2025.02.12
昨今「国内留学先」として注目を集めている、北海道の「ニセコ」。
北海道西部に位置するニセコは国際的なリゾート地であり、特に冬にはウィンタースポーツを満喫するために多くの外国人観光客が来日します。
外国人観光客が多いニセコでは、日本にいながら語学留学を体験できると言われています。
また、留学費用の安さや治安の良さなど、他の留学先より優れた点も多いです。
本記事では、ニセコ留学のメリットとデメリットを、海外留学先として人気のフィリピンやその他の地域と比較しながらご紹介します。
ニセコ留学に興味がある方や、国内留学と海外留学の違いを知りたい方は、ぜひ最後までお読みください!
まずはニセコ留学のメリットをご紹介します。
ニセコ留学では基本的に語学学校に入学することになりますが、航空券代やパスポート代などの諸費用が安いため、海外留学よりも留学費用が安い場合が多いです。
また、為替の影響を受けないため、留学費用を事前に予測することができます。
Niseko Concierge株式会社が運営している「ニセコインターナショナルアカデミー」の1か月間の留学費用は、授業料・航空券・宿泊代など込みで「311,280円~」となっています。
これに対して、『留学くらべーる』によると人気海外留学先の留学費用は以下の通りです。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
フィリピン | 15~30万円 | 35~70万円 | 65~130万円 | 125~250万円 |
アメリカ | 20~70万円 | 40~120万円 | 80~320万円 | 150~620万円 |
オーストラリア | 25~50万円 | 60~120万円 | 115~225万円 | 220~435万円 |
上記の表を確認すると、ニセコ留学の費用はアメリカやオーストラリアなどの留学費用よりも安いことが分かります。
フィリピン留学の費用はニセコ留学と同程度ですが、為替の影響を受ける点に注意が必要です。
海外留学を検討する際、留学先でのトラブルを懸念する方も多いのではないでしょうか。
その点、ニセコは比較的治安が良く、留学先としてニセコを選ぶメリットの一つと言えるでしょう。
『経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)』が公表している「世界平和度指数(2024 Global Peace Index)」によると、各国の順位は以下の通りです。
順位 | スコア | |
日本 | 17 | 1.525 |
オーストラリア | 19 | 1.536 |
フィリピン | 104 | 2.21 |
アメリカ | 132 | 2.622 |
また、『NUMBEO』が公表している「安全指数(Safety Index)」によると、各国の順位は以下の通りです。
なお、「安全指数」は数値が高いほど犯罪率が低いことを意味しています。
順位 | スコア | |
日本 | 10 | 77.1 |
フィリピン | 63 | 56.9 |
オーストラリア | 82 | 52.7 |
アメリカ | 89 | 50.8 |
上記の表によると、日本は各国よりも平和であり、かつ安全であることが分かります。
次にニセコ留学のデメリットをご紹介します。
ニセコは国内留学先として有名ですが、あくまで日本国内のリゾート地であり、海外留学よりも英語に触れる機会は少なくなります。
語学留学の大きな目的は「英語を使ったコミュニケーション」を体験することです。
ニセコでは英語を目にする機会は多いかもしれませんが、英語でコミュニケーションを取る機会は語学学校の授業や外国人観光客との会話などに限定されています。
これに対してフィリピンなどの留学先では、授業内はもちろん、私生活の会話でも英語を多用するため、ニセコ留学よりも英語でコミュニケーションを取る機会が多くなります。
また、EF(Education First)が公表している「英語能力指数ランキング(2024年版)」によると、フィリピンの英語レベルは「高い英語能力」、日本の英語レベルは「低い英語能力」と評価されています。
ニセコ留学よりもフィリピン留学の方が、英語に触れる機会が多く、触れる英語レベルも高いことになります。
順位 | スコア | 評価 | |
フィリピン | 22 | 570 | 高い英語能力 |
日本 | 92 | 454 | 低い英語能力 |
冬場のニセコは非常に寒く、過ごしやすさの観点ではフィリピンの方が優れているかもしれません。
Weather Sparkによると、ニセコの月別平均最高・最低気温は以下の通りです。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
最高 | -2℃ | -2℃ | 2℃ | 9℃ | 15℃ | 19℃ | 22℃ | 24℃ | 20℃ | 14℃ | 7℃ | 0℃ |
最低 | -7℃ | -7℃ | -3℃ | 2℃ | 7℃ | 11℃ | 16℃ | 17℃ | 13℃ | 7℃ | 1℃ | -5℃ |
ウィンタースポーツを目的に来日する外国人観光客とのコミュニケーションを取りたい場合、冬にニセコ留学をする必要があります。
冬のニセコは非常に寒く、寒さが苦手な方にとってはデメリットかもしれません。
フィリピンの首都・マニラの気候と比較してみましょう。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
最高 | 30℃ | 31℃ | 32℃ | 34℃ | 34℃ | 32℃ | 31℃ | 31℃ | 31℃ | 31℃ | 31℃ | 30℃ |
最低 | 23℃ | 24℃ | 25℃ | 26℃ | 27℃ | 26℃ | 26℃ | 25℃ | 25℃ | 25℃ | 25℃ | 24℃ |
マニラの気候は一年を通して温暖であり、ニセコよりも過ごしやすく感じるでしょう。
冬以外の季節にニセコ留学をする場合は問題ありませんが、冬に留学を検討している場合は気候も考慮して留学先を検討しましょう。
語学留学では、その土地の文化や風土を学べることも魅力の一つです。
留学先の文化や風土、価値観などに触れることで、単に英語を習得するだけでなく、国際的な視野を持った人物に成長できる可能性があります。
ニセコ留学は国内留学であるため、新たな文化や風土、価値観に触れる機会は乏しくなります。
ここでは、これまで紹介したニセコ留学のメリット・デメリットをフィリピン留学と比較して解説します。
ニセコ | フィリピン | |
留学費用 | 1ヶ月:311,280円~ | 1ヶ月:15~30万円 3ヶ月:35~70万円 6ヶ月:65~130万円 1年間:125~250万円 |
治安 | 世界平和度指数:17位安全指数:10位 | 世界平和度指数:104位安全指数:63位 |
英語力 | 英語能力指数:92位 | 英語能力指数:22位 |
気候 | 冬場は非常に寒い | 一年中温暖 |
まず留学費用は、ニセコ留学とフィリピン留学に大きな違いはありません。
治安はニセコの方が良く、留学先でのトラブルを懸念されている場合はニセコ留学も候補になるでしょう。
英語力はフィリピンの方が高く、英語力の向上を目的としている場合はフィリピンの方が良いでしょう。
ニセコは冬場が非常に寒いため、寒さに弱い方はフィリピンの方が良いかもしれません。ニセコは国内留学先であり、海外留学と異なる点も多いです。
メリットとデメリットをしっかりと検討した上で、留学先を選択してください。
ここまで、ニセコ留学のメリットとデメリットをフィリピン留学と比較して紹介してきました。
国内留学、海外留学に関係なく、留学前に英会話を学習することで留学生活をより充実させることができます。
留学中は実践的な英語を学ぶことになるため、時間をかけて英語の基礎を学ぶことが難しくなります。
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