港ワーホリと英語留学でキャリアを広げよう
香港ワーホリは、海外就職を目指す人やキャリアアップを考えている人にとって、絶好のチャンスです。
ワーホリを活用することで、国際的な環境で働きながら語学力を高め、グローバルな視野を広げることができます。
また、英語に自信がない場合は事前にセブ島英語留学を経験することで、ワーホリ生活をスムーズにスタートできます。
マンツーマンレッスンで短期間でも英語力を強化し、その後の香港ワーホリに備えることが可能です。
ワーホリと留学を組み合わせることで、より充実した海外経験を得られるため、ぜひ自分に合ったプランを考えてみてください。