高校生向け短期留学ガイド｜初めてでも安心！人気プログラム・費用まとめ

高校生活の中で「ちょっと違う世界を見てみたい」「将来のために英語を使えるようになりたい」と思ったことはありませんか？

そんなあなたにぴったりなのが、短期間でも大きな変化を感じられる「高校生向け短期留学」です。

「でも、どこに行くの？」「費用は？」「初めてで不安…」という声もよく聞かれます。

そこで本記事では、短期留学の基本情報から人気プログラム、気になる費用や準備まで、わかりやすくご紹介します。

「自分に合った留学のかたち」を見つけていきましょう。

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

高校生の短期留学とは？｜基礎知識と目的を解説

短期留学の定義と対象年齢・期間

高校生の短期留学とは、夏休みなどの長期休暇を利用して語学学習や異文化体験を行うプログラムのことです。

文部科学省の定義では概ね3ヶ月未満の海外留学を短期留学としています。

対象となるのは、一般的に中学生・高校生（12歳から18歳前後）です。

高校生が短期留学をする理由とは？

高校生が短期留学を選ぶ理由をまとめました。

• 英語力・語学力の向上： 現地で英語漬けの環境に身を置くことで、実践的なコミュニケーション能力を養う。
• 異文化理解の深化： 現地の人々と交流し、その国の文化や習慣を肌で感じることで、グローバルな視野を広げる。
• 将来の進路の検討： 海外の教育や生活に触れることで、将来の進学やキャリアについて具体的に考えるきっかけになる。
• 非日常体験とリフレッシュ： 学校生活とは異なる刺激的な体験を通して、心身ともに成長を促す。

留学のタイミング

高校生の短期留学は、学校の長期休暇を利用するのが一般的です。

• 夏休み（7月下旬〜8月）： 最も人気のある時期で、世界各国から多くの学生が集まる。プログラムの種類も豊富で選択肢が広い。ただし、費用は高め。
• 春休み（3月〜4月上旬）： 比較的日本人が少なく、集中して学習に取り組める期間。
• 冬休み（12月下旬〜1月上旬）： 期間が短いため、初めての留学や費用を抑えたい場合におすすめ。クリスマスやお正月といった現地のイベントを体験できる。

高校生におすすめの短期留学プログラムの種類と特徴

語学留学・サマースクール・文化体験プログラムの違い

高校生向けの短期留学プログラムには、大きく分けて3つのタイプがあります。 

ホームステイ・学生寮の特徴と選び方

留学中の滞在方法は、お子様の性格や留学の目的に合わせて選びましょう。

• ホームステイ：現地一般家庭に滞在し、日常生活の中で生きた英語に触れられる。アットホームな環境で安心して過ごしたい方におすすめ。
• 学生寮：語学学校や大学が提供する寮で世界各国の留学生と共同生活をする。プライベートな空間も確保され、自立心を養いつつ安全に生活できる。規律正しい生活を送りたい方向け。

初めてでも安心のグループ留学・引率付きプラン

初めての海外留学で不安がある高校生や保護者の方には、グループ留学や引率付きプランがおすすめです。

• グループ留学：日本人高校生が同じスケジュールで留学するプラン。日本人スタッフや引率者が同行することが多く、現地での生活や学習面でのサポートが手厚い。
• 引率付きプラン：空港送迎から滞在中のサポートまで専任の引率者が付く。未成年の場合、安全面や緊急時の対応について専門家がサポートしてくれるため安心。

留学費用・メリット・デメリットをチェック

国別・期間別の費用相場と内訳

高校生の短期留学にかかる費用は、留学先や期間、選ぶプログラム内容によって異なります。

ここでは一般的な費用相場と内訳をご紹介します。

国別の費用目安（1ヶ月）

• アメリカ・カナダ・イギリス： 約40万円～80万円
• オーストラリア・ニュージーランド： 約30万円～60万円
• フィリピン（セブ島）： 約20万円～35万円 

