2025.03.18
日本でも人気のあるワーキングホリデー(ワーホリ)。
この記事をご覧の方も、ワーホリに興味がある方なのだと思います。
しかし、ネット検索してみると「ワーホリ 人生終わった」のようなネガティブな情報を目にすることがあります。こうした話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
果たしてワーホリに行ったら本当に人生が終わってしまうのでしょうか。本記事ではその実態を深掘りして解説します。
ワーキングホリデーとは、自国以外の文化を体験しながら休暇を楽しむことを目的として海外に滞在できる留学プログラムのことです。
観光に加えて、滞在費を補うために、就労も許可されているため、とても自由度の高い留学が叶うのが魅力です。
しかし、ワーホリは全ての国で利用できる留学制度ではありません。
協定を結んだ国へしか渡航ができず、オーストラリア・イギリス・カナダなど、現在日本は29カ国の国と協定を結んでいます。
「留学」のおおまかな意味は、海外で勉学することです。留学とワーホリの違いは、「渡航先で働きたいか、学びたいか」という点です。
語学を集中的に学びたい方には「語学留学」がおすすめです。語学留学にも1〜8週間の短期留学もあり、長期間の留学はハードルが高いという方も気軽に挑戦できます。
できるだけ安く、本格的に英語を学びたい方にはフィリピン・セブ島留学がおすすめです。
一方、現地で働きながら英語を習得し、観光もしたいという方には「ワーホリ」がおすすめです。
ここまで色々な比較を行ってきましたが、実際にどのように決定すればいいのでしょうか?
3つの基準で考えてみましょう。
ワーキングホリデーには年齢制限があり、一般的に18歳〜30歳までです。
18歳〜30歳以外の方は、残念ながらワーホリの選択肢は無くなってしまいます。ワーホリ対象の年齢の方は自分に留学とどちらが合っているかを他の項目から考えてみましょう。
ワーホリと留学の制度での一番の違いは「資金の準備できるか」です。
資金の準備ができれば、お金の心配をせずに勉強や観光を堪能できる「語学留学」、資金の準備が難しければ働きながら生活できる「ワーホリ」がお勧めです。
英語力も判断材料の一つになります。
すでに日常会話レベルの英語力があり、海外で経験を積みたいのであれば「ワーホリ」、まだ英会話は初心者レベルで、英語力の向上を目指しているのであれば「長期留学」がお勧めです。
前述のようにワーホリには年齢制限があり、社会人も対象です。
実際にワーホリに行く年齢は25歳〜28歳くらいの社会人経験者が多いと言われています。
しかし、実際に今勤めている会社を休職や退職をして長期間海外に滞在するのは、大きな決断が必要ですよね。ここからは社会人ワーホリのメリットやデメリットを見ていきましょう。
約1年ほど海外に長期滞在することで、短期留学よりも充実した海外経験を積むことができます。
日本で既に社会経験を積んでいれば、そこで培った経験やスキルをワーホリでも活かせるチャンスです。
語学力はもちろん、日本での仕事で身につけた接客術やコミュニケーション能力など、社会人だからこそ現地で活かせる強みがあります。
海外での経験がプラスされれば、より大きなキャリアアップに繋がることでしょう。
約1年ほど海外で過ごすことは日本という慣れた環境を離れ、日本語が通じない・住み慣れていない場所に身を置く経験です。
改めて自分の将来を見つめ直す大きなきっかけになるでしょう。
ワーホリは「休暇を楽しむ」ことを目的としている制度です。だからこそ、実際にワーホリへ行っている期間は、日本でのキャリアが空白になってしまうのは避けられません。
しかし、帰国後に自信を持ってアピールできる結果があれば、キャリアの空白を埋めることは十分に可能です。
ネットで「ワーホリ」と検索している人は多いかと思います。
その中で遭遇するのが「ワーホリ 人生 終わった」というネガティブキーワード。一体なぜ、ワーホリで人生が終わるのか?その原因と対策についてみていきましょう。
結論から言うと、答えは「NO」です。
