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看護師が英語を話せるようになるには?基礎からキャリアアップまで徹底ガイド

3 1| 看護師が英語を話せるようになるには?基礎からキャリアアップまで徹底ガイド

「症状を伝えたいのに英語が出てこない」
「英語が話せたらもっとスムーズに仕事ができるのに」

そう感じたことのある看護師さんは多いはずです。

近年、日本の医療現場では訪日外国人の増加により、英語対応できる看護師の需要が急速に高まっています。

英語を話せることで現場のコミュニケーションが円滑になるだけでなく、海外勤務や高収入のキャリアにもつながるチャンスが広がります。

本記事では看護師が英語を話せるようになるための具体的な学習ステップから、キャリアアップの実例・おすすめ教材・効果的なトレーニング法までをわかりやすく解説。

医療現場で今すぐ使える英語フレーズや勉強を続けるためのコツも紹介します。

QQEnglish監修のもと、看護師のための実践的な英語学習法をお届けします。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

看護師が英語を効率よく学ぶ方法

ステップ1. 中学レベルの英文法・語彙を復習する

英語を話せるようになるための第一歩は「中学英語の基礎」をもう一度しっかり固めることです。

医療英語と聞くと難しく感じますが実際には中学レベルの文法や単語を正しく使えるだけで多くの会話が成立します。

  • be動詞・一般動詞・助動詞などの基本をおさらいする
  • 看護現場でよく使う単語(temperature, symptom, painなど)を覚える
  • シンプルな英文を声に出して練習し、英語の語順に慣れる

ステップ2. 発音とリスニングを鍛える(シャドーイングなど)

聞けなければ話せない、これは英会話学習の基本です。

リスニングと発音はセットで鍛えましょう。

  • 医療英会話の音声教材を活用して、正しい発音を真似する
  • シャドーイングでリズムやイントネーションを身につける
  • 苦手な音(r・l・thなど)を重点的に練習する
  • 患者の発音やアクセントにも対応できるよう、いろいろな英語音声に触れる

ステップ3. 英会話で「即答力」を磨く

英語の会話では「考えるよりも反射的に言葉が出る」ことが大切です。

  • 「問診・診察・案内」など看護現場を想定したフレーズを繰り返し練習する
  • オンライン英会話などで外国人講師と実際に話す機会を増やす
  • 文法よりも伝えることを重視して会話の回数をこなす
  • 英語で考える習慣をつけ、翻訳せずに反応できる力を養う

ステップ4. 医療英語(症状・処置・検査)を覚える

現場で使える英語を学ぶためには、医療に特化した単語・フレーズを覚えることが欠かせません。

  • よく使う診療関連語(fever, blood pressure, injectionなど)を一覧で暗記
  • 患者対応で役立つ表現
    Please take off your jacket.
    I’ll take your blood pressure.などを練習
  • 教材を使って症状別に整理しておく(頭痛・咳・発熱など)
  • 医療通訳の会話例や海外ドラマを教材にして実際の表現を学ぶ

ステップ5. 反復とアウトプットで定着させる

学んだことを忘れないためには定期的な復習とアウトプットが鍵です。

  • 学習ノートやアプリで復習スケジュールを組む
  • 毎日10分でも英語に触れる習慣を続ける
  • 実際の業務で使ってみる、同僚と英語で会話するなど実践を意識する
  • オンラインレッスンで講師にフィードバックをもらい、弱点を改善する

実践トレーニング&学習継続のコツ

ロールプレイを活用した練習法(シチュエーション別)

医療現場でのシーンを想定し、患者役と看護師役に分かれて英語で会話を練習することで即答力と表現力が自然に身につきます。

例としては以下のようなシチュエーションが効果的です。

  • 初診の患者への問診
  • 症状確認(痛みや熱など)
  • 検査・処置前の説明
  • 患者を安心させる声かけ

実践練習を繰り返すことで暗記ではなく「状況に合わせて使える英語力」が育ちます。

実践的な学習環境の活用(外国人患者の多い部署で研修/医療通訳とのOJT)

