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シャドーイングとは?効果とやり方を徹底解説|英語上達の近道

qq top 1030 2| シャドーイングとは?効果とやり方を徹底解説|英語上達の近道

「英語を聞いても、なぜか言葉がつながって聞こえない」
「リスニングを頑張っているのに思うように伸びない」

そんな悩みを感じたことはありませんか?

その原因は単語力や文法力ではなく「耳の使い方」にあるかもしれません。

英語上達の近道として注目されているのが「シャドーイング」。

ネイティブの音声を少し遅れて真似するだけでリスニング力・スピーキング力・発音・語彙力のすべてを同時に鍛えられる学習法です。

この記事ではセブ島の語学学校【QQEnglish】が監修のもと、初心者でも始められるシャドーイングの基本から効果を最大化するコツ、そして目的別のおすすめ教材・アプリまでを徹底解説します。

さあ、今日から「音を追う」トレーニングで、英語力を一段階引き上げましょう。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

シャドーイングの基本定義

シャドーイングとは?音声を追いかける英語トレーニング

シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、少し遅れてそのまま発声していく学習法です。

英語の「音」「リズム」「抑揚」を耳と口で同時に再現することで、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられるのが特徴です。

もともとは通訳訓練に用いられていた方法で、現在では英語学習者全般に広く取り入れられています。

単に音を真似るのではなく、文の意味を理解しながら発声することがポイントです。

頭で翻訳する時間を減らし、英語を英語のまま理解する「英語脳」をつくる訓練になります。

音の流れを掴むことでネイティブの発音やスピードにも慣れやすくなります。

シャドーイングの効果と仕組み

英語の音声を追いかける「シャドーイング」は、リスニング・スピーキング・語彙力など複数のスキルを同時に鍛えることができる万能学習法です。

ここでは、主な効果と注意点をまとめて紹介します。

リスニング力の向上

  • ネイティブの音声を真似ることで、リエゾン(音の連結)やリダクション(音の省略)を自然に聞き取れるようになります。
  • 英語を単語ごとでなく「かたまり(チャンク)」として理解できるようになり、実際の会話スピードに慣れます。

スピーキング力・発音の改善

  • 聞いた音をそのまま再現する訓練により舌や口の筋肉が英語の発音に最適化されます。
  • ネイティブのリズムやイントネーションを模倣することで、自然な発話が身につきます。

QQEnglishのTESOL資格をもつ教師もスピーキング強化法として推奨しています。 

語彙力・文法力の定着

  • 音声を繰り返し発声することで、よく使う単語や表現が定着します。
  • 文の構造を無意識に理解できるようになり、文法力の底上げにも効果的です。 

理解スピードとリーディング力の向上

  • 英語を日本語に翻訳せず理解できるようになるため読解スピードも上がります。
  • TOEICリスニング・リーディングのスコアアップにつながる例も多く見られます。

心理的効果(集中力・自信の向上)

  • 高い集中力を要するトレーニングのため、達成感が得やすく学習意欲が継続します。
  • 「自分にもできた」という成功体験が英語学習全体への自信につながります。 

日本人が伸び悩みやすい原因と克服法(「聞けるようで聞けない」壁)

日本語と英語の音構造の違いにより、文字中心の学習では限界があります。

シャドーイングで実際の音に慣れることで「聞ける耳」「即反応できる脳」を育てられます。

デメリットと注意点(スピード・理解・継続の難しさ)

音声スピードが速く、最初はついていけないと感じることもあります。

意味理解が追いつかない場合は、短く・簡単な教材から段階的に練習するのがポイントです。

基本ステップと実践方法

シャドーイングは英語の音声を聞きながら少し遅れて発声する学習法です。

正しい順序で取り組むことで、リスニング力・発音・理解力を総合的に鍛えられます。

以下の6ステップを意識して進めましょう。

ステップ1. 音声を聴いて全体を把握

  • まずはスクリプトを見ずに1~2回通して聞き、内容の大まかな流れをつかみます。 
  • 完璧に理解する必要はなく「誰が・何を・どうしたか」程度でOK。 
  • 英語のリズムや話の雰囲気を感じ取ることが目的です。 

