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海外の大学に行くには?進学のメリットと方法をわかりやすく解説

3 1 1| 海外の大学に行くには?進学のメリットと方法をわかりやすく解説

「海外の大学に行ってみたい」

そう思ったことはありませんか?

グローバル化が進む今、海外大学への進学は「特別な選択」ではなく、将来のキャリアを大きく広げる現実的な道のひとつになっています。

しかし、いざ「海外の大学に行く」となると、気になるのは入学方法・費用・必要な英語力ではないでしょうか。

この記事では海外大学進学のメリットと具体的な進学方法をわかりやすく解説します。

アメリカやイギリスなど人気の国別特徴から、出願準備・奨学金情報までを総まとめ。

「海外で学びたい」という夢を現実のプランに変えていきましょう。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

海外大学進学とは?日本の大学との違い

海外大学進学とは、海外の教育機関で学位を取得することを目的とした留学の一種です。

入学制度から授業スタイル、評価基準まで、日本の大学とは大きく異なります。

下の表は海外と日本の大学の主な違いをまとめたものです。

比較項目日本の大学海外の大学
入試制度一般入試・共通テスト中心成績(GPA)・エッセイ・推薦状など総合評価
授業スタイル講義形式が中心ディスカッション・グループワークが中心
評価方法期末試験やレポート重視出席・発表・課題・授業参加を総合的に評価
学期制度年2学期制が主流セメスター制・クォーター制など多様
専攻の柔軟性入学時に学部が固定される専攻を後から変更・複数専攻も可能
授業言語主に日本語英語または現地語
学費の目安年間約100万円前後(国公立)国・大学によって幅広い(例:米国約300〜600万円)

海外の大学では「試験の点数よりも人間性や主体性」を重視する傾向があります。

海外大学進学で得られる学位

海外の大学で取得できる学位は多岐にわたります。

主な種類と特徴をまとめると次の通りです。

取得できる主な学位

  • 学士号(Bachelor):一般的な4年制大学の卒業資格。幅広い分野を基礎から学ぶ。
  • 修士号(Master):専門性を深めたい人向け。1〜2年で取得可能。
  • MBA(経営学修士):経営・ビジネスの実務力を高めたい社会人や留学生に人気。
  • 博士号(Ph.D.):研究職や教育者を目指す人向け。論文研究を中心とする。

専攻できる分野の例

  • ビジネス/国際関係/エンジニアリング
  • デザイン/IT・コンピュータサイエンス
  • 環境学/教育学/心理学 など

海外大学に行くメリット

ここでは、海外大学進学で得られる主な4つのメリットをわかりやすく整理して紹介します。

世界基準の教育を受けられる

  • 教授陣は世界中の専門家なので、最新の研究や知見を学べる
  • 実践的なプロジェクト授業(PBL)で、理論だけでなく行動力も養える
  • 主体的に学ぶ姿勢が評価され、社会に出てからも通用するスキルに

 ポイント: 試験よりも「思考力・発信力」を重視する教育環境が魅力です。

語学力・国際感覚が身につく

  • 授業・レポート・生活のすべてが英語または現地語
  • 「英語で学ぶ」ことで、自然と実践的な語学力が伸びる
  • 多国籍な学生との交流で、異文化理解・国際感覚が磨かれる
  • グループ課題や寮生活を通じて、協働・共感・柔軟性を体得できる

ポイント: 「語学+多文化理解」は、どの業界でも重宝されるスキルです。

就職・転職・キャリアアップで優位になる

  • 英語力だけでなく「課題解決力・主体性」が評価される
  • 外資系企業・国際機関・海外スタートアップなど活躍の場が拡大
  • 大学のインターンシップ制度で在学中から実務経験を積める
  • アメリカのOPT・カナダのPGWPなど就労ビザ制度を利用可能
  • 帰国後も「グローバル経験人材」として高い評価を得られる

ポイント: 海外で学ぶことは、キャリアアップと将来の選択肢拡大につながります。

海外大学への主な進学方法

ここでは、日本の高校を卒業してから海外大学を目指す際の代表的な4つの方法を紹介します。

1. 直接出願(最も一般的なルート)

