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EF EPI 2025発表「日本96位」―それでも私が希望を感じた理由とは

EF EPI 2025発表「日本96位」―それでも私が希望を感じた理由とは
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2025年11月、EF英語能力指数(EF EPI)の最新版が発表されました。

世界中から参加した約220万人の受験データを集計した、世界最大規模の英語能力比較調査です。そして日本の順位は―123カ国中96位という厳しい結果でした。

おそらく多くの方が、「やっぱり日本は英語が弱い」「世界から遅れている」と思われたかもしれません。メディアもそのように報じていました。

しかし、正直に言います。私はこの結果を見て落ち込むどころか、むしろ希望を感じたのです。

なぜなら私は、20年以上にわたり世界を回り、多くの国の経営者や教育者と接するなかで、「日本ほど、英語を身につけた瞬間に人生が変わる国はない」と感じ続けてきたからです。

「日本人の英語力が低い」という事実は、裏を返せば「英語ができる日本人の価値が極めて高い」ことを示しています。

日本が96位? それは「伸びしろの大きさ」を示す数字です。今から英語を身につければ、就職や転職、キャリア形成において確実に一歩先へ行けます。

まずは、今回の英語ランキングの意味を整理しましょう。

EF EPIとは何か?

EF EPIは、世界中の18歳以上の受験者データを集計した大規模な英語能力指標です。リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能をスコア化しています。

2025年版からはAIによるスピーキング評価も加わり、より「実践力」に近いスコアが反映されるようになりました。

ただしこれは義務テストではなく、“自ら英語を測りたい人”が受験しているという点は押さえておきたいところです。

つまり、これは「国民全体の英語力」ではなく、英語に興味がある層の英語力を測ったものだと言えます。

そこを理解した上で、データを見ていきましょう。

世界とアジアの現状─二極化するアジアの英語力と、日本の現在地

世界ランキングの上位は、今年もヨーロッパ勢が占めました。

オランダ・クロアチア・ドイツ・オーストリアなど、授業そのものが英語で行われるCLIL(Content and Language Integrated Learning)教育が導入されていたり、日常的に英語を使う社会環境が整った国々が大半を占めています。

一方、アジアに目を向けると、はっきりと二極化が見えてきます。世界上位の常連であるシンガポールを始め、マレーシア(24位)・フィリピン(28位)など、英語が公用語で、大学教育も英語が中心の国が、上位に名を連ねています。

しかし、日本やタイは下位に位置しています。日本の弱点は明確です。リーディングとリスニングは比較的強いものの、スピーキングとライティングが極端に弱いことが浮き彫りになっています。

  • リーディング:454点
  • リスニング: 437点
  • ライティング:394点
  • スピーキング:393点

※500点以上が標準レベル。400点未満は非常に低いレベル

受験を中心に組み立てられている日本の英語教育では、「読む・聞く」は得意でも、「話す・書く」ができません。まさに日本の英語教育の歪みそのものが、正直に数字に表れています。

しかし、この日本の弱さは、チャンスの裏返しでもあります。「話す」ことができない日本人が圧倒的に多いという事実は、あなたが短期間で飛躍できる余地があることを、はっきりと示しているからです。

私が世界の現場で感じた”もうひとつの真実”

「日本の製品や技術は素晴らしい。しかし、英語で説明できる人が少なすぎる」

仕事柄、私はアジアや欧州の経営者と話す機会が多くあります。その際、何度も、この言葉を耳にしてきました。

このことは、海外から見た日本の弱点です。

バブル崩壊後の低迷により、日本経済は緩やかに下降しているものの、日本企業の作り出す製品や技術には、世界でも傑出したものが未だに数多くあります。

ですが、企業の多くは英語で説明できる人材がいないため、海外に向けて販路を拡大できないという共通の悩みを抱えています。

こうした現実からは、「英語を話せる日本人」というだけで、その価値が極端に高いことがわかります。日本人にとって英語とは、まさにライバルのいないブルーオーシャンなのです。

考えてみてください。英語が当たり前の国―シンガポールやフィリピン、ヨーロッパ諸国では、英語ができることは何の差別化にもなりません。ほぼ全員ができて当たり前なのだから、武器になるはずもありません。