ステップ2. スクリプトを確認しながら聴く

  • 聞き取れなかった単語や表現を確認しながら再生します。
  • 発音とスペルの違いを意識し音の連結(リエゾン)や省略(リダクション)を確認。
  • この段階で「聞こえない原因」を把握しておくと、後の練習がスムーズになります。

ステップ3. 一文ずつ区切ってリピート

  • 短いフレーズごとに再生→停止→リピート。
  • 正確な発音と意味理解を意識して1文ずつ丁寧に繰り返します。
  • 難しい部分は何度も練習してOK。

理解と発声の両方を安定させましょう。 

ステップ4. 音声を聴きながら同時に発声(オーバーラッピング)

  • 音声と同じタイミングでスクリプトを見ながら発声します。
  • ネイティブのスピード・イントネーション・抑揚を真似ることがポイント。
  • 口の動きを合わせる感覚で行うと発音の型が自然に定着します。

ステップ5. スクリプトを見ながら少し遅れて発声

  • 音声より0.5秒ほど遅れて発声する「本格シャドーイング」。
  • 理解しながら話す訓練になるため、リスニングとスピーキングを同時に強化できます。
  • 最初はスピードについていけなくても問題ありません。

焦らずテンポをつかみましょう。

ステップ6. スクリプトなしで完全シャドーイング

  • 最終段階はスクリプトを見ず、音声だけを頼りに発声します。
  • リスニング力・反射的発話力・集中力が総合的に鍛えられる最も効果的な練習法です。

効果を高めるコツ(教材選び・継続のポイント)

シャドーイングはただ繰り返すだけでは効果が半減してしまいます。

ここでは学習効果を最大化するためのコツを紹介します。

リズムとイントネーションを意識する

英語は「音のリズム」と「抑揚(イントネーション)」が重要です。

単語単体の発音ではなく、文全体の流れや音の高低、強弱を意識して発声しましょう。 

  • ネイティブスピーカーの息づかいやリズムを真似る 
  • 強く読む単語と弱く読む単語を意識する
  • 単語と単語のつながり(リエゾン)に注意する

自分の音声を録音・分析する

自分の発音を客観的に確認することは上達の近道です。 

  • 録音してネイティブ音声と聞き比べる
  • 自分のクセ(母音の伸ばし方・アクセントの位置など)を把握する
  • AI添削アプリや英語講師に発音をチェックしてもらう

意味をイメージしながら発声する

ただ音を追いかけるだけでは「口パク練習」になってしまいます。 

文の意味を理解しながら発声することでリスニング力とスピーキング力の両方が伸びます。

  • スクリプトを読み、文章の内容を理解してから練習する
  • 感情を込めて発声すると記憶に残りやすい
  • 物語形式の教材を使うとイメージがつかみやすい

短時間でも毎日継続する

1日10分でも継続することが最も効果的です。

長時間の学習よりも毎日英語の音に触れる習慣を作る方が定着しやすくなります。

  • 朝の通勤・通学時間に1トラックだけ行う
  • 寝る前に3分だけリスニング+発声 
  • 「できた日」をカレンダーで可視化し、モチベーション維持 

教材選びのコツ(音声とスクリプト・レベル・ジャンル)

教材は自分のレベルや目的に合ったものを選ぶことが重要です。

  • 音声とスクリプトがセットになっている教材を選ぶ 
  • 自分の理解レベルより少し簡単な素材から始める
  • 興味のあるジャンル(映画、ニュース、TEDなど)を選ぶと継続しやすい 
  • 発音チェック機能や再生速度調整があると効果的

好きな題材(映画・TEDなど)で学ぶ

モチベーションを維持するには「楽しさ」が欠かせません。

自分の好きな映画やTEDトークを教材にすることで飽きずに続けられます。 

  • 映画やドラマのセリフで感情表現を学ぶ
  • TEDでスピーチの抑揚やリズムを学ぶ
  • 音楽やニュースを使って日常英語に慣れる

会話練習と組み合わせてアウトプットを強化

シャドーイングで身につけた英語を実際の会話で使うことが最も効果的です。

  • オンライン英会話で実践的に発話してみる
  • 同じフレーズを会話で再利用する
  • 学んだ発音を講師にチェックしてもらう

シャドーイング×会話練習の組み合わせで「聞ける・話せる英語力」が自然と身につきます。

おすすめ教材(レベル別)