高校生短期留学の6つのメリット

1. 実践的な英語力の向上： 英語を「使う」環境に身を置くことで、スピーキング力やリスニング力が伸びる。
2. 異文化理解と視野の拡大： 現地の文化や習慣に触れ、多様な価値観に触れることで、グローバルな視点が養われる。
3. 自己肯定感と自立心の育成： 親元を離れ、自分の力で生活することで、自信がつき、自立心が育つ。
4. 積極性・行動力の向上： 自分で考えて行動する機会が増え、何事にも前向きに取り組む力が身につく。
5. 将来の進路選択のヒント： 海外の教育や生活に触れることで、将来の進学やキャリアについて具体的に考えるきっかけになる。
6. 一生ものの出会いと経験： 世界中から集まる仲間との出会いは、かけがえのない財産となる。

出発前に知っておきたい注意点とその備え

短期留学にはメリットだけでなく、注意すべき点もあります。

• 費用負担が大きい： 留学費用は決して安くありません。早期に情報収集を行い、奨学金制度や費用を抑えられる国（例：フィリピン）を検討するなど、計画的な準備が必要です。
• ホームシックになる可能性： 慣れない環境で不安を感じることもあるかもしれません。出発前に家族や友人としっかり話し合い、留学中も定期的に連絡を取り合うことで解消できます。
• 学習へのモチベーション維持： 慣れない環境での学習は集中力が途切れることも。明確な目標設定や、現地の友達との交流がモチベーション維持につながります。

留学先の選び方と事前準備のポイント

失敗しないプログラム選びの基準

まずは自分の目的を明確にすることです。

英語力の向上が主な目的であれば、語学学校が充実している国やカリキュラムを選ぶのに口コミなども参考にしましょう。

留学目的に合った国やプログラムを見つける方法

留学先の国やプログラムを選ぶ際は、自分の興味や将来の目標を基に検討しましょう。

ビジネス英語を学びたい場合、英語圏の大都市が有利です。

文化体験を重視する場合、歴史や伝統が豊富なエリアが適しています。

セミナーや説明会に参加して、直接質問したり情報を集めたりする方法も有効です。

専門スタッフと相談し、自分に最適なプログラムを発見してください。

留学前にやっておきたい英語準備・心構え

留学前に基礎的な英語力をつけておくことで、現地での生活がスムーズになります。

日常会話を中心にリスニングやスピーキングの練習をすることをお勧めします。

また、現地の文化や習慣についての情報を事前に調べ、異文化に対する柔軟な心構えを持つことも重要です。

留学中・留学後に気をつけたいこと

現地でのトラブルを防ぐ行動習慣

言語の壁や文化の違いによる誤解は避けられません。

ホストファミリーや現地スタッフとのこまめなコミュニケーション、夜間の単独行動を避けるなど、基本的な安全対策を守ることが大切です。

健康管理とサポート体制の活用

渡航前に予防接種を確認し、滞在先の医療施設や保険内容も把握しておくと安心です。

体調不良時には無理せずサポートを求めましょう。

異文化への理解と柔軟な姿勢

習慣やマナーの違いを否定するのではなく理解しようとする姿勢が大切です。

事前に現地の文化を学び、リスペクトを持って接することで良好な関係を築けます。

帰国後の英語力の維持と応用

短期留学で得た英語力を定着させるには、継続的に英語を使う習慣が不可欠です。

オンライン英会話、英語の読書や映画視聴などを取り入れ、受験や将来の進路選択にも活かしていきましょう。

高校生の短期留学｜手続きの流れと必要書類

留学準備のタイムライン（3か月前〜直前）

出発までの一般的な流れを確認しましょう。

留学の3か月前〜：情報収集と申込み

• 留学目的や期間、予算を決める
• 留学エージェントに相談、プログラムを比較検討する
• 希望のプログラムに申込み、入学手続きを進める
• パスポートの有効期限を確認し、切れている場合は申請する

