マクタン島完全ガイド|移動・ホテル・グルメ・アクティビティまで徹底解説

マクタン島は、マクタン・セブ国際空港がある場所として知られています。
プライベートビーチを持つ高級リゾートホテルが多くあり、リゾートを楽しみたい旅行者から人気を集めています。
今回の記事では、マクタン島を最大限に楽しむための情報を網羅的にご紹介します。
アクセス方法から、人気のアクティビティ、おすすめのグルメ、滞在に役立つ注意点まで、マクタン島での滞在をより良いものにするための情報をお届けします。
マクタン島の基本情報と賢い移動術
マクタン島を訪れる上で、まず知っておきたいのが島の基本情報と移動手段です。
特に、セブ島との行き来や空港からの移動は、事前に情報を得ておくことでよりスムーズになります。
マクタン島ってどんな場所?セブ島との関係
マクタン島は、フィリピン第二の都市であるセブ島のすぐ東に位置し、多くの国際線が発着する「マクタン・セブ国際空港」があります。
マクタン島とセブ島は、2本の橋で繋がっており、車で自由に行き来ができます。
しかし、特に朝夕の通勤時間帯や週末は、橋の周辺で激しい渋滞が起きることがよくあります。
そのため、移動にかかる時間は余裕を持って見ておくことが大切です。
また、セブシティにはビーチがほとんどありませんが、マクタン島には美しいビーチが広がっています。
島の東海岸沿いには、プライベートビーチを持つ高級リゾートホテルが数多く建ち並んでおり、ゆっくりリゾートステイを楽しみたい人に人気です。
ベストシーズンと気候
マクタン島は一年中常夏の気候で、平均気温は27〜30度と温暖です。
服装は基本的にTシャツや短パン、サンダルなど日本の夏と同じスタイルで過ごせます。
観光のベストシーズンは、比較的雨が少なく、晴れた日が多い乾季(3月から5月)です。
ただし、雨季でも一日中雨が降り続くことは少なく、短時間の激しい雨(スコール)が降って止むことがほとんどです。
そのため、雨季であっても旅行の計画を大きく変更する必要はありません。
知っておきたい移動手段と注意点
マクタン島での主な移動手段は、タクシー、配車アプリ、空港送迎サービスです。
それぞれにメリットと注意点があるので、目的や状況に応じて使い分けるのが賢い利用法です。
空港送迎サービス
確実に目的地まで行ける安心感があります。
空港での出迎えから、宿泊先までスムーズに移動できます。ただし、 タクシーに比べて料金は高めです。
事前に予約して料金が確定しているため、追加料金の心配はありません。
配車アプリ「Grab(グラブ)」
スマートフォンで簡単に呼べます。
目的地をアプリで設定するため、言葉が通じなくても困ることがなく、料金も事前に確認できます。支払いもキャッシュレスで済ませられます。
交通状況によってはタクシーより時間がかかることがあります。
タクシー
流しのタクシーも多く、すぐに摑まえられます。料金はメーター制ですが、運転手がメーターを使わずに料金の交渉をしてくることもあります。
トラブルを避けるためにも、乗車時にメーターを使うか確認するのが良いでしょう。
タクシーには大きく分けて2種類あります。
ホワイトタクシー(一般タクシー)は、初乗り料金は50ペソです。街中で多く見かける一般的なタクシーで、料金は安いです。
イエロータクシー(エアポートタクシー)は、初乗り料金が70ペソで空港専用のタクシーです。
車体が綺麗でドライバーの質も比較的良く、料金はホワイトタクシーより割高ですが、安全性が高いです。
タクシー料金の目安は、交通状況や時間帯によって料金は変動しますが、おおよその目安は以下の通りです(1ペソ=約2.6円で計算)。
マクタン空港 → マクタン島リゾートエリア
ホワイトタクシー: 約150~250ペソ(約400〜650円)
イエロータクシー: 約250~400ペソ(約650〜1,000円)
マクタン空港 → セブシティ中心部(アヤラモールなど)
ホワイトタクシー: 約200~350ペソ(約520〜900円)
イエロータクシー: 約300~500ペソ(約780〜1,300円)
マクタン島での人気アクティビティとグルメ体験
マクタン島は、美しい海に囲まれているため、様々なアクティビティと、美味しい食事を楽しむことができます。
ここでは、マクタン島を訪れたら体験しておきたい定番、おすすめの過ごし方をご紹介します。
