2023.08.24
「エアアジア・フィリピンってどんな航空会社?」
「エアアジア・フィリピンの航空券の買い方を知りたい。」
留学や旅行へ行く際の大きな出費の1つになるのは、航空券です。そのため慎重に航空会社を選ばなければ、お金を損した気分になりかねません。
当記事では、エアアジア・フィリピンがどんな航空会社なのかを解説します。また航空券の買い方も紹介しますので、最後まで読むことでエアアジア・フィリピンを攻略できます。
エアアジア・フィリピンは、サービス・安全性など多くの点で評価の高い航空会社です。
よってフィリピン・セブ島へ行く際のエアライン候補の1つとして入れておけば、お金を損した気分になることはないでしょう。
エアアジア・フィリピンとは、以下の特徴を持つ航空会社です。
・フィリピンの航空会社
・エアアジアグループの1つ
・日本からセブ島、マニラ間を運航
・不定期にセールもあり格安
・機材が新しい
・安全性が高い
エアアジア・フィリピンは、ニノイ・アキノ国際空港を拠点とするフィリピンのLCCです。
LCCとは「Low Cost Carrier」の頭文字を取ったもので、格安航空会社を意味します。そのため大手キャリアと比べ、航空券を半額近い値段で買えることもあります。
LCCの航空券を安く買える理由は、以下の通りです。
・最低限のサービス提供
・早朝深夜のフライト
・航空券のオンライン販売
・使用機材の統一
LCCの航空券の料金には、最低限のサービス提供のみ含まれています。座席指定・預け荷物・機内食などのサービスは、全て有料オプションとなります。
「早朝深夜に飛行機を飛ばす」「航空券をオンラインで販売する」「使用機材を統一する」ことなどもコスト削減に役立っています。
エアアジア・フィリピンも上記のことが行われているため、航空券を安く買うことができます。
エアアジア・フィリピンは、6つあるエアアジアグループの1つです。エアアジアはマレーシアの「エアアジア」を中心とした、以下のエアラインで構成されています。
・エアアジア(マレーシア)
・エアアジアX(マレーシア)
・タイ・エアアジア
・タイ・エアアジアX
・インドネシア・エアアジア
・エアアジア・フィリピン
かつては日本が拠点のエアアジア・ジャパンも存在していました。しかしコロナウイルスによる経営悪化のため、日本からは撤退をしています。
エアアジアグループの本店であるマレーシアのエアアジアは、「ワールド・エアライン・アワード」で14年連続で1位に選ばれています。ワールド・エアライン・アワードとは、イギリスのエアライン格付け会社スカイトラックスが主催している賞です。受賞できれば名誉なことなので、航空業界のアカデミー賞とも呼ばれています。
グループであると航空券のセールなど一緒に行われるなど、さまざまなメリットがあります。エアアジア・フィリピンの利用者も恩恵を受けることができています。
エアアジア・フィリピンは日本からセブ島、マニラ間を運航しています。
運航情報は以下の通りです。
出発地 |
到着地 |
便数 |
成田 |
セブ島 |
毎日1便 |
成田 |
マニラ |
毎日1便 |
関西 |
マニラ |
毎日1便 |
成田と関西からマニラ間が、毎日1便運航しています。
セブ島への便は、成田から毎日1便運航しています。
以前はセブ島への便はありませんでしたが、2023年の7月から成田ーセブ島間が新規就航しています。そして2023年8月からは、毎日運航へ変更されています。
関連記事:セブ島へ行くなら直行便がおすすめ!行き⽅と航空会社
不定期にセールもあり格安で航空券を買えるのも、エアアジア・フィリピンの特徴です。セールを行うのはエアアジア・フィリピンだけでなく、多くのLCCの特徴とも言えます。
エアアジアグループが「ワールド・エアライン・アワード」のLCC部門で14年連続で1位に選出されたことを記念し、期間限定のセールを行っていました。
成田からセブ島への便は片道16,000円まで価格が下がっていたため、安価に航空券を買える機会となっていました。
このようにエアアジア・フィリピンはセールを頻繁に行っているため、エアアジア・フィリピンが気になる方は最新情報をチェックすることをおすすめします。
エアアジア・フィリピンで使われている機材は、新しいものが多いです。
新しい機材を使うことで、古い機材を使うよりも修理費・燃費・人件費を削減できるためです。エアアジア・フィリピンでは、以下の機材が使われています。
・A320
