セブ島留学・旅行前に知っておきたい!マニラ空港での乗り継ぎ完全マニュアル | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】
2025.07.18
セブ島留学・旅行前に知っておきたい!マニラ空港での乗り継ぎ完全マニュアル

2025年現在、マニラからセブへの移動はこれまでよりも多様化し、選択肢も拡がっています。
フィリピン国内を移動する旅行者や留学生にとって、「どの航空会社が便利なのか?」「乗り継ぎは必要なのか?」「手荷物はどうなるのか?」といった疑問があるはずです。
本記事では、マニラ・ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)を経由してセブへ向かう最新の移動事情を、実際の利用者目線で丁寧に解説します。
※成田・関空からはセブ島への直行便があります。できる限り、直行便の利用をおすすめします。
マニラからセブ、今も乗り継ぎは必要?
2025年現在、マニラからセブへの移動は、以前に比べて格段にスムーズになっています。
以前は便数が限られていたり、手続きに手間がかかったりすることもありましたが、今では主要航空会社が直行便を多数運航しており、乗り継ぎの煩わしさはほとんどありません。
また、日本からも直行便が運航されており、利便性がますます向上しています。
ここでは国内線としての状況と、日本からセブへの直行便の最新事情を整理してご紹介します。
フィリピン国内線扱い
マニラ(MNL)からセブ(CEB)へのフライトは、フィリピン国内線に分類され、同一空港内で乗り継ぎが完結するため、出入国審査や税関は不要です。
ただし、国際線で日本や他国からマニラへ到着する場合は、マニラで入国手続きを済ませてから国内線へ向かう必要があります。
初めてフィリピンに来る人はこのタイミングを間違いやすいため、フライト予約や移動計画の際に確認することが重要です。
直行便の有無と航空会社別状況
マニラ・セブ間(国内線)
フィリピン航空(Philippine Airlines)やセブ・パシフィック航空(Cebu Pacific)、エアアジア・フィリピン(AirAsia Philippines)などが、マニラ・セブ間で毎日多数の直行便を運航しています。
フィリピン航空は1日約12便、週80便ほど運航、所要時間は約1時間25分です。
航空券は片道1,400ペソ台(約3,600円)からと安価です。
格安航空会社の便も含め、同一予約ならチェックインと搭乗券発行がまとめて済むため、空港内での移動以外、ほとんど手間はかかりません。
日本・セブ間(国際線)
2025年3月現在、日本からセブ島への直行便は、成田と関西で運航されています。
成田発:セブパシフィック航空とフィリピン航空が毎日直行便を運航しています。また、United Airlinesが2024年7月より成田・セブ間に毎日直行便を運航しています。
関空発:セブパシフィック航空の関空・セブ直行便が毎日運航されています。
フライト所要時間は約4時間半~5時間前後です。
手荷物はどうなる?受け取り&再チェックインの最新事情
国内線として運航されるマニラ・セブ区間では、手荷物の取り扱いについても比較的シンプルです。
ですが、航空会社や予約の方法によって対応が異なるため、しっかり抑えておくと安心です。
同一予約か別予約での対応の違い
まず重要なのは、マニラ・セブ区間を同一予約で取るか別々に予約するかという点です。
同一予約の場合は、チェックイン時にマニラ・セブ間の搭乗券がまとめて発行されるケースが多く、乗り継ぎ地で手荷物を再度受け取ったり預け直したりする手間がありません。
荷物は最終目的地まで自動で運ばれるので、スムーズです。
一方、別々の予約だと、マニラ到着後に一度手荷物を受け取り、国内線でチェックインを自分で行う必要があります。
特に国際線でマニラに到着後は、入国審査終了後に一度荷物をピックアップし、そのまま国内線カウンターへ向かう流れになります。
時間に余裕を持っておくことと、荷物の受け取り場所や再チェックインの場所を事前に確認しておくと安心です。
航空会社別ルールの違い
Philippine Airlines(PAL)
PALの国内線では、エコノミークラスのエコノミー・バリュー以上の運賃では無料で20 kgまでの預け荷物が含まれます(例:旧Eco Saverでは10 kg、現行では20 kgまで)。
機内持ち込みの手荷物(キャリーオン)は、56×36×23 cm以内、重量7 kg以内の1個まで無料で、個人用バッグを別途持ち込み可能です。
重量超過や寸法オーバーに注意し、事前にしっかり計量・梱包を済ませておくのがおすすめです。
Cebu Pacific(セブ・パシフィック)
Cebu Pacificでは、機内持ち込みは7 kgまでの手荷物1個まで無料、サイズ制限は56×36×23 cmと同様です。
預け入れ荷物は20 kg単位で最大3点まで購入可能で、それぞれの重量に応じた料金が事前購入可能です。
当日空港での超過分に対しては、国内線で200 PHP/kgの追加料金がかかる場合もあるので注意が必要です。
過去には「7 kgという制限のため、チェックインカウンターでしっかり重量を測られた」といった口コミもあり、特に地方空港や混雑時には厳しいチェックが行われるケースも見られます。