マクタン島と言えばこれ!アイランドホッピング&マリンスポーツ
マクタン島での滞在のイチオシが、美しい海を堪能できるアクティビティです。
特に、セブ島にはない離島のビーチを楽しめるアイランドホッピングは人気があります。
アイランドホッピング

ボートをチャーターして複数の島を巡るアクティビティです。
シュノーケリングやダイビングでサンゴ礁や熱帯魚を見たり、白い砂浜のビーチでくつろいだりと、自然を思う存分楽しめます。
人気の行き先
ナルスアン島:魚が多く、シュノーケリングやダイビングに最適なスポットです。島の周辺が海洋保護区に指定されていて、美しいサンゴ礁と熱帯魚を見られます。
マリンスポーツ
アイランドホッピング以外にも、マクタン島では色々なマリンスポーツを楽しめます。
パラセーリング:ボートに引っ張られながら空を飛ぶアクティビティです。
上空から見渡す海の景色は素晴らしく、マクタン島の自然を違った角度から楽しめます。
ジェットスキー:自分で操縦できる楽しみがあります。
スピード感を味わいたい人におすすめです。
料金相場
アイランドホッピングは、チャーターするボートの種類や人数により変動しますが、1人あたり2,500〜4,000ペソ(約6,500〜10,000円)が目安です。
ツアー料金には、ボートチャーター代、ランチ、ドリンク、シュノーケリングセットやライフジャケットのレンタルが含まれているのが一般的です。
パラセーリングやジェットスキーなどのアクティビティは、1人あたり1,500〜3,000ペソ(約4,000〜7,500円)程度です。
チップ文化と渡し方のマナー
フィリピンにはチップを渡す文化があります。
アクティビティのガイドやボートの船長など、サービスに満足したらチップを渡すと喜ばれます。
金額は、一人あたり50〜100ペソ(約130〜260円)が目安です。
感謝の気持ちが伝わるように、笑顔で手渡ししましょう。
観光スポットで歴史と非日常体験
マクタン島には、フィリピンの歴史を感じられるスポットや、日本では体験できないような非日常的なアクティビティもあります。
マクタンシュライン(ラプラプ像)
スペイン統治時代の英雄ラプラプが、マゼランと戦った場所に建てられた史跡公園で定番の観光スポットです。
園内にはラプラプの銅像とマゼランを記念した石碑があり、フィリピンの歴史に触れることができます。
実弾射撃
日本ではなかなか体験できない実弾射撃も人気です。
専門のインストラクターがしっかり教えてくれるので、初心者でも安心して射撃体験ができます。
絶景とローカルの味を堪能するグルメスポット
マクタン島には、海を眺めながら食事ができるレストランや、SNSで話題のカフェ、地元の食材を活かした料理を楽しめるお店が数多くあります。
その中でもおすすめのお店をご紹介します。
ランタウ・フローティング・ネイティブ・レストラン
海の上に浮かぶレストランで、水平線に沈む夕日や夜景を眺めながら食事を楽しめます。
リゾート感あふれる雰囲気で多彩なフィリピン料理を味わえます。
レストラン周辺ではタクシーが掴まりにくいため、タクシーの運転手に別途料金を支払って待機してもらう方が良いです。
カバナグリル&シーフード レストラン
日本人にはまだあまり知られていない穴場のレストランです。
オーシャンビューの開放的な空間で、新鮮なシーフードを使ったフィリピン料理を楽しめます。
CABANAプラッターなど大人数向けのメニューもあり、グループでの食事にもおすすめです。
10,000 Roses Cafe & More
夜になると数万本の白いバラのオブジェが光り輝き、幻想的な雰囲気になります。
SNS映えするスポットとして、多くの観光客やローカルの人達で賑わっています。
海沿いのロケーションにあり、美しい夕日を眺めることもできます。
滞在をより快適に!知っておきたいお役立ち情報
マクタン島での滞在をより快適なものにするためには、ホテル選びや、ショッピング、現地でのマナーなど、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、マクタン島のおすすめのホテルや、賢く買い物をするための情報をお伝えします。
おすすめのリゾートホテル5選
マクタン島には、プライベートビーチやプールを持つ、贅沢なリゾートホテルが数多くあります。
その中で特におすすめのリゾートホテルを5つご紹介します。
