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2025.04.17
【1年目から海外】新卒でも海外就職は可能!日本の就職との違いや必要なスキルを解説

「新卒で海外就職なんて、一部の特別な人だけ?」
なるべく早く海外で就職したいと考えている人のなかには、上記の考えを持つ人もいらっしゃるでしょう。
しかし、海外の就職事情をしっかりと把握し、大学在学中から語学力やスキルを磨けば、新卒での海外就職は十分に実現可能です。
本記事では、日本の就職活動との違いや海外就職に必要なスキル、事前に知っておくべき注意点などを詳しくお伝えします。
新卒での海外就職に興味のある人は、ぜひこの記事を参考に、グローバルなキャリアへの第一歩を踏み出してみてください。
日本と海外の就職活動は大きく異なる!まずは違いをチェック
海外でキャリアを築く第一歩として、まずは日本と海外の就職活動には多くの違いがあることを理解しておきましょう。
海外就職を検討する上で知っておくべき3つの大きな違いを、以下の表にまとめました。
日本 | 海外 | |
新卒採用の有無 | あり | なし |
就職活動の開始時期 | 大学3年生の6月頃から | 通年 |
選考時に重視すること | コミュニケーション能力、主体性、協調性 | 即戦力、専門性、実績 |
上記の違いについて、1つずつ順番に解説していきます。
新卒採用がない
海外の多くの国では、日本でよく見られる「新卒一括採用」の制度は一般的ではありません。
欠員が出た場合や事業拡大の必要に応じて、必要なスキルを持つ人材を随時採用する「通年採用」が主流です。
日本の新卒採用制度は、終身雇用制度と深く関連しています。
多くの企業で定年退職を迎える3月に人員が減少するため、4月に入社する新入社員を一括で採用する慣習が根付いています。
一方、海外では転職が一般的で、社員の出入りが比較的流動的です。
プロジェクトのニーズや事業戦略に合わせて、人員を確保する傾向があります。
大学卒業後に就職活動をはじめる
日本では、大学3年生の6月頃から就職活動を開始し、卒業前に内定を得ることが一般的な流れです。
しかし、海外では、大学卒業後に自分のペースで就職活動を行うケースが主流です。
卒業後すぐに就職活動を行う学生もいれば、卒業後もインターンシップやアルバイトで実務経験を積み、キャリアプランが明確になったタイミングで就職先を探しはじめる人もいます。
そのため、日本の就職活動のように、決められたスケジュールで動くのではなく、自身の準備が整い次第、積極的に応募活動を開始していくことが大切です。
即戦力が求められる
日本の新卒採用は、将来の成長を重視するポテンシャル採用が一般的で、人柄や仕事への意欲など、内面的な要素も評価の対象となります。
一方、海外企業の採用で重視されるのは、入社後すぐに業務を遂行できる「即戦力」です。
そのため、海外就職を目指す新卒者は、在学中のインターンシップ経験を通じて実務経験を積むことが重要です。
また、特定の分野における専門知識や実践的なスキルを積極的に習得することも、選考において重要な判断材料となります。
新卒で海外就職を実現する!4つの具体的な方法
ここでは、新卒で海外就職を実現するための具体的なアプローチ方法を4つ紹介します。
- 海外の会社へ直接応募する
- 海外勤務ができる日本企業へ応募する
- 海外インターンシップを利用する
- ワーキングホリデーを利用する
自身の語学力やキャリアプランに合わせて、最適な方法を見つけていきましょう。
1.海外の会社へ直接応募する
語学力に自信があり、具体的にどこの国で、どんな仕事がしたいかが明確に定まっている人には、企業への直接応募がもっとも効率的です。
LinkedIn、Indeedなどの求人サイトや海外企業の採用ページをこまめにチェックし、積極的に応募してみましょう。
ただし、採用後はビザ取得手続きや住居の確保を自分で行う必要があるため、就職活動と並行しながら、情報収集と準備計画を立てることも必要です。
2.海外勤務ができる日本企業へ応募する
海外に支社や拠点を持つ日本企業の新卒採用に応募し、駐在員として海外勤務を目指す方法も有効です。
日本企業に就職する最大のメリットは、海外赴任前の研修制度や住居の手配、ビザ取得などのサポート体制が期待できることです。
しかし、渡航先や海外勤務の時期は会社の都合で決定されるため、入社後すぐに海外勤務が叶うとは限りません。
選考時や面接時に、海外勤務への強い意欲をアピールしたり、新卒での海外勤務事例などを積極的に確認したりすることが大切です。
3.海外インターンシップを利用する
海外インターンシップでは、海外企業や日系企業での就業体験を通じて、異文化環境での働き方を肌で感じられます。
「グローバルな舞台で活躍したい」と考える学生や社会人にとって、海外インターンシップは、キャリア形成の貴重な経験となるでしょう。
英語力に自信がない方でも参加しやすい英語不問のプログラムや、短期間で集中的に学べる短期インターンシップも豊富に存在します。
アメリカやシンガポールなど、多様な国での就業体験も可能なため、具体的な国や職種が決まっていない人がチャレンジしやすい点も、魅力の1つです。
4.ワーキングホリデーを利用する
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、協定を結んだ国で一定期間(通常1年間)、旅行や就労など、さまざまな活動が認められる特別なビザ制度です。
