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フィリピン台風対策ガイド|時期・地域別の特徴と旅行・留学中に備えること

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フィリピンへの旅行や留学を計画する時に注意が必要なのが「台風」です。

フィリピンは台風の通り道にあり、シーズン中は特に注意が必要です。

台風の時期や特徴、そして正しい対策を知っておけば、フィリピンでの滞在を安全に楽しむことができます。

今回の記事では、フィリピンの台風に関する基本情報から、渡航前や滞在中の具体的な対策まで徹底解説します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

フィリピンの気候と台風シーズンの基本情報

フィリピンは熱帯気候に属しており一年を通して夏の国ですが、気候は大きく乾季と雨季に分かれています。

まずは、フィリピンの気候と、台風がいつ、どのくらいの頻度で発生するのかといった基本的な情報をお伝えします。

フィリピンの気候区分

フィリピンの気候は、基本的には以下の2つの季節に分けられます。

乾季(1月~5月):晴れる日が多く、カラッとした暑さが特徴です。この時期は台風の発生も少なく、旅行や屋外のアクティビティを楽しむのに最適なシーズンです。

雨季(6月~12月):スコールと呼ばれる短時間で強い雨が降る日が増え、 湿度が高くなります。この時期は、フィリピンの台風シーズンとも重なります。

台風シーズンの時期と活動状況

フィリピンでは、年間を通して約20個程度の台風が発生すると言われています。

台風シーズンは6月から11月にかけてで、特に7月から10月に発生が多くなります。

最も多く台風が発生するのは、8月と9月です。

フィリピンの台風は、日本に接近する台風よりも勢力が強く、大きな被害が出ることがあります。

台風が接近すると、暴風や豪雨、洪水、高潮などが発生しやすくなるため、この時期にフィリピンへ渡航する場合は、事前の情報収集と準備が非常に重要になります。

フィリピン気象庁(PAGASA)とは

台風や気象情報を確認する上で、最も信頼できる情報源はフィリピン気象庁です。

通称「PAGASA(パガサ)」と呼ばれており、台風の進路や強さ、警報などの情報を出しています。

台風が近づいてきた時には、PAGASAの公式サイトやSNSアカウントで最新情報を随時確認するとよいでしょう。

台風の影響を受けやすい地域とそうでない地域

フィリピンは島国であり、地域により台風の影響を受ける度合いが異なります。

渡航先が台風の影響を受けやすい地域かどうかを事前に把握しておくことで、適切な備えをすることができます。

影響を受けやすい地域

ルソン島(マニラ周辺)

フィリピンの北部に位置するルソン島は、台湾や日本に向かう台風の通り道になることが多いため、特に大きな影響を受けやすいエリアです。

首都マニラでも、豪雨による洪水や強風が頻繁に発生します。

ビサヤ地方の一部(セブ島、ボホール島など)

ルソン島ほど頻繁ではありませんが、セブ島などのビサヤ地方も台風の直撃を受けることがあります。

特に2021年の台風「オデット」はセブ島に大きな被害をもたらし、多くの人が停電や断水、飲料水や食料品の入手が困難になるなど不便な生活を余儀なくされました。

影響を受けにくい地域

ミンダナオ島

フィリピンの南部に位置するミンダナオ島は、台風の発生しやすいエリアから遠く、進路から外れることが多いため、比較的台風の影響を受けにくいとされています。

パラワン島

美しい自然で知られるパラワン島も、台風が直撃することは少ない傾向にあります。

ただし、台風の進路によっては強い雨や風の影響が出る可能性もあります。

フィリピン国内で、地域によって台風の影響の受け方に差があるのは、台風の進路がその理由です。

台風は、主にフィリピンの東側から西側に向かい、北部や中部を通過する台風が多く、南部は比較的影響を受けにくいという地理的な要因が関係しています。

【渡航前】台風に備えて準備しておくべきこと

フィリピンへの渡航前に適切な準備をしておくことで、万が一台風が接近しても慌てずに対応できます。

ここでは、特に重要な事前準備をいくつかご紹介します。

航空券とフライト情報の確認

台風が接近すると、フライトの遅延や欠航が発生する可能性が高くなります。

渡航の際には、予約している航空会社の公式サイトやアプリで最新のフライト情報を確認するようにしましょう。

欠航や遅延がある場合は、すぐに航空会社に連絡して今後の対応について確認することが大切です。

海外旅行保険の補償内容の確認

台風の時期に渡航する場合、台風によるフライトの遅延や欠航、ホテルの延泊費用などを補償してくれる旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

