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セブ島観光

2025.06.19

セブ島のタクシー完全ガイド|安全な乗り方・料金・Grabの使い方を徹底解説

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セブ島での移動手段として最も手軽なのが、タクシーです。

料金も日本に比べて安価で、観光や日常の移動に便利ですが、利用にはいくつか注意点もあります。

この記事では、タクシーの種類や料金、ぼったくりを避けるためのポイント、配車アプリ「Grab」の使い方、さらにはジプニーなど他の交通手段との比較まで、初めての人でも安心してタクシーを使いこなせるよう、具体的な対策とアドバイスを交えてご紹介します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

セブ島のタクシー基本情報

セブ島では、旅行者でも利用しやすいタクシーサービスが整っており、市内の移動手段として非常に便利です。

観光や買い物、語学学校の通学など、幅広いシーンで活用されています。

ここでは、主に利用されるタクシーの種類とその特徴、料金目安についてご紹介します。

タクシーの種類と特徴

一般タクシー(ホワイトタクシー)

セブ島で最も多く見かけるのが白い車体の一般タクシーです。

街中やモール、ホテルの前など、さまざまな場所で簡単に拾うことができ、料金はメーター制です。

  • 初乗り料金:₱50(約120円)
  • 加算料金:1kmごとに₱13.50程度+待機時間加算あり
  • 乗車方法:流しのタクシーを拾う、または乗り場で乗車
  • 特徴:最もポピュラーで、料金も比較的安い

イエロータクシー(空港専用)

マクタン・セブ国際空港専用の黄色いタクシーで、空港の到着エリアからすぐに乗ることができます。

一般タクシーより若干割高ですが、利用しやすさと安心感があります。

  • 初乗り料金:₱70(約180円)~
  • 加算料金:メーター制(一般タクシーより割高)
  • 乗車方法:空港の指定乗り場から利用
  • 特徴:安全性が高く、旅行者に人気

Grab(グラブ)

セブ島では、東南アジアで広く使われている「Grab」などの配車アプリが普及しています。

スマホで予約から決済まで完結でき、タクシーを探す手間も省けるのが魅力です。

  • 料金:距離・時間に応じた変動制(予約時に見積もり表示)
  • 決済方法:現金またはアプリ内キャッシュレス決済
  • 特徴:事前に目的地・料金が確認できる安心感

タクシー料金の相場

セブ島での主要な移動ルートについて、タクシー料金のおおよその目安を把握しておくと安心です。

以下に、旅行者によく利用される区間ごとの相場をまとめました。

出発地 → 目的地距離の目安料金相場(PHP)日本円換算(約)
マクタン空港 → セブ市(アヤラ周辺)約15km₱300〜400約800〜1,100円
マクタン空港 → マクタン島リゾートホテル約10km₱200〜300約550〜850円
セブ市中心部 → マクタン島リゾート約18km₱350〜500約950〜1,300円
セブ市内(アヤラ → SMシティ)約3〜5km₱100〜150約270〜400円
ITパーク → トップス展望台(山側)約8km₱300〜400約800〜1,100円