英語力を伸ばすには学んだことを現場で使う「実践機会」を増やすことが重要です。

  • 外国人患者の多い部署や病棟で研修を受ける
  • 医療通訳者と一緒にOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を行う
  • 外国人スタッフや研修生と英語で会話をする

日常的に英語を使うことで教科書では学べない「現場英語」が自然と身につきます。

実際の患者対応で使った英語をメモして復習することで自分だけの「看護英語ノート」を作るのもおすすめです。

スキマ時間活用+オンラインツール活用法

忙しい看護師でもスキマ時間を上手に使えば英語力を着実に伸ばせます。

  • 通勤時間にポッドキャストや医療英語リスニングを聞く
  • 休憩中に英語ニュースを1記事読む
  • 就寝前に5分だけフレーズ暗唱をする
  • スマホアプリ(Anki・Quizletなど)で単語を復習する

オンライン英会話を取り入れると勤務後や休日に効率的に会話練習ができます。

発音練習・録音チェック法

発音の改善はリスニング力の向上にも直結します。

おすすめの方法は「自分の声を録音して確認する」ことです。

  • 教材の音声を真似して発音 → 自分の声を録音 → 比較して違いを確認
  • 英語のリズムやイントネーションを意識してシャドーイング
  • 苦手な音(r/l/thなど)を重点的に矯正

録音練習を継続することで自分の発音の癖が明確になり、正しい口の動かし方が身につきます。

医療英語を体系的に学びたい人へ

看護英語テキスト・教材の活用法(例:Nursing English in Action 等)

医療現場で実際に使える英語力を身につけるためには体系的な教材を使った学習が効果的です。

「Nursing English in Action」などの専門教材は臨床現場の会話や記録に即した内容で構成されており、看護師が遭遇する実践的なシーンを想定しています。

  • 各章ごとに「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく学べる
  • シナリオ形式で会話例を覚えやすい
  • 医療専門用語と一般英語の両方を自然に習得できる

看護師向けオンラインプログラム・資格(例:IPEC/TOPEC 等)

看護師向けのオンライン資格プログラムの受講がおすすめです。

代表的なものには以下のようなプログラムがあります。

  • IPEC看護英語プログラム:医療現場で必要な英会話力・文書作成力を養う実践型カリキュラム
  • TOPEC看護英語試験:看護業務に必要な英語運用能力を段階的に評価できる試験制度

オンラインで学習・受験が可能なため、勤務の合間や自宅からでも取り組めます。

資格を取得しておくことで転職や昇進の際に「英語対応ができる看護師」としての強みをアピールできます。

医療英語試験の種類と合格レベルの目安

医療英語に関する試験は複数あり、目的に応じて選ぶことが大切です。

試験名特徴目安となるレベル
OET(Occupational English Test)医療従事者専用の国際英語試験。海外就労を目指す方向け。B2〜C1
IPEC/TOPEC日本の看護師・医療従事者向け。実践英語を測定。B1〜B2
IELTS/TOEIC海外留学・移住を目指す場合に必須。IELTS6.0〜/TOEIC700〜

よく使う医療英単語&症状別フレーズ集

日常的に使う英語表現を覚えておくと患者とのやり取りが格段にスムーズになります。

以下は代表的な単語とフレーズの例です。

症状に関する英単語

  • fever(発熱)
  • cough(咳)
  • dizziness(めまい)
  • nausea(吐き気)

例文

  • Where do you feel pain?
    (どこが痛みますか?)
  • Please relax and breathe slowly.
    (リラックスして、ゆっくり呼吸してください。)
  • I’ll take your blood pressure.
    (血圧を測りますね。)
  • Do you have any allergies?
    (アレルギーはありますか?)