契約内容によって補償範囲が異なるため、台風などの自然災害が補償対象となっているか、事前にしっかり確認しておくと現地で慌てることがなく安心です。

持ち物の準備

万が一の事態に備えて、以下のものを準備しておくと安心です。

懐中電灯

停電時に役立ちます。

復旧までに時間がかかることもあるため、スマートフォンより長持ちするものがおすすめです。

モバイルバッテリー

停電時の連絡手段として、スマートフォンの充電用に必須のアイテムです。

常備薬・救急セット

万が一の怪我や体調不良に備えて準備しておくと安心です。

雨具

傘やレインコート、防水性の靴などがあると便利です。

防水バッグ

スマートフォンやパスポートなど、濡れると困るものを保護するのに役立ちます。

現地の連絡手段と情報収集方法の確認

台風による停電でホテルのWi-Fiや学校のインターネット回線が使えなくなる可能性があります。

そのような状況でも、家族や関係者と連絡を取れるよう、現地での通信手段を確保しておくことが非常に重要です。

現地SIMカードの購入

フィリピンでは、空港やショッピングモールで簡単に現地のSIMカードを購入できます。

安価なプリペイド式が多く、通話やデータ通信が可能です。

Wi-Fiルーターのレンタル

Wi-Fiルーターをレンタルしておけば、複数のデバイスでインターネットを利用できます。

ただし、停電時は充電が切れると使えなくなるため、モバイルバッテリーの準備も必須です。

緊急連絡先の登録

語学学校、滞在先の担当者など、緊急時の連絡先は控えておくと安心です。

フィリピン気象庁(PAGASA)の公式サイト・SNS

台風の情報を得るために最も信頼できる方法です。

ニュースアプリ・ウェブサイト

 現地の最新情報を確認できます。

【滞在中】台風接近時の過ごし方と注意点

フィリピン滞在中に台風が接近した場合、どのように行動すれば良いのか?

ここでは、台風接近中に身の安全を守るための具体的な過ごし方と、知っておくべき注意点をご紹介します。

台風情報の入手

台風が接近すると、フィリピン気象庁(PAGASA)から台風の強さに応じた警報が発表されます。

現地のニュースやPAGASAの公式サイトで最新情報を常にチェックするようにしましょう。

警報レベルは以下の通り3段階に分かれています。

  • 警報レベル1(Yellow warning):大雨による洪水に注意が必要な段階
  • 警報レベル2(Orange warning):浸水や洪水の危険性が高まっている段階
  • 警報レベル3(Red warning):命に危険がある深刻な洪水が発生している段階で避難が必要

停電・断水への備え

台風が直撃した場合、長期間の停電や断水が発生する可能性があります。

ホテルやコンドミニアム、語学学校の寮に滞在している人は、台風が来る前にできるだけ早く備えてください。

水や食料の確保

停電するとスーパーやコンビニも営業できなくなるため、暴風雨が激しくなる前に、数日分の飲料水や食料、懐中電灯、モバイルバッテリーなどを準備しておくことが重要です。

また、断水に備えトイレを流したり手や食器を洗うための水を汲み置きをしておくと安心です。

停電による生活の不便

停電が数日〜1ヶ月近く続くこともあります。

自家発電があるコンドミニアムなどでは、電気の供給がされますが、常時使えるわけではなく、時間に制限がかかることもあります。

それにより、エアコンや扇風機が使えなくなったり、エレベーターや水道ポンプも停止し、階段での移動を余儀なくされたり、水の確保が困難になることもあります。

買い物の困難さ

台風の直撃中は外出できなかったり、物資が店舗に供給されないために食料や飲料水が売り切れることもあります。

台風「オデット」の時には、多くの店舗で飲料水が売り切れて入手できず、代わりに炭酸飲料を買う人や、商品の購入数に制限が設けられ、生活物資の確保に苦労する人が増えました。