  • 日本の高校を卒業後、海外大学へ直接出願する方法
  • 出願には「高校の成績(GPA)」「英語力(TOEFL/IELTS)」「エッセイ」「推薦状」が必要
  • 試験の点数よりも、人物像・将来の目標・社会性が重視される
  • 高校在学中から英語試験対策・書類準備を進めるとスムーズ

「早期準備×自己PR」が合格の決め手。志望動機の説得力が最も重要です。

2. ファウンデーション・パスウェイプログラム経由

  • 英語力や学力が基準に少し足りない場合に利用できる「大学進学準備コース」
  • 約1年間、英語・レポート・基礎科目を集中的に学び、修了後に大学1年次へ進学
  • 「条件付き入学(Conditional Offer)」として多くの大学が採用
  • イギリス・オーストラリア・ニュージーランドで一般的なルート

語学+基礎学習を経てスムーズに進学できる「安全ルート」です。

3. コミュニティカレッジ/TAFE/ポリテクからの編入

  • 2年制の高等教育機関(米:コミュニティカレッジ、豪:TAFEなど)から
     → 4年制大学の3年次へ編入するルート
  • 授業料が安く、少人数クラスで学べるため、留学生に人気
  • 成績次第で名門大学への編入も可能
  • 費用を抑えつつ、海外大学の学位(Bachelor)を取得できる

「コスパ重視+段階的進学」を目指す人に最適です。

4. 日本の大学からの編入・大学院進学

  • すでに日本の大学に在籍している人が、海外大学へ編入または大学院に進学する方法
  • 編入の場合:取得済み単位が認定され、在学期間を短縮できる場合も
  • 大学院進学の場合:研究テーマ・成績・推薦状・語学力が重要
  • 社会人のキャリアアップを目的に、MBAなどへ進学するケースも多い

「キャリア+専門性」を高めたい社会人・研究志向の学生におすすめ。

出願準備で必要な条件と書類

海外大学に進学するためには、事前の準備が大事です。

日本の入試のように「試験一発勝負」ではなく、書類・英語力・学力などを総合的に評価されます。

必要書類(成績証明書・志望動機書・推薦状)

  • 成績証明書(Transcript):高校の評定平均(GPA)が合否を左右。3.0以上を求める大学が多い。
  • 志望動機書(Essay / Statement of Purpose):なぜその大学・専攻を選ぶのかを具体的に記す。
  • 推薦状(Letter of Recommendation):教師や顧問が人柄・努力・リーダーシップを評価。
  • 課外活動実績:ボランティア・クラブ活動・受賞歴などが総合評価のプラス材料になる。

 数値だけでなく「あなたが何を大切にしてきたか」を見られます。

語学力要件(TOEFL・IELTSスコア)

  • 授業は英語または現地語で行われるため、一定以上の英語力が必須
  • TOEFL iBT:80点以上(難関校は100点以上)
  • IELTS:6.0〜6.5以上
  • 英語力が足りない場合は、条件付き入学(語学コース→本科進学)も利用可能

スコアは2年以内が有効期限。高校2年のうちに1回は受験しておくと安心。

学力試験(SAT/ACTなど)とその対策

  • アメリカなど一部の国で必要となる共通学力試験
  • SAT/ACT は英語・数学・論理的思考を測るテストで出願時にスコア提出を求める大学も
  • 近年は「スコア提出任意(Test-Optional)」の大学も増加
  • 難関校では依然として高スコアが有利になる傾向あり

早めに過去問対策を始め、出願時期に合わせてスコアを用意しましょう。

高校時代からの準備スケジュール

学年主な準備内容
高校1年生行きたい国・専攻をリサーチ、英語学習をスタート
高校2年生TOEFL/IELTS対策を本格化、課外活動や受賞歴を積む
高校3年生(春〜夏)志望校を確定、エッセイ・推薦状など出願書類を準備
高校3年生(秋〜冬)出願・スコア提出・面接対応、合格後にビザ・渡航準備

