2024.09.18
海外で長期滞在しながら労働や語学習得ができるワーホリ(ワーキングホリデー)は、若者を中心に注目を集めています。
ところが、いざワーホリを始めようにもやり方がわからないという人は多いでしょう。
そこで頼りになるのが、ワーホリをサポートしてくれる「ワーホリエージェント」です。
本記事では、ワーホリエージェントを利用するメリット・デメリットやエージェント選びのポイント、おすすめエージェントについて解説しています。
ワーホリに興味を持っている人は、ぜひ参考にしてください。
ワーホリ(ワーキングホリデー)とは、日本と提携している国のワーキングホリデービザを活用して現地で労働や就学ができる制度のことです。
そのワーホリをサポートしてくれるのが「ワーホリエージェント」で、主に以下のサポートをしてくれます。
ワーホリはビザを取得して渡航すればよいのでエージェント利用は必須ではありません。
しかし、滞在先の手配や学校の手続き、ビザ申請など出発までにやるべきことは多いです。
エージェントを使わず自分だけで準備するのは多くの手間と時間がかかるため、利便性を考慮するとワーホリエージェントは活用した方が良いでしょう。
ワーホリエージェントを利用するとスムーズにワーホリの準備を行えるので、賢く活用していくのがおすすめです。
ここからは、ワーホリエージェントを利用する主なメリット4つを解説していきます。
ワーホリエージェントを利用する大きなメリットが、各種手続きの代行をしてくれることです。
中でも、ワーホリビザの申請や語学学校の入学手続きは英語でのやり取りが基本となるため、英語に自信がない人には難しいでしょう。
特にビザ申請に関しては都度ルール変更が起こっているので、自分1人で申請しようとするとミスも起こりやすいです。
エージェントなら常に最新のビザ申請ルールを把握しており、申請自体にも慣れているので安心して任せられます。
面倒なビザ申請などの手続きはエージェントに任せて、その分の時間を渡航準備や語学学習に充てる方が充実した状態でワーホリをスタートできるでしょう。
ワーホリエージェントではスタッフ自身もワーホリや留学を経験していることが多く、渡航先やプランについてスタッフ自身の実体験も交えて相談に乗ってくれます。
単にワーホリだけでなく、以下のような自分1人では思いつかないプランの提案をしてくれることもあるでしょう。
やりたいことや行きたい国が明確でない人も、エージェントに相談するとワーホリに対する具体的なイメージが湧きやすくなるはずです。
エージェントは各地に留学生を送り出している経験から、渡航先の情報にも精通しています。
中でも現地オフィスを持っているエージェントの場合は、現地在住スタッフから最新情報を共有してくれます。
自分1人では難しい渡航前の情報収集も、エージェントを利用すれば比較的簡単に行えるでしょう。
現地オフィスがあるエージェントでは、渡航後に現地にて以下のサポートを受けることができます。
渡航して間もない時期は不安なことも多いでしょうが、現地の生活に慣れたスタッフがあらゆる相談に乗ってくれるのは心強いはずです。
また、初心者向けの語学教室やパーティーなどのイベントを開催しているエージェントもあり、エージェントが同じ日本人ワーホリ仲間と出会いやすいのもメリットです。
ワーホリエージェントの利用にはデメリットもあるので、しっかりと理解したうえで利用するかを検討することが大切です。
ここでは、ワーホリエージェントの主なデメリット3つを解説していきます。
ワーホリエージェントは大きく分けて無料・有料の2種類があり、有料エージェントを使うと数万円の手数料が発生します。
有料エージェントの方が良いサービスを受けられるとは限らず、無料・有料どちらもワーホリの相談や学校手配などの基本的なサポートは受けられます。
利用したいエージェントが特に決まっていないなら、費用を抑えられる無料エージェントがおすすめです。
ただし、無料エージェントでもビザ申請手続きは有料での対応といったケースもあるので、どこまでのサポートが無料なのかを確認しておく必要があります。
ワーホリエージェントは、語学学校に生徒を送り込むことで学校から紹介料をもらっています。
そのため、紹介料を多くもらえる学校から優先的に紹介していくエージェントもあり、必ずしも留学生にとってベストの学校を紹介してくれるとは限りません。
また、提携していない語学学校は紹介すらされないことが多く、結果として学校の選択肢が狭まる可能性があります。
エージェントでは紹介してくれない学校も含めて比較したいという人は、エージェントを使わずに学校探しをした方が良いでしょう。
ワーホリエージェントは日本に多数あり、サポート範囲やカウンセラーの質などはエージェントごとに異なります。
質の悪いエージェントを選んでしまうと、満足いくサポートを受けられず苦労するでしょう。
エージェントの質を見極めるために、以下の機関からの認証があるかを確認してください。
これらの認証があれば一定基準をクリアしていることがわかるので、信頼を置けるエージェントといえるでしょう。
ワーホリのエージェントは多数あるので、どのようにエージェントを選べば良いか悩んでいる人もいるでしょう。
ここからは、ワーホリのエージェント選びで重視したいポイントを5つ解説していきます。
まず最初に確認すべきことは、ワーホリで行きたい国に対応しているかどうかです。
例えば、ドイツでワーホリをしたい人がドイツ非対応のエージェントを利用しても意味がありません。
人気のオーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスなどは対応しているエージェントが多いですが、東欧や南米のマイナーな国へのワーホリを希望している人は気をつけましょう。
同様に、フィリピン・フィジーなどで英語力をつけてからワーホリに行く2カ国留学を検討している人も、エージェントが対応しているかを確認してください。