これらを日常的に声に出して練習することで、自然な発音と会話のテンポが身につきます。

看護師が英語力を活かせる職場・キャリアパス

病院・医療機関で英語を使う仕事(外国人患者受け入れ病院、空港クリニック、美容クリニックなど)

外国人患者が多い病院やインターナショナルクリニックでは英語対応ができる人材の需要が高まっています。

  • 外国人患者受け入れ医療機関認証病院:観光客や在留外国人の診療に対応するため、英語での問診・説明・報告が求められます。
  • 空港クリニック・検疫所:入国時の健康チェックや緊急対応が中心でリスニングとスピーキング力が必須です。
  • 美容・健診クリニック:外国人富裕層向けの美容医療や健康診断で、接客英語や医療英語が活かせます。

企業・民間で英語を活かせる仕事(プリスクール、イベントナース、ツアーナース、シップナース、治験関連など)

病院以外にも企業や教育現場など多様な分野で英語を使う看護師が増えています。

  • プリスクール・インターナショナルスクール:子供たちの健康管理を担当し、外国人保護者と英語でやり取りする場面が多くあります。
  • イベントナース・テーマパークナース:国際的なイベントや観光地で外国人観光客に対応します。柔軟な英会話スキルが求められます。
  • ツアーナース・シップナース:海外旅行やクルーズ船で参加者の健康管理を行い、海外医療機関との英語での調整も担当します。
  • 治験関連・製薬会社勤務:英語でのデータ入力や外資系医師とのやり取りなど、専門的な医療英語を活用します。

海外で働く看護師(オーストラリア・シンガポールなど)

海外での就業という選択肢もあります。

  • オーストラリア・ニュージーランド:看護師不足のため、日本人看護師の採用が進んでおり、IELTSなどの英語スコアを条件とする場合があります。
  • シンガポール・ドバイなどの国際医療機関:英語が公用語のため、現地スタッフや患者とのコミュニケーションはすべて英語で行われます。
  • 海外ボランティア・国際医療支援団体:英語での現地調整や医療支援が中心でグローバルに活躍したい看護師に最適です。

実務経験を積みながら国際資格を取得することで、より高収入・高待遇なポジションへの道も開けます。

英語でキャリアを広げた看護師たち

国内で英語対応看護師として活躍する事例

 「症状を英語で聞き取れる」「検査手順を英語で説明できる」といったスキルを持つことで患者からの信頼が厚くなり、上司からの評価や昇進にもつながるケースがあります。

美容クリニックや健診センターなどでは英語対応ができる看護師が優先的に採用されることも増えています。

英語を活かして外資系クリニックに転職し、年収が上がったという声も少なくありません。

海外でシップナースやツアーナースとして働く事例

海外では英語力を活かしてグローバルに活躍する日本人看護師も増えています。

豪華客船で勤務する「シップナース」や海外旅行者に同行して医療サポートを行う「ツアーナース」です。

これらの職種では英語での問診や緊急時対応が日常的に求められるため、高いコミュニケーション力が必須です。

オーストラリアやシンガポールなどでは日本の看護師資格を活かしつつ、現地の資格を取得して働く人もいます。

まとめ

外国人患者が増える中で英語対応ができるだけで活躍の場が広がり、外資系クリニックや国際医療機関など、より高収入・好待遇の職場を選べるようになります。

海外勤務や国際ボランティアなど「英語ができることで広がるキャリアの選択肢」も多様です。 

今後の医療現場では「専門知識+英語力」を持つ人材が一層重宝されるでしょう。

忙しい看護師にとって英語学習を継続するには「環境選び」が重要です。

  • すべての教師が国際資格TESOLを保有
  • 医療現場を想定した英会話レッスンやロールプレイ形式の実践練習が充実
  • 夜勤明けや休日でも、自分のペースで受講できる柔軟なスケジュール
  • 発音・リスニング・スピーキングを基礎から体系的に学べるカリキュラム

英語が話せるようになれば、仕事の幅も将来の選択肢も大きく広がります。

「今の職場でできることを増やしたい」
「海外で看護師として働きたい」

そんな目標を持つ方は、QQEnglishに問い合わせてみてください。

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