IELTS5.5は留学できる? 海外留学に必要なスコアと対策を徹底解説 | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】
2025.08.04
IELTS5.5は留学できる? 海外留学に必要なスコアと対策を徹底解説

海外留学を目指してIELTSを受けたものの、「IELTS5.5ってどのレベルなんだろう?」「このスコアで本当に留学できるのかな?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
IELTS5.5は中級レベルのスコアにあたり、日常会話にはある程度対応できる英語力とされています。
実際、一部の語学学校や専門学校、短期プログラムでは、IELTS5.5でも入学が可能なケースがあります。
本記事では、IELTS5.5の英語力の目安、スコアで目指せる留学先や進路の選び方、スコアアップの具体的な方法まで、初心者にも分かりやすく解説します。
IELTS5.5の実力とは?英語力の目安と位置づけ
IELTSは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を評価する国際的な英語試験です。
スコアは0.5刻みで表され、最高点は9.0です。
その中でIELTS5.5は「中級レベル」に位置付けられ、日常会話はある程度対応できる一方で、学術的な場面では理解や表現には課題が残るとされています。
本章では、IELTS5.5が示す英語力のレベルをより具体的に解説します。
スコア5.5は中級レベル、日常会話は可能だが学術的な内容には苦戦
IELTS5.5は、中級レベルの英語力を示すスコアであり、基本的な意思疎通は問題なく行える一方で、学術的な内容や複雑な議論には苦戦しやすいレベルです。
たとえば、レストランでの注文やホテルのチェックイン、道案内といった日常的なやりとりには十分対応できます。
しかし、大学の講義を理解したり、論理的な構成で自分の意見を述べたりする場面では、語彙力や表現力が不足しがちです。
実際、IELTS公式サイトではスコア5.5をmodest user(控えめな利用者)と評価しており、「全体の意味はある程度理解できるが、誤解やミスも多い」と説明されています。
CEFRではB1〜B2の中間(英検2級程度)
IELTSスコア5.5は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でB1とB2の間に位置づけられます。
このレベルは、「自立した言語使用者(Independent User)」とされており、日常的な内容であれば理解・伝達が可能だが、抽象的な議論や複雑な文章には対応が難しいと定義されています。
日本の英語資格で換算すると、英検2級程度に相当し、高校卒業レベルの英語力と見なされる水準です。
たとえば、英語で映画を楽しんだり、短めのニュース記事を読むことは問題なくこなせます。
一方、大学の講義資料や専門的な書籍になると、内容の把握に苦労する場面が出てくるでしょう。
各セクションでの5.5の例:読み書きは不安が残り、会話は簡単な内容に対応可能
IELTS5.5と一口にいっても、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのどの力がどの程度あるのか、細かく見ることで実力のイメージがつかみやすくなるでしょう。
ここでは、セクションごとに見られる特徴を紹介しながら、5.5レベルの具体的な英語力を整理していきます。
リスニング・スピーキング:ゆっくりと話される会話や、旅行や日常生活など身近なテーマには対応できます。
たとえば、「旅行の思い出」や「毎日のルーティン」について話すことは可能です。
ただし、抽象的なテーマや社会問題については語彙が追いつかず、言いたいことをうまく表現できない場面もあります。
ネイティブの速い英語には、聞き取りづらさを感じやすいでしょう。
リーディング
英字新聞や一般的なウェブ記事であれば、内容をある程度理解できます。
ただし、専門的なトピックや文章量が多い場合は、要点をつかむのに時間がかかったり、設問の意図を読み違えることもあります。
その結果、スコアに影響が出ることがあるでしょう。
ライティング
与えられたテーマに対して意見を述べることはできますが、アイデアの展開が単調だったり、論理の流れが不自然になりやすいです。
また、文法ミスや語彙の繰り返しも目立つため、スコアアップには添削指導が効果的です。
このように、IELTS5.5は英語の基礎力は備えているものの、応用的な力にはまだ課題が残るレベルです。
とくに海外大学への進学を目指す場合は、さらなるスコアアップが必要となるでしょう。
IELTS5.5で留学できる?進学・ビザに必要なスコアとは
ELTS5.5のスコアで留学できるかどうかは、進学先やプログラムの種類によって大きく異なります。