海外での生活を体験しながら、アルバイトなどを通して現地での就職活動の足がかりをつかむことに適しています。
比較的容易にビザを取得できるため「まずは海外生活に慣れたい」「語学力を集中的に向上させたい」と考える人におすすめです。
ただし、ワーホリビザの有効期間は原則1年間のため、ワーホリ期間中に正社員として就労することは、一般的に認められていません。
ワーホリ後に現地での就労を希望する場合は、就労ビザまたは永住ビザへの切り替えを検討する必要があります。
新卒で海外就職するために身につけておきたいスキル3つ
新卒で海外就職を成功させるためには、在学中からさまざまなスキルをバランス良く身につけておくことが重要です。
ここでは、海外就職に向けて身につけておきたい、主要な3つのスキルを紹介します。
- コミュニケーションで不可欠な英語力、語学力
- 即戦力として採用を勝ち取るための専門スキル
- 何事にもチャレンジする行動力
企業が求める人物像を理解し、意識的にスキルアップを図りましょう。
1.コミュニケーションで不可欠な英語力、語学力
グローバルビジネスの現場において、英語力は必須のコミュニケーションツールです。
流暢な会話能力はもちろん、ビジネス文書の作成やプレゼンテーションを通して、異なる文化背景を持つ同僚や顧客との円滑な意思疎通が求められます。
TOEICやIELTSなどの国際的な英語能力試験で高いスコアを取得することも、企業への英語力アピールになります。
また、目指す国や地域によっては、英語以外の言語能力を習得することも大きなアドバンテージとなるでしょう。
積極的に学習に取り組み、実践的なコミュニケーションスキルを磨いてください。
2.即戦力として採用を勝ち取るための専門スキル
海外の企業では、入社後すぐに貢献できる専門スキルが重視される傾向があります。
具体的に就職活動でアピールしやすい専門スキルは、下表のとおりです。
ジャンル | 概要 |
プログラミング、ソフトウェア開発 | Web開発、アプリ開発などの仕事で需要が高い。GitHubなどで自身の成果物を公開すると、企業にもアピールしやすい。 |
エンジニアリング | 機械、情報、化学、土木など各分野における専門知識に加え、設計、開発、分析などの実践的なスキルが求められる。 |
金融、会計 | 海外の金融機関やコンサルティング業界での活躍が期待できる。CFAやUSCPA(注)などの国際資格があると、専門性の証明に有効。 |
教育 | 海外の教育機関や日本語学校では、日本語や日本文化を教える人材の需要がある。日本語能力検定などの資格があると有利。 |
自身の専門分野における知識やスキルを深め、具体的な成果や実績をアピールできるように準備しましょう。
(注)CFA:Chartered Financial Analystの略で、世界的に権威のある投資専門職の資格。
USCPA:U.S. Certified Public Accountant の略で、米国公認会計士のこと。
3.何事にもチャレンジする行動力
新卒で海外就職を成功させるためには、情報収集や応募活動、面接対策、そして異文化への適応など、あらゆる段階で積極的に行動する力が必要です。
たとえば、海外の求人サイトも幅広く検索したり、LinkedInのようなビジネスSNSを活用したりして、主体的に情報収集を行うことが、成功への近道となります。
また、不採用を恐れずに多くの企業へ応募し続ける粘り強さも重要です。
どんな状況でも臆することなく、新しいことに挑戦し、自ら解決策を見つけ出す行動力は、海外でのキャリアを切り開く上で不可欠な要素となるでしょう。
新卒で海外就職する注意点やデメリット
新卒で海外就職を目指すことは、多くの魅力がある一方で、日本国内の就職とは異なる注意点やデメリットも存在します。
ここでは、新卒者が海外就職を検討するうえで知っておきたい2つの注意点とデメリットを紹介します。
- リストラの可能性がある
- 文化の違いで孤立する可能性がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リストラの可能性がある
海外は成果主義の企業が多く、個人の業績や会社の経営状況によっては、突然解雇されるリスクがあります。
目標達成に向けてのプレッシャーを受けやすい人には、つらく感じてしまうこともあるかもしれません。
一方で、自分の頑張りが直接評価されやすく、モチベーションの向上や短期間での昇給、昇進につながるメリットもあります。
日本と海外それぞれの企業文化を理解し、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
文化の違いで孤立する可能性がある
言語の壁だけでなく、価値観や習慣、コミュニケーションのスタイルなど、文化の違いから孤立感を感じる可能性があります。
文化や同僚とのかかわり方が日本と大きく異なることを理解し、滞在国のスタイルを柔軟に受け入れる姿勢が大切です。
また、職場で孤立を感じたときに相談できる友人や仕事以外のコミュニティを見つけておくと、精神的な支えとなり、より早く現地での生活になじめるでしょう。
まとめ
本記事では、新卒で海外就職を目指す人に向けて、日本の就職活動との違いや海外就職を成功させる具体的な方法、必要なスキルなどについて詳しく解説しました。
海外では新卒時から実務経験や実践的なスキルが求められるため、在学時からの入念な準備やスキル習得が不可欠です。
早い段階から海外就職に向けての準備を行い、何事にも恐れずにチャレンジし続けることで、グローバルなキャリアを築く第一歩が踏み出せるでしょう。