出願は1年以上前から始まるのが基本。

「逆算型スケジュール」が成功の鍵。

国・地域別の出願ルールと特徴

海外大学といっても、国によって出願条件や教育スタイルは大きく異なります。

ここでは代表的な4か国を比較しながら、それぞれの特徴をまとめました。

海外大学4か国 比較

国名出願方式主な評価基準入学制度の特徴英語力目安備考
アメリカCommon App(共通出願)GPA・SAT/ACT・エッセイ・推薦状総合評価型人物重視TOEFL 80〜/IELTS 6.5〜インターン・OPT制度が豊富
イギリスUCASシステム成績・Personal Statement・推薦状専攻を入学前に決定IELTS 6.0〜6.5専門性が高く3年制が主流
オーストラリア/NZ直接出願 or Foundation経由成績・英語力・Foundation修了証大学準備コース必須IELTS 5.5〜6.0留学生向けサポートが充実
カナダ大学へ直接出願GPA・TOEFL/IELTS・エッセイ学力試験不要が多いTOEFL 80〜/IELTS 6.5コスパが高く永住制度も魅力

アメリカ:人物重視の総合評価型。GPA・エッセイ・推薦状が鍵。Common Appで複数校出願可。

イギリス:UCAS経由で専攻特化。Personal Statement重視。3年制で専門性が高い。

オーストラリア/NZ:Foundation経由が主流。英語+基礎学力を学びながら進学可能。

カナダ:SAT不要で柔軟。学費が比較的安く、永住制度も充実。

海外大学の費用と奨学金制度

海外の大学進学で最も気になるのが「費用」。

奨学金制度や進学ルートを工夫すれば、大幅にコストを抑えることも可能です。

国別の学費・生活費の目安

国・地域学費(年間)生活費(年間)合計の目安特徴
アメリカ約250〜600万円約150〜300万円約400〜900万円学費は高めだが奨学金制度が充実
イギリス約250〜450万円約150〜250万円約400〜700万円3年制大学が多く、学費総額を抑えやすい
オーストラリア約200〜400万円約150〜250万円約350〜650万円生活環境が良く、留学生に人気
カナダ約200〜350万円約120〜200万円約320〜550万円コスパが高く永住制度も魅力
フィリピン(セブなど)約70〜150万円約50〜100万円約120〜250万円英語圏の中で最も費用が安い

滞在費も含めると、国ごとに年間200〜900万円の差が出ることも。

留学先を選ぶ際は「学費+生活コスト+滞在年数」で総合判断を。

海外大学の奨学金・授業料免除制度

メリットベース奨学金(Merit-based)

学業成績や課外活動の実績が優秀な学生に授与。

ニードベース奨学金(Need-based)

家庭の経済状況に応じて支給される。

留学生向けスカラシップ(International Scholarship)

海外学生限定の奨学金。

英語力・エッセイ・リーダーシップなどを評価。

授業料減免(Tuition Waiver)制度

成績優秀者やリサーチアシスタントに対して学費を一部または全額免除。

費用を抑えるための3つの工夫

コミュニティカレッジやTAFEから編入

→ 前半2年間を安い学費で学び、後半に4年制大学へ進学。

条件付き入学(英語コース→本科)を活用

→ 語学力不足でも渡航してから準備できるため、時間を無駄にしない。

オンラインプログラム・短期留学を組み合わせる

→ 渡航費・滞在費を大幅に削減しながら国際単位を取得できる。

「正規留学 × オンライン」「編入 × 奨学金」など、 複合的に組み合わせると総費用を最大30〜50%削減できるケースも。

まとめ

海外大学への進学には直接出願・ファウンデーション経由・編入・大学院進学など、複数の方法があります。

どのルートが最適かは、英語力や学力、そして将来のキャリア目標によって異なります。

まずは、自分が何を学びたいのか、どんな環境で成長したいのかを明確にしましょう。

そして、海外大学進学で最も重要になるのが英語力の土台づくりです。

英語力を効率よく伸ばすにはオンライン留学型の英語学習が最適です。

フィリピン・セブ島の語学学校 QQEnglishでは、全教師が国際英語指導資格TESOLを取得しており、大学進学に必要なアカデミック英語やスピーキング力を実践的に鍛えることができます。

留学前の英語力強化に取り組みたい方は、QQEnglishのオンラインレッスンを活用して、海外大学進学の第一歩を踏み出しましょう。

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