フィリピンのコンセント事情を徹底解説!変換プラグや変圧器は必要? | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】
2025.05.12
フィリピンのコンセント事情を徹底解説!変換プラグや変圧器は必要?

フィリピンで使われているコンセントの形状は、主に日本と同じAタイプです。他にも場所によってB3タイプ、Cタイプの場合があります。
「初めてフィリピンへ渡航するけれど、電化製品はそのまま使える?」
「変換プラグや変圧器の準備は必要?」
といった、国によって異なるコンセント事情は気になりますよね。
せっかく日本から持って行った電化製品が、フィリピンでは使えなかった。電圧が強すぎて、壊れてしまった。などのトラブルは、実は海外旅行ではよくあること。
本記事では、フィリピンのコンセントと電圧について詳しく解説していきます。
フィリピン渡航前にしっかりとチェックして、滞在中のトラブルを防ぎましょう!
フィリピンのコンセント3種類
フィリピンはコンセントAタイプが多く、日本と同じ形状です。そのため、ほとんどの場合変換プラグは必要ありません。
ただし、一部ではB3タイプとCタイプという形状のコンセントが使われています。
この2つの形状を使用する場合、変換プラグが必要になります。
B3タイプは、Aタイプと同じ2つの平行な穴に加えて、中央にもう1つ丸い穴があります。
Aタイプのコンセントでもそのまま使えることも多いですが、しっかり刺さらず上手く通電しない場合があります。
Cタイプは、主にヨーロッパや韓国でも使われている形状で、丸いピンが2つあります。Cタイプの形状は、日本のようなAタイプのコンセントでは挿せませんので、変換プラグが必要です。
変換プラグを利用する際は、特にCタイプ対応のものか確認してから購入してください。Cタイプより穴が大きいSEタイプのプラグはとても似ています。
フィリピンではSEタイプは使用できないので、準備する際には注意しましょう!
注意点として、この記事では、「変換器」と「変圧器」が出てきます。
変換器と変圧器は次の違いありますので、注意してください。
- 変換器:コンセントの形状の違いに対応
- 変圧器:電圧の違いに対応
フィリピンのコンセントは変換プラグが必要?
前に解説した通り、フィリピンではまれに日本とは違うB3タイプとCタイプのコンセントもあるので、心配な方は変換プラグを用意しておくと安心です。
変換プラグの購入方法
では、変換プラグはどこで購入すれば良いでしょうか?
変換プラグは、主に家電量販店で取り扱っています。
100円ショップなどにも、スマホやPC関連商品のカテゴリーに並んでいますが、通電環境が良くなかったり、しっかりはまらない不良品も見受けられます。
持って行ったのに使えなかった、とならないためにも、家電専門のお店で購入することをおすすめします。
少し割高な料金設定ではありますが、空港にあるトラベルグッズ売り場でも購入できます。
変換プラグには、「簡易型」と「マルチ型」という2種類があります。
簡易型
B3タイプ、Cタイプのように1つのタイプだけに対応可能なプラグ形状になっています。
100円ショップで売っている変換プラグも簡易型で、100円〜500円くらいで購入できます。
フィリピンだけしか行かないなど、決まったプラグにだけ対応できれば良い場合は、こちらの簡易型プラグで十分です。
マルチ型
その名の通り、複数の形状プラグがついていて、必要に合わせて変換できます。
フィリピン以外にも複数の国へ行く予定があり、その都度変換プラグを購入するのは面倒という人におすすめです。
値段は800円〜1,500円とさまざまですが、いくつかの簡易型プラグを用意するよりは、マルチ型を1つ準備するほうがお得で便利です。
持っていくと便利!電源タップ
変換プラグと合わせて準備したいのが、あらゆるコンセントタイプに対応したユニバーサルタイプの電源タップです。
滞在先にコンセント口が限られていると、スマホとパソコンなど複数のデバイスを充電したいときや、使いたい場所にコンセントがないときとても不便です。
これから新しく購入する予定の人には、USBポートやType-Cポートがついた電源タップがおすすめです。そのまま充電でき、延長コードとしても活躍してくれます。
フィリピンの電圧は220V!変圧器が必要な場合も
コンセントの形状だけでなく、さらに注意が必要なのが電圧です。
フィリピンの電圧は、220V〜240Vです。一方、日本の電圧は100Vしかありません。
日本仕様の電化製品をフィリピンで使用する場合、必ず対応可能な電圧を確認してから使用しましょう。
フィリピンの高い電圧に耐えられない電化製品は、壊れたり、場合によっては発火の原因となったりします。
そこで必要になるのが、電圧を変換する変圧器です。
変圧器はプラグに比べて重くてかさばるので、持っていくのが大変と思う人もいるのではないでしょうか。
実は、変圧器なしでも使える電子機器もたくさんあります。
次で、変圧器が必要なものとそうでないものについて詳しく解説します。
フィリピンのコンセントで注意が必要な電化製品は?
