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2019.08.19

[QQE Columns]どうして起こる?「時制の一致」~セブで味わえるロンドンドーナツ~

こんにちは。ヒロスケです。さっそくですが、みなさん甘いものは好きですか?好きですよね。僕はなかでもあんこが好きなのですが、セブでは和菓子のような上品な甘さのお菓子にはなかなか出会えません。

そんな時に見かけた今回のニュース。セブの甘ったるいお菓子にはもう飽きた!という方には特におすすめSunStar紙7月26日の“Brick Lane Doughnuts: A taste of London in Cebu” という記事からお届けします。

至高のドーナツを求めて

ところで、「イギリスの料理はまずい」とよく言われます。
僕が3年前にイギリスを訪れたとき一番おいしかった料理はベトナムサンドイッチでした。
(独断と偏見による)
というわけで、A taste of London in Cebu (ロンドンの味をセブで)というタイトルでは正直それほどそそられないので、もう少し記事をしっかり読み込んでいく必要がありそうです。
“ “ONE day, I was driving around Cebu and I thought, ‘Hey, I want doughnuts.’” “
記事はこんな回想から始まります。今回運転中に「あ、ドーナツ食べたい」と思ったのは、パン屋だったおばあちゃんを持つAndreさん。
その後なんとAndreさん、理想の味を求めてニューヨークとロンドンまで行っちゃうんですね。僕ならコンビニスイーツかスーパーの半額おはぎかなんかで済ませます。
さすが、ワールドクラス?は違います。

使ってみようASAP

ドーナツの旅に出かけたAndreさんですが、次の文を見てください。
Andre flew to New York and London to try as many doughnuts as he could,
“アンドレは可能な限り、あらゆるドーナツを味わうために、ニューヨークとロンドンへ飛び立ちます。”
V as ~as S can」 という表現が用いられています。「SができるだけVする」という表現です。これは「V as ~as possible」でも言い換えられます。~には、Study as hard as you can .のように形容詞や副詞も入れることができますね。
よく使われるのが as soon as possible という表現。「できるだけ早く」という意味で、ネイティブは、I’ll send it ASAP. のように略すことが多いようです。

どうして起こる?「時制の一致」

さてさて、Andreさんはロンドンで運命的な出会いを果たします。
The market is saturated with the usual sugary sweet donuts with holes.
“巷にはありふれた穴あきで砂糖たっぷりの甘いドーナツであふれている。”
(ほんとそれ!)
But after a taste of the ones from London, I knew they were special. They’re not too sweet yet so creamy and delicious!
“けど、ロンドンのあの味に出会ってから、それが特別なものだって分かったよ。あれは甘すぎず、かつクリーミーで本当においしいんだ!”
そんなこんなで、彼はロンドンドーナツをセブで再現することを心に誓うのです。
それでは先ほどの2つ目の文中、“I knew they were special.”を見てください。

いわゆる「時制の一致」が見られます。

例えば、
I thought Ichiro was a great baseball player. (私はイチローは偉大な野球選手だと思った)
という場合、日本語では「イチローは偉大な野球選手だったと思った」なんて言いません。
時制の一致は日本語にはない英語の特徴の一つで、日本人にはちょっと理解しにくいところではないかと思います。
考え方の違い、と言えばそれまでなのですが、英語スピーカーは「容れ物が古いなら、中身も古い」というイメージで喋っているそうです。
容れ物とは記事の文では、I thought の部分、いわゆる「主節」というやつです。何を思ったのかというと、これが中身の部分(従属節)、they were special. です。「ボトルがこんだけ古いなら、中身だって年代物だろ!」というわけです。
なかなか難しいですが、何度も練習してこの感覚を身に着けちゃってください。

気になるお店の情報

セブに戻ったAndreさん、試行錯誤の末ついにお店をオープンします。ちなみに店名のBrick Lane Doughnutsはロンドンのあるストリートにちなんだものだそう。適度に柔らかい生地にほのかに甘いクリームが自慢で、自家製カスタードとウベクリームがおすすめだそうです。
お店はアヤラセンター・セブから西に1.2kmほどのセブ・グランドホテル内Cafe Lorenzoで楽しめます。
Cafe Lorenzoは月~土の朝10時から利用できるとのこと。アヤラモールでショッピングの後など、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
それではまた!

(QQE 英語コラム)