空港間&ターミナル間移動ガイド
NAIA(ニノイ・アキノ国際空港)は、ターミナル1~4がそれぞれ独立した構造で設置されており、徒歩だけで移動することは現実的に難しいです。
そのため、ターミナル間の移動にはシャトルバスや有料バス、場合によってはタクシーや配車アプリ(Grabなど)の利用が一般的です。
NAIA内の移動手段(無料シャトル・UBE Express・タクシー)
NAIAでは、MIAA(空港運営会社)による無料シャトルバスが年中24時間運行されています。
この無料シャトルは、乗継する旅客が対象で、チケットまたは搭乗券の提示が必要です。
各ターミナル(T1~T3)の到着 curbside に停留所があり、大体1時間に1本程度運航しており、予約不要で乗車できます。
他にも、UBE Express(旧NAIA Loopバス)という有料バスもありますが、現金50ペソ前後(約130円)で、早朝5時か20時まで約30分〜1時間ごとに運行しています。
混雑時や無料シャトルが混んでいる場合に利用すると良いです。
さらに、ターミナル間の移動に時間的余裕がない場合や重い荷物がある場合には、タクシーやGrabなどの配車アプリもよく使われています。
所要時間は、ケースによりますが交通状況次第では約10~20分、料金は数百ペソが目安です。
所要時間やバス乗り場など
ターミナル間の移動にかかる時間は、シャトルバスでは、待ち時間を含め30分以上(混雑時は最大1時間程度)が目安です。
特に無料シャトルは便数が限られるため、混雑する時間帯には行列や乗車待ちが発生しやすい点に注意が必要です。
バスの停留場所は以下の通りです。
T1:到着 curbside
T2:到着 curbsideのbay19
T3:バゲージクレームを超えたターミナルの末端(シャトル案内あり)
UBE Express の利用は、各ターミナル到着口付近に案内板や乗り場があります。
以上をまとめると、無料シャトルは「乗り継ぎチケットを提示すれば使えるお得な手段」、UBE Expressは「時間を優先した有料ルート」、タクシーは「柔軟な移動ができる手段」として、それぞれの状況に合わせた使い分けが推奨されます。
航空会社別チェックリスト
マニラからセブへ向かう際、利用する航空会社によって手続きや注意点が異なります。
ここでは、代表的な3社である、Philippine Airlines(PAL)、Cebu Pacific、AirAsia Philippinesの特徴を比較しながら、チェックポイントをお伝えします。
Philippine Airlines(PAL)
PALはフルサービスキャリアで、マニラのターミナル2を拠点に国内便を運航しています。
チェックインや荷物の手続きは丁寧で、エコノミー・バリュー以上の運賃には20kgまで預け荷物が無料で含まれています。
機内持ち込みの手荷物は7kgまでが1個と個人アイテム1個まで持ち込めます。
また、PALはマニラ空港内の案内表示も分かりやすく、初心者にも安心です。
Cebu Pacific(セブ・パシフィック)
LCCのCebu Pacificは、主にターミナル3から出発します。
国内線・国際線ともに運航されており、各便の頻度が高く、7kgまでの手荷物1個が無料です。
預けの荷物は20kg単位で購入可能で、当日空港での超過料金(約200PHP/kg)も設定されています。
特にリーズナブルな運賃の場合、荷物の重量規定が厳しいため、事前の確認が重要です。
AirAsia Philippines
AirAsiaの国内線は2023年7月以降、ターミナル2へ移動しました。
手荷物規定としては、7kgの機内持込1個+個人アイテム1個が無料で許容され、預けの荷物20kgパッケージも予約時に追加可能です。
利用者からは「AirAsiaの方がCebu Pacificより手荷物ルールに柔軟」という声もありますが、過剰に期待せず、規定に沿って対応するのが無難です。
それぞれの航空会社で、ターミナル、手荷物規定や手続き方法が異なるため、搭乗前に必ず公式サイトで最新情報を確認しましょう。
また、航空券は同一予約で手荷物を含めるのが乗り継ぎトラブルを回避するポイントです。
乗り継ぎトラブル回避のコツ&機内持ち込みアドバイス
マニラからセブへ向かう時は、空港の混雑や手荷物の取り扱い、時間管理など、ちょっとした見落としがトラブルに繋がりやすくなります。
特に初めて利用する旅行者や留学生にとっては不安もあるかもしれません。
ここでは乗り継ぎをスムーズに進めるためのコツと、機内持ち込みに関する注意点を詳しく解説します。
余裕をもって時間配分する
まず大切なのは「時間に余裕を持つ」ことです。
NAIAの無料シャトルは運行本数が限られているため、ピーク時には30分〜1時間待ちが発生することも少なくありません。
国内線チェックイン、セキュリティチェック、ゲートへの移動を考慮して、最低でも搭乗予定の90分前にはマニラでの乗り継ぎを完了させるスケジュールを立てましょう。
さらに、預けの荷物の受け取りや再度預ける場合には、追加で30分〜1時間の余裕を見込むことをおすすめします。
搭乗券・タグの確認を入念にする