変圧器が不要な場合
日本の電圧は全国100Vですが、100V以上の環境でも使用できるものもあります。
- スマートフォン
- ノートパソコン
- デジタルカメラ
- ゲーム機器
- USB充電アダプター
これらの電子機器はマルチボルテージ仕様といって、100V〜240Vのほぼすべての国でそのまま利用できるようになっています。
お使いの充電器やACアダプターには、必ず対応電圧が記載してあります。
細かい文字で見にくい場合もありますが、しっかりと確認してから使用してください。
上記にあげた電子機器は、基本的に変圧器は不要です。
ただフィリピンの電圧は不安定で、220〜240Vと場所や時間帯でも変わることがあります。
コンセント部品も日本ほど高品質なものではないため、マルチボルテージ仕様であっても、挿したときに火花が散ることもしばしばあります。
長時間使用していると、熱がこもって過充電になりやすく、電子機器の破損につながります。
壊したくない高価なパソコンやスマートフォンの充電は、念のため電圧のレギュレーターを使用することも検討しましょう。
変圧器が必要な場合
日本から海外へ持っていく電化製品で、電圧による破損の心配があるのは以下の2つです。
- ヘアドライヤー
- ヘアアイロン
- その他日本製の電化製品
最近では、海外仕様になっているドライヤーやヘアアイロンも多いです。
これらもフィリピンの不安定な電圧で長時間使用すると、本体が熱を持ちやすく発火や破損を招く危険性があります。
コンセントに挿したままにはせず、使用しないときは必ずプラグは抜いておきましょう。
繰り返しになりますが、フィリピンで使用するすべての電子機器や電化製品は、対応電圧を確認してから使用することが大切です。
変換プラグや変圧器がない(準備を忘れた)場合どうする?
日本で変換プラグや変圧器の準備を忘れてしまった場合は、フィリピンでも購入できます。
日本と同じように空港や家電量販店で取り扱っているので、お店で確認してください。
ホテルによっては、部屋で使用するための変換プラグ、変圧器等を貸出してくれる場合もあります。
忘れて困ったときは、宿泊先で貸し出しがないか聞いてみると良いでしょう。
ここではフィリピンセブ島にある、家電量販店をいくつかご紹介します。
ACE Hardware
米国のACE Hardwareは、セブ島のアヤラセンター、SMシティセブ、SMJセンターモールなどに店舗があります。
ハードウェア商品だけでなく、日用品、家庭用品など幅広い商品を扱っています。
True Value Hardware Philippines
フィリピンに多数展開するホームセンターチェーン店です。
セブ島では、アヤラセンターやRobinsons Galleriaなどのショッピングモール内にあります。
SM Appliance Center
フィリピンで電化製品や電子機器を販売している、家電量販店です。
テレビや冷蔵庫などのあらゆる家電や、変換プラグなどのコンセント周りの製品も扱っています。
SM Consolacion、SMJセンターモール内に店舗があります。
まとめ
フィリピンで主に使用されているコンセントはAタイプで、日本と同じです。
一部ではB3タイプとCタイプという形状のコンセントが使われているので、念のために変換プラグを準備していくと良いでしょう。
フィリピンの電圧は220〜240Vと、日本より高いです。
そのままでも使用できるマルチボルテージ仕様の電子機器がほとんどですが、ご使用の機器に記載がある表示をよく確認してください。
フィリピンでは電圧が不安定なため、場所によっては一時的に高い電圧が流れる可能性があります。
長期の滞在や壊れると困る電子機器がある場合は、変圧器、もしくは自動電圧レギュレーターの使用をおすすめします。
フィリピンのコンセント事情を事前に知り、トラブルなく快適に電子機器を利用しましょう。