外出は控える

台風接近中は、不要不急の外出は絶対に避けてください。外出禁止令が出ることもあります。

強風により看板や電線が落下したり、道路が冠水したりと非常に危険な状態になります。

安全な建物内のロビーなど低層階で待機することが最も重要です。

また、交通機関がストップし移動に支障をきたすこともあるため、安易な移動は避けるようにしましょう。

台風シーズンに注意すべき健康・衛生管理

台風の通過後、フィリピンではインフラが一時的に停止し、衛生環境が悪化することがあります。

このような状況で体調を崩さないためにも、事前の知識と対策が大切です。

病気・感染症への備え

台風によって洪水が発生すると、下水と雨水が混ざり、衛生環境が悪化しやすくなります。

これにより、デング熱などの感染症の危険性が高まります。

特にデング熱は蚊を媒介とする感染症で、台風による水たまりの増加が蚊の繁殖につながることがあります。

予防策の徹底

感染症にかからないためにも、以下の予防策を徹底してください。

手洗い・うがい

常に清潔を保ち、食事の前や外出から戻った際には必ず手洗い、うがいをしましょう。

断水で水が使えない場合は、消毒用のアルコールやウエットティッシュなどを使い手を清潔にするとよいです。

蚊除け対策

蚊除けスプレーや蚊取り線香を使い、肌の露出を減らす服装を心がけてください。

デング熱を媒介する蚊は日中に活動することが多いため、日中の対策も重要です。

清潔な水の利用

水道水が濁っていたり断水が続いている場合は、必ず煮沸するか、市販の飲料水を利用するようにしてください。

体調管理

台風の影響により、ストレスや疲労が溜まりやすくなります。

また、台風の影響はなくても雨季は気温が下がるため風邪を引きやすいです。

栄養バランスの取れた食事を心がけ、十分な睡眠をとることで、免疫力を高め、体調管理に努めましょう。

フィリピン留学中の台風対策

留学中に台風に遭った場合、慣れない土地で不安になる人も多いでしょう。

しかし、多くの語学学校は台風対策の準備をしており、生徒の安全確保を最優先に対応しています。

ここでは、留学生が知っておきたい語学学校の一般的な対応をご紹介します。

語学学校の対応例

オンライン授業への変更

暴風雨で通学が困難な場合、学校は授業をオンラインに切り替えることがあります。

これにより、寮や滞在先からでも安全に授業を受けられます。

安否確認の徹底

学校側は、SNSグループやメールなどを通じて、全生徒の安否確認を行います。

指示があった場合は必ず返信し、自分の状況を伝えましょう。

情報提供

フィリピン気象庁の発表や政府からの指示など、最新の台風情報を逐一共有してくれます。

非常食の提供

寮生活を送る生徒向けに、学校のスタッフが非常食や飲料水を準備・配布することがあります。

寮生活での台風対策

語学学校の寮に滞在する場合、学校の指示に従うことが第一ですが、自分自身でもできる備えをしておくことも大切です。

非常食・水の準備

停電や断水に備え、数日分の水やインスタントのカップ麺、缶詰などのすぐに食べられる非常食を自分で準備しておきましょう。

モバイルバッテリーの充電

停電に備え、スマートフォンやPCなどの充電はフルにしておきましょう。

安全な場所の確認

寮の窓から離れた所や、強風で揺れても安全なスペースを確認しておきましょう。

留学生同士の助け合い

留学先で台風に見舞われると不安になるのは他の人も同じです。

そんな時は、お互いの安否を確認し合ったり、物資を分け合ったりすることで不安が軽減されます。

まとめ

フィリピンでの台風シーズンは、適切な知識と準備があれば過剰に心配する必要はありません。

この記事でご紹介した情報を参考に、渡航前から万全の備えをしておけば、安心してフィリピンでの滞在を楽しむことができるはずです。

事前の準備をしっかり行い、フィリピンでの貴重な時間を安全に過ごしてください。

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