同一予約で航空券を予約していても、チェックイン時に発行される搭乗券や荷物タグが、マニラ・セブ間でも有効かを必ず確認してください。
たまに「マニラで乗り継ぎ」と記載されたタグが発行されないこともあります。
搭乗券にターミナル番号やゲート番号が印字されているかも併せてチェックし、不安があればスタッフにその場で確認しましょう。
混雑時の対応とセキュリティ通過の効率化
NAIA国内線ゲート周辺では、特に朝夕の便が集中する時間帯にセキュリティチェックや保安検査の待ち時間が長くなる傾向があります。
機内持ち込み荷物は金属類や電子機器をすぐ取り出せるようまとめておく、液体類などは事前に小分け・密封しておく、パスポート・搭乗券は取り出しやすい所に保管することで、スムーズに通過できます。
機内持ち込みに関するアドバイス
各社で共通の機内持ち込みルールに加え、個別のポイントを押さえておきましょう。
電子機器・充電ケーブル:セキュリティチェックで取り出す必要があるため、重ねず保護ケースや個別ポーチに入れると便利です。
液体類:100 ml以下の容器に入れ、透明のジッパーバッグにまとめる。現地での購入品を機内に持ち込む場合も同様です。
貴重品・薬品:パスポートや現金、常用薬などは、機内持ち込み手荷物内の小さめバッグやポーチにまとめて持っておくと安心です。
乗り継ぎ時間を有効活用!ラウンジ&過ごし方ガイド
乗り継ぎの合間、空港でどう過ごすかによって、旅の快適さは大きく変わります。
NAIAには、無料または有料で利用できるラウンジが複数あり、短い待ち時間でもリラックスできる空間が整備されています。
ここでは、主要ラウンジの特徴やおすすめポイントをご紹介します。
NAIAターミナル別ラウンジ紹介
NAIAには、ターミナル1~3にA Lounge、Marhaba Lounge、PAGSS Lounge、PAL Mabuhay Loungeなど複数のラウンジがあります。
A Lounge(T1・T3)やMarhaba Lounge(T1・T3)は、Priority PassやLoungeKeyなどの会員サービスで利用可能で、一般客も約1,500ペソで利用できます。
PAGSS LoungeはT1・T3にありますが、T3は2025年現在リニューアル工事中のため、通常の優待パス利用はできません。
PAL Mabuhay Lounge(T2)は、ビジネスクラス搭乗者や上級会員専用です。
乗り継ぎ時間別の過ごし方
30分〜1時間程度の間:ゲート近くのA LoungeやMarhabaの利用がおすすめです。飲み物や軽食を楽しみ、リラックスして搭乗までの時間を過ごせます。
1時間以上ある場合:Priority Pass会員なら、複数ラウンジのはしごも可能です。リニューアル中を除けば、MarhabaやA Loungeはどちらも24時間または早朝から深夜まで営業しています。
シャワー・仮眠利用時:MarhabaやMabuhay Lounge(ビジネスクラス)ではシャワー設備があるため、長時間フライト前にリフレッシュできます。
ラウンジ以外の過ごし方
ゲートエリアでの仮眠・充電:混雑時でも空席があればリラックス可能。USB充電や電源が整備された場所も多くあります。仮眠する場合には盗難に注意が必要です。
軽食店・Kiosk利用:ターミナルにはコーヒーショップや軽食スタンドが複数あります。短時間なら、ラウンジより気軽に利用できます。
両替やSIM購入:国内線ターミナルにも、両替・SIM販売ブースがあるため、セブ到着後に備えて事前に用意できます。
ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の使い勝手レビュー
NAIAは、長らく「世界で最悪の空港」とされてきましたが、2024年以降の民営化に伴い改善が進められています。
ただ、施設ごとの差や混雑など、未だ気を付けておきたいポイントも多くあります。
ここでは、清潔さ、施設の雰囲気、旅行者目線での使い勝手をご紹介します。
清潔さと施設の管理状況
最新のSkytraxやSNSの情報では、NAIAの清掃や施設状況にばらつきがあることが伝えられています。
例えば、Terminal 3では「トイレのにおいが改善されたが、設備はまだ古い」という声や「まだ床はしばらく掃除されていないように見える」との口コミもあります。
一方で、Terminal 2に関しては「かなり古びているが、飲食店は充実していて座席も充分」という評価が寄せられています。
施設の雰囲気と旅行者の感想
旅行者のリアルな声としては、Tripadvisorなどの口コミを中心に、ターミナルごとの印象が分かれています。
Terminal 3は比較的ましな空調と案内表示があり、他ターミナルに比べやや快適との声もあります。
ただし、ターミナル間の移動に関しては「バス待ちや荷物チェックが多く、乗り継ぎは不便」との不満が根強いです。
まとめ
マニラからセブへの移動は、2025年現在、多くの直行便や改善された空港設備により、以前よりスムーズになっています。
ただし、手荷物の取り扱いやターミナル間の移動には依然として注意が必要なこともあるため、事前準備が移動をスムーズにするためのカギになります。
本記事で紹介した航空会社別の違いやラウンジの活用法などを参考に、余裕あるスケジュールで快適なフィリピン国内移動を実現させてください。