ここでは初心者から上級者まで、それぞれの段階に合わせたおすすめ教材を紹介します。

【初心者向け】「新ゼロからスタートシャドーイング」「英語漬けMOKA」

英語初心者の方は、まず「短く・ゆっくり・明瞭な音声」から始めるのがポイントです。

  • 「新ゼロからスタートシャドーイング」は発音の基礎と音の変化をわかりやすく解説しており、初めての人でも無理なく取り組めます。
  • 「英語漬けMOKA」はゲーム感覚でリスニング・スピーキングを鍛えられる人気教材で、楽しく継続できる点が魅力です。 

どちらもスクリプト付きなので聞き取れなかった部分を確認しながら進められます。 

【中級者向け】「速読英単語 必修編CD」「English Coach Chad」

中級者は「スピードと内容理解の両立」を意識しましょう。 

  • 「速読英単語 必修編CD」は、大学受験やTOEICレベルの語彙をカバーしており、自然なスピードで話される英文を使って実践的に鍛えられます。 
  • 「English Coach Chad」はYouTubeでも人気の講師による教材で日常会話のフレーズや発音をネイティブのテンポで練習できます。

 このレベルでは理解よりも「音に追いつく練習」を優先するのがコツです。 

【上級者向け】「TED Talks」「イングリッシュブートキャンプ」

上級者は「発音の精度」や「抑揚・スピード」を磨く段階です。

  • 「TED Talks」は世界中の専門家によるスピーチを通して、幅広いトピックと高度な語彙を習得できます。字幕やスクリプトも充実しており、自分の興味分野を選べるのも魅力です。
  • 「イングリッシュブートキャンプ」は短期間で発音・リズム・スピーキング力を集中強化できる人気プログラムです。ネイティブのイントネーションを徹底的に身につけたい人におすすめです。

教材を選ぶ際はレベルだけでなく「自分が興味を持てる内容かどうか」も重要です。

シャドーイングに関するFAQ

Q. 初心者でも効果はある?

はい、初心者でもシャドーイングは効果的です。むしろ、発音・リスニング・語彙の基礎をまとめて鍛えられるため、最初の段階から取り入れるのがおすすめです。

Q. どのくらいの時間・頻度が理想?

理想は1日15~20分を毎日継続することです。英語の音に「毎日触れる」ことで脳が英語のリズムを記憶しやすくなります。 

Q. 効果を感じるまでの期間は?

個人差はありますが、早い人で2週間~1か月ほどでリスニングや発音の変化を感じます。 

Q. スクリプトを見ずにできない場合はどうする?

スクリプトを見ながら練習しても大丈夫です。いきなり音だけで行うと理解が追いつかず、挫折の原因になります。

Q. 発音が追いつかない時の対処法を教えてください

英語のスピードが速くて発音が追いつかない場合は、次の方法を試してみてください。 

  • 再生速度を0.8倍などに落とす – オーバーラッピング(同時発声)で口の動きを慣らす
  • 苦手な単語やフレーズだけを繰り返し練習
  • ネイティブ音声を1文ずつ真似して録音し、自分の声を聞き返す

まとめ

シャドーイングは英語の「聞く」「話す」「理解する」力を同時に鍛えられる万能トレーニングです。

リスニング力の向上だけでなく、スピーキングの瞬発力や発音の正確さ、自信までもが自然に身につきます。

  • 初心者は:短く・簡単な教材から始めて英語の音に慣れる
  • 中級者は:スピードと理解を両立しながら精度を上げる
  • 上級者は:自然なイントネーションと流暢さを追求する
  • 共通の鍵は:「意味を理解しながら声に出す」+「毎日続ける」

最短で成果を出したい方にはプロ講師によるフィードバック付きのシャドーイングレッスンがおすすめです。

QQEnglishでは全教師が国際資格TESOLを取得しており、発音矯正からスピーキング指導まで体系的にサポートしています。

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