ワーキングホリデーで看護師として働くための完全ガイド | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】

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2025.03.26

ワーキングホリデーで看護師として働くための完全ガイド

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看護師として働きながら海外で生活してみたい、そんな夢を叶える方法のひとつが「ワーキングホリデー(ワーホリ)」です。

ワーホリを活用すれば、短期間でも海外の医療現場を経験し、キャリアの幅を広げることができます。

しかし、「本当にワーホリで看護師として働けるの?」「海外での看護師資格の扱いはどうなるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、ワーホリで看護師として働くための具体的な方法や必要な資格、成功のポイントを詳しく解説します。

ワーホリを通じて海外でのキャリアを築きたい方は、ぜひ参考にしてください。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

ワーキングホリデーの基本概要

ワーキングホリデーの仕組みと目的

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、18~30歳(または35歳)までの若者が海外で生活しながら働ける制度です。

特定の国と協定を結び、一定期間(通常1~2年)の滞在が可能です。目的は異文化交流を促進しながら、現地の就労経験を積むことです。

ワーホリで看護師は働ける?海外での就職方法を解説

ワーホリビザでは「正看護師」として働けませんが、看護師の経験を活かした職種に就くことはできます。

日本の看護師資格は海外ではそのまま適用できないため、多くの国では現地の資格取得が必要です。

ワーホリで看護師が働ける職種・仕事内容とは?

ワーホリで看護師が働ける職種一覧 アシスタントナース・PSW・受付など

ワーホリを利用して働ける看護関連の職種をまとめました。

1. アシスタントナース(AIN:Assistant in Nursing)

対象国:オーストラリア、ニュージーランド

  • 病院や高齢者施設で看護師の補助を行う職種。
  • 主な仕事内容は、患者の生活サポート(食事介助・移動補助)、バイタルチェック、簡単な記録作業など。
  • 看護師資格がなくても働けるが、「Certificate III in Individual Support」などの資格を取得するとより有利。

2. パーソナルサポートワーカー(PSW:Personal Support Worker)

対象国:カナダ

  • 介護施設や在宅ケアで働く職種。
  • 高齢者や障がい者のサポート(食事・入浴介助、日常生活の補助)を行う。
  • カナダではPSWの資格を取得すると就労の幅が広がる。

3. メディカルレセプショニスト(医療受付)

対象国:オーストラリア、カナダ

  • クリニックや病院の受付業務を担当。
  • 患者の予約管理、簡単な問診、医療費の請求処理などを行う。
  • 英語力が求められるが、医療英語に慣れる良い機会になる。

4. ベビーシッター(ナニー)

対象国:オーストラリア、カナダ、イギリス

  • 看護師資格や小児科経験があると、有利に働ける仕事。
  • 主に乳幼児や子どもの世話をする。
  • 一部の家庭では住み込みで働くオーペア(Au Pair)としての雇用も可能。

各国の看護資格の取得方法

ワーホリ期間内で取得可能な資格

ワーホリ期間中に取得できる資格として、オーストラリアの「Certificate III in Individual Support(介護資格)」やカナダの「Personal Support Worker(PSW)」があります。

これらの資格を取得すれば、より専門的な職種で働ける可能性が広がります。

語学力(IELTS/TOEFLなど)の必要レベル

必要な英語力と勉強方法

海外で看護関連の仕事に就くには、一定の英語力が求められます。

オーストラリアやカナダでは、IELTS 5.5~6.5以上が求められることが多く、日常会話だけでなく、医療英語の習得も重要です。

語学学校に通う、オンライン英会話を活用するなど、事前にしっかりと対策をしておきましょう。

ワーホリ看護師のメリット 高収入・英語力アップ・キャリア向上

高収入とキャリアアップの可能性

オーストラリアやカナダではアシスタントナースの時給が高く、日本での経験を活かしながら高収入も狙えます。

さらに海外での就労経験は帰国後のキャリアアップにも有利です。

ワークライフバランスの向上

海外の医療機関では勤務時間がしっかり管理されており、残業が少ない環境が一般的です。シフト制の導入により、観光や語学学習と両立しやすい点も魅力です。

国際経験とスキルアップ

海外の医療現場を経験することで、異文化理解や国際的な視点を養えます。また、医療英語を習得すれば海外の看護資格取得にも役立ちます。

ワーホリで看護師として働くデメリット

現地資格の取得が必要な場合がある

ワーホリで正看護師として働くには現地の資格が必要です。

オーストラリアではAHPRA(Australian Health Practitioner Regulation Agency)への登録が必須になり、時間と費用がかかります。

