TOEIC800点に必要な勉強時間とは？社会人に合った学習法を解説

TOEICで800点を目指すために「どれくらいの勉強時間が必要なんだろう？」と疑問に思っていませんか？

TOEICのスコアアップにかかる勉強時間は、今のスコアや英語力によって異なります。

社会人は仕事や家事で忙しいため、限られた時間を有効に使う学習戦略も欠かせません。

この記事では、今のスコア別に必要な勉強時間に加えて、社会人におすすめな勉強法や時間の確保術を解説します。

TOEIC800点達成に向けた具体的なアプローチや毎日の学習に取り入れたい工夫がわかるでしょう。

TOEICのスコアアップを目指す人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

TOEIC800点に必要な学習時間の目安

TOEICで800点を目指すために必要な学習時間は、自分の英語習熟度によって異なります。

目標達成には、自分の実力を正確に把握したうえで、レベルに合わせた計画の立案が大切です。

ここでは、学習時間の目安と重点的に取り組みたいポイントをまとめました。

それぞれのステージで意識すべき勉強内容も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC400点未満は1000〜1200時間

TOEIC400点未満のレベルから800点を目指す場合、必要な学習時間は約1000〜1200時間です。

文法や単語、リスニングなどの英語の土台となる力が弱いため、基礎から学び直す必要があります。

中学校レベルの英文法や基本単語を復習しながら、段階的に英語力を強化していく方法が効果的です。

地道な積み重ねは必要ですが、基礎を固めることで将来的にスコアアップがしやすくなります。

TOEIC600点前後は300〜450時間

600点前後の人が800点を目指す場合は、約300〜450時間の学習が必要です。

ある程度の英語力が身についているため、基礎固めにかける時間は最小限で済みます。

そのため、単語や長文読解、各パートの演習を重点的に進めるのがおすすめです。

効率的に弱点を補強しながら学習すれば、3〜4ヵ月でTOEIC800点に近づけるでしょう。

TOEIC700点台は150時間

700点台の人が800点を目指す場合は、約150時間の学習が必要です。

すでに英語基礎力が身についているため、新たな知識の習得よりも、弱点補強や試験慣れに注力するほうが成果につながります。

長文問題でスピードと正確さを高める練習や、設問を先に読んで内容を予測する先読みテクニックの習得で、得点力を効率的に伸ばせるでしょう。

TOEIC800点突破の勉強法！

忙しい社会人がTOEIC800点を目指すためには、限られた時間でどこに力を入れるかが重要です。

全体をまんべんなく伸ばすよりも、スコアに直結するポイントを押さえて効率よく対策するのが重要です。

ここでは、TOEICスコアアップに効果的な学習法をまとめました。

毎日の生活に取り入れやすい内容なので、自分に合った方法から始めてみてください。

毎日15〜30分の耳慣らしでリスニング力を鍛える

TOEICのリスニングパートで得点を獲得するためには、毎日の耳慣らしが効果的です。

リスニング力は一度に多くの時間を費やすよりも、継続的に取り組む中で鍛えられます。

通勤時間に公式問題集の音声や英語Podcastを聞き流すだけでも、英語のリズムやイントネーションに慣れます。

日常的にTOEIC特有のスピード感や話し方に触れると、本番での聞き取り精度も高まるでしょう。

毎日15〜30分でも耳慣らしを習慣にすれば、着実にリスニング力が向上し、得点アップへとつながります。

1日10語の90日で語彙力を底上げ！TOEIC頻出単語を優先的に暗記

TOEICで効率よくスコアを伸ばすためには、語彙力の強化が欠かせません。

単語の意味がわからなければ、リーディングでもリスニングでも内容を正確に理解できないでしょう。

1日10語を覚える習慣を3ヵ月続ければ、900語以上の単語を身につけられます。

TOEICで頻出する単語に絞って覚えると、試験に直結する実用的な知識を効率よく増やせます。

単語は試験全体の理解度に影響する重要な要素です。

暗記学習を継続して取り組めば、学習効果が高まるでしょう。

模試演習で試験形式に慣れる

場数を踏んで、実際の試験形式に慣れておくことも重要です。

本番と同じ形式や時間配分に触れておくと、試験当日の緊張や焦りを軽減できるでしょう。