シャングリ・ラ マクタン リゾート&スパ セブ
5つ星の最高級ホテルで、きめ細やかなサービスと美しい庭園が特徴です。
プライベートビーチは透明度が高く、熱帯魚がたくさん生息しているため、シュノーケリングを楽しむのに最適です。
家族連れや、非日常の贅沢な時間を過ごしたいカップルに特におすすめです。
1泊あたり 約10,000〜20,000ペソ(約26,000〜52,000円)です。
関連記事:シャングリ・ラ マクタン セブ徹底ガイド|客室・施設・口コミ・予約方法まとめ
クリムゾン・リゾート&スパ マクタン
洗練されたデザインと、落ち着いた雰囲気が特徴のホテルです。
客室はヴィラタイプでプライベート感があります。
ホテルのエントランスから入って目の前にあるインフィニティプールからは海が一望でき、リラックスした時間を過ごせます。
静かに大人の時間を過ごしたい人や、カップルでの滞在にぴったりです。
1泊あたり 約10,000〜25,000ペソ(約26,000〜65,000円)です。
関連記事:クリムゾン リゾート アンド スパ マクタン徹底ガイド|客室・施設・予約方法まとめ
Jパークアイランドリゾート&ウォーターパーク
広大な敷地に複数のプールやウォータースライダーがあり、子供から大人まで楽しめるウォーターパークが最大のポイントです。
小さな子供連れの家族や、アクティブに滞在したいグループ旅行におすすめです。
1泊あたり 約7,000〜15,000ペソ(約18,200〜39,000円)です。
関連記事:Jパークアイランドリゾート徹底ガイド|客室・施設・予約方法まとめ
デュシタニ・マクタン・セブ
多くの客室がオーシャンビューで、美しい海の景色を一望できるホテルです。
全長100メートルを超えるインフィニティプールが圧巻で、マクタン島でも屈指の開放感と絶景を誇ります。
海の景色を思う存分満喫したい人、特にカップルや友人との旅行におすすめです。
1泊あたり 約7,000〜15,000ペソ(約18,200〜39,000円)です。
モーベンピック ホテル マクタン アイランド セブ
白を基調としたデザインが特徴のホテルです。
また、多彩なレストランやカフェがあり、地中海料理や各国料理を楽しめます。
おしゃれな雰囲気の中で滞在したい人におすすめのホテルです。
1泊あたり 約8,000〜15,000ペソ(約20,800〜39,000円)です。
お土産探しとショッピングガイド

マクタン島では、おみやげを探したり、日用品の買い物も気軽に楽しめます。
主なショッピングスポットは以下の2つです。
アイランド セントラル マクタン
マクタン・セブ国際空港から車で約10分とアクセスが良いショッピングモールです。
フィリピンの有名レストランやカフェ、スーパー、お土産店など一通り揃っており、帰国前に立ち寄って食事をしたり、おみやげをまとめて買うのに便利です。
セーブ モア
ローカルの人が日々の買い物に利用するスーパーマーケットです。
ドライマンゴーやココナッツオイル、フィリピンのお菓子など、定番のおみやげを手頃な価格で手に入れられます。
現地の生活感を味わいたい人やばらまき土産を安く買いたい人におすすめです。
現地でのマナーやトラブル対策
トラブルなく安全に旅を楽しむために、現地のマナーや治安について事前に知っておくと安心です。
ローカルマーケットや屋台での注意点
新鮮なフルーツなどを安く買えるのが魅力ですが、衛生面には注意が必要です。
野菜や果物以外のシーフードや肉などは生の食材は避け、加熱調理されたものを選ぶのが無難です。
また、水道水は飲むことができないため、必ずペットボトルの飲用水を買うようにしてください。
治安と貴重品管理の心得
マクタン島の治安は比較的安定していますが、日本と同じ感覚で過ごすのは危険です。
スマートフォンや財布、パスポートなどの貴重品は、むやみに人前で出さず、常に目を離さず持ち歩くようにしましょう。
また、夜間、特に女性はひとり歩きを避け、安全な場所で過ごすことを心がけましょう。
まとめ
マクタン島は、美しいビーチや充実したアクティビティ、そしてフィリピングルメが楽しめる魅力的な所です。
空港があるためセブ旅行の拠点としても利便性が良く、様々な目的で訪れることができます。
今回の記事を参考に、賢い移動手段や現地のマナー、そして自分に合ったホテルやグルメスポットを見つけて、マクタン島の魅力を存分に味わってください。