※距離・時間帯・交通状況により料金は変動します。

GrabアプリやGoogleマップのタクシー推定料金も参考になります。

タクシーの乗り方ガイド

セブ島でタクシーを使いこなすには、安全でスムーズに乗るための基本的な流れを知っておくことが大切です。

特に初めての人でも安心して利用できるよう、乗車前から降車までのポイントを紹介します。

乗車場所の選び方と拾い方

セブ島では、タクシーは流しでも拾えますが、安全性や確実性を重視するなら、モール・ホテル・空港の指定乗り場から乗るのがおすすめです。

とくにSMシティやアヤラモールでは、タクシー専用の乗り場が整備されており、警備員が誘導してくれることもあるため安心です。

一方、街中でタクシーを拾う場合は、フィリピン式の手の上げ方(手の平を下に向けてヒラヒラ動かす)が現地では一般的です。

乗車時の確認ポイント

タクシーに乗る際は、ドアを開ける前に「メーターを使うか」を確認することが重要です。

拒否された場合は、無理に乗車せず、別のタクシーを探す方が無難です。

また、目的地が伝わりにくい場合に備えて、スマホに地図アプリを用意しておくと便利です。

GoogleマップやGrabの目的地検索画面を見せると、ドライバーにもわかりやすくなります。

降車時の流れと支払い方法

目的地に着いたら、メーターの表示金額を確認し、なるべく小額紙幣で支払いましょう。

支払い後は、レシート(領収書)を求めることも可能です。

トラブル時の証拠にもなるため、必要に応じて利用しましょう。

また、荷物の積み下ろしを手伝ってくれた場合や、対応が丁寧だった場合には、チップとして端数を繰り上げて渡すと良いでしょう。

最後に、忘れ物がないかチェックしましょう。

セブでは車内にスマホや財布を忘れるケースも多く報告されています。

セブ島タクシー利用時の注意点

セブ島では比較的気軽にタクシーが利用できますが、快適で安全な移動のためにはいくつか注意すべきポイントがあります。

ここでは、乗車時のトラブルを避けるための実践的なアドバイスをまとめました。

メーター確認とぼったくり対策

セブ島のタクシーはメーター制が原則ですが、中にはメーターを使わずに高額な料金を請求してくる運転手もいます。

乗車時には必ず、

Please use the meter.
(メーターを使ってください。)

と伝えるようにしましょう。

メーターが作動していない、あるいは使うのを拒否される場合は、その場で乗車を断るのが賢明です。

また、トラブル防止のためにも、タクシーのナンバープレートや車体番号をスマートフォンで撮影しておくと安心です。

これにより、万が一問題が発生した際にも報告がしやすくなります。

観光地や空港周辺では特にぼったくりのリスクが高くなるため、慎重に対応することが大切です。

お釣り対策と支払いマナー

セブ島のタクシーでは、運転手が小銭や細かい紙幣を持っていないケースが少なくありません。

そのため、50ペソや100ペソなどの小額紙幣やコインを事前に用意しておくと、支払い時にスムーズです。

また、運転手によってはチップを要求することもありますが、必須ではありません。

気持ちの良いサービスを受けたと感じたら、端数を切り上げる程度に渡すのが一般的です。

安全対策

多くのタクシーは安全に利用できますが、トラブルを避けるためにいくつかの基本的な安全対策をとっておくと安心です。

まず、乗車後はドアロックを確認し、目的地に着くまでは窓を開けすぎないようにしましょう。

女性の一人利用や夜間の移動では、配車アプリ(Grabなど)を使う方がより安全です。

アプリならば乗車記録が残り、運転手の情報も確認できるため、万が一の際にも対応がしやすくなります。

過度に不安になる必要はありませんが、基本的な注意を払っていれば、安心してタクシーを活用できます。

配車アプリ「Grab」を上手に使う

セブ島では、「Grab」が日常的に使われています。

タクシーを探す手間を省き、目的地や料金を事前に確認できるため、旅行者や留学生にも安心な移動手段として人気です。

Grabのメリット

Grabの最大の利点は「目的地・料金・ドライバー情報が事前にわかる安心感」です。

特に言葉が不安な人でも、アプリ内で地図を使って目的地を設定できるため、英語での細かい説明が不要になります。

また、配車依頼時に料金が確定するため、タクシーのようにぼったくりの心配もありません。

さらに、アプリに登録したキャッシュレス決済で支払いも可能なため、現金のやりとりが不要なのも便利です。

運転手の顔写真・車種・ナンバープレートも表示され、万が一のトラブル時には記録としても有効です。

注意点と使い方

Grabはとても便利なサービスですが、注意点もいくつかあります。

  • 繁忙時間帯や雨天時は、配車が捕まりにくくなることがある
  • 利用する時間帯によって料金が変動する
  • アプリの手数料の加算、利用時間によってはタクシーより高くなることもある
  • ドライバーからチャットや電話で連絡が来る場合もあるため、簡単な英語対応が必要

アプリのインストールとSMS認証は日本出発前に済ませておくと安心です。

現地でのアカウント登録の手間やSIMトラブルを避けるため、Grabの利用準備は事前に整えておきましょう。

セブ市外や観光時のタクシー利用

市内での移動に便利なタクシーですが、市外や観光地を訪れる際にはいくつかのポイントを押さえておくと、より快適に移動できます。

ここでは、長距離移動や観光チャーター利用のコツをご紹介します。

長距離の観光地へのアクセス

セブ市内からモアルボアルやオスロブなどの観光地へは、タクシーをチャーターして行くことも可能です。

Grabでは対応できない場所もあるため、事前にドライバーと目的地・往復有無を交渉する形が一般的です。

料金の目安は以下の通りです。

  • セブ市〜モアルボアル:約₱2,500〜₱3,000(約6,500〜8,000円)
  • セブ市〜オスロブ:約₱3,500〜₱4,000(約9,000〜10,500円)