週に2回、2時間で模試に取り組むと、本番さながらの緊張感やペースを体感できます。

加えて、ひっかけ問題の対応力や設問を先に読むなどパートごとの攻略法も意識すれば得点アップが期待できます。

定期的な模擬演習の実施により、800点獲得に近づけるでしょう。

1冊の問題集を3周するだけでもスコアは伸びる

多くの教材に手を出すよりも、1冊を徹底的にやり込む方法がおすすめです。

繰り返し解く中で解法パターンや、重要単語が身についていきます。

TOEIC公式問題集を3周するだけでも、出題傾向や時間配分に慣れるでしょう。

1回目は実力把握、2回目で復習、3回目で定着を意識して進めるのがポイントです。少ない教材でも取り組めば、800点獲得に近づけます。

社会人におすすめ！学習時間の確保術

TOEIC対策において、まとまった勉強時間が取れないのは、社会人にとって大きな壁です。

日常生活の中にあるすでに確保されている時間を見直してみましょう。

通勤や昼休み、入浴中などのルーティンに英語を取り入れれば新たに時間をつくる必要もなく、無理なく学び続けられます。

ここでは、忙しい社会人でも実践しやすい時間確保の工夫をまとめました。

実生活に無理なく取り入れられる方法として、ぜひ参考にしてみてください。

通勤・昼休み・風呂の時間を英語タイムにする

まとまった勉強時間が取れない人は、日常のスキマ時間を英語学習に活用するのがおすすめです。

新たに時間を確保するのは負担が大きいですが、すでにある通勤や昼休み、入浴などのルーティンに英語を組み込むと無理なく継続できます。

通勤中はリスニング、昼休みに単語暗記、入浴中にはシャドーイングなどシーンごとに学習内容を分けると効率よく英語に触れられるでしょう。

生活の中に英語を取り入れる工夫で、忙しい日々の中でも学習を習慣化できます。

アプリでスキマ時間を効率学習に変える

TOEIC対策アプリは、スキマ時間を効率よく学習に変える最適なツールです。

移動中や待ち時間などの時間を活用してリスニングや単語、パート演習を学べます。

アプリによっては進捗の管理やAIの分析機能、テストなどが充実しており、スマートフォンさえあれば数分からでも学習が可能です。

アプリを活用してスキマ時間を学習に充てれば、忙しい毎日でもTOEIC対策を進められるでしょう。

週末4時間の集中学習で平日の学びを定着

週末4時間の集中学習で、平日に進めた学びを定着できます。

平日は忙しくて学習が単発的になりがちですが、週末にまとまった時間で復習やアウトプットすることで知識の整理と記憶の定着が可能です。

土日それぞれ2時間ずつ模試や長文読解に取り組んでみてください。1週間で覚えた単語や文法を実践的に活用でき、理解を深められるでしょう。

また、週末のまとまった時間確保によって学習進捗の振り返りができ、翌週の学習計画も立てやすくなります。

週末の4時間集中学習は、平日のインプットを効果的に活かしTOEIC対策を着実に進めるためにおすすめです。

家族や職場に「TOEIC宣言」して協力を得る

家族や職場の人の協力を得るのもおすすめです。

TOEIC学習を継続する旨を周囲に宣言しましょう。人は宣言すると責任感が生まれ、行動を継続しやすくなります。

家族や同僚の理解があれば、集中できる時間や環境も整いやすくなります。

「毎朝30分は英語の勉強時間にしたい」と伝えるだけでも、家族のサポートを得やすくなり、協力的な空気が生まれるでしょう。

宣言は、自分のモチベーション維持にもつながります。

身近な人にTOEICへの意欲を伝えて協力を得ることは、継続しやすい環境を整えるうえで大切です。

まとめ

TOEIC800点を取るために必要な勉強時間は、今のスコアによって150時間から1200時間と幅があります。

忙しいなかでTOEIC800点を達成するには、スキマ時間を活用してリスニングや単語暗記を日々のルーティンに組み込むのが大切です。

短期間で一気にスコアを上げたい人は、語学留学も選択肢のひとつです。特にフィリピン・セブ島の【QQEnglish】はおすすめです。

QQEnglishは4倍速で英語力が伸ばせるメソッドを採用しており、マンツーマンレッスンで文法や語彙、リスニングを徹底的に学べます。

レッスンは土日も可能で、1日単位で始められるため、仕事や学校のスケジュールに合わせて通えます。

このような環境で英語漬けの生活を送れば、短期間でも大きなTOEICスコアアップが期待できるでしょう。

TOEIC800点を達成するために、この記事で紹介した学習法を参考にしながら、自分に合ったペースで目標に向かって取り組んでみてください。