完成)海外留学保険は必要?留学期間別保険の選び方と補償について徹底解説! | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】

留学全般

2025.04.16

完成)海外留学保険は必要?留学期間別保険の選び方と補償について徹底解説!

Study abroad insurance

海外留学中の予期せぬトラブルに備えて、海外留学保険への加入をおすすめします。

「短期留学なので、留学保険は必要ない?」
「クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分では?」

など、留学の保険選びについて疑問をお持ちではありませんか。

本記事では、海外留学やワーキングホリデー用の海外旅行保険について、その特徴と必要な補償内容を解説します。

実際に海外旅行保険の代理店として勤務実績のある筆者が、おすすめの海外留学保険と選び方をお伝えします。

病気や怪我による医療費は、医療保険の適用がない海外では高額になる場合が多いです。

ぜひ参考にして頂き、留学中の緊急事態にも安心して対応できるよう備えておきましょう。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

海外留学保険(海外旅行保険)とは

海外留学保険はなぜ必要?

海外留学保険とは、海外旅行保険の中でも留学やワーキングホリデーで海外へ行く学生を対象としています。

主に、海外留学中に病気やケガで治療が必要になった場合の費用を補償する保険です。

他にも、保険期間やプランによっては盗難、航空機遅延、携行品損害、緊急歯科治療費なども補償対象となります。

海外で生活するだけでも大きな挑戦ですが、加えて病気やケガで通院が必要になった場合を考えたことはありますか?

海外では医療保険などの制度面や医療環境も日本とは異なるので、いざ病院へ行こうとしたときに困ってしまうかもしれません。

外国人として病院を受診するので、保険がない状態では高額な請求を受ける可能性があります。

安心して留学に専念するためにも、何らかの海外留学保険へ加入して不安をできるだけ解消しておくことを強くおすすめします。

海外留学保険と海外旅行保険の違い

海外旅行保険の1つが留学保険です。

海外旅行保険には、他にも短期の観光や出張目的の保険、30日以上の長期出張に備えた保険など、渡航目的別で補償内容が異なる保険の種類があります。

海外留学保険の特徴は、短期滞在から数ヵ月、数年単位の長期留学や、ワーキングホリデーを対象として比較的長期のプランが多いことです。

さらに留学生特有のリスクとしてあげられる、以下の補償をカバーしています。

  • 寮やアパートなど居住施設の損害賠償
  • 生活用動産、携行品損害
  • 留学中断費用
  • 一時帰国費用

留学保険は一般的な海外旅行保険よりも、補償範囲が広いものが多いです。

上記の理由から、1ヵ月を超える留学へ行く人には特に、留学保険への加入をおすすめします。

クレジットカード付帯の海外旅行保険について

クレジットカードに、海外旅行保険が付帯されていることがあります。

該当するクレジットカードで旅行代金の一部を支払った場合に、旅行期間に保険が適用されるという条件つきのカードが多いです。

なかには持っているだけで自動付帯となるカードもあり、毎回保険へ加入する手続きが不要で便利なサービスです。

では、クレジットカード付帯の海外旅行保険は海外留学でも使えるのでしょうか。

クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリットとデメリットをご紹介します。

クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリット

別途保険料が不要

実質保険料を支払う必要がないので、通常の海外旅行保険を申し込むよりもお得です。

ただし多くの場合、クレジットカードにて航空券やホテルなど、旅行代金の一部を支払うことを条件に海外旅行保険が適用されます。

保険の適用を受けたい場合は、事前に条件を確認しておきましょう。

複数のクレジットカードの補償額を合算できる場合がある

傷害死亡と後遺障害については、保険金額の合算はできません。

それ以外の傷害治療費、疾病治療費、賠償責任などについては、複数のクレジットカードをお持ちの場合、保険金額を合算して補償が受けられる可能性があります。

いずれも、実際の損害額が上限です。

条件詳細は契約内容に基づきますので、それぞれのカード会社にてご確認ください。

クレジットカード付帯の海外旅行保険のデメリット

補償が限定的である

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償内容や支払われる保険金額が一般的な海外旅行保険と比較すると限定的、もしくは十分ではない場合があります。

