英語多読におすすめの本を徹底紹介！効果・やり方・教材を完全ガイド

英語の文章をもっとスラスラ読めるようになりたい

そんな願いを叶える学習法として、いま注目を集めているのが「英語多読」です。

辞書を片手に一文ずつ精読するのではなく、「やさしい英語をたくさん読む」ことで自然に英語の感覚を身につけるこの方法。

この記事では、英語多読の効果や正しいやり方、そしてレベル別におすすめの本・無料サイト・アプリまでを徹底紹介します。

初心者でも挫折せずに続けられるコツから、上級者がさらに力を伸ばすための洋書選びまで、すぐに実践できる情報をまとめました。

あなたも今日から英語の世界を楽しみながら広げてみませんか？

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

英語多読で得られる効果とメリット

ここでは多読を実践することで得られる主なメリットを整理してご紹介します。

リーディングスピード（速読力）が上がる

• 英文を日本語に訳さず、そのまま理解できるようになる
• 語順や文型のパターン認識が早くなる
• 試験や実務で必要な「短時間で大量の英文に目を通す力」が身につく

語彙力・リスニング力が自然に伸びる

• 単語のイメージが文脈とセットで覚えられる
• 英文独特のリズムに慣れ、リスニングにも良い影響

英語を英語のまま理解できる“英語脳”が育つ

• 返り読みが減り、理解が自然にスムーズになる
• 会話やリスニングでも英語のまま意味が入る
• 英語を読むことへのストレスが大きく軽減される

教養・表現力・ビジネス英語にも応用できる

• 物語からストーリーテリング力や表現が学べる
• ビジネス書やノンフィクションから専門知識が得られる
• プレゼン・メール・レポート作成など実務で活かせる表現が増える

