イギリスの大学ランキングトップ10:入学までの流れも説明 | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】
2025.06.06
イギリスの大学ランキングトップ10:入学までの流れも説明

イギリスの大学は長い歴史と高い教育水準を誇り、世界中の学生から注目されています。
特にオックスフォード大学やケンブリッジ大学などは、国際機関によるランキングでも常に上位に位置しています。
大学ランキングは、教育の質、研究成果、学生満足度、就職率など、さまざまな指標をもとに評価されます。
これらのランキングは、留学先を選ぶ際に重要な基準となります。
本記事では、学生時代にイギリス・マンチェスター大学に留学した筆者が、イギリスの大学ランキングトップ10を紹介します。
さらに、各大学の特徴や強み、入学までの流れ、さらにフィリピン留学との比較を通じて、イギリスやその他の国で留学を検討するあなたに有益な情報を提供します。
イギリスの大学ランキングトップ10
主要なランキング機関
イギリスの大学ランキングは、主に以下のような機関が発表しています。
- Complete University Guide (CUG):教育の質、学生満足度、研究成果、就職率などを総合的に評価。
- Times Higher Education (THE):教育、研究、引用論文、国際性、産業収入の5つの指標で評価。
- QS World University Rankings:学術的評価、雇用者評価、学生と教員の比率、引用数、国際性などで評価。
トップ10の大学
以下は、2025年のComplete University Guideによるイギリスの大学ランキングトップ10です。
いずれも、教育の質、研究成果、学生満足度、就職率などで高い評価を受けています。
- ケンブリッジ大学
- オックスフォード大学
- セント・アンドリューズ大学
- ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)
- インペリアル・カレッジ・ロンドン
- ダラム大学
- ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)
- バース大学
- エディンバラ大学
- ランカスター大学
各大学の詳細紹介
トップ10の大学について、詳細を紹介します。
ケンブリッジ大学
1209年に設立されたケンブリッジ大学は、31のカレッジから成り、数学、自然科学、工学、人文学など幅広い分野で教育と研究を行っています。
中でも歴史学部は世界最大級の規模を誇り、約100名以上の教員が在籍しています。
卒業生には、アイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィンなど、科学の発展に寄与した人物が多数います。
オックスフォード大学
1096年に設立された英語圏最古の大学であり、世界で2番目に古い大学です。
39のカレッジから構成され、文学、哲学、法学、自然科学など多岐にわたる学問分野を提供しています。
特に人文学部は、長い歴史と高い評価を誇ります。
卒業生には、オスカー・ワイルドやエマ・ワトソンなどが含まれています。
セント・アンドリューズ大学
1413年に設立されたスコットランド最古の大学で、英語圏でも3番目に古い歴史を持ちます。
現在は18の学術スクールが4つの学部に編成されています。
同大学の歴史学部は、約600名の学生が在籍し、多様な専門分野をカバーする教授陣が揃っています。
ウィリアム皇太子とキャサリン妃が学位を取得したことでも有名です。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)
1895年に設立されたLSEは、社会科学に特化した大学であり、経済学、政治学、社会学、法学などの分野で世界的に高い評価を受けています。
経済史学部は、イギリス最大の専門部門であり、中世から現代までの経済史をカバーしています。
また、国際史学部も世界的に評価されており、2025年のQS世界大学ランキングでは歴史分野で世界第6位にランクインしています。
インペリアル・カレッジ・ロンドン
1907年に設立されたインペリアル・カレッジ・ロンドンは、科学、工学、医学、ビジネスに特化した大学です。
工学部、自然科学部、医学部、ビジネススクールなどがあり、特にSTEM分野での研究と教育に強みを持っています。
卒業生には、ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミングや、クイーンのギタリストであるブライアン・メイなどがいます。
ダラム大学
1832年に設立されたダラム大学は、イギリスで3番目に古い大学であり、17のカレッジと学部から成る伝統的な制度を敷いています。
人文学、社会科学、自然科学など多岐にわたる分野で高い評価を受けており、特に歴史学部は世界トップ50にランクインしています。
また、スポーツ活動が盛んで、学生生活の一環として多くのスポーツに参加できる環境が整っています。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)
1826年に設立されたUCLは、ロンドン中心部に位置する多分野型大学で、11の学部と100以上の学科を有しています。