ただし、片道か往復か、現地での待機が含まれるかによって金額は変動するため、乗車前に条件を明確にしておくことが重要です。

近郊観光地でのチャーター利用

市外ほど遠くなくても、複数スポットを回る場合には、タクシーを数時間単位でチャーターするのがおすすめです。

たとえば以下のような移動は、Grabよりもチャーターが向いています。

  • トップス展望台(セブ市内高台):山道が多く、復路のタクシー確保が難しいためチャーターが安心
  • マクタン島〜コルドバのランタウ・フローティングレストラン:タクシーが少なく、夜の帰り道もGrabが使えないことがある

こうした目的地では、2〜4時間のチャーターで₱1,000〜₱2,000(約2,600〜5,200円)が目安です。

ホテルのフロントを通じて手配するか、信頼できるドライバーに直接交渉するとよいでしょう。

よくあるQ&Aで解決

初めてセブ島でタクシーを利用する際に、特に多くの人が感じる疑問についてQ&A形式でまとめました。

実際の利用シーンを想定しながら、安心して乗れるためのポイントをご紹介します。

深夜や女性一人での乗車は大丈夫?

深夜帯や女性一人での利用は、できるだけGrabを使うのが安心です。

特に週末や人通りの少ない場所では、流しのタクシーよりも配車サービスを活用しましょう。

なお、乗車前にドライバーの顔写真・ナンバープレートを確認することが大切です。

空港タクシーは誰でも使える?料金は?

マクタン・セブ国際空港には、一般タクシーとは別に黄色の「イエロータクシー」と呼ばれる空港専用車両があります。

誰でも利用可能で、到着ロビーを出たすぐの乗り場に常駐しています。

  • 初乗り:₱70(約180円)
  • 市内(アヤラセンター)までの目安:₱300〜₱400(約800〜1,100円)

一般タクシーより高めですが、待ち時間が少なく、配車の心配もないため、空港からの移動には非常に便利です。

忘れ物をしてしまったらどうすればいい?

流しのタクシーやGrabに関わらず、乗車時に車両番号(ナンバープレート)を控えておくことが非常に重要です。

万が一忘れ物をしても、それがあればホテルスタッフや警察、タクシー会社、またはGrabのサポートに連絡して対応してもらうことができます。

Grabの場合は、アプリ内の「過去の乗車履歴」から直接ドライバーに連絡できるため、対応スピードが早く、返却されたケースも多数報告されています。

その他の移動手段との比較

セブ島ではタクシーが便利な交通手段として広く利用されていますが、他にもさまざまな移動方法があります。

ここでは、料金や利便性、安全性の観点から、他の交通手段とタクシーの違いをご紹介します。

ジプニーとの違い

ジプニーは、地元住民が日常的に利用する最も安価な公共交通手段です。

  • 料金:₱12〜₱20(約30〜50円)と格安
  • 乗り方:ルートを把握するのが難しく、乗車・降車もタイミングが必要
  • 利便性:ルートが固定されており、旅行者にはやや使いにくい
  • 安全性:混雑しやすく、スリや盗難のリスクがある

観光客や留学生が使うにはややハードルが高く、事前にルートと降り方を理解していないと利用が難しいです。

コスト重視でローカル体験をしたい人には選択肢になりますが、基本的にはタクシーやGrabが安心です。

バス・乗合バン(MyBusなど)との違い

SMシティや空港を結ぶMyBusは、比較的整備された都市型バスで、観光客にも使いやすい選択肢のひとつです。

  • 料金:₱25(約65円)〜
  • 路線:限られており、観光地へのアクセスには不向き
  • 車両:エアコン付きで快適、安全性も高め

また、乗合バン(V-Hire)も都市間移動で使われますが、運行時間が不定期、運転が荒い場合もあるため注意が必要です。

結論として、利便性・柔軟性・安全性のバランスを考えると、タクシーやGrabの方が快適で安心できる選択肢と言えます。

まとめ

セブ島のタクシーは、手軽で料金も比較的安く、旅行者や留学生の移動手段として非常に便利です。

ただし、メーター未使用やお釣り不足など、ローカルならではの注意点もあるため、基本的な対策を知っておくことが大切です。

さらに、配車アプリGrabの活用や、市外移動ではチャーターを使うなど、目的に応じて手段を使い分けるのがポイントです。

タクシー以外の交通手段も理解した上で、自分に合った移動方法を選び、快適で安心なセブ滞在を楽しんでください。

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