マレーシア留学、失敗しないためのポイントを解説【フィリピン留学と比較】 | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】

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2025.06.10

マレーシア留学、失敗しないためのポイントを解説【フィリピン留学と比較】

7 1| マレーシア留学、失敗しないためのポイントを解説【フィリピン留学と比較】

近年、マレーシアは留学先として注目を集めています。

多民族国家でありながら英語が広く通じるだけでなく、欧米の大学と提携した教育制度や、生活費が比較的安く済むことなど、多くの魅力があります。

しかし、情報や準備が不足して、マレーシア留学を失敗と感じるケースも少なくありません。

本記事では、学生時代に留学を経験した筆者の目線で、マレーシア留学の概要や特徴、フィリピン留学との違い、そして失敗しないためのアドバイスを紹介します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

マレーシア留学の概要と特徴

多民族国家ならではの文化的多様性

マレーシアはマレー系、中華系、インド系など多様な民族が共存する国です。

この環境に身を置くことで、異なる価値観や生活様式を肌で感じる絶好の機会になります。

宗教や食文化の違いを尊重し合うことで、国際的な感覚を養うことができます。

英語環境と教育制度の特徴

マレーシアでは英語が広く使用されています。私立大学では授業が英語で行われるほどです。

また、欧米の大学と提携した「ツイニングプログラム」や「デュアルディグリー」制度を利用することで、マレーシアにいながら欧米の学位を取得することも可能です。

さらに、マレーシアの大学はイギリス式の教育制度を採用しているため、学士課程は基本的に3年間で修了します。

留学費用の目安と生活コスト

欧米諸国に比べ、マレーシアの留学費用は比較的安価です。

学費や生活費を含めても、年間で約100万円から150万円に収まることが多いです。

また、物価も日本の約3分の1ほどで、生活費を抑えやすい環境といえます。

ただし、生活スタイルや都市によって費用は異なるため、事前のリサーチは重要です。

治安と生活環境

マレーシアは、東南アジアの中でも比較的治安が良好な国とされています。

銃の所持が禁止されており、違法薬物の取り締まりも厳しく、強盗や暴力事件の発生率は低めです。

また、首都クアラルンプールをはじめとする都市部では、公共交通機関やインフラが整備されており、生活に過度な負担が生じることは少ないです。

フィリピン留学との比較

ここで、同じアジア圏の留学先としてよく挙げられるフィリピン留学と、その特徴を比較してみましょう。

授業スタイルの違い

フィリピン留学は、マンツーマンによるレッスンが主流で、個別指導による英語力の向上が期待できます。

英語を話す機会が多くいので、短期間でスピーキング力を伸ばしたい人、または初心者レベルの方に適しています。

一方、マレーシアは5人から15人前後のグループレッスンが中心です。ディスカッションやプレゼンテーションを通じて、実践的な英語力を養うことができます。

生活環境と自由度

フィリピンの語学学校は寮生活が一般的であり、食事や掃除などの生活面がサポートされています。

一方マレーシアでは、学生が自分で住居を探し、自立した生活を送ることが求められます。

自分の学習スタイルや生活習慣によって、向いている国は変わってきそうです。

費用の比較

一般的に、フィリピン留学はマレーシア留学よりも費用が安いとされています。

以下に、3ヶ月間の留学費用を比較した表を掲載します。

留学費用の目安(3ヶ月間)

(※為替レートや生活スタイルによって変動します)

費用項目フィリピン留学マレーシア留学
学費約15~25万円約20~30万円
宿泊費約10~12万円約12~15万円
食費約6~9万円約9~15万円
その他(交通費等)約3~6万円約6~9万円
合計約34~52万円約47~69万円

