2025.02.23
IELTSを受験しようと思って問題集を見てみると、分からない単語がずらり。
単語帳を探してもTOEICと違い情報不足で、どれを選んだら良いか分からず「おすすめの単語帳が知りたい!」と悩む受験生は少なくありません。
単語学習は、IELTSで目標のバンドスコアを達成するために重要です。
特にIELTSはアカデミックな内容であるため、専門的な単語やイギリス英語特有の単語対策が欠かせません。問題集と並行して単語帳を使った対策はIELTSに必須の学習方法です。
本記事では、おすすめのIELTS単語帳3選と選び方、単語帳を有効活用する方法をご紹介します。IELTSを受験しようと考えている方はぜひ本記事で紹介する単語帳を手に取ってみてください。
目標のバンドスコアを設定することは単語帳選びに役立ちます。当然ですが高いスコアを目指すほど、必要な語彙数は多くなります。
【バンドスコア別の英語レベル】
バンドスコア〜5.0 | 日常会話レベル |
バンドスコア〜6.0 | 英語圏の大学入試レベル |
バンドスコア〜7.0 | 英語圏の大学院の入試レベル |
バンドスコア7.0〜9.0 | 上級〜ネイティブ並 |
目安をお伝えすると、日常英会話レベルが2,000語です。ちなみに英語ネイティブの単語力は20,000語。日常英会話レベルとネイティブの英単語力は10倍以上の差があります。
バンドスコア5.0以上を目指す方は基礎的な単語の2,000語に加えて、IELTS頻出の単語をどれだけ覚えられるかが重要。
ただ語彙数を増やしても、4技能で単語を活用できないと目標のスコアが取れません。各セクションで実際に単語が使えるレベルまで理解を深めることが必要です。
イギリス英語音声付きの単語帳を選ぶことをおすすめします。
IELTSのリスニングは主にイギリスアクセントの音声です。
アメリカ英語とはスペルも発音も異なる単語が存在します。日本人は学校でアメリカアクセントの英語を学ぶため、イギリスアクセントには慣れておらず重点的な対策が必要です。
IELTSの英単語を対策するときは、イギリスアクセントの音声で学習を効率的に進めましょう。
【イギリス音声で対策するメリット】
単語帳の例文は重要です。単語の意味だけ分かっても、実際に使えるまで理解していないとIELTSのスコアアップは期待できません。
なぜなら、IELTSはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が試される試験だからです。
例文を使って単語を覚えると単語の理解が深まるだけでなく、ライティングやスピーキングでも応用できます。
スピーキングやライティングは自分で英文を作る必要があるため、例文が頭に入っていると咄嗟に英文が出てくるようになります。
例文を確認したときに、基礎的な単語の理解が追いついていない場合はレベルを落として『DUO3.0』『Distinction2000』のような基礎力を固める単語帳から始める必要があるかもしれません。
【例文で覚えるメリット】
本の長さ | 352ページ |
出版社 | 旺文社 |
発売日 | 2024年2月21日 |
価格(税込) | 2,860円 |
基本単語1,000、重要単語2,500が対策できるIELTS単語帳でもっともポピュラーな本です。IELTS頻出の英単語が効率的に対策でき、日本語の解説つきで分かりやすい。
品詞、発音記号、例文、音声など単語帳に必須の内容はもちろん、例文の質も高くこれからIELTSを受験する方におすすめの1冊です。
【特徴】
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本の長さ | 423ページ |
出版社 | ベレ出版 |
発売日 | 2016年2月21日 |
価格(税込) | 2,970円 |
IELTSに必須の英単語3300、英熟語1100を収録しています。難易度ごとにセクションが分かれているため、目標スコアによって重点的に対策範囲を絞れます。
「同義語」が各単語に付属しているため、単語理解がより深まります。例えば、単語 capable「能力のある」→同義語 able のように意味の似た英単語をチェックしながら表現力を広げられます。
【特徴】
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本の長さ | 352ページ |
出版社 | Gakken |
発売日 | 2024年2月27日 |
価格(税込) | 2,090円 |
文脈で単語を覚えるコンセプトのある単語帳です。セクションごとに長文が掲載されており、記事のジャンルごとに単語が覚えられます。
IELTSはアカデミックな内容が多く、長文読解も幅広いテーマを対策する必要があります。文脈で単語を覚えていると、理解力が深まりやすく、試験で似たようなテーマが出たときに効果が発揮されます。
【特徴】
単語帳のおすすめの活用方法を3つご紹介します。
単語帳を何度も開いてボロボロになるまで使い込むことが、単語学習の基本です。単語帳は目と耳を使って進めていきます。
音声を聴きながら単語を目で確認。音読も取り入れながら進めることをおすすめします。
対策すべき単語数は膨大ですので、書いて覚えるのは効率が悪く、記憶の定着にも有効ではありません。分からない単語はチェックしておいて、覚えるまで復習します。
単語帳を購入したら「1日100単語に目を通す」など目標の単語数を決めると、何日で単語帳が一周できるか計算できます。
3,000単語が掲載されている本で1日100単語を対策すると、30日(約1ヶ月)で1周です。
試験日までの期間を逆算すると、1日のノルマが決まります。単語帳が何周できそうかチェックしてみてください。
【単語帳の使い方のコツ】
単語は発音とセットで覚えると、記憶の定着に効果的です。リスニングやスピーキングの対策にもなります。
単語学習は単調な作業でモチベーションを保ちにくいものです。音声と一緒に単語帳を使うと、勉強時間も決まるため学習計画が立てやすくなります。
例えば、1音声10秒であれば1分で6単語を学習できます。10分で60単語、20分で120単語の学習ができそうですね。
IELTSの試験対策中はこのように10分、20分の単語対策を生活に何度も取り入れながら、各セクションの対策も同時に行っていきます。
【発音とセットで覚えるメリット】
例文が分かりにくい場合はAIを活用しましょう。例えば「単語〇〇」と「例文作成」とAIに打ち込むと、例文を出してくれます。
自分で例文を作って、使い方が合っているかチェックすることも可能です。AIはライティングのレビューでも有効な方法です。
ぜひAIツールも有効活用してみてください。
本記事ではIELTSの単語帳の選び方とおすすめ3選、さらに単語帳の活用方法をご紹介しました。単語力は英語力の土台となります。難しい単語も使いこなして、IELTS試験で目標のバンドスコアを達成しましょう。
【IELTS単語帳のポイント】
IELTS受験に向けて単語対策は必須です。日々の学習習慣の中に単語学習を取り入れて、少しずつ語彙数を増やしていきましょう。