留学の2か月前〜：ビザ・航空券の手配

• 留学先の国のビザが必要な場合は申請手続きを行う（短期留学では不要な場合が多いが要確認）
• 航空券の手配（早めの予約で費用を抑えられます）
• 海外旅行保険への加入

留学の1か月前〜：事前準備・最終確認

• 留学先の学校から送られてくる入学許可証などの書類を確認
• 滞在先の情報（ホームステイ先や寮の住所など）を確認
• 持ち物の準備リストを作成し、必要なものを揃える
• 海外で使えるクレジットカードやデビットカードの準備

出発直前：最終チェック

• 体調管理を徹底する
• 荷物の最終パッキング
• 家族や友人への連絡先を共有しておく

学校・保護者への確認事項

出発前に通っている学校と保護者間で確認しておくべき重要なポイントがあります。

• 学校への休学・欠席連絡： 留学期間中、学校を休学・欠席することになるため、事前に学校に相談し、必要な手続きや許可を得ておきましょう。
• 学業への影響： 留学期間中の学習の遅れをどうカバーするか、帰国後の課題提出などについて学校と相談しておくと安心です。
• 緊急連絡先： 保護者の方は留学中の緊急連絡先や現地のサポート体制について把握しておきましょう。

出発までに準備する持ち物リスト

滞在先や期間、気候によって持ち物は変わりますが、一般的な必需品をリストアップしました。

• 貴重品： パスポート、航空券、現金、クレジットカード、海外旅行保険証
• 衣類： 滞在先の気候に合わせた服、部屋着、下着、パジャマなど
• 日用品： 洗面用具、常備薬、眼鏡・コンタクト用品、日焼け止めなど
• 学習用品： 筆記用具、ノート、電子辞書、参考書など
• 電化製品： スマートフォン、充電器、変換プラグ、変圧器（必要な場合）
• その他： 日本のお土産（ホストファミリーへ）、エコバッグ、折り畳み傘

高校生に人気の留学先ランキングと特徴比較

定番のアメリカ・カナダ・イギリス

高校生の短期留学先として人気を集めているのがアメリカ、カナダ、イギリスです。

• アメリカ： 語学学校の選択肢が非常に多く、都市型からリゾート型まで様々な環境を選べる。アクティビティも豊富で留学中にエンターテイメントも楽しみたい方におすすめ。
• カナダ： 治安の良さと多文化共生が特徴でフレンドリーな国民性も魅力。美しい自然も多く、学習とリフレッシュを両立させたい方に人気がある。
• イギリス： 伝統的な英語を学べるだけでなく、歴史的な街並みや文化に触れることができる。ヨーロッパ旅行にもアクセスしやすく、知的好奇心を満たしたい方向き。

穴場のフィリピン（セブ島）マルタ・・ニュージーランド

近年、定番国以外の「穴場」とも言える国々が注目されています。

• フィリピン（セブ島）： 欧米諸国に比べて留学費用が安く、マンツーマンレッスンが主流なため、短期間で集中的に英語力を伸ばしたい方に人気。
• マルタ： 地中海に浮かぶリゾート地で費用を抑えつつヨーロッパの雰囲気の中で英語を学べる。多国籍な留学生が集まるため、国際交流も盛ん。
• ニュージーランド： 雄大な自然の中で、落ち着いた環境で学習に集中したい方におすすめ。比較的治安が良く、アットホームな雰囲気も魅力。

まとめ

高校生の短期留学は、語学力向上と自己成長の貴重な機会です。

なかでもフィリピン・セブ島留学は、初めての海外でも安心して挑戦できる、費用対効果の高い選択肢として注目されています。

欧米留学と比べて格安でマンツーマンレッスンが豊富なため、短期間で集中的に英語力を伸ばすことが可能です。

迷っている方は、まずはセブ島を候補に入れて情報を集めてみてはいかがでしょうか。