治安と生活の快適さ

マレーシアは東南アジアの中でも治安が比較的良好であり、公共交通機関やインフラが整備されています。

また、都市部には日本の企業や店舗が多く進出しており、日本人にとって生活しやすい環境が整っています。

快適な生活環境を重視する人にはマレーシアが、異文化体験を重視する人にはフィリピンが向いています。

フィリピン留学は先生と1対1のマンツーマンレッスンがメインなので、短期間で英語力を向上させたい人や、生活面でのサポートを重視する人に適しています。

一方、マレーシア留学は、多文化環境での生活や欧米の学位取得を目指す人、自立した生活を送りたい人に適しています。

それぞれの目的や予算、学習スタイルに応じて、最適な留学先を選ぶことが重要です。

マレーシア留学でよくある失敗例

1. 生活費を誤って見積もる

マレーシアは物価が安いとされていますが、都市部では予想以上に生活費がかかることがあります。

特に日本食材や輸入品は高価であり、自炊をしてもコストが増す場合があります。

また、家賃や交通費、医療費なども地域によって異なるため、事前に現地の生活費を詳細に調査し、現実的な予算を立てることが重要です。 

2. 文化や宗教への理解不足

マレーシアは多民族国家であり、イスラム教をはじめとするさまざまな宗教が共存しています。

例えば、イスラム教徒の多い地域では、ラマダン期間中の飲食や服装に配慮が必要です。

また、公共の場でのマナーや習慣も日本とは異なるため、現地の文化や宗教について事前に学び、尊重する姿勢が求められます。 

3. 言語の壁やコミュニケーションの問題

英語が広く使用されているマレーシアですが、地域や人によってはマレー語や中国語、タミル語が主に使われることもあります。

また、英語にも独特のアクセントがあり、聞き取りに苦労する場合があります。

語学力に不安がある場合は、事前の勉強を怠らず、現地でのコミュニケーションに備えることが大切です。 

4. 進路や学業計画の不備

マレーシアの大学では、欧米の大学と提携したプログラムが多くありますが、進学や編入の際には必要な単位や成績、語学力などの条件を満たす必要があります。

事前に進路計画を立て、必要な要件を確認し、留学中も定期的に進捗をチェックすることが重要です。 

5. 日本人との過度な交流

留学中に日本人同士で過ごす時間が多くなると、英語力の向上や異文化理解の機会が減少する可能性があります。

現地の学生や他国の留学生と積極的に交流し、多様な文化や価値観に触れることで、留学の成果を最大化することができます。 

6. 現地サポートへの過信

現地のサポートサービスは留学生にとって心強い存在ですが、すべてを依存してしまうと、自立した生活や問題解決能力が育ちません。

トラブルが発生した際には、自ら情報を収集し、適切に対処する力を養うことが大切です。 

7. 生活習慣の違いによるストレス

マレーシアの気候や食文化、生活リズムは日本と大きく異なります。

例えば、高温多湿な気候や、スパイシーな料理にも慣れるまで時間がかかります。

また、公共交通機関の運行状況や時間感覚の違いなども、最初は戸惑う要因となります。

8. 安全対策の不備

マレーシアは比較的治安が良いとされていますが、スリや詐欺などの犯罪はあります。

特に夜間の外出や人混みでは注意が必要です。

また、警察官による不正な取り締まりや賄賂の要求といった事例も報告されています。

安全対策を徹底し、万が一のトラブルに備えることが重要です。 

これらの失敗例を踏まえ、事前の情報収集や準備、現地での柔軟な対応を心がけることで、マレーシア留学をより充実したものにすることができます。

次のセクションでは、これらの失敗を防ぐための具体的なアドバイスを紹介します。

失敗しないためのアドバイス

1. 留学の目的と目標を明確にする

留学を成功させるためには、明確な目的と目標を設定することが重要です。

例えば、「英語力の向上」「国際的な視野の拡大」「専門分野の学習」など、自分が何を達成したいのかを具体的に考えましょう。

目標が明確であれば、留学中のモチベーション維持にもつながります。

2. 事前の情報収集と準備を徹底する

マレーシアの文化、宗教、生活習慣について事前に学ぶことで、現地でのトラブルを避けることができます。

例えば、イスラム教の習慣やラマダン期間中のマナーなどを理解しておくことが大切です。

現地の気候や食文化にも慣れるための準備もしておきましょう。

3. 英語力の強化と多言語環境への対応

マレーシアでは英語が広く使用されていますが、地域によってはマレー語や中国語も使われています。

留学前に英語力を強化し、現地の言語環境に柔軟に対応できるようにしておくことが重要です。

また、現地での語学学校やチューターを活用するのも効果的です。

4. 健康管理と体調維持

慣れない環境や食事、気候の変化により体調を崩すことがあります。

出発前に健康診断を受け、必要な予防接種を済ませておきましょう。

また、現地での食生活や睡眠、運動にも注意を払い、健康を維持することが大切です。

5. 現地の人々との交流を積極的に行う

日本人同士で過ごす時間が多くなると、英語力の向上や異文化理解の機会が減少する可能性があります。

現地の学生や他国の留学生と積極的に交流し、多様な文化や価値観に触れることで、留学の成果を最大化することができます。

6. 留学エージェントやサポート機関の活用

留学エージェントや現地のサポート機関を活用することで、ビザの取得や住居の手配、学校の選定などをスムーズに進めることができます。

また、現地でのトラブルや悩み事についても相談できる体制を整えておくと安心です。

7. 柔軟な思考と適応力を持つ

異文化の中で生活するには、柔軟な思考と適応力が求められます。

予期せぬ出来事や文化の違いに直面した際にも、前向きに捉え、柔軟に対応する姿勢が大切です。

新しい経験を楽しむことで、留学生活がより充実したものになります。

マレーシア留学を失敗しないために

マレーシア留学は、多文化環境での生活や欧米の学位取得など、多くの魅力がある一方で、情報不足や準備不足から失敗に終わるケースもあります。

実りある留学にするためには、事前の準備や現地でのサポート体制の活用、明確な目標設定が重要です。

自分自身の目的や状況に合わせて、最適な留学計画を立てましょう。

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