人文学、社会科学、自然科学、医学など、幅広い分野で教育と研究を行っています。
特に歴史学部は、5,000年以上にわたる世界の歴史をカバーし、多様なカリキュラムを提供しています 。
バース大学
バース大学は、1966年に大学の地位を得た比較的新しい大学ですが、工学、建築学、スポーツ科学、社会政策などの分野で高い評価を受けています。
特にスポーツ関連の学問分野では世界トップレベルの評価を得ており、学生の就職率も高いです。
バース市内に位置し、歴史的な街並みと現代的なキャンパスが融合した魅力的な環境が特徴です。
エディンバラ大学
1583年に設立されたエディンバラ大学は、スコットランドで最も古い大学の一つであり、英語圏で6番目に古い大学です。
人文学、科学、医学、社会科学など、多岐にわたる学問分野を提供しています。
歴史学部は、スコットランド史、近代史、文化史など、多様な専門分野を持つ教員が在籍しています。
ランカスター大学
1964年に設立されたランカスター大学は、イギリス北西部に位置する大学で、特に社会科学、環境科学、ビジネス分野で高い評価を受けています。
大学はカレッジ制を採用しており、学生間のコミュニティが強固です。
研究活動も活発で、特に環境科学分野では国際的に評価されています。
また、学生の就職率も高く、実践的な教育が特徴です。
各大学は、それぞれ独自の歴史、強み、研究分野を持ち、世界中から多くの学生を惹きつけています。
留学を検討する際には、これらの情報を参考に、自分の興味や将来のキャリアに合った大学を選ぶことが重要です。
イギリスの大学で学ぶ方法
入学要件
学歴
一般的に、日本の高校卒業資格が必要です。
ただし、直接学部課程に進学するには、ファウンデーションコース(大学進学準備コース)の修了が求められる場合があります。
英語力
多くの大学では、IELTS Academicのスコア6.0以上が求められます。
特定の学部や大学では、より高いスコアが必要な場合もあります。
ちなみに、筆者が留学したマンチェスター大学では、基本的にIELTSのスコア6.0以上を設定し、スコアに0.5足りない学生のために、学期前に語学スクールを設けている学部もありました。
出願プロセスと必要書類
イギリスの大学への出願は、通常、UCAS(Universities and Colleges Admissions Service)を通じて行われます。
出願期間は、9月から翌年1月15日までが一般的です。
必要書類には、成績証明書、英語力証明書、志望動機書(Personal Statement)などが含まれます。
学費と奨学金制度
イギリスの大学の学費は、年間約200万〜400万円程度です。
生活費は、月額約12万〜18万円が目安です。ロンドンなどの大都市では、これより高くなる傾向があります。
奨学金制度も充実しており、大学や外部機関が提供するさまざまな奨学金があります。
出願前に各大学の奨学金情報を確認し、適切なものに応募することが重要です。
ビザ取得と滞在許可
6ヶ月以上の留学には、学生ビザ(Student visa)が必要です。
ビザ申請には、パスポート、入学許可証(CAS)、英語力証明、資金証明などが必要です。
英語力証明としては、IELTS のスコアが求められる場合があります。
フィリピン留学との比較
イギリスなどのヨーロッパへの留学とよく比較されるのが、フィリピンなどのアジア圏の留学です。
ここでは、両国の留学について比較しながら、それぞれの特徴を紹介します。
学費や生活費の比較
フィリピン留学は、イギリス留学に比べて学費や生活費が大幅に低く抑えられます。
例えば、フィリピンの語学学校にかかる1カ月あたりの費用は、宿泊費や食費込みで約15万〜25万円(1年換算で約180万~300万)と言われています。
一方イギリスでは、学費が年間約200万〜400万円、生活費が月額約12万〜18万円と、フィリピンに比べて高額です。
教育の質や英語環境の違い
イギリスの大学は、長い歴史と高い教育水準を誇り、世界的に評価されています。英語圏であるため、ネイティブの英語環境で学ぶことができます。
フィリピンでは、英語が公用語であり、マンツーマンの授業が主流で、短期間での英語力向上が期待できます。
ただし、ネイティブスピーカーによる授業ではないため、発音や表現に違いがある場合があります。
留学後のキャリアパスの違い
イギリスの大学卒業後は、国際的な企業や研究機関での就職が期待できます。また、イギリスでの就労ビザ取得も可能です。
フィリピン留学は、主に英語力向上を目的とした短期留学が多く、留学後のキャリアパスは個人の努力や経験に依存する傾向があります。
まとめ
イギリスの大学は、世界的に高い評価を受けており、多くの学生などが留学先として選んでいます。
ご紹介したランキングも活用することで、自分に適した大学を見つけることができるでしょう。
一方、フィリピン留学は、費用を抑えつつ英語力を向上させたい方におすすめです。
それぞれの留学先にはメリット・デメリットがあり、自分の目的や予算に応じて選択することが重要です。
今後、教育の国際化が進む中で、多様な留学先やプログラムが増えることが予想されます。
自分のキャリアや目標に合った留学計画を立て、実りある留学生活にしましょう。