5年でフィリピンNo.1になれた理由とは?英語学習にも通ずる「自分なりのWhy」

「Why!? Direct」というイベントのスピーカーとして、福岡に行きました。
そして人生で初めて、TikTokのライブコマースについて1時間話をしたのです。しかも、450名を超えるD2C・Eコマースのプロの前で。イベントの一番最初の枠。
会場の空気をつくる、いちばん緊張する時間でした。
正直、英語の話ならいくらでもできます。 しかし、今回のテーマは、英語でも教育でもなく―フィリピンのライブコマースだったのです。
なぜ私がそんな話をするのか。 ここに、英語学習にも直結する「大事なポイント」がありました。
Why!? Directが面白いのは「ノウハウ」じゃないから

Why!? Directのコンセプトは本当に良いと思います。
彼らのイベントは「成功談の発表会」でも「テクニックの共有会」でもありません。
掘り出すのは、これです。
“なぜ、それが起きたのか”
“なぜ、その判断をしたのか”
つまり、結果の裏にある「Why」を言語化する場所なのです。
これは、英語学習とそっくりではないでしょうか。
「単語を増やす」「文法を覚える」も大切ですが、伸びる人は必ず途中でこう問い始めます。
- なぜ私は聞き取れないのか
- なぜこの言い方が出てこないのか
- なぜ間違えるのか
- なぜ続かないのか
学習が変わる瞬間は、いつも “Whyを掘れたとき” なのです。
うまくいかなかった5年が、今の強さを作った
日本でTikTokライブコマースが始まったのは、昨年の6月末です。
一方フィリピンでは、パンデミック中に始まりました。私たちは最初期から関わり、もう5年になります。
最初は、全く売れませんでした。数字が動かない。 「やれば伸びる」どころか、やってもやっても反応がない。
それでも、歯を食いしばって続けたのです。
理由は明確です。 パンデミックでセブ島留学が完全に止まり、先生たちの仕事を守る必要があったのです。 だから私たちは、根性論ではなく、Whyを探す作業を続けました。
『検証して、改善して、また検証する』
すべてを計して行っていたのです。しかし、最初は派手な工夫ほど正解だと思い込んでいました。
まず「売れない」を分解する
歌を歌ったり、コスプレをしたり、アクセスや滞在時間を伸ばす工夫もしました。
でも、その時はほとんど売れませんでした。
そこで「売れない」を一括りにせず、 「視聴者が来ない」/「離脱する」/「コメントが出ない」/「買わない」など、どこで止まっているのかを切り分けました。
すると最後に詰まっていたのは、“買う理由が伝わっていない”だったのです。
次に、配信の型を固定して一つずつ変える
思いつきで全部を変えるのをやめ、 冒頭30秒、説明の順番、最後の一言まで“型”を作りました。
その上で、「導入だけ」「例え話だけ」「見せ方だけ」など、一度に一つだけ変えて検証しました。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなるからです。
最終的にたどり着いたのは「商品知識」の設計
結局、重要だったのはテクニックではなく商品知識でした。
なぜ必要か/誰に向くか/注意点は何か。ここを本気で勉強し、言葉にできるようになってから、変化が表れ始めたのです。
人が動くのは、盛り上がったときではなく、「納得したとき」でした。だから私たちは、ライブコマースを「売る場」ではなく、信頼を作る場として設計し直したのです。
時間はかかりましたが、少しずつ売れるようになり、今ではフィリピンでナンバーワンの運営になっています。

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「英語の先生がライバー?」と言われる。でも本質は同じ
この話をすると、よく驚かれます。
「英語の先生がライバー?」「先生が商品を売るの?」と。
しかし、私たちの中では不思議ではありません。
なぜなら、ライブコマースはテクニックの前に、信頼だからです。 誰が、どんな言葉で、どんな熱量で、目の前の人と向き合うのか。
人が動くのは、理解したときです。 そして、信頼したときなのです。
英語学習も同じではないでしょうか。
- 先生を信頼できる
- 学校の仕組みを信頼できる
- 自分の成長を信頼できる
- 続ければ伸びると信じられる
この「信頼の設計」ができると、人は続くのです。そして、 続けば、必ず伸びるのです。
私たちは、ライブコマースを「モノを売る場」ではなく、信頼を作る場として設計しました。
英語学習に置き換えるなら、今日からこれだけでいい

ここからが、生徒さんに一番伝えたいことです。
英語が伸びないとき、やるべきことは追加の努力ではなく、まずこの質問です。
「なぜ今、私は伸びていないのか?」
そして、次の3つに落としてください。
- どこで詰まっているか(聞く?話す?語彙?瞬発力?)
- なぜ詰まるのか(速度?音?知識?緊張?準備不足?)
- 1つだけ変えるなら何か(毎日10分?シャドーイング?復習の型?)
英語は、才能よりも「設計」で変わります。
設計は、Whyから始まります。
私自身も「整理し直す時間」だった
今回の登壇は、話すための時間というより、自分がこの5年間を整理し直し、Whyを掘り出し直す時間だった気がします。
最初は「なぜ私が呼ばれたのだろう」と思いました。
しかし、終わった後、「このイベントだから呼ばれたのだ」と腑に落ちました。
ノウハウを披露するためではなく、“続けた理由”と“積み上げたWhy”を話すためだったのです。
英語学習でも同じです。 伸びた人は、必ず「自分なりのWhy」を持っています。
最後に:英語を学ぶあなたへ

英語が上達する人は、特別な才能がある人ではありません。 Whyを問い続けた人です。
うまくいかない日があっても大丈夫です。
「できない」を責めるより、「なぜ?」を探してください。
その瞬間から、学びは“作業”ではなく“成長”になります。


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