現在すべての便でエアバスA320が使用されています。エアアジア・フィリピンで使われているA320は、2010年代後半に製造されたものが多いです。古い機材でも2000年代前半に製造されたものです。
日本の大手キャリアでは、1990年代に製造されたものをいまだに使っている区間もあります。そのためエアアジア・フィリピンの機材は新しいと言えます。
さらに2024年までに「エアバスA330」や「エアバスA321neo」といった新しい機材を導入する予定のため、ますます新しい機体に乗る機会が増えるでしょう。
エアアジア・フィリピンは、安全性の高さにも定評があります。航空会社格付け会社のエアラインレイティングスから安全格付け最高ランク7つ星の評価を付けられているためです。
エアラインレイティングスの評価基準は、航空会社・乗客の意見や世界的に決められた安全基準に満たしているかなどで判断されます。そのため信頼できる格付けとなっています。
LCCは、安全性に疑問を持たれることが少なくありません。しかしこのような第三者から安全性が優れていると判断されれば心配する必要はないですね。
エアアジア・フィリピン利用のポイントは、以下の通りです。
・座席指定、預け荷物、食事は全てオプション
・預け荷物は事前に予約すると安い
・予約内容の変更はオンラインから
エアアジア・フィリピンはLCCのため、座席指定・預け荷物・機内食は全てオプションになります。これらを有料にすることで、航空券の価格を格安にできています。
座席指定のオプションを追加しない場合は、自動的に空いている座席に振り分けられます。座席指定のオプション料金は、以下の通りです。
シート |
料金 |
スタンダードシート |
500円〜750円 |
ホットシート |
1,150円 |
スタンダードシートは座席が機体の前方に行くほど料金が高くなり、後方に行くほど低くなります。ホットシートは、一律で1,150円です。
荷物を預ける必要がある場合は、預け荷物のオプションも加える必要があります。料金は以下の通りです。
重量 |
料金 |
20kg |
1,890円 |
25kg |
2,520円 |
30kg |
3,260円 |
40kg |
4,730円 |
50kg |
6,100円 |
60kg |
7,600円 |
表のように重量が重くなるほど、料金が高くなっていきます。
エアアジア・フィリピンでは通常の預け荷物とは別に、スポーツ用品も預けられます。預けられるスポーツ用品と料金は、以下の通りです。
・ゴルフ
・サーフボード
・自転車
・スキー・スノーボード
・クリケット
・ダイビング装備
重量 |
料金 |
20kg |
2,400円 |
25kg |
3,200円 |
30kg |
4,100円 |
40kg |
5,500円 |
機内食を食べたい場合も、同様に有料オプションを購入しなければなりません。パスタ・チキンライス・ブリトーなどのラインナップがあります。料金は安いもので272円、高いもので434円です。
エアアジア・フィリピンで預け荷物は、事前に予約すると安いです。
出発日に空港のチェックインカウンターで預け荷物のオプションを購入する場合、以下の料金になります。
重量 |
料金 |
15kg |
約10,000円 |
15kg以上 |
約2,200円 / 1kg毎 |
時期やフライトにより料金は変動しますが、15kgで約10,000円の支払いが必要です。15kg以降は1kg毎に約2,200円を支払わなければなりません。
事前予約の場合、預け荷物20kgで1,890円なので当日のオプション追加はかなり割高になります。そのため荷物を預ける必要がある方は、事前に予約をしておくことをおすすめします。
予約内容を変更したい時は、公式サイトからオンラインで手続きをすることができます。
変更の際は、エアアジアへの会員登録が必要です。会員登録をすることで出発48時間前までの変更ができるようになります。
エアアジア・フィリピンの日本支店はありません。また以前はコールセンターがあり日本語での電話対応もありましたが、現在はつながらない状態です。
そのため現在は公式サイトにあるチャットのみ日本語対応をしています。
エアアジア・フィリピンの航空券の買い方は、以下の方法があります。
・公式サイト
・スカイスキャナー
エアアジア・フィリピンの公式サイトで航空券を買う流れは、以下の通りです。
1 公式サイトへ行く
2 トップページでフライト情報を入力
3 購入したいフライトを選択
4 セットとオプションの追加