言語の壁と異文化適応

医療現場では正確なコミュニケーションが求められるため、英語の医療用語を理解し、適切に伝えるスキルが必要です。

また、文化の違いを理解し、柔軟に対応する力も求められます。

ビザ・就労制限によるキャリアへの影響

ワーホリビザは一時的な滞在を前提としているため、長期的なキャリア形成には不向きです。

ワーホリ終了後も海外で働きたい場合は、就労ビザや永住権の取得が必要です。ワーホリを足がかりに長期的な計画を立てておきましょう。

デメリットの対策と成功のコツ

ワーホリで成功するためには事前の準備が欠かせません。

語学力を強化するために、渡航前の英語学習が重要です。また、資格取得のための情報収集を行い、現地でのキャリアプランを明確にしておきましょう。

給与・待遇・労働環境の実態

国ごとの給与水準・待遇の違い

オーストラリアではアシスタントナースの時給は約25~30AUD(約2,000~2,500円)と日本の看護助手よりも高いです。

一方、カナダではPSW(Personal Support Worker)の仕事があり、時給15~25CAD(約1,500~2,300円)が相場です。

国によって労働環境や給与が異なるため、事前に比較検討しておきましょう。

ワーホリ看護師の仕事探しのコツ

ワーホリで看護師関連の仕事を探す方法をまとめました。

求人サイトを活用する

病院・介護施設へ直接応募する

履歴書を用意し、希望する職場へ直接アプローチするのも効果的です。

現地のエージェントを活用する

看護師向けの人材紹介会社や留学エージェントを活用すると、スムーズに仕事を見つけやすくなります。

語学学校で情報収集する

医療英語を学べる語学学校では、看護師向けの求人情報を提供している場合もあります。

帰国後のキャリアと再就職の可能性

帰国後の仕事探しのポイント

ワーホリでの医療関連職の経験は、日本での再就職時に大きな強みに変わります。

英語力や海外での医療経験は、外資系の病院や国際医療機関、訪問看護などの分野で高く評価されます。

帰国後の転職を成功させるためには、ワーホリ中に学んだスキルを明確に伝えられるようにし、履歴書や面接でどのように活かせるかをアピールしましょう。

渡航前の準備(ビザ・資格・語学)

必要な手続きと準備

ワーホリを成功させるためには、渡航前の準備が不可欠です。

まず、ワーホリビザの申請を早めに行い、必要書類を揃えます。次に現地での仕事探しをスムーズに進めるために、語学力の向上に努めましょう。

IELTSやTOEFLなどの英語試験対策を行い、医療英語に慣れておくと現地での業務がスムーズになります。

また、現地の医療制度や働き方を事前に調査し、渡航後のギャップを最小限に抑えるようにしましょう。

まとめ

ワーホリで看護師として働くためには、ビザの取得や職場選び、言語スキルの向上などの準備が欠かせません。

海外での就労を成功させるためには、英語力の強化が非常に大切です。

現地の医療スタッフや患者とスムーズにコミュニケーションを取るためには、医療英語だけでなく、日常会話や職場で使われる専門用語にも慣れておく必要があります。

そのため、ワーホリ前に英語留学をして語学力を磨くことをおすすめします。

フィリピンのセブ島は、看護師向けの医療英語を学べる語学学校が充実しており、短期間で集中的に英語力を伸ばせます。

セブ島留学のメリットとして、費用が比較的安い、マンツーマン授業が多く実践的な英語を学べる、留学後すぐにワーホリに活かせることが挙げられます。

「英語力に不安がある」「海外の医療現場で通用する英語を身につけたい」 という方は、ワーホリ前にセブ島での英語留学を検討してみてください。

しっかりとした準備を行い、ワーホリを通じて海外での医療現場を経験し、新たなキャリアの可能性を広げていきましょう。

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