2023.07.07
ワーキングホリデーは、海外体験をしながら学校で英語も学びつつ、働きながら生活費を稼げる、まさに今しかできない若者の特権制度と言っても過言ではありません。
しかし、それには費用が必要です。航空券代、ビザ申請費用、生活費、保険代、学費など、ワーキングホリデーにはさまざまな費用が伴います。
今回の記事では、ワーキングホリデーの主な費用項目について詳しく解説し、それぞれがどの程度の費用になるかをお伝えします。また、人気のワーキングホリデー主要国のトータル費用についても紹介します。
この情報はあなたのワーキングホリデー計画に役立つことは間違いありません。
さあ、ワーキングホリデーの費用をしっかりチェックしていきましょう!
ワーキングホリデー、略してワーホリは文字通り働きながら休暇を楽しむ制度ですが、目的は国際的な若者同士の国際交流です。この制度により、協定を結んだ国々の若者は長期滞在が可能となり、現地で仕事をすることで旅行費用や現地での生活費を稼ぐことができます。
ワーホリ制度の最大のメリットはその自由度の高さ。1年間という長期間滞在が可能で、その間に働くことも、働かずに休暇を楽しむことも、学校に通うことも可能です。ワーキングだけでなくホリデーとして時間を満喫することができるのも、この制度の魅力のひとつです。
つまりワーホリは、「働く」「学ぶ」「暮らす」のすべてが自由にできるのです。
・現地で自由に「働く」ことができる。
・現地で「就学」できる。(国により期間制限あり)
・現地で最長1年間「滞在」できる。
一部の国では滞在期間が2年の場合もあります。例えば、イギリスでは2年間の滞在が許可されており、オーストラリアでは特定の地域で3ヶ月間働くことで、滞在期間をもう1年延長することが可能です。
ワーキングホリデーに必要な費用は主に、「ビザ申請料」「航空券代」「保険代」「学費」「滞在費」「現地生活費」「エージェントサポート費」などです。
ワーキングホリデーの主要国として、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、スペインの8ヶ国を例に挙げ、それぞれの項目について見ていきましょう。
まずは主要各国のビザ申請料を見てみましょう。
国名 |
ワーホリビザ申請料 |
備考 |
カナダ |
CA$261+CA$85(指紋認証費用) |
東京または大阪での指紋認証が必須のため、別途交通費も必要。 |
オーストラリア |
AU$640 ※2023年7月1日~ |
|
ニュージーランド |
無料(環境税NZ$35は別途必要) |
日本国内からの申請は無料だが、ニュージーランド国内から申請の場合、NZ$245必要。 |
イギリス |
£259+£940(イギリスの民間保険代£470×2年) |
・イギリス民間保険の加入は必須。 |
アイルランド |
15,200円 |
郵送申請 |
フランス |
無料 |
東京のフランス大使館へ来館し、申請する必要あり。 |
ドイツ |
無料 |
居住地により東京またはドイツの大使館へ来館し、申請する必要あり。 |
スペイン |
無料 |
・NIE番号の申請費(1,427円)は別途必要。 |
※ビザ申請料は変動する可能性があります。
フランス・ドイツ・スペイン・ニュージーランドは無料ですが、フランス・ドイツ・スペインは東京や大阪に出向かなければいけないため、地方在住者は交通費の出費が大きいと言えます。そのため、実質的に最も申請料が安いのは環境税NZ$35のみのニュージーランドです。
逆に申請料が高いのは2年間の民間保険が義務付けられているイギリスです。合計約$1,200。£=183円で計算した場合、約220,000円となります。(2023年6月末レート参照)
それに加え、大使館へ来館する交通費も必要になります。
航空券代は航空会社、経由か直行か、目的の都市、渡航時期によりかなり幅はありますが、航路が豊富でLCC路線もあるオーストラリアが比較的安いと言えます。
国名 |
片道航空券代の目安 |
備考 |
カナダ |
約8~15万円 |
