2025.03.29
TOEFLの勉強を始めようとしても、どの単語帳を選べばいいのかわからない方は多いのではないでしょうか?
日本ではTOEICが一般的ですが、TOEFLは情報が少なく、特に単語帳選びに迷うことが多いと思われます。
特にTOEFLは、海外の大学や大学院への進学を目指す人にとって重要な試験です。TOEICと比べて難易度が高く、特にアカデミックな英語力が求められます。
そのため、適切な単語帳を選び、効果的に学習することが成功の鍵となります。
そこで本記事では、TOEFLの特徴やレベル別の英語力について解説しながら、おすすめの単語帳をご紹介します!
TOEFLは「Test of English as a Foreign Language」の略で、英語を母国語としない人向けの機能性英語検定です。
特に、アメリカなどの海外大学や大学院の入学試験として重要視されています。
TOEFLの特徴は、リーディングやリスニングだけではなく、ライティング、スピーキングを含めた4能力の英語力を総合的に測定する為、実用的な英語力が問われます。
試験はオンライン形式で受験し、120点満点で、海外大学入学には80点以上、大学院では100点以上を求められることが多いです。
会場または自宅から受験が可能で、試験はすべてPCで行われます。
スピーキングの回答は試験官と話すのではなく、マイクを使って録音する方式です。
ライティングも手書きではなく、タイピングで解答するため、パソコン操作にあらかじめ慣れておくことが大切です。
試験の受験費用はUS$195で1ドル約150円の為替レートで換算すると、29,250円となります。
費用は高額ですが、アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの大学や大学院では、広くTOEFLが採用されています。
TOEFLは大きく分けて、この2種類のテストが一般的です。
対象: 留学希望者、海外の大学・大学院進学を目指す人
TOEFL iBTは、インターネットを利用して実施される試験で、最も一般的な形式です。世界中のテストセンターで受験でき、リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能が評価されます。
各セクションは30点満点で、合計120点満点です。多くの海外大学がこのスコアを入学基準として設定しています。
対象: 企業や大学などが団体で英語能力を測定するための試験
TOEFL ITPは、企業や教育機関が内部評価のために実施する試験です。通常、個人で申し込むことはできません。
リーディングとリスニングの2技能が評価されるため、スピーキングやライティングのテストは含まれていません。
一般的に受験されるのは、TOEFL iBT です。なぜなら、ほとんどの海外大学や機関が認定しており、留学や就職など幅広い用途で利用できるからです。
また、近年ではTOEFL iBT Home Editionも人気が高まっています。自宅で受験できるため、テストセンターに行く必要がなく、柔軟に受験できる点がメリットです。
以下のグラフが示すように、TOEFLスコアは受験者の英語力によって異なります。
スコアが高くなるにつれて、アカデミックな内容の理解や表現力が一層重要になることがわかります。
TOEFLスコア | レベル | 英語力の目安 | TOEIC換算 |
0〜31 | 初級 | 基礎的な英語力。短いフレーズや単語は理解できるが、長文や複雑な表現は難しい。 | 0〜400点 |
32〜68 | 初中級 | 簡単な日常会話は可能だが、アカデミックな内容の理解には課題がある。 | 400〜700点 |
69〜79 | 中級 | 日常会話には問題なく対応でき、簡単な議論や意見交換も可能なレベル。 アカデミックな内容や専門的な文章を読む際には、まだ理解に時間がかかる。 | 700〜800点 |
80〜99 | 中上級 | 一般的な大学の授業に対応できるレベル。 アカデミックな文章もある程度理解可能。 | 900〜950点 |
100〜120 | 上級 | 大学院レベルの高度な英語力を持ち、ネイティブに近い理解が可能。 | 990点+ |
効果的に語彙力を強化するためには、自分の学習レベルや目的に合わせた単語帳を使い、効率よく学習を進めることが重要です。
ここでは、TOEFLの対策におすすめの単語帳を3つご紹介します!
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TOEFLの公式単語帳は、テストに基づいた例文が特徴です。
重要な単語を英英辞典形式で説明しており、単語の細かなニュアンスをしっかり理解できるのが大きなポイントです。
さらに例文には日本語訳もついているので、難しい箇所があっても安心して学べます。
また、実際のテストと同じ音声でのリスニング教材がついているので、本番に慣れる練習がこの単語帳で出来ます。
スマートフォンやパソコンで音声をダウンロードして、いつでも手軽に勉強できるのが便利です。見出し語は約2,000語、派生語を含めて約3,800語が収録されています!
