2025.03.12
「日本人が少ない環境で留学をしたい」
「留学しながら自然にも触れられる環境で英語を勉強したい」
語学留学する上で、このように考えている人はアイルランドの語学留学を検討してみてはいかがでしょうか?
アイルランドは英語圏の国の中でも教育水準が高いことに加え、日本人留学者の人数が比較的少ないのが特徴です。
ですが、日本との文化の違いや異なる環境に戸惑うことが多いと思います。
今回はアイルランドで留学する魅力と注意点、留学にかかる費用、語学学校の詳細など留学にまつわる情報を解説していきます。
アイルランドでの留学を検討している方はこの記事を読んで、留学に対する不安を取り除きましょう。
アイルランドはヨーロッパの中でも教育水準が高いことに加えて、自然豊かな側面を持つ国として知られています。
ここでは、アイルランドがどのような国なのか理解を深めていきましょう。
アイルランドはヨーロッパの中でも自然豊かな国として知られており、都市部から離れると手付かずの美しい緑の草原や森を見られます。
歴史的に見るとイギリスとの関係が深い国で、イギリスに併合されていた時代を経て、現在は北アイルランドを除いた形で国家を形成しています。
その名残で、現地語のアイルランド語と英語の二つが公用語です。
また、ダブリン城を含めた古城やモハーの断崖など小さな国の中に観光名所が詰まっているのも特徴です。
留学をする中で、疲れた時に自然や名所に触れることでリフレッシュができる環境といえるでしょう。
アイルランドは治安の良さに加えて、教育水準が高い国としても知られています。
その理由の一つとして、ヨーロッパの中でも出生率が高く、人口の40%が25歳以下の若い国家であることが挙げられます。
政府が子どもたちのために教育に力を入れていることもあり、高校から大学へ進学する人も75%と高い数値です。
アイルランドにあるTrinity College Dublinは、世界大学ランキングの中でも上位100位前後に入る名門校としても知られているため、教育制度に不安を持つ必要はないといえるでしょう。
もちろん、アイルランドの子どもたちだけでなく世界中の留学生に対しても同じ教育水準で英語を学べます。
アイルランドは日本の2割ほどの国土を持っています。
留学先の候補として挙げられる首都のダブリンや地方都市のコーク、ゴールウェイ、キラーニーはどの街も面積が大きくないため徒歩で市内を移動できます。
場合によっては語学学校や商業施設なども公共交通機関を使わずに徒歩で移動できることも多いため、交通費の削減もしやすいと言えるでしょう。
アイルランドは北海道よりも北にありますが、メキシコ湾の海流の影響で比較的温暖な気候です。
夏は涼しく、最高気温も20C°を超える程度までしか上がりません。
冬の気温は冬の東京と大きな差がなく、温暖な海流の影響で東京よりも冷え込みが抑えめなのが特徴です。
また、1年を通してみると降水量は日本より多くないですが、天候が変わりやすく家を出た時は晴れでも途中で雨が降ってくることも多いと言われています。
留学先を選ぶ上で重要なのは、その場所でしか得られないメリットです。
ここからはアイルランドで語学留学する魅力を3つ紹介します。
アイルランド留学の一番の特徴は、日本人留学生が少ないことです。
「日本人留学生調査2024」によると、日本人留学生のうちアイルランドに留学した人はたったの0.60%であることを発表しています。
また、ワーキングホリデーのビザの発行枚数も年間で800名までと限られているため、必然的にアイルランドにいる日本人が少ないことがわかります。
日本人よりもヨーロッパ圏の留学生の割合が多いため、より英語でのコミュニケーションが重要な環境に身を置くことになります。
そのような環境だからこそ、英語の習得や伸び率を実感しやすいともいえるでしょう。
アイルランドはヨーロッパの中だけでなく、世界中と比べても治安が良い国として知られています。
治安の指標を測る「世界平和指数」の2024年版のデータによると163カ国中2位という好成績です。
このようにヨーロッパの中でも特に治安がいいため、安心して英語の勉強ができるといえるでしょう。
またアイルランド人はフレンドリーな国民性を持っており、会話をする機会が多いことや独自の文化を形成しているため、その中で体験できる文化や人との出会いは他の人が経験できない貴重なものになるでしょう。
他の国と比べて教育水準が高いため、留学費用も高いと思われることも多いですが、アイルランド留学は留学費用が安く抑えられます。
「Expatistan」の調査によると、アイルランドの首都であるダブリンの生活費は、隣国のイギリスの生活費と比べると約40%ほど安いと言われています。
また、語学学校の費用やホームステイ先の費用も比較的安いと言われているのも嬉しいポイントです。
参考:Cost of Living Comparison|Expatistan
次にアイルランドで語学留学する際の注意点について紹介していきます。
アイルランドの気候でも説明しましたが、1日の中でも天気が変わりやすいのがアイルランドの空模様です。
2日に1回は雨が降るほど雨の日が多く、天候の変化が激しいことでも知られています。
雨だけでなく風も強いため、出かける際は傘だけでなくレインジャケットを用意しておく必要があります。
また、天候によって体調を崩しやすい人は、あらかじめ日本で常備薬を購入して持っていくことをおすすめします。
アイルランドでは日本人が少ないと先に述べましたが、日本の食品や商品を取り扱っているお店があまりありません。