夏の緊急渡航は金額が跳ね上がるため注意。 |
オーストラリア |
約6~12万円 |
1年を通して航空券代は安定している。LCCは安いが時間変更が多い。 |
ニュージーランド |
約8~15万円 |
1年を通して航空券代は安定している。 |
イギリス |
約8~18万円 |
直行便もあるが、かなり高い。 |
アイルランド |
約9~20万円 |
基本乗り継ぎのため、乗り継ぎ時間に注意が必要。 |
フランス |
約9~20万円 |
直行便もあるが、かなり高い。 |
ドイツ |
約9~20万円 |
直行便もあるが、かなり高い。 |
スペイン |
約9~20万円 |
基本乗り継ぎのため、乗り継ぎ時間に注意が必要。 |
ヨーロッパ方面は都市により直行便もありますが、片道で30〜40万円以上と現実的な航空券代ではありませんので、実質経由便しかないと思っておいた方が良いでしょう。
保険代は国による差はあまりありません。と言いますのは、ワーキングホリデーで渡航するほとんどの人は日本の海外旅行保険に加入するからです。
日本の海外旅行保険の相場は1年間で約20〜30万円と高額ですが、24時間日本語医療サポートが付帯していたり、海外での提携病院が多く、立て替え払いの必要がないケースがほとんどのため、非常に安心です。
現地の保険は一部自己負担があったり、英語で申請をしないといけないなど不便が多いですが、1年間の保険代は10万円程度と日本の保険と比較してかなり安くなります。
学校により異なりますが、どの国も1ヶ月13〜18万円程度が相場です。格安語学学校と呼ばれる学校は10万円を切ることもありますが、授業の質はその分下がる傾向があります。
ホームステイの食事付きで1ヶ月14〜15万円程度が相場です。寮はヨーロッパの方が少し安く1ヶ月14〜15万円程度。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの寮は食事なしで1ヶ月20万円を超えるケースも珍しくありません。
近年のインフレの影響で各国家賃相場が上がっていて、二人部屋のシェアでも1ヶ月7〜10万円、一人部屋では1ヶ月10〜15万円程度が相場です。どの国も物価が上がっているため、日本以外の先進国の家賃相場はあまり差はありません。
無料~20万円以上とかなり幅がありますので、サポート内容と費用を比較し、しっかり選びましょう。
ワーキングホリデーで得られる収入目安は、その国の最低時給を比較するとイメージしやすいです。以下、主要各国の最低時給になります。
国名 |
最低時給 |
カナダ |
CA$16.75(約1,800円) |
オーストラリア |
AU$21.38(約2,000円) |
ニュージーランド |
NZ$21.20(約1,900円) |
イギリス |
£9.5(約1,700円) |
アイルランド |
€10.5(約1,600円) |
フランス |
€11.06(約1,650円) |
ドイツ |
€12.00(約1,800円) |
スペイン |
€1,167 ※1ヶ月(約1,100円) |
※2023年6月末レート参照
スペインを除いては各国日本よりかなり最低時給が高いことが分かります。特に稼げる国は突出して時給が高いオーストラリアとチップ制があるカナダです。カナダに関してはホテルやレストランなどのサービス関連の仕事につくと、給料のほかにチップがもらえることがほとんどです。
各国共通ですが、日本食レストランなどの英語があまりできなくても大丈夫な仕事は時給は低く、ローカルジョブと言われる現地の人と働く仕事は時給が高い傾向があります。
また、農場に行って働くファームジョブと言われる仕事も体力仕事にはなりますが、ピークシーズンはかなり稼げます。
ワーキングホリデーの費用ですが、大きく分けてカナダ・オーストラリア・ニュージーランドとヨーロッパ諸国で異なります。
国名 |
総費用(3ヶ月現地で学校に通学した場合) |
カナダ・オーストラリア・ニュージーランド |
約150~170万円 |
フランス・ドイツ・スペイン |
約170~190万円 |
イギリス |