でも、日本は違います。

英語を話せるだけで、飛び抜けた存在になれます。だからこそ、英語は日本にとってのブルーオーシャンなのです。

私自身が経験した「英語が人生を変えた瞬間」

英語が人生を変える─そう断言できるのは、私自身がその瞬間を2度経験しているからです。

事例①:イタリアのバイク販売権を勝ち取ったとき

事例①:イタリアのバイク販売権を勝ち取ったとき

私はQQEnglisを創立する前、東京でバイク便の会社を手がけていました。その傍らで、バイク好きが高じて輸入バイク事業をしていました。

当時の私は、あるイタリアのバイクメーカーに惚れ込み、そのオーナーとなんとしても通訳を介さず直接話したいと思い、英語を学び始めたのです。

フィリピン留学を経て、英語を話せるようになり、一晩中オーナーと膝を合わせるようにして語り明かしたときの感動は、今も覚えています。

けして完璧な英語ではありませんでした。しかし、オーナーと腹を割って話したくて英語を習得した私の情熱は、十分に伝わりました。

そのことが縁となり、私はそのイタリアのバイクメーカーの日本での販売権を一手に引き受けることになったのです。売上は急増し、大成功を収めることができました。

あのときほど、「英語ができれば人生は変わる」という言葉を実感したことはありません。

事例②:日本にカランメソッドを導入したとき

事例②:日本にカランメソッドを導入したとき

今でこそカランメソッドは日本でも知られるようになりましたが、私が目を付けた当時は、ほぼ無名でした。イギリスで生まれたこの英語学習法を、私はなんとか日本に持ち込みたいと考えました。

そこでイギリスのカラン本部に渡り、直接交渉を行いました。

しかし、課題がありました。カランメソッドは本来「グループレッスン」を前提とした教授法でした。QQEnglishの強みであるマンツーマンレッスンで提供するには、本部を説得する必要があったのです。

英語で何度も何度も話し合いを重ね、最終的にマンツーマン向けに提供する許可を獲得することができました。国内(オンライン英会話部門)で初めて正式認定校として認められたのです。

この成果が、後に「QQEnglishといえばカランメソッド」と呼ばれるほどのブランド形成につながりました。そして何より、カランメソッドを通して多くの日本人の英会話力向上に貢献できたことを、誇りに思っています。

断っておきますが、私になにか特別な才能があったわけではありません。ただ、英語で話す勇気を持ち、実際に行動に移しただけのことです。

でも、その小さな勇気が、ビジネス上の成功をもたらしました。

この2つの経験から、私が確信していることがあります。

英語ができれば、日本の商品やサービスを海外へ売り込むことができます。そして同時に、海外の優れたサービスや商品を日本へ持ち込むこともできます。

どちらの方向にも扉が開く、それが英語の力です。

英語を伸ばす最短ルートとは?

英語を話せるようになってから、仕事も人生も確実に加速しました。

同じようなことは、あなたが英語を話せるようになれば、その身をもって体験できることだと、私は確信しています。

日本では基本的な英語力があるだけで市場価値が上がります。

転職市場を見てください。「英語力」が応募条件に入っている求人は、そうでない求人より年収が高い傾向にあります。海外案件を担当できる人材、外国人クライアントと直接やり取りできる人材は、どの業界でも引く手あまたです。

英語を話せることが、あなたの人生を根底から変えてくれるのです。

では、どうやって英語力を伸ばせば良いのでしょうか? 今回のEPIのデータが示しているように、「話す・書く」の実践環境が圧倒的に不足していることが、日本人の弱点です。

読む・聞くは、日本国内でもある程度鍛えられます。参考書もあれば、YouTubeもNetflixもあります。しかし「話す」練習は、相手がいなければできません。

私自身、英語を話す環境に放り込まれたことで、人生が変わりました。最初は散々でした。言いたいことが言えない。相手の言っていることはわかるのに、返事ができない。あの悔しさは今でも覚えています。

しかし、毎日話し続けることで、少しずつ口が回るようになりました。伝わる喜びを知りました。そこから全てが変わりました。

QQEnglishで学ぶ日本人留学生も、皆さん同じプロセスを経ています。最初は「話せない自分」に直面して落ち込むものの、マンツーマンで毎日話し続けることで、確実に変わっていきます。

「話す経験」こそが、英語力を伸ばす秘訣といえます。だからこそフィリピン留学は、日本人にとっての最短ルートなのです。

まとめ―日本が96位だからこそ、あなたの未来には伸びしろがある

世界は日本の技術、サービス、文化、製品を求めています。

2024年には訪日外国人が過去最高の3,687万人を記録し、日本は「世界で最も魅力的な国」に2年連続で選ばれました。

世界はいま、日本の技術や文化に大きな関心を寄せています。必要なのは、それを“英語で伝えられる人”です。

英語を学ぶとは、世界から届くチャンスを自分の手でつかめるようになることです。

日本が96位の今こそ、その一歩はあなたの未来を大きく変える力を持っています。

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