【特徴】
英語による語義説明: 英語での語義説明により、細かなニュアンスや使い方を理解できる
本番テストに基づいた例文: 実際のテストでどのように単語が使われるか、具体的な例文で学べる
音声教材: 実際にテスト問題を読んでいるナレーターの音声で、リスニング力を鍛える
単語数 | 約3,800語 |
出版社 | ジャパンタイムズ出版 |
発売日 | 2024/10/5 |
価格(税込) | 3,300円 |
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ベストセラーとして多くの受験生に支持されているこの単語帳は、目標スコアごとに覚えるべき単語が厳選されています。
収録されている単語は、難易度別にランク1〜4までの4段階に分かれており、学習進度に合わせて無理なく語彙力を強化できます。
スコアアップを目指す受験生にとって、非常に効率的に学習を進められる内容です。
付属の音声教材は、CDとMP3の2タイプから選ぶことが出来ます。
CDには見出し語とその語義が収録されており、BGM付きでリズムよく学習が進められるので、学習のモチベーションを維持しやすいです。
また、Web版ではBGMなしバージョンのMP3ファイルも提供されているため、静かな環境で集中したい人にも対応できます。
さらに、TOEFLでよく出題されるアカデミックな分野に対応した「分野別英単語」も収録されており、単語だけでなくその背景にある学問的な知識も同時に学べるのが魅力です。
これにより、単語の意味を深く理解し、より高度な学問的な文脈での使用方法を把握することができます。
【特徴】
スコア別単語: 目標スコアに合わせて効率的に単語を覚えられる
音声教材: BGM付きCDで楽しく学習、音声ダウンロード可能で、学習環境に合わせて選べる
分野別英単語: アカデミックな背景知識を身に付けるための別冊も収録されている
収録単語数 | 3800語 |
出版社 | 旺文社 |
発売日 | 2014/2/21 |
価格(税込) | 2,530円 |
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この単語帳は、TOEFLのアカデミックな内容に対応するための必須単語を収録しています。
社会学、自然科学、人文学など幅広い学問分野をテーマにした長文が複数収録されているため、文脈から単語を自然に覚えられるように工夫されています。
長文読解を通じて、単語の意味を文脈に合わせて学べるのが特徴です。
さらに、学問的な知識を深めるために、TOEFLに出題される学問分野を学べる内容が盛り込まれており、単語だけでなくその背景にある知識も身に付けることができます。
これにより、TOEFLのアカデミックな問題に対応できる力を養うことができます。
また、付属のCDには基礎レート、試験レート、高速レートの3段階の音声スピードが収録されており、自分のペースでリスニング力を段階的に鍛えることができます。
速いスピードでのリスニング練習も可能で、本番の試験に向けたトレーニングができます。
【特徴】
長文読解: 文脈を通して単語を学び、記憶に定着させる
音声教材: 基礎レート、試験レート、高速レートの3段階のスピードが録音されているため、自分にあったスピードでリスニング練習ができる
分野別の知識: 人類学や生物学など、TOEFLに出題される単語を分野別に学べる
収録単語数 | 5600語 |
出版社 | ベレ出版 |
発売日 | 2011/2/15 |
価格(税込) | 2,750円 |
TOEFLはアカデミックな語彙や表現が求められます。そのため、単語帳に載っている単語や例文が、実際の試験内容に即したものであることが重要です。
試験に出題されやすい単語や、アカデミックな内容を含んだ例文を使うことで、効率よく語彙を増やすことができます。
音声機能があることで、リスニング力の向上にも役立ちます。特に、発音を確認しながら単語を覚えることができ、リスニング力を鍛える際にも便利です。
音声で例文を確認したり、発音を繰り返し練習したりできる点が大きなメリットです。
自分の現在の英語レベルに合った単語帳を選ぶことが大切です。
初心者向けから上級者向けまで、レベルに応じて段階的に学べる単語帳を選べば、効率的に学習を進められます。
また、試験スコアに合わせた単語帳を選ぶことで、無理なく目標スコアに到達できます。
これらの基準を考慮して、効果的にTOEFL対策を進めていきましょう。
単語は一度で完璧に覚えるのは難しいため、毎日少しずつ復習し、忘れかけた頃に再度学習することが大切です。
また、単語帳だけでなく、実際の英語文章やリスニング教材に触れることで、語彙を積極的に使い、さまざまな形で学習することが効果的です。
多くの単語帳を使うと混乱しがちです。単語帳を1冊に絞って、その内容を徹底的に学ぶことが効率的です。
TOEFLでは語彙の深さが求められるので、1冊を完璧に理解することを目指しましょう。
一度で全ての単語を覚えようとせず、定期的に復習しながら少しずつ覚えることが重要です。焦らず、着実に進めることが語彙力向上に繋がります。
単語を覚える際は、実際に使える例文を自分で作成してみましょう。例文を通して文脈で覚えることで、語彙をより実践的に理解できます。
覚えた単語や作成した例文を声に出して練習することが大切です。音読をすることで記憶が強化され、リスニングやスピーキングの練習にもつながります。
これらの勉強法を実践することで、TOEFLの語彙力を確実に向上させ、試験対策を効果的に進めることができます。
英語学習において、語彙力の強化は不可欠です。
特にTOEFLでは、高度で専門的な語彙が求められ、試験自体の難易度も高く、受験料も決して安くありません。
計画的に対策を進めることが重要です。
TOEFLは 4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング) が試される試験のため、単語を覚えるだけでなく、アウトプットによる勉強も欠かせません。
そのため、自分に合った単語帳を活用して、効率的に語彙力を強化しましょう!
また、TOEFL iBTは世界基準の機能性英語検定試験であり、海外の大学・大学院進学だけでなく、外資系企業への就職や転職にも大いに役立ちます。
TOEFLのスコアを活かして、グローバルなフィールドで活躍するチャンスを広げましょう。
今回紹介した単語帳を活用し、自分の目標スコア達成に向けて効果的に学習を進めてください!