約190~210万円 |
※総費用は現地の生活費も含めたすべての費用
ひと昔前まではカナダ・オーストラリア・ニュージーランドの順番で費用が高かったのですが、現在はインフレの影響もあり、どの国も物価は高く、総費用は余り変わりません。
ヨーロッパ諸国はイギリスがワーホリビザ申請料も物価も突出して高いですが、他の国はほとんど変わりません。
大きく変わってくるのは学校にどれだけ通うか、という部分です。物価の高い国で学校に長く通えば通うほど、当然トータルの費用は高くなっていきます。
そこで、ワーホリのトータル費用をおさえながら、英語力はしっかり身につけるフィリピンとの2ヶ国留学について紹介します。
フィリピン留学は、ワーホリ先の英語圏の国へ渡航する前の「ステップアップ」の場として非常に効果的です。
以下、ワーホリ前にフィリピン留学をした方が良い理由についてお伝えします。
フィリピン人はネイティブに近い英語を話すことができ、留学生に対して親切で熱心に教えてくれます。
加えてフィリピン留学は他の英語圏の語学学校の1.5〜2倍のレッスン時間があります。生活費も含めた留学費用は他の英語圏の半額〜3分の2程度と格安です。フィリピン留学は最高のコストパフォーマンスで英語力を向上させるための環境が整っていると言えます。
フィリピンの語学学校では、個々の学習ニーズに合わせたマンツーマンレッスンが中心です。つまり、英語初心者でも完全に自分のレベルに合わせたレッスンを受けることができるということになります。
英語力が高いほど、ワーホリ先での仕事の選択肢は広がります。特に、時給の高いローカルジョブと言われる仕事は英語スキルが求められます。フィリピン留学で英語力を高めることで、時給が高いローカルジョブの仕事を見つけられる可能性もぐっと上がります。
ワーホリ前にフィリピンで英語を学ぶことで英語力をある程度伸ばすことができますので、ワーホリ中の学校にはそれほど通う必要がなくなり、学校に通学する期間を短縮できます。これにより、ワーホリで働ける期間は長くなり、収入を得る時間を増やすことができます。
海外生活は日本とは違う新しい文化、食事、ライフスタイルに触れることの連続です。フィリピン留学では、そのすべてを経験でき、異なる環境や異文化への順応力を育てることができます。
フィリピン留学では学校選びが重要になりますが、ワーホリ前のフィリピン留学にぴったりな語学学校として現地で定評がある学校がQQEnglishです。
QQEnglishは完全にマンツーマンを求める方へはオールマンツーマン、一気に英語力を伸ばしたい方はスパルタ式など、どの様な方にもマッチできるレッスンスタイルで、多くのワーホリメーカーを受け入れてきた実績があります。
また、ワーホリに必須なスピーキング能力を伸ばすことに特化したカランメソッドを取り入れていますので、まさにワーホリにはうってつけです。
講師全員が国際資格であるTESOLの資格保持者のため、講師によってレッスンに質の差が生まれず、常に高い質のレッスンを受けられるため安心です。
ワーホリの前にフィリピン留学を考えている方にとってQQEnglishは選択肢に入れておくと良いでしょう。
今回はワーキングホリデーにかかる費用についての詳細と主要各国による費用の違いについてお伝えしました。
国によってかかる費用、得られる収入が異なることが分かっていただけたと思います。
また、留学費用や現地で稼げる収入に直結するのが「英語力」です。英語力を伸ばすためには語学学校に通うことは避けられませんが、これが一番費用に影響します。
そこで、費用はおさえつつ英語力を短期間で伸ばすことができるフィリピン留学をワーキングホリデーの前にする方法があります。フィリピン留学は、英語力の不安なく現地に入れるだけでなく、留学にかかる総費用をおさえることが可能になります。
もしあなたがワーホリの費用について悩んでいるのであれば、フィリピンとの2ヶ国留学はきっとあなたの悩みを解決してくれるはずです。
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