万が一の場合の補償内容が足りているか、渡航前にしっかりと確認する必要があります。

医療費の立替が必要な場合がある

地方の病院などキャッシュレスサービスに対応していない病院、もしくはお持ちのクレジットカードが使えない病院へかかる場合は、一旦自分で治療費の立替が必要です。

医療保険のきかない海外での病院受診は、高額になることが想定されます。

一時的であっても負担が大きくなってしまうので、受診する病院選びも慎重にしなければいけません。

緊急時の保険対応が遅くなる場合がある

多くのクレジットカード会社は、24時間日本語対応が可能なサポートデスクを設置しています。

サポートデスクで医療機関の手配、保険に関する相談はできますが、繋がりにくい時間帯があり、すぐに対応してもらえないケースもあります。

夜間など救急の時間帯に受診する場合は、クレジットカード会社と提携がない病院では支払いの確認や保険適用手続きに時間がかかります。

いつでも安心して病院へ行けるよう、一般的な海外旅行保険も併用して補っておくことをおすすめします。

補償期間が短い

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償期間が90日以内のものが多いです。

それ以上の長期留学を検討されている場合は、一般的な海外旅行保険でしっかりと留学期間をカバーできる保険へ加入してください。

海外留学保険の選び方

それでは、留学に必要な保険の補償内容とはいったいどれくらいでしょうか。

海外旅行保険での補償のポイントは以下の3つです。

  1. 病気やケガの治療費に備える補償(治療・救援費用)
  2. 損害賠償責任に備える補償(個人賠償責任)
  3. 手荷物の盗難や破損に備える補償(携行品損害)

治療・救援費は無制限がおすすめ

2.3.については、どの保険も保険金額に大きな差はありません。

保険適用対象となっていれば、それほど保険金額を気にする必要はない項目です。

1番重要なのが、「1.治療・救援費用」で留学中に利用する可能性が高い補償です。

この治療・救援費については、契約タイプによって補償内容が異なります。

前にも解説しましたが、海外で治療を受ける場合、重病でなくても薬や診察だけで日本よりも高額な医療費が必要になる場合が多いです。

緊急時にも安心して医療機関を受診できるよう、治療・救援費は無制限の補償をおすすめします。

留学期間で補償内容を選ぶ

海外旅行保険は、保険適用日数で補償内容や契約タイプ、保険料が変わります。

保険会社によって多少異なりますが、多くの保険は留学期間が31日(1ヵ月)までを短期留学、32日以上を長期留学と定義しています。

長期留学の保険は、治療・救援費が無制限のタイプが多いです。

留学期間が長くなるほど、病院へかかる頻度は高くなり、保険の必要性が高まるからです。

短期留学の場合は、治療・救援費用に限度がある安くて手軽な保険タイプもあります。

ご自身の留学期間を考えて、自分が安心できる補償を受けられる保険を選んでください。

さらに備えるなら特約も

海外留学保険は、その他の海外旅行保険と比べて留学生活に特有の補償が充実しています。

1ヵ月以上の長期留学プランの場合、さらに以下の補償が受けられます。

  • 歯科治療費
  • 生活用動産補償(留学先で購入した生活用品・家財の盗難や破損の補償)
  • 生活個人賠償責任
  • 航空機遅延費用、手荷物遅延費用
  • 緊急一時帰国費用

保険会社や保険の内容によって、それぞれの限度額は異なります。

加入する保険プランに補償が含まれていない場合は、必要に応じて特約として付けることも可能です。

ホームステイや賃貸物件で生活することが多い留学では、滞在先で思わぬ事故が起きる可能性があります。

自分の過失によって緊急修繕が必要になったときに、実費で支払いをすると50万円〜500万円単位の金額がかかってしまったというケースも実際に発生しています。

個人賠償責任や生活用動産補償についても、保険金額を把握しておくと安心です。

おすすめの留学保険 

たくさんある保険会社から、実際にどのような保険を選べば良いのでしょうか。

今ではインターネット契約に特化した保険も多くなっており、保険会社によってメリット・デメリットがあります。

本記事ではあくまで筆者がおすすめする留学保険について、以下の4社をご紹介します。

  1. AIG損害保険株式会社
  2. ジェイアイ傷害火災保険株式会社
  3. 東京海上日動火災保険株式会社
  4. 損害保険ジャパン株式会社

実際に留学保険を選ぶ際は、少し手間ではありますが3〜4社の保険内容や保険料を比較して、自分にあったものを選択してください。

1.AIG損害保険株式会社

AIG損保の留学保険は、「治療・救援費用」の保険金が無制限の「無制限プラン」が充実しています。

31日以下の短期留学の場合でも、安価な保険プランから治療・救援費が無制限を選択することができるのでおすすめです。

世界中に展開している保険会社で、米国を中心に世界55万か所以上のキャッシュレス提携病院があります。

〇保険期間31日以内の保険プランについて、以下の場合も補償が可能です。

  • 持病、既往歴の悪化
  • 滞在中の急激な歯痛による歯科治療
  • 妊娠初期の異常による症状(妊娠満22週まで)