英語多読は「読む力」だけでなく、総合的な英語力の向上につながる学習法です。

続けるほど成果が表れるため、英語力を底上げしたい方にとって効果的なアプローチといえます。

英語多読のやり方とコツ

ここでは多くの学習者が実践し成果を上げているコツを紹介します。

どれも今日から始められる内容なので、ぜひ取り入れてみてください。

1日10分から始める“量を読む”習慣

• 時間より「毎日読む」ことを優先する
• スキマ時間を活用して負担を減らす
• 読み切れなくてもOK。量を積み重ねることが大切

自分のレベルより少し簡単な本を選ぶ

難しい本を選ぶと理解できない箇所が増え、挫折につながりやすくなります。多読では「8〜9割理解できる本」を選ぶことがポイントです。

• 内容が分かる → 読むスピードが上がる
• 分かりやすい本 → 英語を英語のまま吸収しやすい
• シリーズものはストーリーに慣れるので継続向き

辞書を引かずに推測で読み進める

• わからない単語に止まらない
• 前後の文脈から意味を推測する癖がつく
• 辞書を使わないことで読書スピードが落ちにくい

飽きたらすぐに別の本へ切り替える

• つまらないと感じたらすぐ別の本へ
• 複数冊を並行して読むのもOK
• ジャンルを変えると気分転換にもなる

読書記録やアプリでモチベーションを維持

• 読んだ語数を記録して達成感を得る
• スマホアプリで教材管理・学習記録を一括化
• 進捗が見えると継続意欲が上がる

英語多読は小さな習慣を積み上げることで大きな成果につながる学習法です。まずは無理のない方法から始め、楽しみながら英語に触れる時間を増やしていきましょう。

多読を効果的に続けるための注意点

ここでは多読を長く続け、より高い効果を得るために覚えておきたい注意点をまとめました。

辞書の使いすぎに注意

• 知らない単語はスルーしてOK
• 前後の文脈から意味を推測する癖をつける
• 辞書が必要な本はレベルが高すぎるサイン

辞書を使わない習慣づくりが英語脳を育てる第一歩です。

短期的な成果を求めすぎない

• 数週間で結果が出なくても気にしない
• 成果は“後から気づく”タイプの学習法
• 焦らず継続することで語彙・読解・リスニングが総合的に伸びる

安心して長期戦で取り組む姿勢が最も高い効果を生みます。

読書量を増やしながら徐々にステップアップ

• 最初は絵本やGraded Readersを中心に読む
• 語数の少ない本で読書リズムをつくる
• 英語への抵抗が減ってきたらレベルを一段階アップ

読書量が増えるほど英語への感覚が強くなり、自然と理解のスピードも上がります。負担の少ないステップアップで長く続けられる多読習慣を作ることができます。

【レベル別】英語多読におすすめの本

ここでは英検・TOEICの目安に合わせて、初心者から上級者まで無理なく読み進められる代表的なシリーズを紹介します。

どのシリーズも多読学習者からの評価が高く、継続しやすいラインナップです。

入門・初心者向け（英検5〜4級／TOEIC〜345点）

英語にまだ慣れていない方でもストレスなく読み進められる、語彙・文法がやさしいシリーズです。

絵本形式や1冊あたりの文章量が少ないものが多く、多読デビューに最適です。

Oxford Reading Tree（オックスフォード・リーディング・ツリー）

• イギリスの小学校で使われる国語教材 
• イラストが豊富で内容理解がしやすい 
• 家族や学校など身近なテーマが多く、初学者でも読みやすい 

I Can Read! シリーズ

• アメリカで人気の児童向け読書シリーズ
• ストーリーが短く、ジャンルも豊富
• 「Level 1」からスタートすると挫折しにくい

Magic Tree House（マジック・ツリーハウス）

• 冒険物語で子どもから大人まで楽しめる名作シリーズ
• 語彙はやさしめでテンポよく読み進められる
• 50冊以上あるため多読に最適

初級〜中級者向け（英検3〜準1級／TOEIC350〜725点）

文章量が増え、テーマも幅広くなるレベルです。語彙力・文脈理解力を伸ばしながら英語を英語のまま読む力を鍛えられます。

Oxford Bookworms Library

• レベル1〜6まで細かく分かれ、段階的にステップアップできる
• 世界の名作からオリジナル作品までジャンルが豊富

Cambridge English Readers

• 学習者向けに書き下ろされた読みやすい英語
• サスペンスや恋愛など大人向けテーマも豊富

ラダーシリーズ

• 日本の学習者向けに編集されており理解しやすい
• 英語レベルが数段階に分かれていて選びやすい

Graded Readers全般

• 出版社ごとに難易度が統一されているためレベル判断が簡単
• 短時間で読めるためリズムを作りやすい

上級者向け（英検準1級以上／TOEIC730点〜）

本格的な洋書を読みたい方におすすめのラインナップです。内容理解に集中でき、長文読解力や表現力の向上に役立ちます。

Harry Potterシリーズ

• 世界的ベストセラーでストーリーの没入感が高い
• 語彙は多いものの内容が理解しやすく、多読向けの定番

The Chronicles of Narnia（ナルニア国物語）

• キリスト教的テーマやファンタジー要素が含まれる奥深い作品
• 英語表現が美しく、文章力を高めたい人に最適 

Sapiens（サピエンス全史）

• 人気ノンフィクションで内容は難しめ
• 論理的な英文に慣れたい中〜上級者にぴったり

The Culture Map（異文化理解力）

• ビジネスパーソンに大人気の異文化コミュニケーション本
• 実用英語・ビジネス英語の読解力を伸ばせる

自分の英語レベルや興味に合わせて本を選ぶことで多読は継続しやすくなります。短く読みやすいものから始めて、自信がついてきたら上級洋書に挑戦してみてください。

無料で英語多読を始められるおすすめサイト・図書館活用法

初心者におすすめの無料サイト

初心者向けサイトは語彙数が少なく、シンプルな文で構成されているため、「挫折しない」ことを重視したい方に最適です。

• News in Levels
  • 世界のニュースを英語レベル1〜3に分けて配信
  • 短い文章で読みやすく、少しずつステップアップできる
• VOA Learning English
  • アメリカ政府が提供する英語学習者向けニュースサイト
  • 読み上げ音声がゆっくりで、リスニング強化にも効果的
• Book Dash
  • 南アフリカ発の無料絵本サイト
  • イラストが豊富で英語が苦手でも理解しやすい
  • 1冊が短く、多読習慣づくりに最適

中級者以上におすすめのサイト

• Manybooks
  • 3万冊以上の英語書籍を無料で公開
  • クラシック文学から実用書まで幅広く選べる
• Loyal Books
  • 著作権切れの名作が無料で読める
  • オーディオも付いているため多読＋多聴に最適
• TED
  • 世界中のスピーチを英語字幕付きで視聴可能
  • リーディングとリスニングを同時に高められる
• HuffPost
  • 英語圏で最新ニュースやコラムを配信
  • 背景知識があるテーマを選ぶと読みやすい

中級者以上は興味ジャンルが広がるほど継続しやすくなります。さまざまな記事を読み比べ、自分の「読みやすい英語」を見つけることがポイントです。

図書館や電子書籍を活用する方法

• 公共図書館の洋書コーナーを活用
  • 実際の洋書を手に取れるため、紙の本で読書したい人におすすめ
  • グレイディッドリーダーを扱う図書館も多い
• 電子書籍（Kindleなど）の無料本を利用
  • 無料サンプルや無料作品が多数
  • 辞書機能で単語を長押しすれば意味を確認できるため、推測読みの練習にもなる
• 図書館の電子サービス（OverDrive など）
  • 登録すれば電子書籍を無料で借りられる
  • 海外図書館の作品にもアクセスできる場合がある

無料の教材を組み合わせればコストをかけずに大量の英語に触れる環境が整います。

自分の生活スタイルに合った媒体を選び、多読の習慣化につなげていきましょう。

実際に多読を続けた人の口コミ・体験談

読むスピードが上がった！

• 以前は1ページ読むのに数分かかっていたが、今ではスラスラ読めるようになった
• 英文を返り読みする回数が減り、文章の流れをつかむ力が上がった
• TOEICや英検の長文問題も時間内に読み切れるようになった

英語の文章に抵抗がなくなった

多読は「英語アレルギーをなくす学習法」と言われるほど、心理的なハードルを下げてくれます。

• 知らない単語があっても怖くなくなった
• 英文を見るだけで“疲れる”ことが減った
• 内容が少し難しくても、読み進められる自信がついた

楽しみながら学べるようになった

多読を続けた人ほど、英語学習が「義務」から「楽しみ」に変わったと話します。

• 好きなジャンル（ミステリー・ファンタジーなど）が見つかり、読む時間が待ち遠しい
• 洋書キャラクターの会話から自然な英語表現が身についた
• 日少しずつ読むことで達成感が得られる

まとめ

英語多読は楽しみながら自然と英語力が伸びる学習法です。「英語を読むのが苦手…」という方でも、やさしい教材から始めれば無理なく続けられ、気付いたときにはスラスラ読めるようになっています。

多読だけでも英語力は伸びますが、読む力を「話せる力」につなげるにはアウトプットが不可欠です。

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多読 × 会話レッスン を組み合わせることで「読むだけで終わる」から「使える英語が身につく」へと進化します。

「多読は始めたけれど、英語を話す機会がない…」
「アウトプットして英語力をもっと伸ばしたい」

そんな方は、ぜひQQ English のレッスンも取り入れてみてください。英語力の伸び方が大きく変わります。