2017.04.17
トミーです。
セブ留学やオンライン英会話などの英会話の際、相手の言っている事が理解できず、
どのように答えればいいか分からない時ってたくさんありますよね?
そんな時、“I don’t know”で答えてしまっていませんか?
もちろん、間違いではないです!
私たちにとって、“I don’t know”や“I don’t understand”という言葉は、とても馴染みがあり、文法的にも間違いではない為、安易に使ってしまいがちですが、場合によっては失礼になってしまう時があるのです!
私たちが気付かないうちに、英語ネイティブの聞き手は言葉のニュアンスを敏感に感じ取り、不愉快にさせる危険性があります。
また、「分かりません」という表現は、日常会話でよく使われる分、しっかりとニュアンスを汲み取り、状況にあった言葉を使用していきましょう。
まずは、次の文章を見てください。
A:Have you met before?(以前お会いしたことありますか?)
B:I don’t know.
(分からないです。)
A:Excuse me. Could you tell me how to get to Shinjuku station?
(すみません、新宿駅への行き方を教えてもらえますか?)
B:I don’t know.
(知らないです。)
一見、特に問題も無いように感じますが、実は、I don’t knowには、「そんな事知るか!」「そんな質問には興味ない」というようなニュアンスがあるのです。
イントネーションや使う場面などにもよりますが、I don’t knowだけで答えてしまうと、質問に対して無関心なイメージを持たれてしまいます。
それでは、どのような言葉を使うのが良いのでしょうか。
英語では、I don’t know以外にも「分かりません」を表現する為のフレーズがたくさんあります。
“I’m sorry 〜”や”I’m afraid 〜“を付け加える
I’m sorry(afraid) I don’t know.と表現することで「すみませんが(残念ながら)分からないです」となり、ソフト印象を与えます。
※I’m sorry 〜”や”I’m afraid 〜“の表現は、いろんな場面で使用でき、
例えば、
I’m sorry I can’t go. (すみませんが行けないです)
I’m afraid it will rain tonight. (あいにく今夜は雨のようです)
のように、本人の望み通りではなく不本意である事を強調するので、直接的な表現を避けたい時にオススメです。
答えに確信がない場合は、”I’m not sure〜”
sureという単語は、形容詞で「確かである」という意味になります。
ですから、I’m not sureは直訳すると、「私は確信が持てません」となり、会話的な自然な訳にすると、「うーん、どうだったかなぁ。」という意味になります。
これもI don’t knowよりも柔らかい表現となります。
相手からの質問が理解できない状況というのは、様々なケースが考えられるので、必ずしも「分かりません」という表現を使う必要はありません。
例えば、
Could you repeat that again? (もう一度言ってもらえますか)
What did you just say? (何と言いましたか)
I couldn’t catch what you said. (何と言ったか聞き取れませんでした)
などの表現を使って、相手に質問を聞き返す事ができます。
It doesn’t make sense to me. (私には理解できません)
I don’t get it. (言っている意味が分かりません)
I don’t see your point. (あなたの話の要点が分かりません)
という表現が一般的でしょう。
※make senseとは、「意味をなす」や「理屈を通す」という意味で、
Does it make sense? 「ちゃんと意図が伝わっていますか?」と聞きたい時によく使われる言葉です。
・Could you say that more easily for me?
・Please say it simpler.
・Can you dumb it down a little bit?
などの表現を使えます。
※dumbとは、バカという意味で、「バカでも分かりやすくして」という俗語のひとつです。
少し砕けた言い方になるので、フォーマルな場面での使用や言葉の使い過ぎには気をつけましょう。
今回はI don’t knowの危険性について紹介しましたが、英会話において、相手に「自分は分かっていない」と表現する事は、普段から遠まわしな表現をする私たち日本人にとっては非常に大事です。
様々な表現を身に付け、各場面に相応しい表現を使っていきましょう!