5 搭乗者情報の入力
6 支払い
始めにエアアジア・フィリピンの公式サイト(https://www.airasia.com/flights/ja/jp/philippines)へ行きます。
トップページへ行くとフライト情報を入力する検索窓があるので、以下の情報を入力していきます。
・出発地
・到着地
・出発日
・帰国日
・人数・クラス
入力ができたら「検索」をクリックしてフライトを検索します。
検索をすると検索した日付のフライトが表示されます。ここから自分の好きなフライトを往路復路の両方を選択しましょう。
フライトの選択ができたらセットとオプションの追加ができる画面になります。
セットは成田ーセブ島間のフライトの場合、「バリューパック」と「プレミアムフレックス」の2つから選べます。違いは、以下の通りです。
バリューパック |
プレミアムフレックス |
|
預け荷物 |
20kg |
20kg |
機内食 |
◯ |
◯ |
座席指定 |
スタンダードシート |
ホットシート |
遅延補償 |
◯ |
◯ |
日時変更 |
× |
2回まで無料 |
預け荷物の優先受取 |
× |
◯ |
専用チェックインカウンター |
× |
◯ |
エクスプレス入国審査 |
× |
◯ |
オプションも追加でき、以下の内容を選択できます。
・預け荷物
・座席指定
・機内食
セットもオプションも必要のない場合は「進む」をクリック。セットやオプションを追加した場合も「進む」をクリックして次へ進みます。
続いて搭乗者情報と連絡先情報を入力します。以下の情報の入力が必要です。
・名前
・生年月日
・メールアドレス
・電話番号
エアアジアの会員登録を済ませておくと自動で入力されるため、事前に登録しておくのもよいでしょう。入力ができたら「進む」をクリックします。
最後に支払いを行います。支払い方法は、クレジットカード・デビットカード・Union Payから選択できます。支払い情報を入力できたら、「購入」をクリックします。
スカイスキャナーでもエアアジア・フィリピンの航空券を買えます。スカイスキャナーとは、航空券の検索や料金比較ができるサイトです。
スカイスキャナーで航空券を買う流れは、以下の通りです。
1 スカイスキャナーの公式サイトへ行く
2 トップページでフライト検索をする
3 購入したいフライトを選択
4 「チケットを予約」から予約したいサイトを選択
5 選択したサイトでチケットを購入
始めにスカイスキャナーの公式サイト(https://www.skyscanner.jp/)へ行きます。
トップページへ行くとフライト検索のための検索窓があるので、以下の情報を入力して検索します。
・出発地
・目的地
・出発日
・帰国日
・人数・座席クラス
検索をすると各航空会社のフライト情報が表示されます。この中からエアアジア・フィリピンのフライトを選択できます。この画面では、以下の並び順でフライト情報を表示可能です。
・最適プラン
・最安プラン
・最短プラン
エアアジア・フィリピンは航空券の価格が安いです。そのため最安プランで表示させると、上位にエアアジア・フィリピンが表示されることが多いでしょう。
購入したいフライトを選択すると、フライト情報が表示されます。その下には「チケットを予約」の表示があり、航空券を予約できるサイトが並んでいます。
安い順に上から並んでおり、今回はエアアジア・フィリピンの公式サイトが一番上に表示されています。
しかし他のサイトが一番安い場合もあるため、どこを選択すればよいか迷うこともあるでしょう。その場合は、以下のサイトから買うことをおすすめします。
・エアアジア・フィリピン公式サイト
・Trip.com
「エアアジア・フィリピン公式サイト」と「Trip.com」はいずれも日本語に対応しています。Trip.comはチャットで予約変更からキャンセルまで素早い対応をしてくれます。航空券を買うのに慣れていない人は、これら2つから選ぶとよいでしょう。
予約したいサイトの選択をしたら、そのサイトの指示に従いチケットを購入します。
エアアジア・フィリピンは、格安で日本ーフィリピン間を運行しているフィリピンのLCCです。
LCCだからと言って安全性が低いわけではなく、むしろ評価されています。そのためフィリピン・セブ島へ行く際の航空会社の候補の1つとして考えても問題なしです。
もう少し候補を考えたい場合は、もう一度この記事を読んで参考にしてみてください。そしてベストな航空券を買えるようにしましょう。