2023.07.07
カランメソッドの特長を一言で表せば、「英語脳を獲得できるトレーニング」といえます。
英語を流暢に話すための鍵は、英語脳が握っています。
今日では言語脳科学が進んだことにより、淀むことなく英語を話すためには、英語を処理するための神経回路を脳内に新たに作らなければいけないとわかっているからです。これが、いわゆる「英語脳」の正体です。
私たちが普段、日本語を話すために使っているのは日本語脳です。英会話を習い始めた直後は誰もが、日本語脳を用いて英語を処理しています。
そのため、相手の話す英語を脳内で日本語に翻訳してからでないと理解できません。英語を話す際にも、まずは日本語で文を組み立て、脳内で英作文を行ってから声に出します。
しかし、これではテンポの遅れた、たどたどしい会話しかできません。
ところが脳内に英語脳が作られ、機能し始めると、まったく違う世界が開けてきます。
英語を日本語に翻訳することなく、英語のまま理解できるようになり、考える前に英文が口からほとばしるようになります。
英語脳を獲得することにより、初めてスマートに英会話をこなせるようになるのです。
では、なぜカランメソッドを受けるだけで英語脳を獲得できるのでしょうか?
カランメソッドによって英語脳を獲得できるのは、「英語に英語で反応する訓練」を徹底的に繰り返すからです。
この訓練のおかげで、通常学習に比べて脳内にかなり早く英語脳を作ることができます。
英国で産声を上げたカランメソッドが瞬く間に世界中に広がり、50年以上も支持されているのは、目に見えるはっきりとした実績を残しているからこそです。
実際のところカランメソッドの訓練をやり遂げることにより、他の学習方法と比べて1/4の学習時間を費やすだけで、世界の英語教育において重要視されているケンブリッジ英語検定プレリミナリー試験に合格できることが、実証されています。
英語力を測る各種試験で好成績を収められるのは、英語脳を獲得したメリットのひとつです。
カランメソッドの基本は、早口で質問を浴びせてくる教師に対して、即時に答えを返すことにあります。
返答の際には、いくつかのルールがあります。たとえば、教師の発する質問文の構造をなぞりながらフルセンテンスで答えることが、そのひとつです。
瞬時に答えが返ってこないと、教師はすぐに回答文を口にします。その場合、生徒はその回答文をそのまま反復する決まりになっています。
言葉にすれば簡単そうに思えますが、実際にやってみると、ほとんどの生徒はそのスピードについていくことができずに戸惑います。
はじめのうちは、教師の質問にすぐに答えることなど、まずできません。ですから教師の口にする模範解答に耳をそばだて、正確にヒヤリングをしたうえで反復する練習を繰り返すことになります。
これにより、聞きとった英文を理解し、自力でその英文を再現するリプロダクションの力が養われます。
また、英語を聞きとった直後にスピーキングをするシャドーイングにより、英語のリズムやイントネーション、発音などを自然に身につけられるようになります。
こうして徹底的に速聴即答を繰り返すことにより、英語の反射神経を鍛えることがカランメソッドの狙いです。
ですから、教師の早口の英語をちっとも聞き取れなかったり、スピーキングがまったくできなかったとしても、心配には及びません。
それは、カランメソッドを受講する大半の人がたどってきた同じ道です。
大切なことは反復練習をひたすら繰り返すことです。そうすることで、英語を頭の中で日本語に翻訳する癖を断ち切り、次第に英語を英語のままに理解できるようになります。
カランメソッドの手法が効果的であることは、科学的にも裏付けられています。
最新の言語脳科学によると、口唇・口蓋・舌・歯・歯茎・咽頭などの器官を鍛えることによって、英語を話す際に用いる神経回路が脳内に新たに作られることがわかっているからです。
その意味ではカランメソッドは、まさに英語の筋力トレーニングといえます。英語を処理する運動神経を鍛えれば鍛えるほど英語脳の完成が早まり、流暢に英語を話せるようになるのです。
英語脳を早く獲得するうえでカランメソッドほど効率的で、なおかつ世界中の教育機関で採用されるほどの実績を残しているメソッドは他にありません。
ただし、「カランメソッド」の名前がついていれば何でもよいわけではありません。残念ながら巷にはカランメソッドの形式を真似ただけのレッスンも少なくありません。
大切なことは形式だけを模倣するのではなく、カランメソッドを確立したロンドンのカラン協会のレッスンを正確に再現することです。QQEnglishでは、この点に力を注ぎました。
その甲斐あって、QQEnglishはロンドンのカラン協会から日本で初めての認定校に指定されています。ですからQQEnglishであれば、世界が認めたロンドン本校のカランメソッドをそのまま体験できます。
カランメソッドはオンライン英会話でも受講できますが、現地で直接レッスンを受けることにより、オンラインにはないメリットを得られます。
たとえばレッスン時間です。オンライン英会話の場合は1レッスンが25分です。あっという間にレッスンが終わるため、それほどの疲れを感じません。
ところがフィリピン留学のレッスン時間は50分です。時間がオンラインレッスンの2倍に延びるため、心地よい疲労感に包まれます。実は、この疲労感こそが英語脳を作るうえで重要な役割を果たしています。
疲労を覚えるということは、それだけ脳を使った証拠です。英語のシャワーを浴び、脳が英語を処理する量が増えれば増えるほど、英語脳の獲得は早まります。
また、オンラインではマイクやヘッドホンを通すため、どうしても発音をはっきりと聞き取れないことがあります。しかし、現地レッスンでは教師の生の声を聞けるため、オンラインに比べると聞き取りやすくなります。
発音の矯正についても、現地レッスンのほうが優れています。モニター越しでは平面的にしか見えなかった教師の口の動きも、リアルでは立体的に見られる分、真似しやすくなります。
そのことは教師にしても同様です。生徒の口の動きを直接見ることにより、RやL、THなどの発音の誤りを、すぐに発見できます。現地レッスンでは発音についてオンラインよりも細かい指摘がすぐに入るのは、そのためです。
さらに現地レッスンでは大ぶりなジェスチャーや実物を利用することで、教師の話す英文を理解しやすいように助ける工夫がなされています。
たとえば靴について話すときは靴を見せてくれたり、シーリングライトについて話すときはシーリングを指さすなど、ちょっとした動作が加わるだけでも、理解力はぐんと上がります。
こうした大ぶりなジェスチャーや実物の活用は、カラン本校のレッスンでもなされており、英語を英語のまま理解するうえで大きな助けになっています。
このように、同じカランメソッドにしてもオンライン受講と現地レッスンとの間には、いくつもの違いがあります。
フィリピン留学にてカランメソッドを受講することにより、オンラインでは得られない数々のメリットを手にできます。
ぜひ、本場仕込みのカランメソッドを体験してみてくださいね。