〇保険期間32日以上の長期留学の保険プランは、以下の場合も補償が可能です。

  • 住居内の家財や身の回り品の盗難・破損
  • 借家の火災による家主への賠償責任

〇365日24時間日本語対応コールセンター完備

  • 医療機関の紹介手配や通訳手配
  • パスポートやクレジットカードなどの紛失・盗難の手続き
  • キャッシュレスメディカルサービスについて、緊急時にすぐ対応してもらえます。

※ 保険の対象とならない費用や保険金額を超えた費用は自己負担となります。
※ 国・地域・医療機関などの事情によりご希望のサービスを受けられない場合があります。
※ 「緊急歯科治療費用」および「歯科治療費用」についてはキャッシュレス・メディカルサービスはご利用いただけません。
※ サービスの内容や範囲は予告なく変更・中止することがあります。
AIG損保HPより

>>AIG損保

2.ジェイアイ傷害火災保険株式会社

旅行会社大手のJTBグループと、前でもご紹介した世界的に保険事業を展開しているAIGグループとの合弁による保険会社です。

最大の特徴は「t@bihoたびほ」というインターネット専用保険のブランドです。

リスク細分型特定手続き用海外旅行保険として、旅行方面別、年齢別で保険料が異なる保険プランです。

Webサイトのマイページから、手続きを行うと24時間365日保険金の請求が可能です。請求内容によりますが、最短2営業日で保険金を受け取れます。

海外主要36都市に「Jiデスク」が設置されており、現地の常駐スタッフが日本語で対面サポートも行っています。

インターネットだけでは不安な方も安心してご加入頂けます!

〇365日24時間日本語対応コールセンター

  • 病院案内や日本への移送が必要な際の手配
  • 電話医療通訳(英語)
  • パスポートやクレジットカードなどの紛失・盗難の手続き

>>ジェイアイ傷害火災

3.東京海上日動火災保険株式会社

日本国内最大の損害保険会社で、多くの実績から信頼してサポートを任せられます。

サポートデスクには実際に留学経験者もいるため、留学ならではのトラブルにも安心して対応してもらえます。

キャッシュレスメディカルサービス提携病院は世界90都市以上。急な受診でも自己負担なしで治療ができます。

保険プランの特徴は、

  • 必要な補償がセットになった安心セットプラン
  • 治療・救援費を重視したシンプルセットプラン
  • 治療・救援費のみを補償するプラン
  • 必要な補償を自身で選択できる補償選択プラン

など必要に応じて、補償内容を自由に組み合わせられることです。

さらに以下の特約を追加することで、より海外生活を安心して過ごせます。

  • 留学生賠償責任
  • 留学生生活用動産
  • 留学継続費用(留学の中断が必要になった場合にかかる緊急費用の補償)

>>東京海上日動

4.損害保険ジャパン株式会社

保険期間が3か月以内であれば、現地で事故やトラブルがあったときにLINEで事故連絡から保険金請求までできる新・海外旅行保険【off!(オフ)】という保険が人気です。

他の保険会社同様、24時間365日日本語対応が可能なヘルプデスクがあります。

滞在先が「寮・ホームステイ」か「アパート・賃貸」かで選べる保険が異なり、それぞれに発生が想定されるトラブルに対応するプランが用意されています。

航空機遅延・航空機寄託手荷物トラブルに関する補償がセットになっているので、留学中に数か国を移動する予定がある人におすすめです。

>>損保ジャパン

まとめ

32日以上の長期留学やワーキングホリデーへ行く際は、保険会社を通して留学保険へ加入することをおすすめします。

重視して欲しい補償は、病院へかかる場合の「治療・救援費」です。自己負担の心配をなくすためにも、治療・救援費は無制限の保険プランを選択しましょう。

留学期間が長期になる人は、「留学生賠償責任」や「留学生生活用動産」に関する特約をつけてホームステイや寮生活でのトラブルに備えるのもおすすめです。

保険を選ぶときは、保険金額と補償内容、保険料を数社比較する時間が必要です。

直前になって慌てて手続きをすることのないよう、余裕を持って準備しておきましょう。

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