長期留学の場合、日本食が恋しくなることがあるかもしれません。
もしも食べたい場合はアジア系のスーパーを見つけて探したり、インスタント食品を日本から送ってもらう必要があります。
また、アイルランドの娯楽は日本よりも少ないと言われています。
あくまで留学が目的なので積極的に留学生たちと交流したり、アイルランドにしかない自然に触れるなど留学ならではの体験ができると充実できるでしょう。
アイルランドでは、ワーキングホリデービザと学生ビザどちらを持っていてもアルバイトが認められています。
学生ビザでアルバイトができる国は珍しく、アイルランド留学の魅力の一つです。
しかし日本語を生かした仕事は少なく、ほとんどが英語が必須となるローカルジョブです。なので、英語力が乏しい人は仕事を探すことに難航する恐れがあります。
アイルランドで留学しながら働きたい人はある程度英語力を身につけてから行くことをおすすめします。
アイルランド留学では、滞在期間によってビザを発行する必要があります。
ここではアイルランドの留学ビザについて紹介していきます。
アイルランドの留学ビザの種類はこちらです。
ビザの名称 | 通学期間 | 就労可否 | 申請料 |
ビザなし | 90日間 | アルバイト不可 | なし |
学生ビザ | 就労する場合は25週間以上のコースの申し込みが必須 | 週20時間まで可能 ※ホリデーは週40時間まで | 約48,000円 |
ワーキングホリデービザ | 1年間 | 週39時間まで可能 | 約16,200円 |
長期留学を検討している方は、学生ビザかワーキングホリデービザを申請しましょう。
特にワーキングホリデービザは留学できることに加え、通学期間に制限なく就労できるため英語力をより伸ばしたい方におすすめです。
ここからはアイルランド留学でのおすすめのスクールを2校紹介していきます。
EFインターナショナル・ランゲージ・センターズアイルランド校はヨーロッパ発祥の国際教育機関直営の語学学校です。
ダブリン中心部に拠点を置き、50年以上蓄えたノウハウを取り入れたカリキュラムで英語力を向上させます。
コースや週の授業数も目標に合わせてカスタマイズができたり、6週間ごとの学習保証も付いてくるので安心して英語を学べる環境が整っています。
また、出発前や帰国後の一定期間に無料英会話レッスンも付いてくるので、留学のスタートダッシュや復習もサポートしてくれるのもありがたいサービスです。
費用は1ヶ月で約40〜70万円、6ヶ月で約200万〜300万円ほどですが、時期やプログラムによって大きく変動するため事前に下調べを行いましょう。
センター・オブ・イングリッシュ・スタディーズ/ダブリン校はアイルランドの語学学校教育を牽引する学校の一つとして知られています。
生徒ごとに丁寧なケアと気配りを心がけており、最高水準のコースとカリキュラムを提供しています。
世界中から年齢問わず留学生が集まるため、他文化の刺激を受けながら英語の勉強に取り組みたい人におすすめのスクールです。
費用は一般コースで1ヶ月で約40万円、6ヶ月で約226万円ほどですが、こちらも時期やプログラムによって大きく変動するため事前に下調べを行いましょう。
ここからは、アイルランド留学での生活費や学費など、費用を抑えるために必要なポイントを紹介します。
アイルランドは首都のダブリンだけでなく、コークやゴールウェイなどの地方都市も留学先の候補として挙げられます。
首都のダブリンよりも地方都市の方が物価が安く、生活費や家賃を抑えることも可能です。
たとえば、コークを留学先に選ぶと、ダブリンよりも生活費と家賃を10%抑える計算になるので、それぞれの都市の物価を調べることをおすすめします。
先にも述べましたが、ビザがあれば働くことが可能です。
ワーキングホリデーの制度を利用して、就労時間の範囲内でお金を稼げます。
しかし、アイルランド政府公認の語学学校であることやフルタイム(週15時間以上)で就学するなどの制限があります。
お金をもらうだけでなく、実践的な英語も使うので語学力の向上も図れるでしょう。
ここからは、アイルランドに留学する際に準備しておいた方がいいものを紹介します。
留学前にしておくことを把握して、快適な留学生活を始めましょう。
留学保険を検討している方は手続きを行いましょう。
保険に入るのは必須ではありませんが、万が一に備えて保険に加入し保険証を準備しましょう。
せっかく保険に入っていても保険証がない場合は適用されない可能性もあるので、保険証を発行して持っていきましょう。
アイルランドのコンセントの形状は日本と異なり、BFタイプという長方形の穴が3つある形状をしています。
日本の家電製品を持っていきたい場合はそのままでは使用できないので、変換プラグなどを持参して持っていきましょう。
アイルランドの気候は穏やかでも日中と夜間の寒暖差も激しいことに加え、天候が不安定であるため、ウィンドブレーカーなどの羽織りを持っていきましょう。
アイルランドで購入することもできますが、アイルランドの衣類は日本のものに比べて大きめのものが多いためサイズを探すのが大変です。
なので、日本で自分に合うサイズのウィンドブレーカーを購入して持参しましょう。
アイルランド留学は日本人が少ない環境で英語の勉強に集中できるだけでなく、自然豊かな国でもあるので勉強だけではなくリフレッシュできる環境も整っています。
また、フレンドリーな国民性や留学生も世界中から集まる環境なので、実践的な英語を留学期間で習得できるのは間違い無いでしょう。
アイルランド留学を考えている方は事前の情報収集を行い、留学先の候補の一つとして検討していただけたら幸いです。