仮にワーホリに1年行った場合、帰国後の就職活動の面接の際にワーホリ経験が自己アピールに繋がります。
面接時にきちんとアピールするためには、
「⚪︎⚪︎のスキルを得るためにワーホリに行った」
「将来のため、ワーホリで⚪︎⚪︎のスキルを得て帰国した」
など、渡航理由やワーホリで得た成果についてしっかりと説明する準備が必要です。
ワーホリ中には英語資格や専門資格を取ったり実務経験に励んだりと、目に見える形で努力をしてくることが大切です。
ワーホリの失敗談3つを詳しくみていきましょう。
「学校や仕事、遊びで毎日があっという間に過ぎて自分がどう成長したのか、何を達成できたのかイマイチわからない…」
この失敗談は楽しいだけの留学生活を送ってしまった人によくあるケースです。
貴重な1年間のワーホリで何かを達成したい場合は、留学前からの準備と計画が大切です。
「学校や仕事でもコミュニケーションが取りづらく、自信がなくなった」
このケースは英語の基礎ができていないままワーホリに行ってしまった人に多い失敗談です。
このように英語力不足が原因で人とのコミュニケーションが取れず、留学生活が嫌になって日本に帰りたくなってしまう人も少なくありません。
「ワーホリが終わったのに英語がまだまだ話せない」
この失敗談は英語力がない状態でワーホリに来た社会人に多くみられます。
海外にいるけれど日本語を使える環境に流れてしまい、英語力が伸びない留学生は非常に多いです。
ワーホリに挑戦する目的や理由は人それぞれです。
少なくともこのワーホリを通して「人生を変えたい」「キャリアに活かしたい」という思いがあるのであれば、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
これを怠ると「ワーホリ=ホリデー」、ただ海外で遊んでいるだけ、と言われても否定できません。そのポイントについて以下でそれぞれ解説していきます。
ワーホリに行くことは今や特別なことではありません。ワーホリを失敗しないためには、ワーホリ中に何をするかを明確にすることが大切です。
ワーホリ後の就職をイメージしながら、強みとして話せるような経験を得ることを心がけましょう。
ここでは「ワーホリで人生終わった」と言わせない準備と対策方法を紹介します。
ワーホリに行ける国はたくさんあるので、その中からいざ1つを選ぶとなると迷ってしまうかもしれませんね。
もし行きたい国がなかなか決まらないなら、まずはワーホリで達成したいことや、やりたいことを基準に考えてみるのがおすすめです。
語学やスキル習得、仕事、旅行など目標や目的は人によって様々です。
何か壮大な目標や目的を持つ必要はありませんが、自分なりにこれを達成したいという目的を持って出かけると、充実したワーホリライフを送ることができます。
ワーホリは1年、長くても2年くらいが一般的ですが、ワーホリ期間は思った以上にあっという間に過ぎていきます。
ワーホリ中にワーホリ後のことを考えていては遅いので、ワーホリ後に帰国するのか、現地で就職するのか、他の国に行くのかなど色々な選択肢を考えておきましょう。
ワーホリ中に語学学校に通うことをおすすめします。
語学学校に通い英語力を伸ばすことで、現地の生活だけでなく帰国後にも大きな武器となります。
英語の読解ができるだけで、日本語だけ理解できる人に比べて触れられる情報量が何十倍にも上がるからです。
言葉ができるようになれば現地での生活がぐっと楽になることは間違いありません。現地の人、外国人を問わず友達も作りやすくなります。
また、仕事やボランティアの受け入れ先なども語学力があれば見つけやすくなります。
ワーホリで人生が終わるなんてことはありません。
ワーホリは夢や希望を抱いて挑戦するものですが、その裏には様々なリスクも存在するのも事実です。
日本での就職が難航する、英語力も専門知識も得られずに絶望に陥るなど予期せぬ困難が待ち受けているかもしれません。
しかし、しっかりとした計画と目標を持ち、現実を直視して行動することでワーホリを有意義な経験にすることができます。
この記事があなたのワーホリ成功の手助けになることを願っています。