2025.03.17
海外での留学や進学、就職、移住などのため、TOEFL®テストを受験する人が多くいます。
特に、英語圏の大学や大学院を受験する際には、TOEFL®テストのスコアを判定材料としている大学が多くなっているため、海外進学には必須のテストともいえます。
今回は、TOEFL®テストの受験料や支払い方法、割引について詳しく解説します。
TOEFL®テストの受験料は、TOEFL®テストの種類や申し込み期間によって価格が変わります。
受験料 | 申し込み期間 | ||
TOEFL iBT® | 通常 | US$245 | テスト日7日前まで(中6日) |
通常の期間を過ぎた場合 | US$285* | テスト日2日前まで(中1日) | |
TOEFL® Essentials™ | 通常 | US$120 | テスト日7日前まで(中6日) |
通常の期間を過ぎた場合 | US$140** | テスト日2日前まで(中1日) | |
TOEFL ITP® | 団体受験専用テスト | 各団体の申込期間による | |
TOEFL Primary® | ¥4,000 | 試験日の1~3ヶ月前頃 | |
TOEFL Junior® | ¥4,500 | 試験日の1~3ヶ月前頃 |
*TOEFL iBT®の場合、通常受験料プラス手数料US$40が加算されます。
**TOEFL® Essentials™の場合、通常受験料プラス手数料US$20が加算されます。
各種類について、詳しく解説していきます。
TOEFL iBT®はETS(Educational Testing Service)という団体が運営しており、基本的にUSドルでの支払いになります。
現在(2025年2月)のUSDは151円前後で、通常の申込期間内であれば、受験料は日本円で約36,240円です。
しかし、期間を過ぎてしまうと手数料が加算され、約42,280円の支払いが必要になります。約6,000円が上乗せになるため、注意しましょう。
自宅での受験が可能な「TOEFL iBT® Home edition」もあり、受験料はTOEFL iBT®と同じ受験料です。
TOEFL® Essentials™もTOEFL iBT®と同様にETSが実施しているため、USドルでの支払いになります
USD≒151円とすると、日本円で約18,120円です。手数料を加算すると、約21,140円になります。TOEFL iBT®と比べて、受験料は約半分違います。
TOEFL® Essentials™のスコアを採用している機関(大学や大学院など)が増えてきているため、TOEFL iBT®かTOEFL® Essentials™か、どちらを受験すればよいか、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
TOEFL ITP®は、学校や企業などで実施できる団体向けのテストのため、受験料や申込期間は団体が提示するものに従いましょう。
受験料の目安は、だいたい3,000円ほどといわれています。
TOEFL Primary®は、2011年にETSと提携を組んでいる公文教育研究会(GC&T)が実施しているため、日本円での支払いになります。
TOEFL Primary®は小中学生向けのテストで、難易度は英検3~5級といわれています。
受験する目的に合わせて、TOEFL Primary®か英検かを選択していきましょう。
TOEFL Junior®も、公文教育研究会(GC&T)が実施しているテストのため、日本円での支払いになります。
TOEFL Junior®は小中学生向けのテストで、難易度は英検2~3級といわれています。
と、英検の価格と比較すると、TOEFL Junior®のほうが安いことが分かります。
ETS Japanの公式サイトによると、直近では以下のような割引キャンペーンを実施していました。
2025年1月末まで TOEFL iBT®受験料US$159 期間限定キャンペーンを実施(オーストラリア留学を目指す人限定)
※オーストラリア以外の留学目的の人も条件付きでキャンペーン対象
2025年1月 TOEFL iBT®再受験がUS$196になるSpecial Codeの配布(会場受験&1月受験限定)と入浴剤のプレゼント
2025年2月 TOEFL iBT®再受験がUS$196になるSpecial Codeの配布(会場受験&2月受験限定)
2025年2月現在までは、毎月TOEFL iBT®の再受験料が安くなるコードが配布されるキャンペーンが出ています。
3月以降についてはまだ公式サイトで発表されていないので、こまめに確認することをおすすめします。
また、再受験料以外の割引キャンペーンも過去に実施されたことがあるので、TOEFL®を受ける1~2ヶ月前から公式サイトをチェックして、割引キャンペーンの有無を確認してから申し込みするとお得に受けられる可能性があります。
引用元:TOEFL®公式サイト
TOEFLの支払い方法には、クレジット/デビットカード、電子小切手(e-check)、PayPalがあります。
利用可能なクレジット・デビットカード会社は、American Express、Discover、JCB、China Union Pay、Diners Club、Mastercard、 Visaなどと、ほとんどのカードブランドに対応しています。
電子小切手は、アメリカ、アメリカ領ヴァージン諸島、プエルトリコ、カナダの銀行で、USドルのみ利用可能です。キャンセルされた小切手は返却されないので、注意してください。
PayPalは、クレジットカードやデビットカード、銀行口座の情報をアカウントに登録し、オンラインで決済できるサービスです。アカウントは無料で作成できます。
TOEFLの種類別に、受験料以外でかかる料金をまとめました。
TOEFL iBT®の受験料以外でかかる料金を表でまとめました。USDを151円として計算しています。
受験日の変更 | US$60(9,060円) |
キャンセルスコアの取り戻し | US$20(3,020円) |
スコア通知先の追加 | 1件につきUS$20(3,020円) |
Speaking / Writingのスコアの見直し | US$80(12,080円) |
SpeakingとWritingのスコアの見直し | US$160(24,160円) |
支払いが却下された場合 | US$30(4,530円) |
支払いが却下された場合の手数料は、何らかの原因により、銀行やクレジットカード・デビットカード会社によって支払いを却下された時に発生します。
有効なカードであるか、事前に確認しましょう。
スコア通知先の追加は、4件までは受験料に含まれており、5件目以降「1件につきUS$20」が発生することを覚えておきましょう。
受験自体をキャンセルする場合は、試験の丸4日前までなら50%の返金があります。期限に注意しましょう。
TOEFL® Essentials™の受験料以外にかかる料金は以下の通りです。
リスケジュール料(受験日の丸4日前まで) | US$30(4,530円) |
キャンセル料(受験日の丸4日前まで) | US$60(9,060円)(受験料の50%) |
支払いが却下された場合 | US$30(4,530円) |
TOEFL iBT®と同様、支払いが却下された場合の手数料に注意が必要です。
また、リスケジュール料とキャンセル料の期日は「受験日の丸4日前まで」とされているので、気を付けましょう。
TOEFL Primary®とTOEFL Junior®のキャンセル料については以下の通りです。
資材発送前 | 資材発送後 | |
TOEFL Primary® | 1,400 円 | 1,400 円+事務手数料実費分 |
TOEFL Junior® | 1,645 円 | 1,645 円+事務手数料実費分 |
キャンセルする場合は、試験日の14日前までにGC&Tに連絡しなければなりません。試験
日13日前以降のキャンセルの場合には、キャンセル料(事務処理経費実費)が発生します。
TOEFL®の受験料は安いものではなく、USドルに左右されるところもあるので、為替の動きもチェックしながら申し込みをすることをおすすめします。
また、支払いについても、申込期間やキャンセルの期日を事前にきちんと理解することで、手数料がかからずに済む場合があります。
やむを得ない場合は仕方がありませんが、なるべく費用を抑えたい方は、しっかりとチェックしておきましょう。
ぜひ参考にしていただき、準備万全にしてTOEFL®を受験しましょう。