AI翻訳があっても英語学習は必要?85%が「話したい」と思う理由
こんにちは。QQEnglish代表の藤岡頼光です。
ここ数年で、AI翻訳の精度は飛躍的に向上しました。スマートフォン一つあれば、瞬時に自然な英語に翻訳してくれる時代を迎えています。数年前には考えられなかったことが、今や当たり前になっています。
こうしたテクノロジーの進化を目の当たりにして、世間では次のような声が聞かれるようになりました。
「AI翻訳がこれだけ優秀なら、もう自分で英語学習をする必要はないのではないか?」
「何千時間もかけて英語を勉強するのは、無駄になってしまうのではないか?」
しかし、私はそうは思いません。AI翻訳がどれほど進化しようとも、「自分自身の口で英語を話す価値」は決してなくならないと考えています。
それどころか、テクノロジーが進化するほど、リアルな人間同士の会話に価値が集まっていくことでしょう。
今日はそのことについて、データと私自身の考えをお伝えします。
データが示す最新トレンド
私が「自分で英語を話す価値はなくならない」と考える理由は、単なる理想論ではありません。 実際に、世の中の調査データも同じような傾向を示しています。
85.4%が英語学習を続けたい
AI翻訳が普及した今も、英語を学ぶ意欲は衰えていません。
株式会社スピークバディが2025年に発表した調査結果には、非常に興味深いデータがありました。「AI翻訳技術が進化しても、英語学習の意欲は下がらない」と答えた人が、なんと85.4%に上ったのです。
(出典:株式会社スピークバディ「AI翻訳が進化しても英語学習の意欲「下がらず」85%」)
これは非常に興味深い結果です。つまり多くの人は、翻訳ツールがどれほど便利になっても、「自分で英語を話せるようになりたい」と考えているということです。
「AIがあれば英語は不要」という声がある一方で、実際に英語学習を諦める人は少数派に過ぎません。
85.4%というこの数字は、多くの人がAIとは別の理由で英語を必要としていることを、はっきりと示しています。
AI英会話が主流になりつつある現実

また、学習の手段もテクノロジーの進化とともに大きく変化しています。
2026年の現在、英語を学ぶためのツールとして「AI英会話アプリ」を選ぶ人が急増しています。
いつでも手軽に発話練習ができるAIアプリが、学習手段の主要な選択肢のひとつとして定着しつつあります。効率よく学習を進めるために、最新のテクノロジーを賢く取り入れる学習者が増えている証拠と言えるでしょう。
英語学習は、より手軽で身近なものへと変わりつつあります。
それでも「リアル会話」が求められている
しかし、その一方で「リアルな会話」へのニーズも高まっています。
2026年のFNNの報道では、子どもの英語教育を考える保護者の多くが「ネイティブとの対面コミュニケーション」を重視している傾向が報じられています。
出典:FNN報道
AIで練習できる時代だからこそ、実際の人間とのやり取りに価値を感じる人が増えているのです。
デジタルとリアル。この両方を求める流れが、現在の英語学習の特徴だと言えるでしょう。
これらの調査に関する私の意見
世の中の多くの人が、AIの便利さを享受しながらも、リアルな対話を求めているという、この調査結果に対して、現場で多くの学習者を見てきた私は、非常に納得しています。
AIは最高の学習ツールである
はっきり言います。AIは、英語学習における非常に優れたツールのひとつです。
相手がAIなら、何度間違えても恥ずかしくありませんし、自分のペースで納得いくまで反復練習ができます。 文法や発音などの基礎練習をするための環境として、これほど手軽で素晴らしいものはありません。
私自身、QQEnglishの学習設計においても、AIツールとの組み合わせを積極的に考えています。
言語は「感情」を伝えるもの
しかし、なぜ私たちはAIでの練習だけで満足できず、リアルな会話を求めるのでしょうか。 それは、言語というものが単なる「情報伝達の道具」ではないからです。
言語の本質は、相手と心を通わせ、「感情」を伝えることにあります。
たとえば、ビジネスにおけるシビアな交渉の場面や、海外の友人とお酒を飲み交わす夜。 あるいは、大切な人へ好意を伝える恋愛の場面などを想像してみてください。
こうした場面では、「正しく訳されること」よりも、「どう伝わるか」が重要になります。
そこにAIデバイスを置いて正確な言葉を伝えたとしても、その場の熱量は伝わりません。 相手を想う気持ちや、その場の空気感までは、決してAIでは共有しきれないのです。
AIでは埋まらない「リアルな経験」
人間同士のコミュニケーションには、言葉にならない瞬間がたくさんあります。うまく伝わらなくて生まれる沈黙。思いがけず笑いが起きた瞬間。文化の違いに戸惑いながら、それでも理解し合えたときの充実感。
こういった泥臭い感情のやり取りがあるからこそ、人は相手を深く理解し、信頼関係を築いていけます。
自分の口から、自分の声で懸命に伝える。 そのプロセス自体が、人間関係を築く上で何よりも大切な「リアルな経験」なのです。
最適解は「AI+人間」の役割分担
では、これからの英語学習はどうあるべきでしょうか。
私は、「AIと人間の役割分担」こそが、これからの英語学習における最適解だと考えています。
知識をインプットし、何度も口に出して基礎を固める「練習」の段階は、AIに大いに頼ればよいのです。
しかし、そこで培った力を試す「実践」の段階は、必ず生身の人間を相手に行う必要があります。 AI相手の練習だけで終わらせず、人間同士のリアルな会話へとステップアップしていくことが不可欠です。
この組み合わせが、最も効率よく英語力を伸ばす方法です。
実践環境としての留学

その「実践」のための最高の環境として私がおすすめしたいのが、フィリピン・セブ島留学です。
セブ島での語学留学の最大の特徴は、プロの講師とのマンツーマン授業が中心であることです。
朝から晩まで、逃げ場のない状態で生身の人間と英語でコミュニケーションを取り続けます。 この環境に身を置くことで、一人ひとりの「アウトプット量」は日本にいる時とは比べものにならないほど増えます。
セブ島では、日常のすべてが英語環境になります。授業はもちろん、食事も、移動も、人との会話も。英語を使わざるを得ない状況が、一日中続きます。
思い通りに話せなくて悔しい思いをすることも、実践という環境だからこそ得られる大きな財産になります。 相手の目を見て、自分の言葉で伝える力を養うには、これ以上の環境はありません。
まとめ
AIは、英語学習を大きく変えました。AI翻訳やAI英会話を上手に活用すれば、学習のハードルは劇的に下がります。
しかし、私たちの最終的な目的は、機械に正しい情報を翻訳してもらうことではありません。
異なる文化を持つ人々と心を通わせ、自分の世界を広げるための「人と人とのコミュニケーション」こそが目標のはずです。
自分の言葉で伝え、相手の反応を受け取る。その経験が、英語を「使える力」に変えていきます。
そのために必要なのは、特別な才能ではありません。「英語を使う環境」に、自分から飛び込む決断です。
あなたの人生を豊かにするのは、あなた自身の口から紡がれる言葉です。その第一歩を踏み出す皆さんの挑戦を、私たちは全力で応援しています。
まずは初めの一歩を踏み出してみてください。環境が変われば、英語は「知識」ではなく「使える力」に変わります。


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