この章では、語学学校・専門学校・大学・大学院など、それぞれの進路に求められるスコアの目安や、IELTS5.5でも進学が可能なケースについて解説します。
専門学校や一部の短期コースでは要件を満たす場合あり
IELTS5.5のスコアがあれば、オーストラリアやイギリスなどの一部の専門学校や短期集中プログラムへの出願が可能です。
特に、ビジネスやホスピタリティ、IT分野を扱う職業訓練校(VET)やTAFEでは、英語要件が比較的緩やかに設定されている傾向があります。
たとえば、オーストラリア政府の公式情報では、多くのVETコースにおいてIELTS5.5以上(各セクション5.0以上)が求められていると記載されています。
ただし、必要スコアは学校やコースによって異なるため、出願前には必ず公式サイトで最新の入学条件を確認しましょう。
制度や基準が年度によって見直されるケースもあるため、留学の計画段階から定期的な情報収集を心がけることが重要です。
大学・大学院では6.0〜7.0以上を求められるのが一般的
大学学部への直接入学や、大学院課程への進学を希望する場合、IELTS6.0〜7.0以上のスコアが必要とされるのが一般的です。
特に、イギリス・オーストラリア・カナダ・アメリカの大学では、学位取得に必要な英語力としてアカデミックIELTS6.5以上を入学条件に設定しているケースが多く見られます。
たとえば、オーストラリア国立大学(ANU)では学部入学にIELTS6.5以上(各セクション6.0以上)、イギリスのUniversity College Londonでは、プログラムによりIELTS6.5〜7.5といった要件が提示されています。
このように、IELTS5.5の状態では直接進学は難しいのが現実です。
そのため、渡航前に目標スコアに達しなかった場合は、語学学校の大学提携コースや進学準備プログラムを経由するのが一般的な進路となります。
条件付き入学(Conditional Offer)の選択肢もある
IELTS5.5しか持っていない場合でも、大学や専門学校によっては「条件付き入学(Conditional Offer)」という制度を利用できる可能性があります。
この制度は、英語スコアが基準に達していない学生に対して、一定期間の語学コースを修了すれば、正規入学を認めるという仕組みです。
たとえば、カナダの多くの大学では、付属の語学学校や提携語学機関(例:ILAC、Kaplanなど)に一定期間通い、最終的に必要な英語力を証明することで正式な入学許可が得られるケースがあります。
また、専門学校では、学ぶ分野と関連した職歴がある場合、それがスキル証明として認められることもあります。
ただし、ビザ申請では学歴や英語力の証明が求められることがあり、たとえ学校が入学を許可しても、ビザが発給されない可能性がある点には注意が必要です。
スコアが足りないとどうなる?IELTS5.5のまま留学するリスク
IELTS5.5のスコアで留学できる学校はありますが、そのまま進学すると英語力が原因で学業や生活に支障をきたす可能性があります。
特に、アカデミックな英語力が求められる授業では、専門用語や複雑な構文の理解に苦労し、講義についていけなくなるケースが少なくありません。
英語力が十分でないまま進学すると、授業の内容をうまく吸収できず、単位を落とす原因になったり、将来的な就職活動で不利になったりする恐れもあります。
この章では、IELTS5.5のまま進学した場合に起こり得る2つのリスクを具体的に解説します。
- クラスで発言できない、課題提出で時間がかかる
- ストレスによるモチベーション低下
クラスで発言できない、課題提出で時間がかかる
IELTS5.5の英語力では、専門的な授業において発言や課題への対応に苦労する場面が増えるでしょう。
日常的な会話にはある程度対応できても、専門的な内容になると語彙や文法が追いつかず、自分の意見をうまく表現するのが難しくなります。
特にディスカッションやプレゼンテーションでは、言葉に詰まって発言を控えてしまうこともあるでしょう。
さらに、課題レポートやエッセイを英語で書くには、構成を考えるだけでも時間がかかり、締切に間に合わないケースも考えられます。
こうした状況が続くと、他の学生との差が開き、成績にも影響が出る可能性があります。
ストレスによるモチベーション低下
英語力に不安を抱えたまま進学すると、学業や人間関係で強いストレスを感じやすくなります。
授業の理解に苦労したり、課題が思うように進まなかったりすると、常にプレッシャーを感じるようになります。
さらに、周囲の学生とのコミュニケーションがうまく取れないことで、孤立感が生じやすくなるでしょう。
このような状況が続くと、精神的な負担が積み重なり、学習意欲の低下につながる恐れがあります。
IELTS5.5からのスコアアップ戦略|6.0・6.5を目指すには?