サポートしてくれる内容はエージェントごとに異なるので、必要なサポートを受けられるかも重要です。
ワーホリ全般に関する相談や語学学校の入学手続きなどは、どのエージェントでも行っています。
一方で、以下の項目はエージェントによりサポートしてくれるかが変わります。
旅行や海外生活に慣れていない人は、より多くのサポートがある方が安心です。
一方、海外旅行にある程度慣れている人なら、航空券や保険は個人手配の方がコストを抑えられるでしょう。
事前にどのようなサポートが必要かを決めておいて、ニーズを満たしてくれるエージェントを選ぶのがおすすめです。
エージェントに支払う費用が明確で安いかも気になるポイントです。
エージェントには有料・無料があることは説明しましたが、有料エージェントの場合は項目ごとの費用が明確になっているかを、無料エージェントの場合は別途有料のオプションとその費用を確認しましょう。
費用が明確になっていないエージェントを利用すると、思わぬところで手数料が発生して想定していた予算より高くなってしまうこともあり得ます。
必要なサポートを受けるために支払う金額が明確になっていて、他社より安いエージェントなら費用を抑えたワーホリが可能です。
実際にエージェントを利用した留学生の評判や口コミもチェックしておきましょう。
評判の悪いエージェントを利用すると、渡航先で以下のようなトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
このようなトラブルを避けるためにも、評判の良いエージェントを利用したいところです。
評判や口コミをチェックする際は、エージェントの公式サイト内にある体験談よりもSNSや個人ブログを活用するのがおすすめです。
SNSや個人ブログなら悪い評判も含めてリアルな声を確認できるので、公式サイトではわかりにくいデメリットも把握することができます。
ワーホリを直接サポートしてくれるカウンセラーとの相性が良いかも大切です。
無料の説明会やカウンセリングに参加して、以下3点を確認してみると良いでしょう。
自社の利益を優先するカウンセラーの場合、留学生の希望をしっかり聞かずに話を進めようとすることもあります。
留学生に寄り添って、希望に沿った提案をしてくれるカウンセラーがいるエージェントを選びましょう。
なお、説明会やカウンセリングは無料で開催されることが多いので、複数のエージェントで比較すると見極めやすいです。
ここからは特におすすめできる手数料無料のワーホリエージェントを3社紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、ニーズに合うエージェントを探す参考にしてください。
スマ留は、従来の最大半額※まで費用を抑えてのワーホリが可能なエージェントです。
低予算の理由は語学学校の生徒数が少ない時間を有効活用しているためで、授業のコマ数や教師の質などが劣るわけではありません。
費用は「渡航先×期間」で決定するので、語学学校ごとに費用の違いがないのも特徴。ニーズに合う語学学校を費用を気にせず選ぶことができます。
スタンダードプラン申し込みで、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」と英語学習アプリ「レシピー」が6ヶ月間使える英語学習サポートもあるので、最短での英語力向上を狙えるのもメリットです。
対応している国 |
フィリピン |
費用 |
オーストラリア:304,000円 |
無料サポートの主な内容 |
【留学前】 |
国内オフィス |
東京、大阪 |
現地オフィス |
なし |
※2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
参照:スマ留
StudyInは「本気の海外留学」をモットーにしたワーホリエージェントで、年間4,500名以上の留学支援実績を誇っています。
コンサルタントは全員が大学留学・海外就職を経験しており、英語力アップのために適したプランを提案。定期的に現地視察も行っていて、厳選した語学学校を中心に案内してくれるのも特徴です。
出発前までオンライン英会話の「レアジョブ英会話」を無料提供し、フィリピンでの2カ国にも強みがあるなど、語学力をつけてからワーホリしたい人にも向いています。
対応している国 |
フィリピン |
費用目安 |
要確認 |
無料サポートの主な内容 |
【留学前】 |
国内オフィス |
東京、名古屋、福岡 |
現地オフィス |
オーストラリア(シドニー) |
参照:StudyIn
School Withは、16カ国746都市に対応している留学エージェントです。
留学業界団体「JAOS」の認定資格を保持したカウンセラーが、10,000通り以上の組み合わせから希望に合わせてピッタリの留学プランを提案してくれます。
費用は最低価格保証があるため、同条件で他社の方が安かった場合は差額を割引または返金してくれるのも魅力です。
また、渡航前には留学仲間と一緒に学べる英語学習プログラム「プレ留学」を受けられるので、英語力を上げた状態でワーホリをスタートできます。
対応している国 |
フィリピン |
費用目安 |
【25〜40万円】 【45〜60万円】 |
無料サポートの主な内容 |
【留学前】 |
国内オフィス |
東京 |
現地オフィス |
カナダ(トロント、バンクーバー) |
参照:School With
この記事では、ワーホリエージェントを利用するメリットや選び方について解説してきました。
エージェントを使えばビザの申請や学校の入学手続きなどの手間を軽減できるうえ、現地に着いた後のトラブル対応・生活サポートもしてくれます。
手数料無料のエージェントも多数あるので、ぜひ活用してワーホリを成功させましょう。