IELTS5.5から6.0や6.5を目指すためには、各セクションの弱点を見極めて、的確に対策を立てることが不可欠です。
IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能で構成されており、スコアにはばらつきが出やすい試験です。
たとえば、全体スコアが5.5であっても、リスニングは6.0、ライティングは5.0というように、セクションごとの実力差が生じることは少なくありません。
そのため、公式スコアの内訳を確認し、自分の弱点を客観的に把握することが第一歩です。
そのうえで、各セクションごとの課題に応じた対策を講じることで、効率よくスコアを伸ばすことができます。
取り組むべき優先順位が明確になると、学習のムダが減り、結果にもつながりやすくなるでしょう。
自習+指導の組み合わせが効果的
IELTSのスコアを効果的に伸ばすには、自習とプロの指導を組み合わせた学習スタイルが効果的です。
特にライティングやスピーキングなど、アウトプットが中心となるセクションでは、客観的な評価を受けづらいため、専門的なフィードバックが不可欠です。
文法や語彙の基礎力を自習で固めつつ、週に1〜2回の頻度でオンライン英会話やIELTS対策講座を取り入れることで、弱点を効率的に補強できます。
たとえば、回答の組み立て方やスピーキングでの表現力などを、指導者から直接学ぶことで、実力の伸びを実感しやすくなるでしょう。
リスニング:ディクテーションとシャドーイング
リスニング力を高めるには、ディクテーション(書き取り)とシャドーイング(音声の即時復唱)を並行して行うのが効果的です。
ディクテーションはリスニングの練習として聞き取れない単語や文構造を把握する訓練になります。
一方、シャドーイングは発音やリズム、イントネーションの向上に効果的で、英語を英語のまま理解する練習にもなります。
1日10〜15分の練習を継続するだけでも、2〜3週間ほどでリスニングに変化が現れることがあるでしょう。
ライティング:添削と模範解答の構造理解
IELTSライティングでは、単語や文法の正確さに加え、構成力と論理の一貫性が重視されます。
模範解答に沿って文章を組み立て、その構造を分析する学習を取り入れることで、論理的な表現力が鍛えられるでしょう。
特に、導入・展開・結論といった基本的なパターンを理解しておくことが重要です。
また、自分で書いた英作文には客観的な視点が必要です。
添削を受けてフィードバックをもらうことで、見落としがちなミスや表現のクセを修正できます。
この「添削と構造理解」のサイクルを継続することで、安定して6.0以上を狙える実力が身につくはずです。
スピーキング:録音&フィードバック
スピーキング対策では、自分の発話を録音し、聞き直す習慣が非常に有効です。
話している最中は気づかなくても、録音を通じて「文法の誤り」「表現の繰り返し」「言いよどみ」などの課題が客観的に見えてきます。
録音データを講師に共有してフィードバックを受ければ、改善点が明確になり、上達のスピードも早まるでしょう。
おすすめの練習法としては、IELTSスピーキングのPart 2(1〜2分間のスピーチ)を使い、実際のテスト形式に近い状況で練習することが挙げられます。
スコアUPのために必要な学習期間の目安
IELTSのスコアを上げるには、目標レベルに応じた学習時間の確保が欠かせません。
ケンブリッジ大学英語検定機構の情報によれば、CEFR基準で1つ上のレベルに到達するには、およそ200時間の学習が推奨されています。
たとえば、初心者がB2レベル(IELTS5.5〜6.5相当)を目指す場合は、約500〜600時間が必要とされるでしょう。
0.5ポイント伸ばすだけでも一定の努力が求められます。5.5から6.0への到達には、2〜3か月の集中学習が一般的な目安です。
6.5を目指す際は、約3〜6か月を想定すると現実的です。
ただし、必要な学習時間は現在の英語力や学習方法、勉強に割ける時間によって大きく異なります。
どの分野を優先すべきか、どのくらいの頻度で取り組むかを見極め、自分に合った計画を立てることが重要です。
よくある質問(FAQ)
IELTS5.5のスコアに関して、英語レベルの目安や勉強時間、留学申請時の影響について不安を感じる方も多いかと思います。
ここでは、よくある疑問に対してわかりやすく解説していきます。
IELTS5.5とTOEICではどちらが難しい?
IELTSとTOEICは、目的や出題形式が大きく異なります。
TOEICはビジネス英語を中心にしたリスニングとリーディングの試験で、日本では就職活動や社内評価で広く使われています。
一方、IELTSは海外留学や移住を目的とした試験で、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能すべてが評価対象です。
総合的な英語力が求められるという点で、一般的にはIELTSのほうが難しいと感じる受験者が多い傾向にあります。
IELTS 5.5で受験できる英語試験免除の大学はある?
一部の専門学校や提携プログラムでは、IELTS 5.5のスコアで英語試験免除となる場合があります。
特にオーストラリアやニュージーランドのTAFEでは、5.5が入学基準に設定されていることが多く、条件を満たしていれば出願が可能です。
ただし、大学や学部によって基準は異なるため、必ず志望校の公式情報を確認してください。
IELTS 5.5のスピーキング対策におすすめの勉強法は?
スピーキングは独学では伸ばしにくいため、アウトプットの機会を増やすことが重要です。
まずは、日常的なテーマで5〜6文程度話す練習を継続しましょう。
余裕があれば、マンツーマンの英会話レッスンを取り入れるのも効果的です。
特に、フィリピン留学では講師との対話時間が多く、実践的な英語力が鍛えられるためおすすめです。
自分の意見を整理し、相手に伝える練習を重ねることが、スコアアップへの近道といえるでしょう。
まとめ
IELTS5.5は、留学や進学を目指すうえでのスタートラインとなるスコアです。
日常会話にはある程度対応できますが、大学の講義やレポートなど、学術的な内容では語彙力や表現力がまだ不十分な段階といえるでしょう。
だからこそ、このスコアを出発点として、次の目標に向けた学習を計画的に進めることが大切です。
学習法としては、オンライン英会話やIELTS専門のマンツーマンレッスンを活用すると、自分のペースで「話す・聞く・書く・読む」の4技能を効率よく強化できます。
また、ディクテーションやシャドーイングといった基礎トレーニングも、発音や音の変化に慣れるうえで役立ちます。リスニング力の向上だけでなく、スピーキングにも良い影響が期待できるでしょう。
これからIELTS6.0や7.0といったさらに高いスコアを目指す方にとって、IELTS5.5は確実に成長の土台になるスコアです。
焦らず、正しい勉強法と環境を整えながら、着実にレベルアップを図っていきましょう。
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